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日本周遊紀行



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 24日目:Part15(大山、因幡地方)   Part16(浜村、鳥取)へ     写真集W   日本周遊ブログ
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日本周遊紀行(190)大山  「伯耆大山」
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伯耆の国は、箒(伯耆)のような「大山」から起こったとされる・・?、

伯耆大山・・、
鳥取県の民話で、「大山の背比べ」については先に記したが、伯耆の国は1729mの「大山」に代表される。 
日本海から見るとその姿は鮮明であり、伯耆富士といわれる端正な姿で拝見できる。

小生の在する所、相模(神奈川)の屋根と称する丹沢山系の東端に「大山」(1252m)という人気の山がある。 
中腹には由緒ある大山寺(大山不動尊)という寺社もあって、この山は普通に「おおやま」と呼んでいるが、こちら伯耆大山は「ほうきだいせん」と読んでいる。 

中国・山東省泰安にある名山・太山(泰山・Tai Shan)があり、死者の集まる山ともいわれ、仏典では地獄のことを太山と呼ぶこともあるという。 
大山は元々は山岳修行の聖地で、山頂付近に修行寺である「大山寺」(だいせんじ)がある。 お山は単に御山であったが、大山寺が建立され折、僧侶が中国の太山に倣って「だいせんじ」と称し、御山もいつしか「だいせん」と読むようになったという。 
又、大山を「だいせん」と読むのは、氷ノ山(ひょうせん)、扇ノ山(おおぎせん)、蒜山(ひるぜん)のように山を「せん」と呼んでいるこの地方(鳥取、島根)独特の呼び方のようであり、中国式の読み方である。

大山は、中国地方の最高峰で、山陰を代表する伯耆大山ともいい、最高峰は剣ガ峰(1729m)であるが、一般登山は弥山(1711m)までらしい。 
これは近年、各所で崩壊が激しく落石・危険個所も多く、ピークの剣が峰は通行禁止になっているという理由らしい。

大山はトロイデ型(釣鐘状)火山で、溶岩ドームが風雨に削られて崩落し、現在のような山様が造られたという。  180万年前くらいから活動を始めた大山は、大規模な成層火山を形成し、その後5万年前くらいから大規模な噴火をし、そのときに誕生した最大規模の溶岩ドームが冷えて固まり成層火山の上に乗っかっているのが現在の大山の原型だという。
1万年前くらいに最後の噴火をした後は、噴火記録は残されていないらしい。

また大山は見る方角によって様々に姿を変えてゆくことでも知られている。
大山のことを伯耆富士とも出雲富士とも呼ばれているようで、これは西の方角から見た大山がちょうど富士山のような形に見えることからそう呼ばれている。 
西の裾野にある岸本町(溝口町と合併して伯耆町となる)や米子市内から眺めると、丁度富士型円錐形の大山が見られるといい、愛称の伯耆冨士の理由が良く解かる。しかし、富士型の愛称とは裏腹に、中国地方からは崩壊現象が顕著に見られ、珍しく峻烈な山容をしているという。 
登山家 深田久弥氏選出の日本百名山の一つで、日本の山岳愛好家の中でも五指に入る人気で有るとも云っている。 

話はチョット反れるが・・、
日本の船の航海は、古代から幕末の頃までは、観点測法による航海術が未発達で、日本近海の陸、岬、山を見ながら位置を確認する、所謂、「山見」という手法で航海していたという。
岬や丘のような低地であれば、四季を通じて風の影響はさほど無く安全航行が出来るが、大山ほどの大きい山になると、風による影響が大きく、特に春季の東風は山背(こち、やませ:山を越して吹く風)となって突風を起こし船を転覆させたりもするとされる。 春に風のある日は「岸から離れろ・・!」といって、大きな大山は目印にはなるが、一方では恐れられたとされる。

大山は海上から見ると裾広がりで「箒」のような形状をしている・・、 
古来、海上を行き来する船乗り達は「箒の山が見えてきたぞ・・」と歓呼したことらしい。 箒とは「はき寄せる」物であったが、「幸せをはき寄せる」という意味から、古来、縁起物として神社などで取り扱っているのは周知である。 

箒の山は、何時しか「伯耆」の国に成ったとも言われるが・・?。

次回は、因幡地方

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日本周遊紀行(191) 因幡地方 「山陰の名湯」



写真:三朝温泉の中心、三朝大橋のたもとにある無料の露天風呂・「河原湯」。


大栄町に入ると間もなく「道の駅・大栄」があり、こちらで一服入れる。
1992年4月に鳥取県北栄町(旧大栄町)に設置されたこの「道の駅・大栄」が、道の駅の第1号としているらしい。 
ただし、第1号を名乗る道の駅は、1993年4月22日に全国103箇所の施設が道の駅として正式に登録されたということで、これらすべてを第1号と考えるのが適切であるという意見もある。

大栄町は2005年10月1日、隣町・北条町と合併し、北栄町(ほくえいちょう)として誕生している。

その南方、天神川沿いに倉吉市が在る。
奈良時代には、伯耆国の国府・国分寺・国分尼寺がおかれ、山陰において最も栄えた地域で、政治・経済・宗教・学問の中心をなしていた。 
その後、室町時代の初期には、山名師義(やまな もろよし:南北朝時代から室町時代の武将、孫に応仁の乱の主役・山名宗全がいる)が倉吉盆地を見渡す打吹山に築城し、城下町として栄えた。 

市の中心を流れる玉川のほとりに、江戸から明治時代にかけて建てられた白壁の土蔵群が建ち並び、「蔵の街・倉吉」として風情のある風景を見せている。 
漆喰の白壁と焼杉の黒い板、美しい土蔵群、川を挟んでの石橋が雰囲気を盛り上げ、因幡の小京都とも呼ばれている風雅な町並みである。 
寅さんもこの地を訪れているらしく、映画「男はつらいよ」の第44作・「寅次郎の告白」のロケが行われたという。

国道9号の北側は北条砂丘で知られる地であるが、海岸線を占める砂丘は、そのほとんどが畑になっていて、海辺に白砂青松が続く。 
天神川の新天神橋を渡ると羽合町である。
2004年10月1に、泊村、東郷町と合併して湯梨浜町(ゆりはまちょう)となった。 

羽合町は、「はあいちょう」と読みそうであるが、「はわいちょう」とチョット無理して呼ばせているらしく、「日本のハワイ村」と言っているようだ。 
街中は各所で片仮名のハワイやアロハの名を呼称にして、町のイメージアップを図っているようで、現に、ハワイ州(アメリカ合衆国)と町名が同じであることから、1996年に姉妹都市提携を結んでいるという。 
美しい海とヤシの木の並木がアロハシャツを着たハワイ村民が、人々を癒しの世界に誘ってくれて、おまけに東郷湖畔には羽合温泉もある。 温泉には立派な施設も有り、その名も「憩いのオアシス・ハワイゆ〜たうん」と言うらしい。

その東郷池は鳥取県の三大湖沼の一つで、池中より90℃もある温泉が湧出している珍しい池である。 池の成因については、もと日本海の入江であったところに天神川の流砂が堆積して羽合砂丘や北条砂丘をつくり、入江が堰止められた結果取り残されてできたもので、このような池や沼のことを潟湖(ラグーン)という。

温泉といえば、やや内陸に入ったところに、中国地方の名湯といわれる「三朝温泉」がある。 
三朝と書いて“ミアサ”ではなく、「ミササ」と呼ぶが小生、若年の頃、一度訪れたことがあり、今となっては過去の古い懐かしい思い出と言いたいところだが、記憶は全く無い。

中国山地の山あいに、ひっそりと佇む品のある温泉地であるが、800年以上も前に開湯したという歴史的な温泉でもあり、出雲国風土記にも温泉に関する記述があるという。 
明治以降は著名な文人、与謝野鉄幹・晶子夫婦、野口雨情、志賀直哉、斎藤茂吉、島崎藤村などが訪れているという名湯でもある。


三朝温泉の特徴は放射能・・?!、

三朝温泉の特徴的なんが泉質で、世界でも有数の放射能温泉である「ラドン泉」が湧き出ていて、源泉中のラドン量について一部には680マッヘという記録ももあったという変り湯・・?である。 

マッヘ」とは・・?、放射能のラドン濃度を示す単位であるというが、では放射能とは・・?、ラドンとは・・?。 
先ず、ラドンとは放射性ラジウム鉱石(放射性元素)が分解するとき生じる弱い放射線のことで、身体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まる効果があるとされる。 この効果を「ホルミシス効果」といい、癒しの温泉効果とも呼ばれている。

因みに、「ラジウム」は、マリ・キュリー夫妻によって発見された放射性元素で、この放射線効果で放射線治療であるガンや放射線医学、治療学の領域で大きな分野を形づくったことは周知である。 当初のラジウム放射線治療では、ラジウムに接触した部分にひどい火傷を負ったという、放射線の強さを示す笑えぬ話もあるようだ。

三朝温泉ではラジウムが気化し、発生するラドンガス(湯気)吸うことで抗酸化機能が高まり、老化や生活習慣病の予防に役立つとされている。 
又、無色透明の三朝温泉の泉質はミネラルを豊富に含んでいるので飲泉にもおすすめで、胃液膜の血液量が増加し、慢性消化器疾患・慢性気管支炎・胃腸病などに効果があると言われている。

また一部の旅館には高濃度のトロン(ラドンの元素で同位体ともい)を含む温泉もあり、観光客だけでなく療養目的で訪れる湯治客も多いという。


「三晩泊まって三度三朝を迎えれば難病も治ると言われている温泉」・・、

温泉情緒たっぷりの三朝橋を中心に、どこか懐かしい昔ながらの街並みが続き、三朝橋の袂には町のシンボルである「河原風呂」(無料、混浴)や青御影石で造られた純和風の露天風呂が並ぶ。 
夏になれば、「蛍の光」と「かじか蛙」の可愛らしい鳴き声が三徳川一帯を覆うという。

次回は、鳥取・「貝殻節」      Part16へ
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