yamame.gif葉夢のナメタ釣りへの思い】 dream_leaf_craft    blog

2009.1.1

 

【第1部】

私が釣りをはじめたのは、16年前のことである。

私は子どもの頃、近くの沼でフナ釣りをする程度であり、16年前以前は釣りなどには全く興味がなかった。

あるとき、風邪をこじらせ45日間の入院生活中に、退院したら何かアウトドアをやろうと決めた。

その翌年の9月に渓流(餌)釣りをはじめた。

しかし、宮城県は9月末を過ぎると禁漁期に入った。

そこで、防波堤や岸壁からの投げ釣りをはじめた。

初め、餌の青イソメが予想通り気持ち悪く、恐る恐るの餌付けをしていた。

ただ、これまでに見たことのない魚もそれなりに釣れ、持ち帰れば家では結構喜ばれ、釣りがいを見出した。

喜んでもらうために週末ともなれば、嵐でも釣りに出かけた。

やがて冬。

12月の年末休みに入り、突然、船釣りの誘いが入った。

私は、中学生のときに親父の船に乗り、酷い船酔いを経験してからは、船には乗っておらず、また船釣りの日程が1月1日だったこともあり、もちろんこの誘いも断るつもりだった。

ところが、誘った人の熱意に負かされて、どうしたことか乗ってしまった。

誘った人は、無欲さん。

船釣りの場所は、牡鹿半島の先端と金華山の間の瀬戸と呼ばれる場所。

狙いはマコガレイ。

幸いにも好天に恵まれ、海は穏やかだった。

道具は、かなり適当なものを使っていた。

あまり釣果は良くなかったが、船酔いもせず、気持ちの良い釣りであったことに気を良くした私は、無謀にも仙台湾沖の大型漁礁の釣りの誘いを断らなかった。

漁港から乗船して釣り場までは、1時間ちょいかかった。

もちろん、酔い止めを飲んだがさすがに不安になった。

うねりは2.5m。

気付けば、両手が痺れており、まだ釣り場には着かない。

気付けば、こめかみも痺れてきた。

このまま行けば、中学の時の悪夢が。。。。

喉が渇き、すっぱいものが。。。あくびも出始めた。

そこで、船は釣り場にたどり着いた。

周りは、見渡す限り、海、うねり、海。

近くの船が見え隠れする。

やっとの思いで餌を付け、かろうじて竿を出した。

深さ40m。錘は40号。

着底してすぐに、あたりがあった。

サイズは大きくないがマガレイ。

魚をクーラーに入れ、餌付けし、仕掛けを投入。

着底してすぐに、あたり。

サイズは大きくないがマガレイ。

この繰り返し。気付けば両手やこめかみの痺れは消えていた。

終了時間まで、本命マガレイを釣り続けた。

もう余裕であった。もう酔う気がしなかった。

船が帰路について、すぐにロープがスクリューに絡まった。

船が停止すると、船体の揺れは酷かった。

私は再び余裕を失ったが、必死で心で歌を歌いなんとか凌いだ。

結果、無事帰港。

また、自信に繋がった。

それからは、女川湾や志津川湾などの湾内や田代・網地島の釣りを中心として、ちょくちょく船釣りをするようになった。

 

【第2部】

あるとき、無欲さんから、岩手県の船越湾でナメタを対象とした釣り大会が行なわれ、全体で100枚以上揚がった記事の載っている雑誌を見せられた。

無欲さん、一途さんともう一人と私は、船越湾と山田湾にナメタを狙って釣りに行った。

その頃、ナメタは滅多に釣れず、我々4人にとって幻の魚であり、憧れの魚であった。

初日は、船越湾。流し釣りだった。

錘は50号〜70号。竿もそれに耐えるものを購入した。

釣り場について、仕掛けを投入するが、糸は船が進むこともあって、底に着くまでに70mほど出た。

流しでのナメタ釣りのコツは、底に着いたら船が進んでも仕掛けを動かさないために、糸を一定時間送り込む。

これまでのマコガレイ狙いとは全く違っていた。

しかし、あたりも分かりにくく、釣っている気分にはなれなかった。

しかも、だれも釣れない。

外洋に面した半島の先まで移動して、糸が100mほど出てやっと着底。

それから送り込み。

偶然にも私の竿に初めてのナメタがかかった。

その日は船でその1枚だけ。

翌日の山田湾では、ナメタは一枚も揚がらなかった。

ただし、船頭さんがとても良い人だったため、それから数年は山田湾に通うことになった。

しかし、ナメタとの出会いは無く、我々は、別の湾もチャレンジすることとなった。

 

【第3部】

あるとき、初めて両石湾と唐丹湾を予約したが、近くの民宿混んでおり取れず、仕方なく大槌湾の民宿に宿泊したことがあった。

初日の両石湾が終了して、大槌湾の民宿に着くと、そこには雑誌に載っていたナメタを釣らせることで有名な船頭さんがいた。

我々は急遽、唐丹湾をキャンセルして、その船頭に頼み込んだ。

あいにく、翌日は予約が入っており、別の船頭さんを紹介してもらった。

翌日、大槌湾でナメタ釣り。

水深は40m。棚へのかかり釣り。錘は25号。

馴染みのある釣りだった。

ナメタも4人とも全員釣れた。

しかも小突き、誘って釣れた。

釣った気がした。

夢のようだった。

我々4人の幻があっという間に現実となったのだ。

湾の違い、船頭さんの違い。腕の上達ではない。

それから、毎年数回は大槌に通うようになった。

毎回ナメタが釣れる。

私でも通算100枚は、数年で達成した。

このぐらい釣れれば、偶然に釣れる魚ではなく、狙って釣る魚となった。

もちろん、仕掛けは自作。反省を取り入れ改良を重ね、釣り方も考え、今日に至る。

大型のマコガレイやアイナメは、もちろん引き味がいい。

しかし、ナメタの引きは格別。食べても美味しい。

今やナメタ釣りの虜。

毎年、11月、12月になるとナメタのことしか考えられない。

実は、冬だけではなく、夏ナメタもいい。

これからも、我々はナメタ釣りをしていく。

巨大ナメタを追い求めて。

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