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Miles Davis / Four & More

曲目 参加ミュージシャン
1. So What
2. Walkin'
3. Joshua〜Go-Go (Theme and Announcement)
4. Four
5. Seven Steps to Heaven
6. There Is No Greater Love〜Go-Go (Theme and Announcement)
Miles Davis (tp)
George Coleman (ts)
Herbie Hancock (p)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)
録音年:1964  
 いわゆる普通にジャズらしいフォーマット・内容での音楽の中で、私の一番の愛聴盤はこれのような気がする。 また、よく初めてジャズを聴く人へのオススメ云々というものが、雑誌でもWEB上でもう山のようにあるが、 私的にはこれが一番ではないかと思っている。 ジャズのジャズらしい熱さ、インタープレイのカッコ良さがとってもわかりやすく耳に入ってくる演奏であると思うのだが。 この熱さ、特にトニーのドラムとマイルスのラッパにビシビシ来るモノを感じなければ、ジャズを聴くのは止めた方がいい、 バラードなんかをイイねぇ〜なんて言っているだけではジャズの最もオイシイ所を全く分かっていないのとと一緒ではないか、と、 以前から思っていたが、似たようなことをどこぞの評論家も言っているのにはちょっとビックリ。 まぁそんなことはさておき、音質もマスターサウンドだなんだと、 ブルーノートの名盤群と並んで、CD再発に際して一番気を使われている音源の部類であり、その点も安心で二重丸である。

 まずアタマ2曲、あまりもの勢いでぶっ飛ばす。 いずれもテーマは一瞬で終わり、それに続くマイルスのソロの熱さ、 そして右チャンネルで暴れ回るトニー・ウィリアムスのドラムに痺れまくりである。爽快で素晴らしい!

 3〜5曲目は、1〜2曲目と違ってテーマやリズムのアレンジもそれなりに施されており、 少し落ち着いてはいるが、やはり熱い演奏が続く。 3曲目の後、エレクトリック時代に入ってもしばらく使い続けたエンディングテーマにそのまま突入、 拍手とアナウンスが入り、レコードA面の部が終わり、という、これまたニクイ編集。 それに続く明るい曲調の4曲目と5曲目が、私にとって愛聴盤たらしめる肝となっている曲である。 元が1〜2曲目のようなイケイケ調の曲で無いからか、ジョージ・コールマンのテナーソロも楽しく聴ける。 トニーのドラムも1〜2曲目ほどビシビシではないが、気持ち良く決まる。 5曲目、テーマが気持ちイイ〜!!!テーマの最中やホーンのアドリブ間での短いトニーのドラムソロが、また痺れる! 3曲目では一部3拍子、5曲目では2分の1速での展開も交え、全体にストレートな本アルバムの中ではやや 変化のある展開も聴けていい。 最後6曲目だけ、個人的には普通っぽくてなんだか余計なような気も。同じ日のライブ演奏の姉妹盤 「My Funny Valentine(←こっちはバラード主体の編成)」の「All Blues」と入れ替わっていたら、 もっと完璧だったのになぁという気もするが。まぁそれはそれ、あっちで聴けばいいんだけど。

 


2005/06/11 作成