朝ドラ「おひさま」と両親の戦争体験

main_title

映画「少年H」その②



【編集途上に付き・・・・】
 さて「少年H」その①では、降旗康男監督の再現した昭和初期の映像に関して感想を書いてみた。その②では主に映画の内容と原作に関連する疑問について考えて見たい。当サイトの趣旨からすると、「少年H」と両親の戦争体験・・・となろう。

 まずは映画と原作の違いについて知るところを少し記述したい。原作は上下2巻、相当長い話なので、全てのエピソードを映像化すれば優に8時間は超えたと思われる。ざっとではあるが、原作の1/3程度が映像化され、残りはカットされているように思う。
 例えるなら「小説・少年Hダイジェスト版」と表現しても良いかと思う。それでも原作の大切な部分は、忠実に再現されてあるので違和感は全く感じない。むしろ、原作に関する疑惑の部分が“はしょられて”、誰が見ても良い作品に仕上がっているように思う。
 映画に関する限り、巷で騒がれているような疑惑を意識せずに見ることが可能だと思う。それでもこのシーンはNG?と思われる個所がいくつか存在したので、その件を「おひさま」の時と同様に、両親と共に考えてみた。

【映画の中で感じた私の疑問点】
①空襲の際にH少年は鉄兜を被っていた。鉄兜のような物を、当時、中学生が被ることができたのか?
②本格的な軍事教練。本格的と言っても装備の話である。鉄兜に背嚢、ゲートル、三八式歩兵銃・・・神戸二中ではこれらを装着して軍事訓練が行われたことになっているが、それは真実なのだろうか?また、軍事教練として、実銃を含めた装備で帰宅し、夜間に六甲山縦走の教練を行うシーンが描かれているが、当時の中学生が自宅に実銃を持ち帰る事など可能だったのだろうか?
③教練射撃部の実銃を、終戦直後、部員達が独断で持ち出し、裏山に埋めて処分する。果たして、このような行為が、当時、可能だったのだろうか?

 配属将校が少年Hを鉄拳で制裁するシーンがある。唐津商業学校在学中に学徒動員を経験した父の感想として、配属将校が鉄拳で生徒に制裁を加えるのは考えられないという。上級生から竹刀やバットで制裁を加えられることはあったが、配属将校が直接制裁を加えるのは考え難い・・・とのコメント。

【編集続く・・・】




「おひさま」と両親の戦争体験メニューに戻る。