北海道旅行2005 第3日


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   【第3日】

船中で夜が明けて、穏やかな海上とともに青空も望めた、好日である・・

客室で、チビ孫が夜中熱っぽいせいか、一泣き、二泣きして周囲の客に迷惑を及ぼしたようだが、隣の中年女性がニッコリ微笑んでくれたのが、ホッとした・・!。


ほぼ定刻に接岸し下船して、以前に調べておいた「吉野家」で朝食を摂る。 
その後、国道235号線を東方に向かう。


途中、帰路のF・T苫小牧東港を下見する。 
じつは苫小牧のフェリーターミナルは中心市街地にある「西港」とは別に約20km東方に「東港」がある。 
この周辺はバブルの影響か未だ広大な原野になっているが、元々苫小牧東部工業基地として既に整備されている。 
近い将来工業誘致が進み、道央部の重要な搬出・入港として発展することはうけあいだろう。


シシャモ(柳葉魚)とタンポポの街・鵡川町

義経伝説に伴なう「義経神社」など歴史や伝承と農業の街・平取町

地方競馬場やファームの街・門別町

ハイセイコーやナリタブライアンを産んだ競走馬の中心産地の街・新冠町。 


国道235は、通称「サラブレット・ロード」、「サラブレット・銀座」という。



日高山地が海岸に近ずくにしたがって、小高い丘陵地帯を形造っていて、気候的にも北海道の湘南・伊豆と言われるほど温暖である、これが牧草を育みサラブレットを産出している。

道の駅「サラブレット・ロード新冠」を右に見る、ハイセイコーの大きな像が目に付く。 


道は間もなく静内へ入った。

街の中心より案内板に従って「二十間道路」へ向かう。 
清流・静内川を右に見ながら、やや高台を行くと間もなく、その二十間道路へ着いたようだ。 

大正5年、御料牧場を視察するための皇族方を迎えるために3年の歳月をかけて近隣の山からエゾヤマザクラをこの道路の脇に移植したのが始まりで、 約1万本の桜が植えられたこの桜並木は、直線約7kmにわたる日本一の桜並木である。 

幅が二十間(約36m)あるので「二十間道路桜並木」と呼ばれるようになったという。

開花には今年は例年よりやや遅いらしく、つぼみは未だ固いようだ。
開花時は一直線に続く桜並木は大変美しく、その量にも驚かされるという。
見頃は5月中旬頃、道内では松前城の桜に次ぐ名所だそうだ。 

周辺は御料牧場といって、戦前まで宮内省新冠御料牧場であり御料馬の供出、軍馬生産などの役割を果たしていた。(戦後開放され、現在農林水産省家畜改良センター新冠牧場)


その御料牧場の一画に御殿造・木造2階建の建物があった。
これは龍雲閣といい、明治42年(1909)に貴賓舎として建築されたもので、当初は凌雲閣と呼ばれていた。

皇太子時代の大正・昭和天皇など皇室関係者・政府高官が来場・宿泊していた。
現在はフェンスに囲まれており、やや無粋な感じは否めない。
毎年5月の桜まつりの期間中だけ内部が一般公開されている。


又、今年初め封切りになった映画「北の零年」はここ静内を舞台にした開拓史の壮大なドラマである・・。


静内・二十間道路   約1万本の桜が植えられたこの桜並木は、直線約7km
にわたる日本一の桜並木である。幅が二十間(約36m)あるの
で「二十間道路桜並木」と呼ばれるようになった

日高地方の牧場

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オグリキャップ、ハルウララを産出した三石町

日高山地の神威岳(標高1,600m)を含む「日高山脈襟裳国定公園」の一角を占める浦河町は、山地と丘陵の町である。
丘陵地の牧場は300余あり、伝説の名馬「シンザン」をはじめ多数の名馬を産んでいる。

様似町は日高山地がいきなり太平洋に落ち込んでいて、急峻な海岸線を形造っている。 

日高耶馬溪と言われ、代表格が「アポイ岳」、この特異さは海岸に面し標高が800m足らずの山が、日本の三大高山植物園を形成している。
因みに他の二箇所は岩手の「早池峰山」と拙別宅・長野白馬村の「白馬岳」である。



今日の襟裳岬は穏やかな快晴に恵まれた・・、


海岸山地を抜けると山様は一変してカヤト原の丘陵地になる、いかにも風が通りそうな地形だ。 そのはずである、ここはは「えりも」で風の岬と言われている。 町名は「えりも町」で、岬名は「襟裳岬」と書く。

ところで小生この地で忘れられない記憶がある。
昨年秋、この地「襟裳岬」を訪れたのは9月30日の午前の頃だった。

「東日本一周・襟裳岬」
http://orimasa2005.blog101.fc2.com/blog-entry-104.html


折から台風21号が接近していて、普段でも風の強いこの地で猛烈に煽られ、あわや!!転倒かと思われる程の恐怖を味わったのだ。

昨年は台風の当たり年で十個が本土に上陸している。

因みに台風21号は9月29日鹿児島に上陸、九州南部、四国、近畿、北陸、東北南部と列島縦断して30日午前岩手三陸を抜けている。
猛烈台風で鹿児島では風速57m、近畿では観測史上最多雨量で西日本で死者不明28人という災害をもたらした、30日の午前は東北地方に強風警報が出ていた・・・!!。



今日は、気持ちにいい快晴である。

岬に立って紺碧の水平線に地球の丸味・・??を感じながら大きく深呼吸する、実に気持ちがいい。

岬先端より点々と派生している小島に”ゼニガタアザラシ”の子育ての様子を確認しようとしたが、・・できずに残念。

土産店の食堂で「えりもラーメン」を食し、岬を後にした。 


風光が目に眩しいくらいの「百人浜」を行く、昔、悲しい海難事故が有ったとか。



今日の襟裳岬は穏やかな快晴に恵まれた。岬に立って紺碧の水平線に地球の丸味・・??
を感じながら大きく深呼吸する、実に気持ちがいい。


「庶野」の小さな部落を抜けると、間もなく右手に大きな石の刻碑が在った「黄金道路」という。

えりもから広尾町への海沿いの国道(R336)は通称「黄金道路」と呼んでいる。
日高山地の硬い岩盤を削り、トンネルや覆道の難工事で黄金を敷き詰めるほど金銭がかかったことから名付けたもの。海岸に接しているため、波が高いと潮をかぶり、悪天候時には通行止めになるという。
それだけに好天には格好のドライブコースになる。


広尾十勝港は「農業王国十勝」の唯一の海の玄関口であり、肥沃な大地の十勝地方から産する多量の農産物はここから首都圏へ搬出される。
広尾から大樹町へは見渡す限りの農地平野が広がっている、いかにも北海道らしい風景で、その豊かさが実感出来る。

この北の大地は日本で唯一自給自足ができるというが、まさに実感である。


大樹町の親類へ着いた・・、


「道の駅・コスモール大樹」で一息いれて、今日の目的地、国道沿いにある「息子の嫁の祖母の家」に着いた。

かわいい孫の嫁ぎ先の家族が東京方面からやって来るというんで、純朴な田舎の方の大変なもてなし様で恐縮する次第であった。 
祖母とその兄弟姉妹の面々も集まって下さり、平均年齢80歳を超えているにも拘わらず、皆、お達者そのもので話に花が咲き、時の経つのを忘れるくらいであった。
 
又、超貴重品である野生の「行者ニンニク」を一抱えを土産に戴いた。 
なにせヒグマが出そうな山中に分け入って採取したもんで、有難さを通り越して・・ただビックリ・・!! 

「行者ニンニク」とは深山で修行を行った行者たちが荒行に耐えるスタミナ源として食べた事からこの名前がついたとされ。
別名「アイヌねぎ」とも呼ばれている。

全草に強いにんにく臭がありり、滋養強壮・補精・鎮静・利尿・疲労回復・整腸・かぜ等に効用が有る。北海道と関西以北の高原や深山に自生、ほとんどが保護地区で採取が禁じられている。
現在は採る人しか知らない秘密の場所で大切に収穫されてる状態という。

希少価値があることから珍重され、幻の山菜と呼ばれる。.栽培物も出まわっているが、特有の味と香りが無く、天然物に比べるとまったく別物の感じであるという。



十勝川温泉「簡保の宿」・・、


息子夫婦を残して、恐縮しながら我々中年夫婦は「十勝川温泉」の宿へ向かった。
適度のお酒も戴いたので、運転は妻にまかせて、夜中の道道15号線をひた走った。 
幕別町から十勝川を渡ったところに十勝川温泉「簡保の宿」が在った。



モールの湯で有名な十勝川温泉「簡保の宿」

早速「湯」に浸かる、褐色の湯はヌメリがあって、肌にまとわりつく様だ。


十勝川温泉はモール温泉といって、泥炭を通して湧出するもので独特の黒っぽい湯が特徴。世界でも珍しくドイツと日本の十勝に代表して見られる。
呼び名のモールは「Moor」のドイツ読みにちなむもので、泥炭のことを意味する。

主成分は植物性腐食質で、鉱物成分より植物成分が多いのが他の温泉との違い。
また、熱源は地熱に加えて、地下での植物の堆積物による発酵熱と考えられている。

温泉熱の人体皮下浸透度が非常に高く、短時間で体の芯まで暖まる。
植物性でまろやかなため皮膚を刺激せず、天然保質成分が多く、化粧水の役目を果 たす。 
石鹸効果で入浴後肌がスベスベになり美人の湯といわれる。

湧出温度も54度と温泉としては正に適温である。
因みにこの温泉は、道内の数ある温泉の中で只一つ、北海道遺産に指定されているとか。

温泉効果で身体のアルコール分を少し抜いたところで、ベットインとなった。


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