良く冬になると、思い出されるのが、会津地方の雪と民家である。 しんしんと降りしきる雪の中に、わら屋根の民家と裸電球が光り、その中で新たな新年を迎える!・・・・こういう事を考えただけで、こういった風景は、今では見られなくなってきているのである。 私も、未だデジタルカメラなど出回っていない頃に、会津地方が好きで、良く訪れたものである。 嘗ては、白河から会津に抜ける道は、地図上では記してあったが、とても道らしくなく、一度会津から白河に抜けた時に、これは、危険な道で2度とここは通らないと、きめたほどであった。 あれから数十年経った今になって、此路の傍に、何か人工湖が出来て有名になっていると言うことを聞いて、一度行ってみようかと言うことになったのである。 地図をひもといてみれば、此路は、白河は鳥線と言われ真名子川沿いの道で、地方道の37号線である。 そこで下の写真のような場所を心に描いて、行くことにしたのである。 尚 この写真は、デジタルの写真ではなく、嘗ての、懐かしい銀塩写真での’会津の冬’の豪雪風景である。 今になると、この写真が、何処で撮られたのか分からない位、年月は経っていたのである。 確かに訪れてみれば分かるであろうが、その随所随所になの頃は有るにしてもかなりの変貌を遂げているここ、会津地方なのである。 「かやぶき屋根の残る・会津大内宿」

雪と民家は会津の宝!、確かに雪がなければ、総ての美しさは、消え失せてしまうであろう(決して雪時だけでは無いにしても・・・・しかし、関東近県から会津を訪れる人は、多いのである。 何も会津の有名なお城を見るばかりでなく、雪見そしてラーメンを食べに行くと言うような、風流な人達も多いのである。 今回は、そうした風景を見ながら、白河方面から、順に思い出して、見ていこうと思うのである。

これは、未だ白河近辺での風景で、珍しいなまこ壁の有る蔵を見つけたのであった。道の端には、雪が、丁寧にかたづけられており数日前に雪が降ったことを物語って居たのだった。 そこから、会津へ、行くのには、直接猪苗代方面へ抜ける道も残っているのであるが、今回は、人工湖のある羽鳥湖周辺を通過して、会津の町、湯野上温泉方面へに行ってみようと思うのである。 これが、宇都宮市から塩原温泉経由で行っても良いのであるが、こちらから行くと、かなり高速によって北に登る距離が短縮できて、大変楽であるからだ。


羽鳥湖への道は、それ程、雪もなく、除雪は完全であった。 そして観光バスなども通過しており、その事は、道は、大丈夫であることを物語っていた。 会津も結構温泉が多いところでは有るが、どれを取ってみても山中の幽玄な感じを残した素晴らしい湯野香なのである。 道から見る那須連峰は、午後の日を受けて目で見ても殆ど霞んでしまっていた。 そして、道傍らの枯れ葉を見ると何か色が付いて、新芽が、まさに出てきても良いような、感じがした。

これが、羽鳥湖である。 この周辺まであがってくる途中は、至る所に車が駐められており、ここで冬の釣り、ワカサギ取りが行われていることを物語っていた。 かなり広いところなので、観光地としてはまだまだ開発されていくことであろう。


そして、暫く行くと、雪がだんだん多くなり、それとともに美しい民家が現れてくるのである。 周辺の風景は、このように雪と冬枯れの木ばかりであるが、それが、少し赤茶色に色が変わってきて春の訪れを忍ばせているのであった。 川の流れも冷たく、雪国のそれを思い出させるのである。

最初の集落が現れたところの風景である。 川の流れと部落が美しく現れてきて、多分誰でもが、目を見張り、一時立ち止まって見るところであろう。 あの赤いシンボリックな農村風景のトタン屋根は、ここでは今でも健在である。

そして、南に目をやれば遠く二股山(この下に田島から見る二股山周辺の写真紹介あり)が見えてきていよいよ会津の風景が、ここに出現してくるのである。 これからは、かなり険しく道にもなってくるのである。この周辺の風景が、先ず第一のポイントとなるのである。


会津の道路は、このように除雪が良く、周辺には雪が積もっていてもこのように、殆ど雪が無いのである。

美しい雪国の生活がにじみ出るような素晴らしい好悪形がここに広がっていた。 邪魔は多いものの、余り切り取って芸術的にしたものより生活感が有って楽しい写真であろうかと思うのは私だけであろうか?


道端で未だ見る事の出来る’わら屋根の農家’が数軒、健在に残っており、それが、郷愁を誘うのである。

こうした大きな写真にしてみれば、豪雪地帯故の二階住宅があちこちに見え、そこで住む人の生活の知恵が、過去から育まれて居ることが分かる。 そして、遠く越後地方などまで、行かなくても、手軽に、この周辺でこれら生活習慣が見られるのは、有り難いことでなのである。 そして、話は長くなるが、ここから湯之上温泉に向かってくのであるが、今日は、この辺で会津の旅とは、お別れして、又別の機会に、続きを紹介していこうと思うのである。 そして、今回は、道を変えて塩原方面から訪ねる会津を見てみよう・・・・

これは、打って変わって会津の田島に近い場所である・・・・多分雪の季節もだんだんと遠のき春近氏というイメージが感じられる・・・・これは、当時の大切な記録写真であり、今では、多分相当この街道筋も変化してしまっていると思う・・・降雪の後の除雪作業は、首都圏とは異なり非常に素早い! そして民家の家脇に沢山の雪がためられている光景が、本当の会津の生活空間なのであろう・・・・何か、銀塩写真はほろっとする柔らかさ、暖かさが感じられてならないのだ!
この当時の関東から会津に行く道と言えば、白河からはいるのが楽であったが、奥塩原から尾頭トンネルが出来てからは此路で訪ねるのが常であった・・・しかしやはりこの時期にはタイヤには峠付近でスノータイヤが必携品であった。 この尾頭トンネルを越えるともうすっかり会津の雰囲気が漂い、木々は真っ茶色の明るい色に輝き栃木県内の木々の色とは全く異なってくる・・・・いわゆる真っ黒な山肌から、赤褐色の綺麗な林に変貌するのである。

そして、上三依に到着する・・・・今ではここに水生博物館が出来たが、当時はそのままの生態が残っていたのだ。 そして、向かうところは山王峠である・・・・この峠を越えるとやや道が広くなって坂を下りるようになるが、ここで良く4輪駆動車が道路上を滑って道の端の方に転がっている姿を良く目にした物であった・・・・多分4輪駆動車の過信から来ていたのだと思われる・・・そして、この街道筋は、121号線であり、田島へと続くのである。田島の大きな道の駅は、比較的誰もが寄る場所であり、この辺の雪の多さには、他県から来た方々には、驚きの目で見られる場所である。

そして、そこを進むと、山王川と周辺の流れが集まり(大川)とか阿賀川と呼ばれる大河の始まりとなっているのである。 この場所には、独特の橋梁があって、うえを、野岩線が走っており、そこを車では左折すると、あの温泉で有名な会津たかつえスキー場経由、舘岩村のある湯ノ花温泉へと誘われて行くのである。そして、先を急ぐと湯ノ谷から檜枝岐温泉、新潟県の奥只見湖方面へと続いて行くのである。 この道は、決して奥只見湖周辺までは、悪路もないので安心して行ける場所であり多くの太公望の訪ね歩く道でもあるのだ! 上の写真は、会津長野からの川の流れに沿った眺めで豪雪の場所である・・・・ひどいときには、この欄干までが雪に埋もれてしまうのである。そして多くの山々がそびえているが真ん前にそびえ立つ山が湯野上温泉の小野岳そして右に連なる山々が、二股山へ続き二つの山が重なり合って、あの麓に、こんこんと静かに湧出する秘湯の温泉があることで有名な山なのである・・・

田島に近づくとこのような民家が道から離れて点在する・・・多分バイパスが出来ているのだと思われる・・・・村中を見るには、すこし道路際から入り込めないと見ることは出来ないが、少し離れてみるのも情緒的である・・・・
周辺探索:湯野上温泉、羽鳥湖、岩瀬湯本温泉、野中温泉、大内宿、レジーナの森、甲子温泉、二股温泉、芦の牧温泉,
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