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鎌倉ミニ知識 | 2012 |
| 「ミツマタ(三椏)」 | 62 |
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| 荏柄天神社の「ミツマタ」 会員 takahashi | |
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| ミツマタは、ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木で、樹高1m〜2mとなります。中国原産で日本には、1600年頃の慶長年間に紙をつくる材料として渡来したと言う記録が残っていますが、万葉集に「サキクサ(三枝)」の名前で詠まれているものがミツマタを指し、すでにその頃(8世紀後半)には、日本で見ることができたという説もあります。また、四国や九州の山野では、半ば野生化したものもみられます。 枝が3本ずつ出て三つ叉に分かれるところからミツマタと言いますが、見た目そのままで非常に覚えやすい名前です。 ミツマタは、春の訪れを待ちかねたように咲く花の一つで、早春の2月〜3月になると、枝先に淡い黄色の小さな花を一斉に半球状に開き、春を告げます。花は下向きに咲き、小さな蜂の巣のようにも見えます。 花は、萌黄色の蕾のときと咲いたときの感じが全く違うので、注意して見てください。外側が白色で内側が黄色になります。 鎌倉では、荏柄天神社、浄智寺 、海蔵寺、光則寺、収玄寺、瑞泉寺、浄智寺、妙法寺、杉本寺、報国寺等で甘い香りを漂わせて見られます。 また、西丹沢県民の森では見事な群落が見られます。樹皮は和紙の原料になり、繊維が細かく、光沢があり、丈夫でしなやかな特性から、紙幣の原材料の一つになっています。この他、金糸銀糸用紙、箔合紙、かな用書道用紙、美術工芸紙などに使用されています。 今日では、岡山県の生産量が第一位で、高知県、徳島県、島根県、愛媛県の順で生産されていますが、近年は農村の構造変化に伴って、その生産量が年々減産の一途を辿っています。 |
| 木幡 雄一 |
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