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ゲームボーイ生みの親のエピソード


 


『 ゲームボーイ生みの親 』 


 ゲームボーイの生みの親である横井軍平さんはゲームの父とも呼ばれる人です。この人がいなければ今の任天堂はなかったかもしれません。横井さんの作ったゲーム&ウォッチの大ヒットは、当時赤字だった任天堂の借金を一気に返済したうえに、世界に対する任天堂の知名度を一気に押し上げ、後の家庭用ゲーム機開発への土台を作りました。コントローラーに使われる十字キーを発明した人で、「ゼルダ」や「マリオ」生みの親の宮本茂さんの師にあたる人でもあります。1996年に「50歳を過ぎれば会社を辞めて好きな仕事だけを楽しみたい」という言葉通り、ゲームボーイポケットを置き土産に任天堂を退社。株式会社コトを設立しましたが、これからというときに不幸にも交通事故にみまわれ、1997年10月に56歳の若さでこの世を去られました。ワンダースワン(バンダイ)のGUNPEYは、横井軍平さんの遺作にあたります。

 ゲーム開発に携わる以前には、光線銃やウルトラハンド、テンビリオンなど、玩具のヒット作を多く生み出しています。



『 枯れた技術の水平思考 』 

 横井軍平さんの哲学として「枯れた技術の水平思考」という言葉がよく使われます。「枯れた技術」とは、最先端のものでなく散々使いこなれて安くなったような技術のこと。これを「水平思考」する、つまり今までとまるっきり違う目的に使うことで、新しいものを作りだすことを意味します。たとえば、一時期の電卓は10万円くらいしたそうですが、これが量産されて3800円くらいに安くなったところで、“ゲーム”という本来とは全く違う目的に使って、ゲーム&ウォッチは生まれたといえます。横井軍平さん曰く、「最先端の技術を使ったら、かえって売れないものができてしまう。だから、枯れた技術の水平思考で気楽にものを考えれば、まだまだ売れる商品が作れるのです」

 この言葉は、WiiやニンテンドーDSのコンセプト説明や、その後のヒットを解説するビジネス書・ニュースなどでもよく取り上げられました。


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