11.醒井宿  (現在の滋賀県米原市醒ヶ井)


中山道69次醒井宿の浮世絵  (『木曾海道六拾九次之内 醒井』より)

民家もまばらな寂しい道を抜けると、主幹道である国道21号に出ます。

まもなく醒井宿

少し歩いたら「左 中山道」の看板に従い、左の脇道へと入っていきます。
そこには醒井一里塚跡の石碑が。すぐ隣にはきれいに手入れされた花壇がありました。

醒井宿への道  醒井一里塚跡

醒井宿の入口です。

醒井宿東口

現在の醒井宿の様子はこんな感じ。すぐ側を国道21号が並行して走っているのですが、宿場町内は実に静かな雰囲気となっています。

醒井宿の町並み  

醒井宿のシンボルといっても良いのが居醒の泉です。
日本武尊が、伊吹山に住む悪い大蛇を退治した後に、戦いで傷ついた体をこの泉水で癒したという伝説が残っています。

居醒の泉  居醒の泉

延命地蔵堂です。縁起は次の通りだそうです。

延命地蔵堂縁起
弘仁8年(817年)、百日も干魃が続いたため、伝経大師(最澄)はこの地を訪れ一丈二尺(3.6m)の地蔵菩薩を刻み雨乞いをされたところ、 黒い雲がみるみるあらわれ、三日間に雨が降り続いた。 本尊の地蔵菩薩は元は泉の中に安置されていたために「尻冷し地蔵」と呼ばれていましたが、 慶長13年(1608年)、大垣城主石川日向守が泉の一部を埋め辻堂を建立したと伝えられています。


延命地蔵堂

醒井宿本陣跡には記念碑が建っています。

醒井宿本陣跡

門前に「明治天皇御駐輦所」の石碑が立っているのは江龍家です(左下の写真)。 江龍家は長く庄屋、問屋を勤めた名家で、その力を示すように、門は実に立派な作りになっています。
また、問屋場跡は醒井宿資料館となっています(右下の写真)。

明治天皇御駐輦所  問屋場跡

醒井宿には居醒の泉から湧きだした水が豊かに流れていて、宿場内は実にのどかで、趣のある雰囲気となっています。 僕が歩いたのはまだ寒い早春だったのですが、おそらく温かくなってから歩いたら花々が咲き乱れて、さらに宿場町の魅力が増すのだろうなと思います。

醒井宿の町並み

宿場内には「十王水」など幾つかの名水の場所があります。

十王水  十王水の案内板

この日は、JR醒ヶ井駅まで歩いたところで旅を終了。
駅のホームから見える伊吹山は実にきれいだ。

伊吹山

もともと自宅の近所にある太田宿までちょっと散歩に行こうかと気軽に始めて以降、特に目的地も決めずに歩いてきました。 しかし、徐々に歩き旅の魅力が分かり始め、そして県境を越えたこの日、ついに最終目的地を京都に決めたのでした。


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