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Weather Report / Night Passage

曲目 参加ミュージシャン
1. Night Passage
2. DreamClock
3. Port of Entry
4. Forlorn
5. Rockin' in Rhythm
6. Fast City
7. Three Views of a Seacret
8. Madagascar
Joe Zawinul (kb)
Wayne Shorter (ts, ss)
Jaco Pastorius (elb)
Peter Erskine (ds)
Robert Thomas, Jr. (perc)
録音年:1980  
ウェザーの作品群の中でもちょっとジャズの臭いが強い作品。そのかる〜くジャズっぽいビートが心地よい。本作は、密かに(ホントは密かに、どころではないのだが)聴きどころ満載な好盤なのである。まずは"Port of Entry"。この曲のみ大阪におけるライブ録音である。まず2分30秒から始まるJacoの激烈猛スピードのベースソロで圧倒される。その後弾き続けるベースラインも当然ながらそのスピードを維持したままウネウネしていて凄い。Zawinul、Shorterが重なり、Erskine、Thomasがあおり立てる。ブリッジ部を挟み、いったん間をおいてから全員がジャストのタイミングで再び突っ込んでくる。ここで大いに盛り上がる大阪のオーディエンス、いい反応をしてくれる(またはオーディエンスの声までうまく編集している)。そして"Rockin' in Rythm"における1分45秒あたりからの展開、Jacoがほとんど1音だけでベースラインを形成し、ちょっとした緊張感が生まれる。Zawinulのキーボードが怪しくからむ。そしてテーマに戻るときの開放感!うまい展開である。次、"Fast City"ではShorterが引きつるアドリブフレーズを連発、そしてこれまた引きつるようなメロディー、リズム隊3人が一体となって生み出す引っ越し騒ぎのように慌ただしいグルーブ、聴いている方は何故か一緒になって体がカクカク動いてしまう。横腹が引きつりそうだ。そしてJacoの名曲、"Three View of a Secret"。Shorterはかなりメロディーを崩して吹いているので、一度Jacoのリーダー作"Word of Mouth"の同曲を聴くこともお勧めする。非常に美しく、感動的なバラードである。もともと美しいメロディーの曲だが、Shorterが吹くといっそう素晴らしい。
 以上、素晴らしい演奏の詰まった1枚。同メンバーによるラストアルバムとなる次作"Weather Report '81"と併せて、 WRが最後の輝きを放った作品である。

 


1999/06/05 作成