泉のホタル事情

   世界には、2000種。日本には46種のホタルが生息しているそうです。日本のホタルは、幼虫時代にはほとんどの種が発光するそうですが、成虫になっても発光するのは、その内の十数種だそうです。八ヶ岳南麓に生息している光るホタルは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルです。

「泉ビオトープのふるさと」には、「泉のホタル事情」を図にした看板があります。ホタルが発生する時期にはこの看板を参考に、泉のホタルめぐりを楽しんでください。
【ゲンジボタル】家の周りに飛んでいるホタルはほとんどこの種。大泉では6月の中旬から7月の中旬まで見られる。体長:♂15mm、♀18mm 生息場所:河川(流水域) 幼虫の餌:カワニナ
【カワニナ】ゲンジボタルの幼虫の餌となる巻き貝。ゲンジボタルの生息条件の一つはこのカワニナが生息している事。
【ヘイケボタル】水田や堰などの静水域で見られる。ゲンジより1月ほど遅れて発生していたが、最近はその間隔が短くなっている。体長:♂8mm、♀9mm 生息場所:水田・池(静水域) 幼虫の餌:タニシ、モノアライガイ
【サカマキガイ】ヘイケボタルの幼虫の餌。決してきれいな水に生息する貝ではないが、生態系のなかでは大切な一員。
【ヒメボタル】林の中で静水に近い水の流れがあるところに生息。八ヶ岳の森の夜の妖精だ。体長:♀7mm、♂18mm 生息場所:幼虫は陸性なのでカラマツ林・雑木林 幼虫の餌:オカチョウジガイなどの小型陸性貝類
【オカチョウジガイ】ヒメボタルの幼虫の餌。落ち葉をめくって、透き通ったこの貝を見つけたらヒメボタルの生息の可能性もあり。しかし、かなり限定された生息域となっている。森が病んでいるので。
【オバボタル】飛沢溜池の近くで茎を這う発光幼虫を確認。この成虫は光らない。
【オバボタルの幼虫】尺取り虫の後ろが光っているのを想像してください。この種もかなり限定された生息地に生きているようだ。
【♂♀の発光の相違】♀は第2節しか光らないが、♂は第1、第2節が光る。
【泉川】ゲンジボタルが生息している近くの川。このような環境の川を保全しない限り、次の世代にホタルの遺伝子を残すことはできない。