2003年3月例会山

 砂嵐こそ吹いていなかったが、今にも泣きそうな天気にハラハラしながら、ロッキー軍団は泣く子も黙るロックガーデンに向けて芦屋川を出発した。 歩兵総勢12人は、N司令官の指揮の下、整然と隊を進め標高236メートルの鷹尾山の頂を攻略し、更に高座谷へと西進した。 いよいよ核心部ロックガーデンが目前に迫った。エマージェンシー!(緊急事態)岩場で負傷者発生。 K&S両大佐がザイルを取り出し、すばやくセッティングを始めた。 緊迫感漂う中、ふと周囲を見渡すと、UさんTさんが楽しそうにおしゃべりをしているではないか。 何ということだ。軍紀が乱れているではないか、と檄を飛ばそうとしたところで、陶酔から覚めた。 そうだ、今日はザイルワークと搬出の訓練だから、ハードなEMERGENCYではなくソフトな「えまーじぇんしー」なのだ。
 さて、実際のトレーニングでは、傾斜面に張られたザイルを使ってプルージックによる登高とメインザイルを直接カラビナに巻いての懸垂下降を行った。 安全環付でないカラビナを使っての下降は、危険個所も少なく、装備も限られているハイキングでのロープワークということならば、 それ程問題ではないかもしれませんが、やはり安全環付カラビナを用意しておいたほうが心強い。 次に、25ミリ幅の4メートルテープで簡易ハーネスを作ってみましたが、実践で十分使えそうだな、と感じました。 その他、ザックやストックを利用した搬出訓練では、ザックを逆さにして負傷者を背負う方法や、ザックにストックを通して、 そのストックに両足をかけさせて搬送する方法などを皆でチャレンジしてみました。 背負う人と背負われる人の体重差の問題もあるけれど、どの方法も長時間の搬送には適していないようなので、もうひと工夫必要だと思った。 僕は、巨人小林さんを背負ってみたけれど、数十歩くらいしか歩けないほど重かった。 もっと減量してくれなければ救助できないよ。今日からダイエット宣言してください。
 昼頃には、一通りトレーニングも終わり、空模様を眺めていると午後からも小雨がずっと続きそうな雰囲気に、隊員の士気は、とめどもなく低下。 当初計画していた地獄谷への遠征は中止となり、ロッキー軍団の精鋭化への道程は、まだまだ遠いかなぁ。 ザイルワークも搬出も、頭で理解しているだけではなく、手と体が自然と動くようになるまで練習を重ねていく必要があります。 中途半端な理解は、より大きなアクシデントにつながる危険があることを常に忘れないでおきたいものです。Sさん、Kさん、ザイルワークの指導ありがとうございました。 (N.K記)

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