恒例の秋祭りが今年も10月11,12日と行われ20台以上の屋台がでて、ぶっつけ秋祭りが執り行われた。 屋台と言えば有名所はなんと行っても高山のからくり山車であろうが、ここ鹿沼に、これほどの多くの山車が有ることは、多分見てみなければ分からないことである。 なんと言っても、山車の彫り物が豪華であることしかも掘ったままの彫刻を鑑賞できる屋台はたぶんここだけなのだろう。 まことに素晴らしい文化財であり遺産なのである。 この地域の他の山車は、栃木市の秋祭りに見られるがこれはまた素晴らしく高山のそれと匹敵するであろうが、ここ鹿沼の山車は、その勇壮な形と台数ではきっと日本一なのかもしれない・・・ともあれ素晴らしい鹿沼市のぶっつけ秋祭りの山車を鑑賞して見ようではないか!
秋祭り山車巡回前の風景である。すっかり装束を整えた子供達の素晴らしい出で立ちをひしひしと感ずることである。 このような文化遺産が残る町は、きっと悪が広まる余地等は、ないのであろう! 一番現代で必要な、人の和が、自然に沸いてきそうな町、それがここ鹿沼市なのであろう。 それにしてもこれだけ多くの人を集める鹿沼のぶっつけ秋祭り! まことに素晴らしかったのだ。


それにしてもこの町、普段と様相が全然異なって見えるのである・・・・ここは、あの有名な古峯神社に行くとき通過しなければならない町であるが、今回ゆったりと町中を歩って感じたことは、町の人々の繋がりが素晴らしいことを感じさせられたのである。現代の過疎化した人間関係、全くいやになるが、ここの町にはそのひとかけらも見ることが出来なかった・・・素晴らしい町である!町中を飾るこのぼんぼりなどもまだ新しいが、これによって益々この町が美しく輝き、益々人がこの祭りをもり立てるようになる期待がこみ上げてくるようでもあったのだ。

この素晴らしい山車の飾りを見てほしい! 流石に日光東照宮関連の宮大工彫刻が施されている素晴らしい彫り物である・・・・実際この中の何台かはここ鹿沼の山車会館を訪れればいつでも見ることが出来るが、これだけ大量の山車を一度に見るには、この秋祭りの日を待たなければだめなのである。


昔からの伝統を継いだ提灯群、これだけ見ても何か歴史のある町、ここ鹿沼市の伝統工芸が、大事に育まれていることに驚きさえ感ずるのは、私だけであろうか?

山車の出発前の一時、皆十分な身固めが出来ており、ファイト満々の姿があちらこちらで見られたのである。 歩道はこの時に及んで、歩くのが大変なくらい沢山の人たちであふれ、この小さな町に、どこから来たのかと思うくらいの人が一度に集結していたのである。 やはり季節は秋に向かい、そして、この好天の一日に、この祭りが盛大に行われるのである。


色々な装束の色があって、山車を引く時もそのかけ声が異なり、面白い、子供達も山車の出発の一瞬をなにがしか語らい待っていたのである。 確かに大都市ではなかなか見られない姿なのであろう・・・・

素晴らしい着物を着て、山車の前で待つお姫様・・・鬘であろうが、その毛並みの一本一本が、印象的であった。それにしても豪華絢爛とはこのことなのであろう。


あまり着色されていない、無垢の彫刻は、このように迫力が有り素晴らしい・・・今回町中の裏通りを通過中に町中のこれら山車を格納する部屋が随所にあることが伺われた・・・・これは高山地方にある、格納庫と同じ造りで背が高く、まさかこの鹿沼の町中にあったとは、知らなかったことの一つである。

いよいよ山車の出発! 威勢の良いかけ声とともに、最近は女性の声がありがあり、元気である。 いずれ劣らぬ名調子で、おのおのの流派の特徴を山車ながら、お囃子にあわせて繰る綱の動きは、素晴らしい感動を見物客に与えていたのであった。


出発前のうれしい語らい、そして、出発前のお膳立て! まことに十分鑑賞しなければならない文化遺産の山であった。 これだけ素晴らしい町造りが残っている鹿沼の伝統をこのまま、是非残していただきたいと、心密かに思ったのであった。
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