05.美江寺宿  (現在の岐阜県瑞穂市)


中山道69次美江寺宿の浮世絵  (『木曾海道六拾九次之内 美江寺』より)

美江寺という名前は、かつてこの地に美江寺というお寺が存在していたことに由来するのですが、 肝心の美江寺は斉藤道三の命令で現在の岐阜市に移転させられてしまいました。
美江寺宿を入ってすぐに美江神社があります。さしずめこれが美江寺の代わりといったところでしょうか。
美江寺のある丁字路を左折して、南に向かいます。

美江神社

宿場内には本陣跡などの石碑が設置されています。

美江寺宿本陣跡

しばらく南に歩くとY字路に差し掛かります。 道標には「右・大垣赤坂ニ至ル、左.・大垣墨俣ニ至ル」と刻まれており、赤坂方向と墨俣方向の分岐点であることが分かります。 旧中山道は右方向に進み、次なる赤坂宿を目指します。

美濃路への追分  追分道標

追分を過ぎると、街道脇の民家の数がどんどん少なくなっていき、周囲は田圃ばかりになってきます。一人で歩いていると、かなり心細いです。

街道風景

千手観音堂です。街道脇にポツンと立っています。昔はこの辺りに松並木があったそうですが、現在では松は全くなく、田園風景となっています。

千手観音堂

大通りを渡ると旧中山道をモチーフとした記念広場があります。小道脇の石柱には各宿場町の名前が刻まれています。 こういうのは初めて見るので、なかなか楽しいです。

中山道記念広場

記念広場を抜けると田圃の中の一本道をひたすら南西に向かって歩きます。遙か西を見ると、きれいに雪化粧した伊吹山が見えます。

中山道を歩く  伊吹山

揖斐川に架かる鷺田橋を渡ります。この地方は、冬になると伊吹おろしと呼ばれる西風が強く、 真っ正面に強風を受けて歩くので、歩を進めるのに力が要ります。

揖斐川を渡る

橋を渡ると小簾紅園(おずこうえん)があります。 幕末に将軍家に降嫁した皇女和宮がこの地に立ち寄ったことを記念して設置された公園です。 ここでお昼ご飯をとり、一休み。
設置されている立て看板を見たら、昔の揖斐川は現在より西を流れており、この公園はかつて渡し場であったと書いてありました

小簾紅園  昔の道筋絵図

お昼ご飯を取ってパワーを付けたら旅を再開です。。
しばらく歩くと、堤防と交差します。堤防側を見上げると、そこに「右 すのまた宿道 左 木曽路」の道標があります。  

墨俣宿への道標

この後、しばらく川沿いに北西へ歩いたら、左折して再び西を目指します。
ここからはくねくねと曲がりくねった道となります。道の脇には「中山道七曲がり」の碑が立っています。 歩く分には曲がりくねっていても曲がりくねった道でも苦にならないのですが、馬で駆ける場合には全力疾走しにくかったのではないでしょうか。

七曲がり碑  七曲がりの道筋

七曲がりの碑を過ぎると直線道路に戻ります。「この道は旧中山道です」の看板を見て道を確認しながら、次なる赤坂宿を目指します。

赤坂宿への道


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