[乗鞍・飛騨] 1998夏編

8/9 8/10 8/11 8/12

このツアーは帰省途中の寄り道であり、筆者のみの単独行動です。
8/9(日曜)

5:30AMに出発し、小雨の中、相模湖ICへ。 ところが、早くも談合坂SAを先頭に渋滞中の情報でR20を直進し、 大月ICから高速に乗る。 笹子トンネルを抜けると、天気が変わり青空が覗く。 塩尻ICで高速を降りると気持ちの良い青空が広がっている。 山には雲がかかっているが、もともと天候不順なので仕方ないだろう。

コンビニで食料調達して、農道経由でR158に入り、乗鞍高原(鈴蘭)へ。 予想に反してよく晴れて、乗鞍山頂もよく見える。(^o^) まずは三本滝へ。駐車場から山道を0.9kmほど歩くが、樹林の香りが強くて、 気分的にもリフレッシュされる。終点には、それぞれ趣の違う3本の滝がある。 ただし、すべての滝を同時に見られるポイントが分かり難いので、注意。 踏み跡を探索して、偶然発見できた状態。

国民休暇村まで戻って、牛留の池へ。 乗鞍山頂が水面に映る。雰囲気が知床五湖に似ている。 周囲の樹林も湿地帯になっている。 池を一周してから、クルマで少し下って善五郎の滝へ。 賀老の滝を小さくしたような形の滝である。

15:30を回ったので、待望の温泉"湯けむり館"へ。 入館料700円はチト高いが、仕方が無い。 いかにも火山性の白濁した湯で、広い露天風呂もある。 1.5時間くらい過ごして、エコーラインの登りにかかる。 三本滝の駐車場で水を確保する。 標高を上げて鮮やかな緑のハイマツ帯と槍・穂高の景観を楽しみながら、 終点の第2駐車場へ。ここで清掃管理費の名目で200円を徴収される。 以前来たときは無料駐車場だったのだが。 やれ"野宿は原則禁止"とか"明日も200円徴収する"など、ちょっと不愉快だが、 気を取り直して夕日ツアーに出発。 恵比寿岳に登るが、ギャップの大きい階段で、とても疲れる。 展望ポイント(この先立ち入り禁止)で腰を据えるが、夏山とは思えないくらい寒い。 槍・穂高連峰に霞が波打つように流れて神秘的である。 しかし夕日は雲が多くて不発であった。

下山ルートは既にゲートが閉鎖され、いかに寒くても、 ここで一夜を過ごさねばならない。 観光地価格のホットコーヒーで体を温めて、駐車場で就寝。 トイレなど全く水が出ないので、水を確保しておいて良かった。

走行距離:297km

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8/10(月曜)

4:00前に起床。東の空が少し明るい。 雲が多目だが満月が見えるので、まずまずの天候であろう。 乗鞍スカイライン側は既に駐車場待ちの長蛇の列が出来ていて、 駐車料金徴収のために1台1台停められて、相当の待ち時間になりそうである。 大黒岳に御来光ツアーに向かう。 エコーライン側はゲート(7:00まで開かない)が閉まっているので、 こちらも駐車場待ちのクルマがびっしり止まっている。 稜線に出ると風が強く、とても寒い。

5:00、上空の雲をオレンジ色に染める見事な御来光を堪能する。 快晴では、このような絶景は味わえない。 視界も良くて、笠が岳、焼岳、槍・穂高、常念岳、霞沢岳などバッチリである。

駐車場に戻って(待ち渋滞は既に解消)、剣が峰(標高3026m)アタックの準備をする。 6:40頃出発。30分くらいダラダラ歩いて肩の小屋へ。気温8℃。 ここから本格的な登り、とはいっても標高差300mほどである。 雲が多くて気温も低いので歩きやすい。8:00頃山頂に到着。

今年は残雪がほとんど無く、雪渓を見ることが出来ない。 山頂付近の火口湖も明らかに水位が低い。 空気も空も澄み渡って、ちょっと夏山らしくない。 槍・穂高はもとより、遠く後立山まで見渡せる。 南西方向の視界が開けて、雲海に浮かぶ御嶽山や白山が見事である。 八ヶ岳や甲斐駒、白峰三山なども逆光に映えていたが、 富士山はよく分からなかった。ここで1.5時間くらい過ごして下山する。 エコーラインは再び渋滞が始まっていた。

帰り道に富士見岳に寄り道する。大黒岳よりも標高が高いだけに視界も良好。 水が底をついたので、下界に下ることにする。 高山方面に向かうため、泣く泣く有料(しかも高い)の乗鞍スカイラインに入る。 対向車線は駐車場待ち渋滞が凄くて、2.5kmくらい先まで全然動いてなかった。 しばらく下ると、空の色が濁ってきた。霞の層に入ってしまったのであろう。 途中の展望ポイントから見る槍・穂高は圧倒的な迫力で、まさに岩屏風である。 ホント、昔はよくこんな山に登ったもんだなぁ、と感慨にふける。 料金所で片道1570円もの大金を徴収されて平湯方面に寄り道する。 平湯大滝では滝壷の近くまで入り込んで水しぶきを浴びる。 それから神の湯へ。安房峠側に少し入って、 開通したばかりの自動車道のガードをくぐって、間もなく到着。 谷間の樹林に囲まれた露天風呂で、直射日光が差し込まないので有り難い。 ここでは石鹸が使えるが、給湯施設なんぞ無いので水をかぶって上がる。

平湯トンネルを通って下界に向かう。 途中で飛騨大鍾乳洞に立ち寄る。クルマを降りると、かなり暑い。 駐車料300円と入洞料1000円を徴収される。 "大橋コレクション"なる骨董品展示館(エアコンが入ってないゾ)を経由し、 時価2億円らしい金塊(固定資産税が大変そうだ)を触わって、やっと入洞。 中は寒いくらいで気持ちが良い。 "大鍾乳洞"というネーミングは、明らかにゲタを3段くらい履いている。 見所は序盤のヘリクタイトと呼ばれるイビツな形の鍾乳石や、 中千本、奥千本などストロー状の鍾乳石群で、とても繊細でGOODである。 以降は登り階段がキツイだけで、これといった見所は無い。 最後に洞祖神なるイチモツ(人工物)があり、触わると子宝云々とのことだが、 うちは関係ないので素通りする。

今夜はどこに泊まるべきかと思案しながら出発。 高山市街をショートカットして道の駅アルプ飛騨古川で早めの夕食。 ここまで下ると空がモワッとした感じで、下界だなぁと実感する。 R360に入り白川郷に向かう。 渓流沿いの寂しい道を通って、いよいよ天生峠への登りにかかる。 8m以上の大型車通行不能の表示があり、ヘアピンの急登が続く。 全線舗装路だが路肩の怪しい部分もある。 実際、改修工事のための全面通行止めも予定されていた。 峠の駐車場にはキャンプを楽しむ先客がいた。 この峠は標高1200mあり涼しいので、まだ明るかったが、ここで野宿を決め込む。

走行距離累計:約406km

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8/11(火曜)

6:00ころ起床。 ここから片道1.4kmの歩きで天生湿原を観光できる。 どうしようか迷ったが、せっかくなので、行ってみることにする。 全般に緩やかな登りベースのトレイルを歩いて、湿原の一角に出る。 湿原には草がびっしりで、花もそこそこに見られる。 湿原を一周する木道を歩いて、社で一服して駐車場に戻る。

白川に向かって出発。しばらくは見通しの悪いダラダラした下りだが、 突如、視界が開けて白山連峰の雄大な眺めを堪能する。 この先、急激な下りで沢は滝となっている。 合掌造りの建物が見られるようになると、まもなく白川郷。 集落の中心部の駐車場(有料)は朝だというのに満車だし、 民家の前に停めるわけにもいかないなぁと思ってるうちに、集落を通過。 その先の"忠兵衛"に駐車場があったので、ここで休憩。 合掌造りの建物を利用した資料館や土産屋がある。 ここから中心部まで歩いても、大した距離はなさそうだが、 クルマを置いたまま観光させないよう監視されていたので、出発する。 バイパス経由でぐるりと回って白山スーパー林道に入りかけるが、すぐ引き返す。 また集落に戻って荻町城跡の展望地へ。 近くに展望レストハウスがあり、ここにも立ち寄る。 観光写真でよく見かける風景である。 雪景色がベストであろうが、アプローチは相当に難儀であると思われる。 帰り道は裏道経由で車窓観光する。 道幅は狭いが、表通りよりも雰囲気が良い。

そのまま平瀬温泉に南下し、白山公園線に入る。 深いブナ林のワインディングロードを延々と登り、白山の懐深く入っていく。 ようやく白水の滝入り口。少しばかり歩いて展望台へ。 落差70mの名瀑で、一見の価値ありだ。 少し離れた地点から見下ろすので、残念ながら迫力に欠ける。 まもなく終着点。ダムがあり、景色があまりに開けているので拍子抜けする。 そして、待望の大白川露天風呂を堪能する。 エメラルドグリーンの人造湖を望む開放的な露天風呂である。 この日は雲が多かったので過ごしやすかったが、炎天下だとツライだろう。 更衣室に日傘が置いてあるので利用すると良さそうだ。 ここでは石鹸が使えないので注意。

このあたりで打ち止めにし、出発。平瀬温泉>ひるがの高原(通過)>夫婦滝> 道の駅(歳甲斐もなく長良川に入ってみたりする)>白鳥IC>関SA(早めの夕食)> 岐阜名務原IC>R21(渋滞気味で流れ悪し)>米原IC

途中、地震雲(煙突の煙状の雲が垂直に立ち上るヤツで、阪神淡路大震災でも観測された) を目撃する。まさかね...と思いつつ名神高速に乗る。 すっかり暗くなってしまった。 多賀SAで、一足先に帰省中のカミさんと実家に、明日朝到着予定との連絡を入れる。 例のごとく大津-京都あたりで渋滞。 以降、順調に山陽道に入るが、竜野あたりで事故渋滞(クルマが燃えてたらしい)。

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8/12(水曜)

0:00を回ったので、どこかのSAで仮眠する。 エアコン=エンジンをかけっぱなしで寝るのはまづいかと思って、 目一杯冷やして仮眠、暑さで目覚めたら移動、 を繰り返して、7:30ころ実家到着。

走行距離累計:約1060km

(著者注釈1: その後、安曇野あたりで中規模な地震があったそうである。 ただし、地震雲を見たのは岐阜であり、相関関係は不明。)

(著者注釈2: 大白川露天風呂方面では8/11深夜の大雨で、土砂崩れにより白山公園線が寸断。 当日キャンプに訪れていた観光客は2晩の間、下山不能になった。)

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