管理人:嘘八百  案内人:藤原の定食

藤原の定食 中辺路をゆく 1 熊野健康村
イベントに参加しました
★中辺路40km完全踏破三泊四日★
一日目:滝尻王子〜高原熊野神社
二日目:高原熊野神社〜継桜王子
三日目:継桜王子〜発心門王子
四日目:発心門王子〜熊野本宮〜大斎原

11:29

天気予報では・・(平安時代にもあったんじゃっ★大目に見てぇや)・・3月20日は夕方まで雨っちゅうとったが、和歌山に着いてみると・・やんでおった!

清姫茶屋で昼食の茶がゆ定食をいただき、顔合わせのご挨拶♪&説明。


12:57
中辺路のスタート。滝尻王子到着

いよいよ神域となるわけで・・ワシは少々緊張気味やで・・普段は軽口がでるんやけど、今日は顔が強ばっとるんが自分でも分かる。

ワシと、よ〜似た名前の定家はんは、
1201年10月5日に京を出立、13日に着いておる(旧暦)
「崔嵬嶮岨を昇りて滝尻の宿所に入る」とあるから、ヘトヘトやったんやろなあ・・
 

やっと着いたのに「遅いっ★」って怒られて・・歌会の歌を急いで詠んで・・それから滝尻王子に参じてから宿舎に帰ったそうな・・

ちょっと寝た後、足を痛めたので輿に乗って・・要するに夜のうちに・・山中の宿所に着いている
・・大変やったんやなあ・・って・・歩かんでええから喜んどったりして・・な・・


五体王子
熊野の主神の御子神ないし眷属神として、三山に祀られる神々のなかでも、五所王子と呼ばれる神々(若一王子・禅師宮・聖宮・児宮・子守宮)を祀る神社であり、三山から勧請したものと考えられている

で・・この五体王子を祀る五大王子が・・
藤代王子・切目王子・稲葉根王子・滝尻王子・発心門王子の
5つの王子なのだ。


と・・いう事で・・(どういうこっちゃ?)・・この滝尻王子から先が御神域である。
聖域に入るには・・そう!お決まりの水垢離である!
ここ滝尻王子は何と川が二つあるので・・二度の水垢離が必要となる!


水垢離嫌いの定家さん、冷や汗が出たか?出なかったか?ワシか?ワシは猫の化身やから嫌いに決まっとるやろっ★
 
 
岩を抱いたケヤキ。

抱くというより・・またいどるみたいや・・どっちも根性あるなあ・・





滝尻王子の左横をすり抜けるように進み、山道へと入る。

ここを輿で・・担ぐ方は・・たまらんなあ・・定家はん、痩せとったんやろか?・・なんぼ痩せとっても重いやろなあ・・急やし・・
 


13:33


胎内くぐりの大岩


これをくぐって生まれ変わり、本宮を目指すそうだ・・困ったな・・ワシはエエことしかしとらんから生まれ変わる必要ないんやけどな・・生まれ変わって悪猫になったら、どないしてくれるんや?ワシの責任やないで・・

最初は結構広いが、最後は身体をよじってよじ登らなければ出られない。
少し肩がギクっとなって少々慌てた。

定家はんもくぐったんかなあ?日記を見ると前後で生まれ変わった様子はないけどなあ・・

胎内くぐりで生まれ変わって・・おぎゃあっ★・・と・・叫んだら・・
乳岩がある。




奥州・藤原の秀衡が子供に恵まれないので熊野の神に祈ると・・不思議や不思議・・身ごもったそうな・・で!お礼参りに来れば・・ここで産気づき、子を産み落としてしまった。子を連れては山道を行けないので、ここに生まれたばかりの子を置き去りにして・・(ホンマかいな)・・継桜王子の近くで桜の小枝を植えて進み、参拝したそうな。戻ってくると桜が根付いてたんで、赤ん坊も無事だと確信したそうな。ここへ辿り着くと、狼が赤ん坊を守って、岩の間からしたたり落ちる水で、赤子は育っておったそうな・・

でもなあ・・あの有名な秀衡のハズないで〜ホンマ者やったら供の者がぎょうさんおったやろうし、そんな身重で奥州から来るはずないで〜第一、その子は三男やていうやんか〜せやったら子供はおったわけやしな〜
そんな有名人なら、記録が残っとってもよさそうなもんやけど、藤原家にはそんな記録あらへんで〜

・・とまあ・・イチャモンつけんと、純粋に感心しとくんやで〜ろまんや!ろまん!・・パフェちゃうで!マロンちゃうで・・ロマンやで・・感じるんやで〜


13:52

不寝王子


この王子は熊野御幸記や中右記には出てこない。なかったものと思われる。第一、滝尻王子から近すぎる。

しかし江戸時代には登場している


14:02


木の根の道。
京都の鞍馬が有名やけど、どうしてどうして・・熊野も負けてへんで。
 



14:22

剱ノ山経塚跡。



ここはちょっとした広場になっていて休憩にもちょうどいい。
この山は八百万の神々が鎮座される場所となっている。
いわば滝尻王子の奥の院のような山である

 


14:40
飯盛山展望台。見晴らしは最高!



モウしんどい・・景色なんぞどうでもええ・・ちょっとでもラクをしたい・・というバテバテの人は、ここへ登らなくても下の道を通れば、すぐに合流する。
下を通れば「ヤッホーポイント」「法螺貝ポイント」がある。
 


14:54
「さあ〜あそこが今日のゴールですよ!近いでしょ!」と、先達さん。

・・・近いか?・・白内障の手術をしてへんかったら、なんも見えへんで・・え?なんやって?平安時代に手術があったんかって?あったんやって!心の眼で感じるんや・・な・・?・・分かったやろ?・・ええ子や〜素直やなあ〜可愛いで〜
 

15:13
針地蔵

・・なんやったかな・・?・・忘れてもうた・・

御利益があったら、金属で鳥居のような形を作って収めるんだそうだ。


15:43


高原の集落





今日のゴールはあの辺りや。もう目の前や!

・・と・・右手の山肌に・・キジがっ!・・ヨチヨチ歩いてるっ!!

皆が思わず騒いだので・・歩いて・・崖を登っていく・・
もっと近くで写せたのに・・モニターでは動く物を追いにくい。
ファインダーもないとなあ・・せっかく横向きで美しい姿を見せてくれてたのに・・


15:50
高原熊野神社



見事な大樹に囲まれ鎮座され、素晴らしい気が充満している。
思わず息を飲む聖域である。

本来はこの神社の裏手から回り込む形で通られていたようだ。神社の裏には・・それはそれはでっかい樹がっ♪




16:04
この向こうに宿がでけるそうや。

ここを右へ行くんやけど、今日はここまで。宿舎に向かう。
ほら〜大きな駕籠が待ってくれとるやろ?

ここからの眺めは最高やで!
ほんまに最高!

この写真は2006.07.09.日に来たときに撮影
この時は逆に歩いた

定家はんの日記には、滝尻王子を日が暮れてから出立、「山中の宿に着く」との記述があるが、「山の中の宿」という意味で、この集落辺りか?
また、この宿は・・・
「此の所 又 不思議奇異の小屋なり。寒風甚だ堪え難し」だそうだ
この辺りでは寒くてかなわんかったらしい。


ワシらは、上皇はん並の宿舎が用意されとるらしい。
湯の峰温泉やと。小栗判官っちゅうヤツが蘇ったっちゅうウワサの温泉やで。ワシ・・これ以上蘇ったらどうなるんやろな?

ほな・・不思議奇異の小屋に泊まる定家はん、ごめんやっしゃ・・

二日目はここから継桜王子まで歩く



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