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通信ケーブルの歴史


任天堂の通信ケーブルの歴史を紹介しています。


1982年/コンピュータ麻雀

 通信ケーブルの発想のおおもとはゲームボーイより約6年も前に登場しています。1982年に任天堂から発売された「コンピュータ麻雀」には通信機能が備えつけられており、2台をケーブルで接続することで二人対戦することができました。これもゲームボーイの生みの親である横井軍平が手がけた作品です。

1989年/通信ケーブル(GB)

 ゲームボーイの発売と同時に「通信ケーブル」が登場。その後、「4人用アダプタ」も販売されます。通信機能がつけられた理由は「なんとなく、面白そうなことが期待できるから」。当時は、TVゲームとちがって相手の画面状況がわからないということがフィーチャーされていました。そのため長いこと、“通信”=“対戦”という認識があったのですが、約7年後に発売される「ポケットモンスター」によって、データ交換自体が急激に注目されることになります。

1996年/変換コネクタ(GB)

 「ゲームボーイポケット」の通信コネクタは、初代ゲームボーイのものと比べると小さい規格になっていて、両者間で通信するためには「変換コネクタ」が必要でした。実はゲームボーイポケットの通信コネクタは、通信機能を残す/残さない、という議論の末に妥協案として“小さくして残したもの”なので、もし通信機能がなくなっていればこの商品も販売されなかったことになります。なにげに歴史の分岐点というものを感じさせる一品といえるかもしれません。

1998年/赤外線通信

 「ゲームボーイカラー」では、初の赤外線通信用のポートが搭載されました。本体を近づけるだけで簡単なデータのやり取りができましたが、通信するためにはかなり近づける必要があり、さらに転送できるデータ量もわずかなものでした。その後、赤外線ポートは「ポケモンミニ」には搭載されたものの、「ゲームボーイアドバンス」には継承されませんでした。

2001年/モバイルアダプタGB

 2001年の1月から、「モバイルアダプタGB」の販売が開始しました。携帯電話を介してネットワーク通信ができるサービスを行っていましたが、あまり普及しませんでした。SFCのサテラビュー、64DDでランドネットなど、この類のサービスは据置き機でも行われていましたが、なかなか上手くいかなかったという歴史があります。

2001年/通信ケーブル(GBA)

 2001年の3月、「ゲームボーイアドバンス」専用の通信ケーブルが発売されました。3人以上で遊びたいときは、ケーブルの中心にあるコネクタにさらに別のケーブルを挿しこむという、変則的な設計になっています。一本のソフトのみで4人まで対戦できる作品もあって、とても画期的でした。

2004年/ワイヤレスアダプタ

 2004年の1月には、「ワイヤレスアダプタ」が「ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」の同梱版として登場します。GBCの赤外線通信などを除けば、ついに無線通信が実現したということになります。当初は同梱版のみの販売でしたが、後に単体発売もされています。ちなみにワイヤレスに対応していなければ利用できないので、従来のソフトには基本的に使えません。

2004年/ニンテンドーDS

 2004年12月に発売された「ニンテンドーDS」では、ワイヤレス機能が内臓されるようになりました。アダプタすら不要になったので通信がぐっと手軽になりました。WiFi通信などで全国のユーザーとデータ交換や対戦をすることもかなり敷居が低くなり、さらに「すれちがい通信」という新しい遊びも生まれました、。携帯ゲーム機が主流になっていくなかで、通信機能は欠かせない要素のひとつであったといえます。


「実を言うと、通信対戦なんか誰もやらないと思っていたんですね」by横井軍平

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