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Michel Petrucciani / Michel Petrucciani

曲目 参加ミュージシャン
1. Hommage a Enelram Atsenig
2. Days of Wine and Roses
3. Christmas Dream
4. Juste un Moment
5. Gattito
6. Cherokee
Michel Petrucciani (p)
J. F. Jenny Clark (b)
Aldo Romano (ds)
録音年:1981  
 本作はピアノトリオの作品であるが、冒頭飛び出してくるペトルチアーニ作の"Hommage a Enelram Atsenig"のメロディーラインは、8年〜10年後のアルバム"Playground"や"Music"に通じる響きがある。この時で既にもの悲しく哀愁を帯びた、胸を締め付けるような、しかしどこか明るいという作風は確立していたようである。ちなみにこの曲おけるピアノソロはえらく力強い。特に2分5秒あたりからのブロックコードの応酬は凄すぎる!!

 そしてハイライトはもう絶対3曲目、ワルツタイムの"Christmas Dream"である。この胸をかきむしるようなメロディー!!優しさを帯びた緊張の糸は、最後まで緩むことがない。クリスマスにちなんだ曲は世にゴマンとあるが、これほど美しい曲・演奏は他に無い。これはクリスマス曲の最高峰に違いない。おっと、書き忘れるところだったが、いかにもペトルチアーニのペンに違いないと聴こえる"Christmas Dream"、実はドラムのAldo Romano作曲なのである!!

 5曲目"Gattito"も美しいメロディーをもった優しげな曲である。これもまたAldo Romanoのペンである。この人、実は作曲家として名高いんじゃないか?と気になってくる。今度はAldo Romanoのリーダー作を聴いてみたくなってきた。

 本作で最も激しい演奏は最後の"Cherokee"である。"Cherokee"を急速テンポにして、限界に挑むような演奏はしばしば聴けるが、ここでの演奏はその最たるもの。聴く方の耳が崩壊寸前となってしまう。三位一体とはまさにこのことである。ペトルチアーニが凄まじく早いパッセージを弾くのはもちろんだが、ベースもドラムもめちゃくちゃ激しい。こっちが必死についていくうちに、あっという間に6分36秒の時が過ぎる。

 そうそう、また書き忘れるところだったが、本作は弱冠18歳のペトルチアーニのデビュー作品であるという。ちょっとまて、18歳?!?!?!ホントに、世には信じられないような早熟の人がいるもんです。18歳の時なんて、ワシ、何してたっけ・・・。

 


1999/08/11 作成