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Richard "Groove" Holmes / Living Soul

曲目 参加ミュージシャン
1. Living Soul
2. Blues for Yna Yna
3. The Girl from Ipanema
4. Gemini
5. Over the Rainbow
Richard Groove Holmes (org)
Gne Edwads (g)
Georege Randall (ds)
録音年:1966  
 オルガン・ジャズである。オルガン・ジャズにおける最小単位、オルガン+ギター+ドラムという編成。今回こうしてレビューを書いたお陰で、これが純然たるトリオであることに改めて気がついた。そう、本作はたった3人で演奏しているとは思えないくらい、熱くグルービーな演奏なのである。
 まず一発目のタイトル曲から腰に、響く、響く。アップテンポのブルースは、徐々に熱を帯び、加熱と共にグイグイと加速する。2曲目はブルージーな、ブルースらしいブルース、ちょっと一休み風。そしてボサノバの名曲イパネマが、大きく揺れるグルーブで迫ってくる。一緒になってリラックスして腰をゆらゆらさせているうちに、次の4曲目、ハイライトとなる"Gemini"がおもむろに始まり、急に緊張感が増す。アップテンポの3拍子である。これも1曲目同様、いや、1曲目以上に熱気を孕み、熱気にあわせてグイグイ加速していくのが非常に楽しい!その結果、最初と最後のテーマ部分のテンポはえらい違いである。こんな風にテンポが速くなるのは素人演奏では「走る」と言って嫌われるが、この曲の場合は、加速すればするほど楽しくてイイ。エドワーズもグルーブ・ホルムズも、手数を増やして細かいパッセージをバシャバシャ、ギュルギュルとキメまくる。こいつは凄い!楽しい!!そして最後はムーディーに"虹の彼方に"である。しかし、フェイクしすぎで、一聴ではその曲だと分かりにくい。もうちょっとなんとかして欲しかった気がしないでもないが、まぁ4曲目が激烈楽しかったから、許せる。
 ちなみに本作は約1年前にビクターからドドドッと(20タイトル?)再発された「泣く子も踊るソウル・ジャズ・コレクション」の中の1作である。他にも5〜6作ほど試聴したが、その中で最も楽しく熱気が強烈だったのは、間違いなく本作、しかも4曲目であろう。

 


1999/10/08 作成