02.鵜沼宿  (現在の岐阜県各務原市)


中山道69次鵜沼宿の浮世絵  (『木曾海道六拾九次之内 鵜沼』より)

太田宿を出て、国道21号沿いに歩いていきます。 市街地を抜けると木曽川堤防沿いの道となります。 左手にはきれいな景色が、そして行く手には高い山がそびえます。 どうやら次なる鵜沼宿にはあの山を越えなくてはいけないらしい。 この峠は「うとう峠」と呼ばれる難所。このちょっと覚悟が要りそうだ。

ロマンチック街道  うとう峠

地下道を使って国道21号の下を潜り、いざ!うとう峠へ。

国道下のトンネル  うとう峠入り口

木の橋を渡り、土の道を歩いていきます。最近山登りどころか長い距離もあるいたことがなかったので、峠越えは体に応えます。 足がパンパンに張ってきて、「どうしてこんな所まで歩いてきたんだろう〜」と、ただただ後悔の念が募ります。

うとう峠  うとう峠

ようやく峠も頂上に差し掛かる頃になると、土の道から石畳に変わります。
あとは峠を一気に下るだけ。下りきったら、もうそこは鵜沼宿になります。

うとう峠石畳

「ここは中山道鵜沼宿 これよりうとう峠 左」と書かれた道標がありました。 この道標は、中山道を京都から江戸方面へ向かう旅人用の道標になります。

うとう峠道標

あとで知ったことなのですが、宿場町は、防衛上の利点から町の両端が川に挟まれた、もしくは片端が川の構造になっていることが良くあります。 鵜沼宿も東橋が川になっています。大安寺橋を渡り、鵜沼宿へと入っていきます。

鵜沼宿東口

古い建物があるかと思ったら、江戸時代に昔は「絹屋」という屋号で旅籠を営んでいた建物でした。 現在では中山道鵜沼宿町屋資料館として公開されています。
早速、中に入ってみることにしました。

鵜沼宿資料館

昔の建物特有の奥行きの長い家の構造になっています。
室内には、階段下を物入れとして利用した箱階段などがあり、立派な作りになっています。

鵜沼宿資料館  鵜沼宿資料館

この鵜沼宿町屋資料館の他にも、格子窓の古い建物がいくつか残っており、街道情緒が漂う街並みです。 鵜沼は名古屋のベットタウンとして知られる街なのですが、こんなに古い街並みが残っているとは意外でした。

格子窓の建物  鵜沼宿町並み

なかなか良い街並みだな〜、と歩いていたのですが、鵜沼宿を抜ける頃になって、急に足の裏が痛くなってきました。 一歩着地する毎に足の裏が痛みます。最寄りの駅まで足を引きずるようにして辿り着き、何とか家に帰ったのでありました。

帰宅後、足の裏を見たら、大きな水膨れがいくつも出来ていました。その後1週間近く足の痛みは引かず、仕事に行くのに大変な苦労をするはめに。 「もう二度と中山道なんか歩くものか」と心に誓ったのでありました。

これが京都を目指す長旅の初めになろうとは、思いもせず・・・


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