収納と整理
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狭い室内を快適に使う為には、一にも二にも可能な限り、収納をコンパクトにすることです。出来れば、ラゲージスペースに全てを収納すること、更には必要な順に取り出せることが、その後の全ての展開を飛躍的に楽にします。悪天候や夜間などには、二人乗車状態で全てのモードに切り替え出来ることが理想です。写真はセカンドシートの背凭れを倒した状態ですが、装備品のほとんど全てがここに収納されています。以下は普通車による夫婦二人旅を前提にした携帯品の収納と整理について、当旅車の経験から主観的に考察します。(1) 飲料水について 水は大きな器でなく、2リッター程度のものを5、6本デッドスペースに収納します。2リッター程度の容器であれば、片手で持つことが出来ますので、固定設備としてのギャレー等は不要です。調理用の水は容器を片手で持って給水出来ますし、野菜や食器洗いには食器類の収納に使っている深めのステンレス5リットルの角バットを、シンク兼排水溜まりとし、2.5リットル容器に給水ポンプを組み合わせ、簡易シンクとして使用しています。簡易シンクについては、別掲センターテーブルを参照して下さい。容器は片手でしっかり保持出来るようアウトドア用の丈夫な専用容器を使用しています。ルーフキャリアに隙間があれば、空いたペットボトルを数本予備水として携帯しておけば安心です。ルーフキャリアへの収納については、別掲キャリアの考察をご覧下さい。(2) 調味料と小物調理器具類の収納 調味料と小物調理器具類は携帯し易い工具箱等の一つのボックスにまとめておけば、非常に便利です。当旅車では車内でもアウトドアでも自炊可能ですが、特別なメニューでなければこのボックス一つで事足ります。(3) 大物調理器具と食器類の収納 鍋類、ボール、トレイ、コップ等の食器類の収納については、一つ一つが嵩張る要素を持っていますので、重ね収納の可否が大きく全体の収納スペースに影響します。家庭にあるものを持ち込むだけでなく、スペースを買う感覚で収納性を考慮して準備すべきだと思います。調理機材の収納については、別掲調理機材の収納を参照して下さい。(4) 衣類、食料等の収納 衣類、食料等の収納には、スペースに合わせて用意した椅子兼用のアウトドアボックス4個を使用しています。衣類は夫婦別々に一つずつ使用、食料は保存的な物と消費的な物に大別して使用しています。、椅子兼用のアウトドアボックスは、椅子としても堅固で安定していて、踏み台としても使用出来ますし、注意深く使用すれば、2段に重ねて脚立代わりににもなる優れものとして重宝しています。冷蔵を要しない食料や野菜の収納にはルーフキャリアに搭載した充分な通気孔を設けた薄型のアウトドアーボックスを使用しています。これについては別掲キャリアの考察をご覧下さい。(5) 寝具と寝間着類の収納 寝具は収納し易いシェラフがお薦めで、シャワーカーテン用などの丈夫な生地を使って、開口部は広く、先細でシェラフの形状に合わせた袋(ハーフカバー)を作り、押し込んでいくことで圧縮収納します。さらに紐で結わえてボックスに収納します。当車旅では冬場は寒さ対策として、シェラフの中に羽毛肌掛け布団を入れて使用していますが、大きく嵩張ったシェラフでも、この方法で体積五分の一程度まで圧縮しています。車中泊では寝間着と寝具を一対として、季節による気温の変化に対応しなければなりませんので、寝間着も予備的なものまで含めて夫婦別々にボックスに収納しておいた方が便利です。ただし、ここでいう寝間着とはいわゆる家庭で日常使用しているパジャマではなく、季節に対応して素材、保温性等を考慮して車中泊用に用意した衣類ということで、夜間のトイレ等を考えれば人目にも一見パジャマらしきものは避けた方が良いと思います。寝具については別掲ベッドメーキングも参照して下さい。(6) クッション、マット類の収納 フラットなベッドを作る為のマット、クッション類は、これも嵩張ってスペースを占有する割合が大きくなりますので、出来るだけサイズを揃えて準備し、特製の一つの収納袋に圧縮収納します。ベッドメーキングを参照して下さい。(7) クーラーボックス内の収納 クーラーボックス内の収納にも工夫が必要です。ほとんどのものは上蓋式になっていますが、下から積み上げたままでは取り出し時にごった返すことになってしまいます。氷入れを含めて食料を分類収納出来るよう、いくつかのケースを用意したほうがベターでしょう。この場合、不揃いのケースでは、逆にクーラーボックス内にデッドスペースが生じますので、当旅車の場合は、百円ショップ等にクーラーボックスを持ち込んで、ケースのサイズを合わせて購入しました。収納例は別掲調理機材の収納の項目に掲載してあります。(8) 洗濯物とゴミの収納 さらに、忘れてはならないことは、出発時には存在しなかったゴミの一時保管場所や、どんどん増えていく洗濯物の収納にも、最初から配慮しておかなければなりません。洗濯物の量は処理出来るタイミングが不規則になり、増減が激しいので、当旅車では丈夫なナイロン製の袋に入れ、丸めながら圧縮収納していきます。生鮮食品等の不要な包装は出来るだけ購入時にお店で処分することも収納、ごみ処理両面で非常に有効です。生活ゴミは悪臭を放ちますので、レジ袋に二重に収納し、ルーフキャリアのボックスに一時保管しています。(9) 収納レイアウト 要点は、走行時の安全性も考え、荷崩れを防ぎ、後方の視界も確保するよう、積荷の高さはシートバックの高さを越えない範囲で収め、出来るだけラゲージスペース内に全てを収納することが理想です。そのためには各ボックス、袋の大きさ等を最大限に考慮しながら準備することが大切です。二重三重に積み重ねることもありますので、シェラフ、衣類などの不安定な形状のものは、ボックスに入れて収納すべきでしょう。結果としてラゲージスペースの積荷の上面がフラットで安定した状態になれば、一時的な荷物置き場としても使えて非常に便利です。(10) 収納総括 更に、最初に述べましたように必要な順に取り出せることが、その後の全ての展開を飛躍的に楽にします。悪天候や夜間などには、二人乗車状態で全てのモードに切り替え出来ることが理想です。当車旅の場合、テーブル天板は一番上にあり、寝具、調理器具、食器類、食料は夫々他の物に大きく妨げられることなく、どれからでも簡単に取り出すことが可能なように配置しています。(11) 探し物は何ですか ? 車の大小、ラゲージスペースの大小に拘わらず荷物を満載して、いつもごった返して探し物をしている旅車のお仲間さんをよく見掛けますが、収納の極意は全ての持物がいつでも同じ場所に収納されていて、必要な物が直ぐに取り出せるということです。自炊が主か外食が中心かは夫々異なるところですが、収納システムが確立すれば、快適な車旅はほぼ約束されます。収納に余裕が出来れば、外食派でも自炊の機会が増えていくことになると思います。⇒《拡大写真5枚》
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