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ゴッドメディスン

ジャンル: アクション
メーカー: 任天堂
発売日 : 93.07.20


 現実とゲーム世界を行き来しながら冒険していくRPG。

 あるゲーム会社のビルに落ちたひとすじの雷、それがすべてのはじまりだった。三人の小学生、ナオト・ケンスケ・ミキは塾に行く途中、実体化したゲーム世界の勇者たちが魔王との戦いで敗北してしまう姿を目撃する。力尽きた勇者達が残した光の球と意志を引き継いで、三人の子供達はゲーム世界と現実世界を救うための旅に出る。

 基本はオーソドックスなRPGです。ナオト・ケンスケ・ミキの三人は、ファンタジー世界では城やダンジョン、現実世界では電車や廃墟ビルなど、二つの世界それぞれを舞台に冒険を進めていきます。イベントが短く区切られているのでさくさく遊ぶことができる。けっこうコミカルな展開が多めです。

 戦闘において三人の役割はほぼ決まっていて、ナオトはマルチ、ケンスケは攻撃重視、ミキは回復補助を担当します。装備もそれぞれ専用のものが用意されていて、初心者でも迷いにくい設計。戦闘の目玉となるのが「まふう」システムで、武器に宝石をつけることで、ステータスアップやターン経過で発動する特殊能力などの効果が発動。種類が少ないためあまり奥深くはありませんが、戦いにちょっとしたアクセントをつけてくれます。

 全体のしっかりした丁寧さに加えて、レベルアップで体力が全快する仕様や、テンポよく進むイベントなど、携帯向きの遊びやすさを備えています。個性派だらけの白黒ゲームボーイRPG群においては「普通」の枠に入りがちな作品ですが、一貫したテーマと突き詰めたバランスの良さから「凡作」ともいいがたい。むしろ子供心をくすぐり、ベタだけど懐かしい気持ちにさせてくれるという点では貴重でしょう。発売日が夏休み真っ最中、ちょっと目を惹く大きめのパッケージ、漫画で教える説明書、それらをひっくるめて評価したい作品です。

 「復刻版」では少しだけイベントが追加されています。

むずかしさ:★★★☆☆ サクサク進める、ここまで丁寧なバランスもじつは貴重
セーブ機能:★★★★★ セーブは三つ

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