

鳩待峠に着くなり、雨なら湿原を歩くという案が消えた。スパッツを着け、軽
くストレッチをして登山道に入る。
新しい標識が立ち、石ころやぬかるみはある
が、整備されている印象だ。ブナを中心に濃い緑が溢れている樹林帯は、体の芯
から浄化されるようだ。
道の両側にはマイヅルソウやツマトリソウが慎ましく咲
き、エンレイソウは立派な実を結んでいる。
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槍をかざしたような樹形はオオシラ
ビソだろうか、そこだけ樹木の種類が変わり、霧の中で墨絵のようだ。 木道、木の階段を辿りながら樹林を抜けると、大きな岩がある小さな湿原に着 いた。タテヤマリンドウのブルー、タカネシオガマの紅紫に歓声があがる。 この辺りからオヤマ沢田代、小至仏山にかけて花の名が飛び交い、写真班は最後尾に 回る。時折空が明るくなった。 |
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ハイマツの道は、滑りやすい蛇紋岩が幾重にも立ちはだかり、人も多く、小至
仏山さえ容易ではない。至仏山の名花といわれるホソバヒナウスユキソウが最盛
期で、タカネバラやハクサンシャクナゲも美しい。イブキジャコウソウにそっと
触れた手をくんくん、幸せ・・・。 |
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2,228mを「ふうふうふう、やっと登った至仏山!」と覚えたのは三芳町
と教育委員会主催「平成3年度少年尾瀬ハイク」で中1生男女44名を引率した
時。ちなみに、2,356mは「兄さんごろごろ、燧で昼寝」だった。 7月末、風雨でわなわな、小至仏での昼食どころではなくなったことを、ホタルに感動し たことと併せて、彼等も記憶しているのではなかろうか。 |
![]() 至仏山へ |
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岩稜歩きの至仏山は、雨即撤退しかないので、大展望こそなかったが、降られ
ずに山頂で昼食を頂き、無事に往復できた幸運を何より嬉しく思う。 |
![]() 至仏山頂 |
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沢山の池塘を抱き一面緑に染まった尾瀬ヶ原の一部を眺め、花々にじっくりさ
ようならをしながら歩いた帰り道。樹林帯に入るとひときわ長く感じられたもの
の、「着いたよ〜っ」の声は山頂同様の嬉しさだった。 泥靴を洗い、甘党は花豆のジェラート、ビールも解禁だ。謝謝!! |
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平成19年7月22日(日) 曇り 参加者26名 CL 寺島邦雄 SL 沢 ソノ子 ポイント 到着時刻 出発時刻 所要時間 鳩待峠 (8:18) 8:45 ー (大岩の小湿原) 9:55 10:00 1:10 小至仏山 11:20 11:30 1:20 至仏山 12:25 13:10 0:55 小至仏山 14:00 ー 0:50 オヤマ沢田代 14:23 14:30 0:23 (大岩の小湿原) 14:55 15:00 0:25 鳩待峠 15:50 (16:17) 0:50 (総歩程5:53)