秩父 峠の尾根から大平山

 
大平山
(オオヒラヤマ)
標高 1603m
秩父市
登山日2016年12月 3日
 
 
大平山山頂にて

● 秩父 浦山ダムの所から

 山の会の月例会合の後、Tさんと秩父の浦山ダムのところから登る山に行こうという話がまとまった、私は140号から浦山ダムの方へは行った 事が無いので、どんな山が有るのか良く知らない。


 奥武蔵・秩父のエアリアマップを見ると、秩父市の南、東京都との都県境にかけて沢山の山がある、今回はあにねこさんが去年登られホーム ページに紹介されている「大平山〜七跳山」に登ろうという事になった。


 私の持っているエアリアマップは96年版なので、まだ浦山ダムは工事中になっている、大平山へのルートは赤の点線さえ書かれて無い、新しい 地図ではどうなっているのか気になるところだ、大平山をヤマレコで調べると、この山域を登る人は奥多摩から三ツドッケやソバツブ山などを縦走 して秩父に抜けたりしている、東京が意外に近いように思われる。


 大平山は秩父市だが七跳山は都県境で東京都になるので、東京都から無線運用が出来るので楽しみだ、登山口などの細かいことはTさん任 せで、ヤマレコで落とした奥多摩から川俣までのGPXデーターを七跳山で切り分けて、地図ロイドに読み込んで出かける。


● 浦山大日堂

 140号を浦山口で左折して登って行く浦山大日堂のバス停の駐車場に車を置く、車道を少しもどり左の橋を渡り人家の前を通って右の細久保 方面に行く道に入る、下にも人家が有るようだ、狭い道は舗装されているが落ち葉が積もっている。


バス停の広場に駐車する 落ち葉の積もった細久保の集落に向かう道

 すぐに「新秩父線 61 号に至る」と書かれた黄色の杭があり送電線の巡視路が北側斜面に付けられている、急斜面の植林地に付けられた巡視 路はジグザグに効率よく登り稜線に上がると地蔵峠だった。


巡視路に入る 地蔵峠

 地蔵峠はお地蔵さんと反対側に石祠があり北側は車で登って来た毛附地区に下るようだ、大平山へは尾根に沿って登って行く、左側が植林地 になっていて、細久保地蔵峠ハイキングコース 細久保部落20分 と書かれた道標があり、至る大平山への道標もある。


 Tさんと話しながら巡視路を登って行くと61号鉄塔の広場に出る、枯れた蕨が一面に残りいかにも冬景色だ、大きな鉄塔が立ち送電線が南北 に張られ南の仙元尾根の方に続いていて展望が良い、ここでしばらく休憩する。


新秩父線61号鉄塔、仙元尾根の方に続く 枯れ葉の積もった急斜面をテープを頼りに登る

 大平山への道は馬酔木の間に踏み跡があり峠ノ尾根に乗ったようだ、広葉樹の森はすっかり葉が落ちて、木々の間から秩父の山々が見える が、この辺りの山はほとんど登って無いのでどんな山が有るのか解らない、樹林の間をテープを頼りに登って行く、枯れ葉の積もった斜面はどこ でも歩けてしまうので、登山者なのか獣なのか何となく踏まれているような跡を注意深く探しながら登って行く。


 急な斜面を登って行くと左側にネットが張られている、植林でもしたのだろうか、そういえば細長いシカの糞や丸いカモシカの糞もたまに有る。


● 大ドッケ

左側斜面にネットが張られている 大ドッケ

 ネットが張られた所を過ぎて急斜面を登るとピークに登り上げた、木の幹に大ドッケと書かれた札が付けられているGPSによれば標高は1270m くらいで、ドッケとは尖った峰を指す言葉だそうだが、尖ったピークではあるものの大きいとは言い難い気もする、ここで小休止、アンパンを食す。


● 足の調子が悪い

 休憩後先に進む一旦下って尾根を登ると古い道標の前を通るが字が薄くなって読めない、明瞭な尾根を登って行くと標石が埋められていて側 の木の幹に独標と書かれた札が付けられているここが1315m地点のようだ、その先で少しくぼんだ広い所がある、何処でも行けてしまうのでテー プを探して注意深く踏み跡を辿る、そしてまた明瞭な尾根の登りになるが、足の調子が良くない、太ももが攣り気味になる、ここまで私にとっては ペースが速かったのか。


独標 くぼんだ広い所

 足が攣らないように何とか登って行くが、足をまっすぐに延ばせない、ペースが上がらずついにその場にへたり込んでしまう、水分を取りしばらく 休むと回復するので歩き始めるが、またダメになってしまう、そんな事を三度も繰り返したので1469mの手前でTさんがお昼にしようと提案、カップ 麺を作って十分休むことにする。


広い林道がある Tさんの後を登る

 食事と十分休憩した後歩き始める、でもペースが上がらない、幸い斜面は緩やかになりゆっくりだが歩けるので、登って行くと左側に広い林道 がある、テープの付けられた道と並行して登っているので、林道に出て登って行くと広場があり林道は左に曲がってしまうのでまた登山道に戻 る、私は相変わらずペースが上がらないのでTさんに先に登ってもらい、私はゆっくり後をついていく、倒木があり、影のところに先日降った雪が 少しだけ残っていた。


● 大平山

大平山山頂 樹林越しに三ツドッケ

 大平山の山頂直下は緩やかな登りなので、何とか山頂にたどり着く事が出来た、山頂には三等三角点と木の幹に大平山と書かれた木の札が 付けられている、葉の落ちた樹林越しに三ツドッケらしい三つのピークが見える、山並みに目を凝らすと、雲取山らしいピークも確認できた。


 登頂記念の写真を撮って、アンテナを組み立て、チャンネルを聞いてみると、所沢市の狭山湖からCQを出している局がいたので交信してもらい 続いて港区の高層ビルから出ている局に声をかけ交信してもらう、標高1600mは中々ロケーションが良いようだ。


 時間が押しているので七跳山はパスして下ることにする、Tさんは私が下りを歩けるか心配だったと思うが、無線をしていて休みが取れたのか、 帰りは快調に下ることができる、登りでは気付かなかったが下ってみると結構な急登だ、登ったルートを忠実にたどり大ドッケは右に巻いて、少し 下った所で一休み、下りでも汗が出る。


 登りでは気が付かなかったが下りでは正面に武甲山がいつもと違った山容で見える、大持山や有間山なども確認できた、鉄塔の所で休憩し、 無事川俣の集落に下ると、丁度地元の人が家の前で何かしている、正面に立派な建物が有るのでこの人に聞くと今は公民館になってしまった元 小学校で昔は190名も生徒がいという事だ、昔は杉の木が一本1万円で売れたが、今は十分の一にもならずとてもやって行けないとの事だ、山も 荒れてしまうわけだ。


 駐車場に戻る前に浦山大日堂に入ってみる、橋を渡り黄色い銀杏の葉と実が沢山落ちた道を行くとお堂がある、お参りして、ソバツブ山に行く 仙元尾根への登り口を教えてもらう、一人の若い登山者がいて、奥多摩の方から縦走して来たようだ、秩父まで乗せて行きましょうかと声を掛け ると、着替えがあるし4:00のバスが有るので大丈夫だと言う。


浦山大日堂

 七跳山という珍しい名前の山に行けなくて、東京都からオンエアーできなかったのは残念だったし、自分の体力、脚力が無いのを思い知らされ てしまったが、冬の好天の一日を無事歩き通し遊んでこれた。



● 記録

 浦山大日堂バス停 7:31 -(0:24)- 7:55 地蔵峠 -(0:19)- 8:14 61号鉄塔 8:21 -(0:43)- 9:04 網の張られたピーク -(0:42)- 9:46 大ドッケ


 10:00 -(1:02)- 11:02 昼食 11:42 -(0:35)- 12:17 大平山 12:58 -(0:46)- 13:44 休憩 13:53 -(0:41)- 14:34 鉄塔 14:42 -(0:28)- 15:10


 地元の人と話す 15:14 -(0:12)-15:26 バス停


カシミール3Dで作る

2016年12月 foxtrot