三芳町ハイキングクラブのホームへ

*bR56* 越上山から顔振峠

     ―春の奥武蔵を歩く―
   (歩程約4時間30分 ランクB1)マップ


顔振峠(こうぶりとうげ、かあぶりとうげからの展望
                   

西武秩父線の東吾野駅に降りたのはわれわれ30名だけだった。
雲が低く、いつ降り出すかわからない天気だが、20年度の初めての山行きなので、なんとか帰るまで持ちこたえて欲しいものだ。


東吾野駅前

 国道299号を渡り虎秀の集落に入る。福徳寺の門前に、本堂の裏からユガテに登る旧道を復活させたので、 ぜひ利用して欲しいという案内板がたっていた。
沢沿いのサクラは盛りをやや過ぎ、盛んに花びらを散らしていた。
ツバキ、ツツジ、ヤマザクラも咲き、里山の春は全開だ。


ユガテへの沢沿いの道のサクラ

 顔振峠の分岐から山道となり、一汗かくとユガテの山上集落についた。
山の斜面に民家が2軒あるだけの静かなところだ。
コブシ、ツツジ、シダレザクラ、ソメイヨシノなどなど、お天気が良ければ一日中でもボンヤリと座っていたい気がする。
小さなコンクリート槽の中が黒くなるほど、オタマジャクシが群れていた。


ユガテのツツジ

ユガテのシダレザクラ

 ユガテからエビガ坂、十二曲りと、誰にも会わない静かな山歩きがつづく。
ところどころ霧が立ち込め、深山を思わせるような雰囲気だ。
細かい登下降がなんとなく疲労を感じさせるが、イワウチワの可憐な姿に疲れを癒される。


イワウチワ

 越上山への急坂は昨年の台風の影響なのか、それともオーバーユースなのか、以前より荒れたような気がする。
滑りやすい岩場を過ぎると、霧の中に山名板と三等三角点標石が立っていた。 気温は10度以下なのだろう、指先が冷たい。

 山頂は狭いのですぐ下の諏訪神社の境内でランチタイム。ミツバツツジやサクラが霧に滲み、目を和ませてくれる。いつか霧雨が落ちてきた。


越上山山頂

諏訪神社でランチ

 顔振峠までは車道歩きとなるが、お天気が悪いせいかクルマの数は少ない。
義経主従が奥州平泉へ逃れる際、あまりの景色のよさに振り返り、振り返り越えたという伝説がある峠も、今日は霧のためすぐ下にある風影の集落しか見えない。花に囲まれた美しい集落だ。
 峠から関東ふれあいの道をたどり吾野駅にでる。たいした雨にもならず、春爛漫の奥武蔵の山歩きを、タップリ楽しむことができた。

顔振峠

             (文:小林利秋 写真:中里宗弘)

平成20年4月13日(日) 曇一時小雨  参加者30名
CL:江口まさ子 SL:中里宗弘

ポイント      到着時刻    出発時刻   歩行時間
東吾野駅      8:40    8:55     −
顔振峠分岐     9:23    9:30   0:28
ユガテ       9:50   10:00   0:20
エビガ坂     10:20      −    0:20
越上山      12:05   12:15   1:45
諏訪神社     12:23   13:15   0:10
顔振峠      14:00      −    0:20      
吾野駅      14:27      −    1:20                      
                                 (歩行時間 4時間43分)