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Hannibal Marvin Peterson / Hannibal in Berlin

曲目 参加ミュージシャン
1. The 23rd Psalm(賛美歌第23番)
2. Willow Weep for Me
3. Bessie's Blues
4. Swing Low Sweet Chariot
5. My Favorite Things
Hannibal Marvin Peterson (tp)
George Adams (ts)
Michael Cochrane (p)
Diedre Murray (cello)
Steve Neil (b)
Allen Nelson (ds)
録音年:1976  
 はぁ、1曲目は賛美歌ですか。邦題曲名を見て、あんまりHannibalらしさを期待しないで聴き始めると、 いきなりソロでブリブリ速く細かく高く吹きまくり大会。もう「私、吹けて吹けてしょうがないんです」状態。 イントロの後は、猛烈にプッシュするジャズに変貌。いきなり熱すぎ。どう聴いても賛美歌ではありません。 そしてこのグループ、密かに左チャンネルにベース、右チャンネルにチェロが入っていて、 妙に突き上げるような、後押しするようなグルーブが生み出されている。 両者とも、なかなかの強者と思しきプレイを聴かせる。

 続きにむちゃくちゃ期待したいところ、2曲目は「柳よ泣いておくれ」ですか。 その曲じゃぁ〜な〜、なんかもうちょい、ビシッとして欲しいと思いながら聴いていると、 この曲をこんな猛烈にやって良いんですか、てなもんで、やっぱ吹きまくり。 ここで超個性派Georege Adamsがいつものフリーキー調で登場、どこが「泣いておくれ」じゃ、 「燃えておくれ」「ぶっ倒れておくれ」「根こそぎ飛んでっておくれ」てな感じ。

 3曲目は普通のブルース。そろそろだまされないぞ、どうせまたぶちかますんだろ、と思って身構えていると、 先発ソロのAdamsはちょっと押さえ気味。しかし、あっというまにいつものホギャーな状態に。 ちょっとは聴き手に休憩タイム与える気はないんですか。ひょっとしてこいつら、何演奏させても一緒なんちゃうんか。 でも、そんなところがとっても素敵。

 4曲目、ミディアムテンポのアーシーな曲だが、チェロとベースのデュオから始まる。ここ、カッコ良すぎ。 このイントロ、もっと長く聴きたかった。その後はちょうど体がいい具合に揺れるテンポに乗って、 まずはテーマを朗々とHannnibal。アドリブではブリャァァァァァァァァ!!と2-3発かました後、またテーマを朗々。

 そして期待のMy Favorite Things。Hannibalのソロによるイントロは、ミステリアスな雰囲気から、やっぱりブリブリ化します。 そしてソロからインテンポに入るタイミング、リズム隊の頭がバシッと決まるところ、もう最強。 Adamsに繋ぐ前にちょっとだけHannibalのアドリブがあるが、いきなり飛ばしすぎ。 Adamsも最初はソローっと入っておいて、やっぱり花火を何本もドッカンドッカン打ち上げる。 その後おいでになるハンニバルは、もう言わずもがな。 あんまり書かなかったけど、ピアノもドラムも常にすんばらしい。 あんたら、凄い。凄すぎる。心から拍手を送りたい。

 で、これだけ凄いHannibal (Adamsも含む) のアルバムって、今じゃほとんど入手できないじゃん。 酷い、こんな素晴らしい音楽家の作品を廃盤扱いにするなんて、 Jazz業界、もしくは音楽業界はあまりに酷い、酷すぎる。腐ってる。大いなる憤りを感じる。 なんかそのへんのよーわからん兄ちゃん姉ちゃんのジャズもどきを売ってる場合じゃないだろ!! と、ちょっとジャズ親父的発言だったが、「再発されてもアッという間にカタログから消える」惨状を見るにつけ、心からそう思う。 カタログに残すのは、なんかその辺の馬の骨みたいなヤツのアルバムじゃね〜だろ!! HannibalもAdamsもちゃんとカタログに残せ! 生産中止にするな!! こういう熱いJazzを待っている人は、ゴマンといるはずだ!! そして、俺にもっとHannibalの音を聴かせろ!!! マジでお願い。ほんとに、たのんますよ。

 


2003/05/27 作成