三芳町ハイキングクラブのホームへ

bR40 鳩待峠から至仏山

  ー 尾瀬の名峰を歩く ー
   (歩程 約6時間  ランクB2)マップ

尾瀬は東側が尾瀬沼、西側が尾瀬ヶ原です。
至仏山は尾瀬ヶ原の西端に位置する女性的山容の山です。
反対側の尾瀬沼東端には男性的山容の燧岳があります。
平成19年8月1日から日光国立公園から独立して「尾瀬国立公園」が発足しました。

尾瀬ヶ原から見た至仏山

 鳩待峠に着くなり、雨なら湿原を歩くという案が消えた。スパッツを着け、軽 くストレッチをして登山道に入る。
新しい標識が立ち、石ころやぬかるみはある が、整備されている印象だ。ブナを中心に濃い緑が溢れている樹林帯は、体の芯 から浄化されるようだ。
道の両側にはマイヅルソウやツマトリソウが慎ましく咲 き、エンレイソウは立派な実を結んでいる。

槍をかざしたような樹形はオオシラ ビソだろうか、そこだけ樹木の種類が変わり、霧の中で墨絵のようだ。
 木道、木の階段を辿りながら樹林を抜けると、大きな岩がある小さな湿原に着 いた。タテヤマリンドウのブルー、タカネシオガマの紅紫に歓声があがる。
この辺りからオヤマ沢田代、小至仏山にかけて花の名が飛び交い、写真班は最後尾に 回る。時折空が明るくなった。

オヤマ沢田代
 ハイマツの道は、滑りやすい蛇紋岩が幾重にも立ちはだかり、人も多く、小至 仏山さえ容易ではない。至仏山の名花といわれるホソバヒナウスユキソウが最盛 期で、タカネバラやハクサンシャクナゲも美しい。イブキジャコウソウにそっと 触れた手をくんくん、幸せ・・・。

小至仏山


ホソバヒナウスユキソウ(*)
「山小屋の灯」から

 2,228mを「ふうふうふう、やっと登った至仏山!」と覚えたのは三芳町 と教育委員会主催「平成3年度少年尾瀬ハイク」で中1生男女44名を引率した 時。ちなみに、2,356mは「兄さんごろごろ、燧で昼寝」だった。
7月末、風雨でわなわな、小至仏での昼食どころではなくなったことを、ホタルに感動し たことと併せて、彼等も記憶しているのではなかろうか。

至仏山へ
 岩稜歩きの至仏山は、雨即撤退しかないので、大展望こそなかったが、降られ ずに山頂で昼食を頂き、無事に往復できた幸運を何より嬉しく思う。

至仏山頂
 沢山の池塘を抱き一面緑に染まった尾瀬ヶ原の一部を眺め、花々にじっくりさ ようならをしながら歩いた帰り道。樹林帯に入るとひときわ長く感じられたもの の、「着いたよ〜っ」の声は山頂同様の嬉しさだった。
泥靴を洗い、甘党は花豆のジェラート、ビールも解禁だ。謝謝!!

尾瀬ヶ原

 

ヨツバシオガマ

ウスユキソウ

ミヤマ大文字草

 帰宅後「尾瀬の花しおり」で、目にした花をチェックしてみたら、軽く30種 を越えたのには驚いた。

(文:鈴木繁子 写真:中里宗弘 水彩:山田良雄)

(注*:・・・足許のホソバノウスユキソウの群落に賛美の声をあげる。この岳人の愛花、エーデルワイスの生育しているさまをはじめてみる人もあろう。・・・川崎隆章著「美しき尾瀬の旅」p88、山渓文庫/1、昭和36年5月20日初版、管理人)

平成19年7月22日(日)  曇り   参加者26名 
CL 寺島邦雄   SL 沢 ソノ子

ポイント       到着時刻       出発時刻       所要時間
鳩待峠       (8:18)        8:45       ー
(大岩の小湿原)  9:55         10:00      1:10
小至仏山      11:20        11:30      1:20
至仏山       12:25        13:10      0:55
小至仏山      14:00          ー        0:50
オヤマ沢田代    14:23        14:30      0:23
(大岩の小湿原)  14:55        15:00      0:25
鳩待峠        15:50        (16:17)   0:50
                              (総歩程5:53)