熊野古道  小辺路 2007.05.27.日

三浦峠

11:06 前回の伯母子峠からの続きとなる。(三田谷橋)

ここはトイレがひとつなので(男性のも入れると2つ)時間がかかる。昼食とトイレ休憩を合わせてとる。

11:32 スタートしてすぐ「平惟盛の墓」が少し後ろ手の見上げる位置に・・


惟盛は平氏の嫡男で(清盛ー重盛ー惟盛)、壇ノ浦で源氏に敗れて熊野に来た。山で護摩を焚き、煙が上ったら今一度戦に・・下ればこのまま・・と・・占ったそうな・・(この山を後に護摩壇山と呼ぶようになった。本当は耳取山)・・と言われるそうな・・最後は熊野の海で入水・・

だから、この辺りでは・・後に・・「惟盛の落とし種」と名乗る人物が何人も現れたそうな・・









すぐ隣に「腰抜田」・・説明の立て札が立っている・・以下、抜粋

南北朝の頃、北朝方から逃れた大塔宮護良親王が十津川郷に難を避け、五百瀬を通過しようとした際、荘司に行く手をさえぎられました。
通行を認める代わりに「家来か錦の御旗を置いて行け」と要求された宮は、止むなく錦の御旗を置いて行きました。
その後、一行に遅れた家来の村上彦四郎が荘司の館に錦の御旗を見付け、怒って荘司の家来を水田の中に投げとばし、錦の御旗を奪い返しました。
その時投げとばされた家来が、腰を抜かしたので、その田を腰抜田というようになりました。


・・実際は兵を募ったが豪族にバカにされ、錦の御旗もぶんどられ・・とは書かれてなかった・・

でも、実際の腰抜田は明治22年(本宮が流された大水害)に水没してしまった。
11:39 三浦口 登山口への表示 11:42
吊り橋:船渡橋
この橋を渡りながら・・揺れる橋の上で・・

こっこ「なあ〜下、見てみぃなぁ〜すごいわ〜!」
ニャア「嫌や〜!ウチ、恐がりなんやで〜」
こっこ「怖いことあらへんがな〜ほら〜すごいわ〜・・あ・・気持ち悪ぅ〜・・ようたわ・・」

11:44 微笑ましい手書きの「いまから がんばれ」

これ見たら頑張らないわけにはいかなくなるなあ!
11:52 この集落を右へ。山に入る。

一番奥の家の庭で、腰が少し曲がった優しそうな笑顔のおじいさんが見送ってくれる。
手を振って挨拶する。
12:09 吉村家跡・防風林
昭和23年くらいまで居住しており、
昔は旅籠も営んでいた。
この辺りまでが往時の三浦集落だったと思われる。



小さく写っているのは「こっこさん」
12:51
三十丁の水
道から少し右へ入った所にある
ありがた〜〜い水場!
12:55
三十丁石
ずっと登りが続くが
筋肉痛の影響はない
いや〜!
良かった!
良かった!
13:31 三浦峠!1060m

休憩!東屋は日陰にはなっているが、風が通らなくて暑いので、交叉している道路の横に木陰を見つけて座り込む。う〜ん!最高!風がヒンヤリしていて汗が乾く。ここから下り一辺倒だ。靴ひもを少し締める。

ここまでが今日のコースの全体の三分の一くらいだという。
13:53 さて・・スタート!「西中を経て十津川温泉に至る。西中まで 11.2km」

え?今日は12kmのはず・・ん?・・と・・いう事は・・?・・
うう・・下り初めて分かった!・・昨日の大普賢で・・延々と続く下りのせいで引き起こした筋肉痛だ・・下りが・・こりゃあ〜・・どうしよう・・あ〜〜・・どうにもならない〜〜踏ん張れない〜〜!
え?大普賢ってってなんやって?・・昨日登った山や!・・いちいち突っ込まんでええっちゅうねん・・

「へええ〜〜っへっへっへ!〜〜止まらん〜〜早ぅ〜行ってくれ〜〜!!」

これに驚いた・・こっこさん・・
「ひゃあ〜〜〜!」とイイながら急ぐ!
「怖いなあ〜!」
「ごめん〜〜!どうにもならん〜〜!」

先が思いやられる・・と・・こっこさんは思ったに違いない!
14:09 古矢倉跡・宿坊があり、賑わった
これは水場だったんだろうか?







14:25 ギンリョウソウだ!・・興奮して三人で写真に撮ったりして騒いだ。

下りに入ってから、いつもの事で、かなりバラけている。時間的にはそんなに差はないのだが、曲がりくねった道なので三人しかいない。でも、このとき、後ろから数人のグループ(同じツアー)が来た。来たと同時に
「こんな所で立ち止まるな!邪魔になる!」・・と叫びながら近寄ってくる!

・・なんだとぉ〜!・・てめえ!今来たばかりじゃねえかよぉ!今まで別に邪魔になんかなってねえよ!誰もいねえだろっ!ただ歩くだけなら個人で来いっ!・・と言いたいが・・雰囲気を壊すので(気が小さいとも言う)黙って道をあける。そのグループは立ち止まることなく風のように通り過ぎた・・全員、同じ性格なんだろうな。
「すみません。通ります」って言えないのか?

・・第一、なんで後ろから来るんだ?あの勢いじゃあ先頭にいるのが普通だろ?・・おまえらこそ最初から先頭にいろよな!迷惑かけんじゃねえ!・・気が弱いとも言う・・
14:27
出店跡


14:31 書かれてある通り、石垣が続き・・これが結構な広さなのだ!・・こんな山の中で、こんなに広い場所があるなんて!と、盛り上がる!

「出店の方が流行ってたりして!」
「どっちが本店か分からんくらいにな〜!」

・・ふと・・ちょんまげ姿の人々が居たような気がした・・

続く石垣
14:40 ギンリョウソウの集団!

・・よく・・さっきの慌ただしい集団に踏まれなかったなあ・・
少しだけ横にいたのが良かったんだな・・

さっきの出店跡から二人の添乗員さんと一緒になった。今日は梅田から三台のバスが出ている。小型だが、前回と似たような人数のはずだ。三宮からも一台出ているのかな。しんがりがいるはずだから。
14:45 今西集落の標識・・ここは広い場所もない・・ということは・・ここから見えている、あの集落の事だろうか?ここに集落への近道があるんだろうか?と、キョロキョロするが見あたらない・・崖しかない・・
14:54 わあ〜お!見晴らしの良さに疲れが・・吹っ飛ばない・・太腿が・・でも何とか慣れてきた・・木漏れ日が最高!・・道自体は歩きやすく気持ちが良い!・・筋肉痛の今日には実に有り難い!
15:17 矢倉観音堂

やっと着いたあ!
「次の休憩は観音堂です」と聞いてから・・
長かった事・・まだか・・まだか・・と・・

「へえ〜〜っへっへっへ!」・・と・・筋肉痛の足を引きずって・・やっと着いた・・

昭和30年に建て替えられたそうだ。耳を患う人が願をかけ、頭をなでると治るといわれるそうだ。

いつも耳が痛い私にピッタリかも?
15:34 今は誰もいない様子だ・・住みつこうかな?・・
15:36 
わあ〜!林道だ!
ゴールは近い!

小辺路には登山届を出す箱が必ずある→



15:40 このまま林道かと思ったら、また山道だ。
・・今日は・・林道の方がいいなあ・・

15:44 可愛いが滝まである!



添乗員さんのザックに・・澤熊講師が貼っていったシールを回収して・・つい笑ってしまう!追いかけてパチリ!
すると・・単に先を急いだと思われ
「あ・・急がなくていいですよ〜」
15:46 

お!あと50m?
15:53 
林道へ出る


50mじゃあ
なかったみたい
Uターンするような
形で暫く歩く
15:56
林道・奥大谷線


ゴオ〜ル!


16:23 ゴールにはトイレがないので近くの「昴の郷」へ!野猿のある温泉だ。

外のトイレではなしにホテルのトイレになだれ込む。大好きな「じゃばらジュース」を買う!これは乾いた喉や身体を一気に鎮めてくれる魔法のジュースだ!
あと10分あるので・・
ニャアの大好きなイオウの香り!

う〜〜ん!
疲れが吹っ飛びました!最高!
17:03 バスの中から増水した時だけ現れる滝が見えました!最高!

こうして〜またまた大満足の一日が過ぎていきました・・


次は谷瀬の吊り橋を渡ってみるど〜!


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