前回の旅で当初の目標であった太田〜岐阜を歩ききって充分満足していたのですが、 時が経つにつれて、このまま終わるのは勿体ないような気がしてきました。 どうせなら岐阜県と滋賀県の県境まで歩いてみようか。 そんな事を思うようになり、またまた街道歩きに戻ってきてしまいました。

ということで、JR岐阜駅を出発して、次なる河渡宿を目指します。 久々だったので、ちゃんと間違えずに中山道の通りに戻れるか心配だったのですが、 「← 中山道 →」とご丁寧に標識が建ててあり、迷わず中山道に復帰です。

中山道標識

加納宿は岐阜県の県庁所在地・岐阜市の中心地であるため、周囲にはビルが沢山見えていたのですが、 JRの高架をくぐるころになると、次第にビルも少なくなってきます。

JRの高架をくぐる

しばらく歩くと丁字路に突き当たります。ここは街道の分かれ道「追分」です。
中山道は左の道へ入り、西へ進みます。

追分  

ひたすら歩くことしばし、長良川の堤防に突き当たります。堤防をよじ登ると長良川の遙か向こうに伊吹山が。 雪化粧した伊吹山はとてもきれいだ。伊吹山に目をやりつつ、長良川に架かる河渡橋を渡ります。川を渡ると河渡宿です。

長良川を渡る  伊吹山


04.河渡宿  (現在の岐阜県岐阜市)


中山道69次河渡宿の浮世絵  (『木曾海道六拾九次之内 河渡』より)

河渡宿は長良川を越えるための河渡の渡しを控えた宿場町です。 江戸時代には長良川の氾濫が多く、色々と苦労が多かったようです。
宿場町手前には旅人の安全を願う馬頭観音像がありました。堤防を降りてから河渡宿に至る道はちょっと分かりにくい道です。 畑に建てられた案内板をしっかり確認しながら中山道をたどります。

馬頭観音   中山道標識

現在の河渡宿の町並みです(左下写真)。 江戸時代から残る建物はないそうですが、昔風の作りをした家が数軒残っており、何となくですが以前ここが宿場町であったことを感じさせてくれます。 宿場内には記念碑も建てられていました(右下写真)。

河渡宿町並み  河渡宿の碑

河渡宿は小さな宿場町で、気が付いたら、あっという間に通り抜けてしまいました。
この周辺に鉄道はなく、途中で旅を止めて帰りづらい場所なので、鉄道の駅がある次なる美江寺宿を目指して歩き続けます。
途中にある本田地区はかつて本田立場として栄えた場所。代官所跡を始めとして、いくつか古い建物を見かけることができます。

本田立場代官所跡

進む毎に周囲の家は少なくなり、ほとんど田圃ばかりになってきて、ちょっとずつ不安になってきます。 しかし、歩む方向に視線を向ければ美しい伊吹山がしっかりと見えます。 きれいな景色を見ながらだと、何となく足取りも軽くなってきます。 「この道は旧中山道です。ここは美江寺」の看板が見えてくると、美江寺宿はもうすぐ。

美江寺宿への道  「ここは中山道」の看板

この日は美江寺宿手前にある美江寺駅まで歩いて旅を終えました。


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