管理人・嘘八百  案内人・庶民@

熊野古道:小辺路  2006.12.03.日

果無峠(はてなしとうげ)

昴の郷〜果無集落〜天水田〜観音堂〜果無峠〜花折れ茶屋跡〜七色集落








7:30 出発!

9:17 最初の休憩地・吉野路・大塔・星の国
ここに着く少し前から雪が・・木々が雪を被っている・・おいおい・・今日は果無峠だぜ!・・特に急な下りが延々と続いてるって聞くのに・・

そこへ追い打ちをかけるように・・澤熊講師が・・
「前には雨が降った事がありましてねぇ〜あの時はみんな滑りましたね〜一人6回ほど滑ったんと違いますかね〜」

何しろ標高差900mあるそうで・・しかも!時間との争いなんである!陽があるウチに集落へ下り終わるかどうかという大問題があるのだ。悠長な歩きはできないんである!足もとの状態が大問題だ!

出発してから暫くして・・良かった〜!晴れた〜!・・道路を見ても濡れていない!よしよし!私はやぁ〜っぱり晴れネコだあ!〜お天道様ありがと〜!

11:17 スタート地点側の「昴の郷」到着!
雲が広がっているが薄曇りで全く問題がないようだ。安心!ここで休憩と登山準備で30分ほど。
こっこさんとmityannさんと三人でウロウロ。奥の方にホテルがある。なんや気になって行ってみる。
ホテルの玄関を通りすぎた所に足湯がある!わあ〜お!
入りたいなあ!と騒ぎながら・・更に奥へと目をやる・・





わあああ〜おおお!「野猿」だああああ!乗りてぇぇぇぇっ!
観光用なので安全だしさ〜

「みけさん、乗りぃや〜乗れるで〜」
「乗りてぇなあ〜!ほんでも、もし途中でチカラ尽きて止まっても〜たら〜どうするよ〜」
「ははは!安心しぃな〜うちらは他人のフリしてバスに帰るわ〜先生が知らんか?いうたら知らんって言うとくわ〜一緒やってバレたら怒られるやんか〜」

・・危ない!危ない!〜乗るところだった〜

「そうや!もりりんをそそのかして乗りに来よう!」
「え?この間も言うとったなあ。誰や〜?」
「ふふふふ・・未知の生物やで〜」

・・と、こっこさんと軽いやりとりしながら準備を整える

そんなこんなで11:50!スタートだ。

昴の郷近くの赤い柳本橋を渡るとき、こっこさんが「怖いわあ〜!」と・・ふふふふふ・・超人・こっこさんの弱点、みぃ〜っけ!ふふふふふふふ・・・嬉しいなあ!
12:00 全員fが揃うのを待って準備体操。

他に吊り橋を渡るルートがあるそうな・・是非!行かねば!
絶対に行かねば!

さっき通った橋→


今日はピンク色の行程だ。10kmほどらしい。
本当は、もう少し先まで行くのだが、
それこそ日没間違いなし!・・なので・・
途中の七色という集落へ降りるそうだ。
12:10 山道へとりつく。
まあ〜これくらいの坂が延々と続く・・のだ!・・

ところで・・途中にあったコレ→
ミツバチを飼っているそうだ・・

12:12 
柳本吊り橋への標識

うう・・下ってみたいっ!

12:12 同じ所に「果無峠登山口」の標識が→

12:35 果無の集落
ここは南天街道(私が名付けた)
12:40 集落から見下ろす!〜ええ気分じゃぁ〜!

小辺路も世界遺産になってはいるが、登る人が少ない。この日も日曜だというのに誰とも会わなかった。それというのも・・泊まれるところがないのだ!宿がない!
峠を越えて降りていっても、そこから宿まで4km歩く・・とかいうように・・だから忘れ去られる世界遺産みたいだ。
柿と大根・・懐かしいなあ・・
5分休憩して(先頭集団の方達は10分程かな)出発。

果無峠越えは西国札所33カ所の観音様が祀られてある
最初こそ探していたが・・
下りは一目散に下ったため、ありゃ?・・
という事に・・

12:58 果無峠登山口
登山届の箱
・・え?ここが登山口?

ここからの路は、ますますフカフカで気持ちがいい!
13:22 天水田跡
この辺りはご覧のように山・山・山・・・果てしない山・・・米を作る場所にも困った。
山を拓いても水を通すこともできなかった。そこで、まず粘土質の土を敷き詰めて雨水が染み込んでいってしまわないようにし、その上から土を敷き詰めていった。
あとは雨水のみが命綱。雨が多ければ米がとれ、雨が少なければ収穫ができない。天に任せた水田だった。
ここから300m上にあった「山口茶屋」の住人が作っていたと書かれてあった。

13:30 出発!・・だいたい5分の休憩。(2回目)
出発前に「え〜ここでリタイアするという方ありませんか?あれば添乗員が一人ついて行きます。ここを出発すると何が何でもゴールしてもらわんとあきませんよ!」

何でも最初は日が長いので夏に実施。すると15人近くがリタイアしたという。それで冬の間の積雪時をハズし、春に実施する事にしたが、その年に10月の予定だった伯母子峠が道路が崖崩れで通れず、仕方なしにココに来たのだそうだ。
澤熊講師の熊野古道は毎年同じ月に同じ場所へ行くという事がお決まりだ。毎回スタンプを集めてオリジナル・グッズなどをもらう関係で、行けなかったら、次の年の同じ時に参加すればいい事になっている。従って・・仕方なく・・そのまま日が最も短いこの時に・・果無峠を歩くように定着したんだそうだ・・



今日は誰もリタイアしなかった。
13:37 山口茶屋跡  


ここで、せめて5分・・と思うが・・そんな時間はないようで・・また来なければ・・!来るべし!
来るぞ!来ないでおくべきか!・・と興奮冷めやらぬまま先へ急ぐ。

14:06 果無観音堂・・ここには水場がある。勢いよく出ているが冬場は凍結するかも?なにしろ周囲には、すでに、つららができている。

ここではトイレ休憩も含め、10分ほど休憩。(3回目)
14:31 本日一番の見晴らし!

右手奥には釈迦ヶ岳も見える!眼下は十津川温泉


・・ここも・・せめて5分ほしかったなあ・・また来なければ!来るべし!・・ちと・・しつこい?



う・・行きたいッ!・・
14:50 果無峠到着〜!〜1114m〜

予想通り15時だなあ〜下りは・・せめて2時間で降りないと真っ暗だろうなあ〜

全員が揃うのを待ってスタート!10分ほど休んだかな?(4回目)
そんなに休まなかったような気がするけど・・何しろ座って・・プチ・パンをひとつ口にほおりこんだらスタートがかかった。それが・・
「さあ〜!頑張って下りますよぉ〜!16:30には降りますよ!がんばろ〜!」
・・と・・勝ちどきのようなかけ声を!!・・二年近くツアーに参加しているが・・こんな澤熊講師は始めて!・・ホンマに気合いを入れんとアカンのや〜!

15:00 さあ〜!行くでえ〜!でも〜絶対に16:30は無理やで〜17:00やろな〜
そうか〜16:30のつもりで下りな〜下りられへんのやろな〜・・
15:56 本宮町を望む

もう観音様は眼中になく、前を行く人について行くだけだ。小走りで下る・・少しでも平坦なら本当に小走り!・・ずっと・・急げ!急げ!状態。・・だって・・もう陽はとうに傾いて・・夕陽どころか暗くなってるんだもん!
16:10 
小辺路と県境の集落「七色」への分岐


ここで最後の人を待つ。10分の休憩となった。
路を少しでも外れると、それこそフカフカで足がめり込んでしまう!気持ちいい〜〜!・・が・・ヘコヘコである・・
「ここから本路を外れて七色へ下ります。間違えないように。まあ〜と言うても〜逆に真っ直ぐ行けば七色に行くんですがね〜」

本当だった・・七色への路の方が幅も広いし真っ直ぐ

16:20 出発!・・七色まで20分とある。
バスが待つ所までなら30分と思った方がええなあ〜急げ!急げ!〜もう陽は落ちたど〜!
16:44 着いたど〜!・・バスはドコじゃ〜?・・結局下まで降りるのね〜・・
でも〜森から抜け出し明るくなってホっとひと息!

全員・・膝がガクガク・・カクっ・・くず折れる人も。
いつも平気で健脚のKさんも「はあ〜まだかいな〜もう足がおかしいわ〜」
16:54 七色のバス停。
これは十津川村の中だけ走っているそうな・・
だから縦走して、バスに乗って・・は・・できない相談

バスは少し先で待っていてくれた。
17:00 ゴォ〜ル!
明後日が今年最後の満月だ・・でも私には今日が今年最後の満月!
山の方を振り返れば・・闇・・え?まだ残ってるよね?・・
5分くらいかな?全員下山!みんな根性あるなあ〜!
この七色の集落から渡し船に乗って、本宮へ詣でるのだ!
あとは舟に乗るだけなので・・といっても・・今は渡し船はないので・・従って・・

これにて小辺路の案内は終了〜お疲れ様!

バスは2台だった。梅田出発が48名。三宮からが30名ほどか?もう少し多いか?
で・・ウチのバスの添乗員が体調が悪かった・・風邪かな?・・うつらなかっただろうな?

「え〜実は天水田でリタイアがあるものと期待していましたが・・誰もリタイアしてくれなかったので・・でも何とかゴールしました〜」と・・そうだったのかあ〜!

結局5回ほどの小休憩で。あとは歩きっぱなしだった。まあ〜熊野古道は何しろ遠いので、いつも休憩はロクにないのだが今回は・・素晴らしかった!(^。^;)

家に着いたのが22:10
はい〜・・疲れたなあ〜・・でも大満足の一日だった!来年のツアーも参加しよう!

こうして今日も幸せな一日が終わり、気持ちよく布団に入った!

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