
歴史や文化、風俗や行事などに「こだわり」を持つハイキングを年間事業計画とは別に、
主に平日を利用して行おうという企画の第1回目で14名が参加した。
最初のハイクは「十二支の山」にこだわり、子ノ山と子ノ権現を選んだ。
10日前に越上山から顔振峠を歩いたときは、高麗川沿いの山々にはパッチワークのようにサクラが咲いていたが、今日はもうスギやヒノキなどの黒木の中に、薄緑色から濃緑色まで色とりどりの新緑が萌えはじめていた。
西吾野駅から国道299号を少し歩き、高麗川を渡って登山道にはいる。
この道は昔の本参道で、古い丁目石がところどころに残っていた。
民家の庭先にはレンギョウ、ボケ、ツバキ、ミツマタ、ヤマブキなどが咲き、林道の側にはニリンソウの群落がところどころに見られた。
赤い鳥居のたつ小さな神社を過ぎると林道から山道にかわる。木々の間から越上山や顔振峠を眺めながら、十二丁目石のある柿ノ木峠についた。
スギ林の急坂を登り車道にでると、ヤマザクラの花びらが風に乗ってハラハラと舞ってきた。
子ノ山は標高約620m、東屋があり小学生の団体が食事をしていた。
小さなピークにやや崩れかけた大日如来の石仏が安置されている。
ミツバツツジが満開で、ヤマツツジのつぼみも大きく膨らんでいた。
![]() 子の山山頂の東屋 |
![]() ミツバツツジ |
春霞の中に広がる奥武蔵の山並みを眺めながらのランチタイムは時間がゆっくりと流れていく。
子ノ権現を創建した子ノ聖が一膳飯を食べ、その箸を地面に刺したら根がでて、大木になったと伝えられる天然記念物の「二本杉」から本堂へ向かう。
境内のシダレザクラが満開だ。
![]() 境内のシダレザクラ |
釈迦堂のある頂まで登り寺鐘を撞かせてもらう。
伸びやかな鐘の音が山々にこだまして、やがて消えていった。
![]() 子の権現本堂 |
![]() 金の大ワラジ |
足腰の神様である子ノ権現に参詣し吾野駅にくだる。あいにく浅見茶屋は定休日で、名物のソフトクリームを味わうことはできなかった。
子ノ聖が山の悪霊に大やけどを負わされたとき、天竜が降らせた雨はこの滝つぼから竜巻となって上がったと伝えられる「不動の滝」をのぞいたり、廃屋の庭先に咲くシャクナゲ、燃えるような赤い葉を芽吹かせたモミジなどを眺めながら吾野駅についた。
平成20年4月23日(水) 晴 参加者14名 L:小林利秋 ポイント 到着時刻 出発時刻 歩行時間 西吾野駅 9:50 10:05 − 小床 10:35 10:40 0:30 柿の木峠 11:05 11:15 0:25 子ノ山 12:00 13:00 0:45 子ノ権現 13:05 13:25 0:05 降魔橋 13:55 14:05 0:30 浅見茶屋 14:10 − 0:05 秩父御嶽神社 14:45 14:50 0:35 吾野駅 15:10 − 0:30 (歩行時間 3時間15分)