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No.373 筑波山神社から筑波山

--- 2009年の初登山 ---

(歩程約4時間30分、ランクB2マップ:立体マップは最下段。

 

筑波山(876m)は古くから関東の名山として親しまれ、また深田久弥の「日本百名山」にも選ばれてている。

2009年の初登山はこの筑波山。111日に36名の仲間たちと登ってきた。

恋瀬川からの筑波山展望

つくばハイキングクラブ様のご好意による)

つくばねの峰より落つる男女川,恋ぞつもりて淵となりぬる 後陽成天皇

 

朝、5時半に家をでる。西の空に満月かと思うほどに大きい月がかかっていた。常磐道の守谷SAあたりで、やっと太陽が昇ってきた。今日一日の快晴を約束するように、キンと冴えた雲ひとつない冬空が広がっている。筑波山神社の一の鳥居から、つくば平野の向こうに富士山が見えた。神社の境内は時間が早いせいか、参拝客の姿は少ない。

 


筑波山神社

白雲橋コースに入る。少年野球の子供たちが元気よく登ってきた。付き添いのコーチたちのほうが苦しそうだ。弁慶茶屋は取り壊されて広場になっていた。木の間から見えた女体山の山頂は、まだまだ高い。
茶屋の跡を過ぎると、あちこちの木の枝に雨氷がついている。朝日を浴びてキラキラと光り、幻想的な美しさを演出してくれた。

 


弁慶茶屋跡の雨氷

登山道にも雪がでてきた。みんな快調なピッチで、どんどん高度を稼いでいく。

雪の登山道

樹林帯が切れると岩場となり女体山の頂上についた。石段の雪が凍り足元がツルツル滑る。露岩の山頂には一等三角点と社殿が置かれ、大勢の登山者が展望を楽しんでいた。霞が浦の向こうに白く光るのは、鹿島灘だろうか。日光の男体山をはじめ奥白根山も一望できた。

 

女体山の頂上

御幸ガ原の向こうには、氷の衣をまとった男体山(870m)が見える。女体山から御幸ガ原までは、ほぼ雪道がつづく。木の枝から落ちた雨氷は、水割りにちょうどいいような大きさだ。

氷の衣をまとった男体山

御幸ガ原で一休み。全員集合したところで、男体山に向けて登山開始。ここにも「氷の花」がたくさん咲いていた。

氷の花の御幸ヶ原

途中の山道は南斜面のため雪は少ないが、山頂近くになると凍結した雪があり滑りやすい。慎重に石段を登ると社殿のある男体山の山頂についた。

 

男体山の山頂

ふたたび御幸ガ原に戻り、御茶屋のベンチでランチタイム。新年なのでリーダーのOさんが担ぎ上げてきたお神酒で乾杯。今年も元気で山歩きができますよう、筑波山神社の神様にお願いをする。木の下に陣取ったグループは、ときどき雨氷が落ちてきて悲鳴をあげる。当たれば、結構痛そうだ。

 

お神酒で乾杯のランチタイム

 お神酒と熱いキツネうどんで、身体がポカポカしてきたがそろそろ下山。ところどころ凍った石積みの道は歩きにくい。軽装の親子が二人とも転んで、荷物がコロコロ転げ落ちてきた。中の茶屋跡の広場で休憩。赤と緑色のケーブルカーがすれ違った。両親と山登りにきた小さなお嬢さんが可愛らしくポーズ。

 

ケーブルカー

意外に長く感じた下山道だったが、全員無事に筑波山神社に帰着した。駐車場の脇に小さな水仙畑があり、小林一茶の句碑が建っていた。「水仙や 垣にゆひ込む つくば山」と読むのだろうか。陽だまりに咲く水仙を見ると、これから一日、一日、春の訪れを期待する気持ちが大きくふくらんでいく。
 途中、コンビニで飲み物を仕込み、お正月気分で帰路についた。

 

一茶の句碑

(文、写真:小林利秋、ブログ「山小屋の灯」から編集転載、一部補足)

 


 

 

 

ルートマップ(管理人提供、カシミール3Dで作図)