タイトル 地底旅団ROVER元老院第330回CAVING
サブタイトル 体験ケイビング at 岩泉町・桃の木洞
分 類 体験ケイビング
入洞洞穴 桃の木洞、子桃の木洞
日 程 2016年5月14日(土)〜15日(日)
参加者 家崎、松本力(東山ケイビングクラブ)、小向益男(日本洞穴学研究所)、伊東梨恵、伊東龍之介、伊東虎南、阿部光徳、福間恵理、福間奈美、松浦友美子、合砂久司、佐久間久美子、佐久間彬、工藤マイケル広輝、ジェフリー・ホルシャー、青木依里(以上、体験ケイビング者) 以上16名
桃の木洞・洞口家崎が岩泉に移住して早1年。普段お世話になっている岩泉町の方々に町内の洞窟を知ってもらい、ケイビングの楽しさを感じてもらいたいと、地元対象の体験ケイビングを企画した。
14日は最終下見とゲレンデ調整、15日が本番である。


14日9:50、家崎は岩泉町の自宅を出発。

10:00、体験ケイビングスタッフの家崎・松本・小向が龍泉洞第2駐車場に集合。龍泉洞事務所に挨拶し、ヘルメット・ライトを3セット貸していただく。

11:00、「桃の木洞」付近に到着。
駐車スペースは伐採の後であり、杉の丸太や枝が乱雑に転がっていたため、駐車するのに邪魔にならない様に移動する。杉花粉症の家崎は、作業中にスギ花粉を顔面に浴び、くしゃみが止まらなくなる。
その後、危険箇所を確認しながらアプローチ開始。林道には倒れたままの丸太が行く手をふさぎ、小向が鉈で枝を払いながら歩く。

12:00、入洞開始。二次生成物やコウモリ等、説明箇所の確認を行う。

12:45、斜洞通路「サンドスキー場」に到着。やはり水没していた。

13:00、出洞。洞口前の岩場、約20mの急斜面に安全確保の為にロープを設置する。Yビレイでピッチヘッドを取り、ディビエーションをかませながらロープを垂らす。
狭い穴担当になりつつある家崎は、「桃の木洞」直下の「子桃の木洞」の下見を行う。洞口は幅約50cmだが、すぐに約1.5mに広がり、熊の寝床にちょうどよさそうだ。奥行きは約10mだったが、大人数には適さないために体験ケイビングのメニューには入れないことにする。

13:30、リギング終了。駐車スペースに着替え用のタープを建てる。

13:50、「桃の木洞」付近を離脱。

14:15、「安家洞」付近に5月1日にオープンしたばかりの「安家産直施設」にて食事。家崎はひっつみ定食とラーメン。松本はひっつみ定食ときのこラーメン。小向はきのこラーメンを食す。ひっつみ定食は600円、きのこラーメンは700円とリーズナブルな上にボリューム満点で美味しい。

15:00、小向は自宅へ。松本・家崎は宿舎の大家さんに挨拶に行くも不在。今回ご厚意でお借りする宿舎は「うれいら通り商店街」の中にあり、家崎宅はその向かいである。

15:15、松本の奥様へのお土産として「うれいら通り商店街」で開催されている「チリとチリリの原画展」を見学する。

16:00、商店街の「スーパーたけや」にて買い出し。

18:00、小向が再合流、宿舎にて夕食と翌日のミーティング。昼食が遅かったため刺身や、中華クラゲ、モズクとさっぱり系のおつまみ。

22:00、小向が帰宅。家崎も向かいの自宅に帰宅して順次就寝。明日は本番である。
桃の木洞・洞口付近 桃の木洞付近 安家産直施設
洞口アプローチ用のリギング 着替え用タープの設置 ボリューミーな「ひっつみ定食」


15日7:00、家崎・松本は宿舎にて朝食。ご飯・味噌汁・ミズとろろ。昨日アプローチ中に採集した山菜・ミズの赤い根本部分を細かく刻み、叩くと粘り気が出てくるものを「ミズとろろ」という。あつあつご飯にかけて食べるとおいしい。

8:00、家崎・松本は宿舎を出発。「ローソン 岩泉店」で昼食の買い物をしつつ向かう。

8:30、家崎・松本・小向は龍泉洞第3駐車場に到着。体験者が続々と集まってくる。保険金の徴収と各個人の装備の確認を行う。

9:10、体験者全員集合。1人欠席連絡があったものの、16人という大所帯である。輪になって自己紹介。早くも家崎は緊張し始める。

9:30、6台に分かれて出発。家崎車は松浦さんと青木さんのガールズ3人。年頃も近く話が弾む。

9:50、岩泉町役場安家支所にてトイレ休憩。

10:10、「桃の木洞」付近に到着。下準備のおかげで悠々と駐車できる。てばやく準備。

10:30、アプローチ開始。洞口前の急斜面を登る途中、体験者の1人が石に足をかけた時に腰をひねり、ぎっくり腰になってしまう。登るのは痛いということで、家崎が一緒にゆっくり駐車場に戻り、車内で待機してもらうことにする。
他の体験者は先に入洞。主洞の天井には50頭近くのキクガシラコウモリのコロニーが見られ、松本・小向にたっぷり説明してもらったそう。

11:00、家崎が分岐「三界」で合流。汗だくになりながらフローストーンやストロー、ヘリクタイトもどきの二次生成物の説明をする。
その後は支洞を探検。支洞奥のホールには松明で書かれた落書きが沢山あり、見知った地名や名前に体験者は興味深々。等身大の大きさの石筍が2つ並んでいる「双子地蔵」で記念撮影も行う。
分岐「三界」に戻り、主洞にかかる梯子をゆっくり降りて、水没地点へ向かう。水たまりになっている箇所もあり、濡れないように洞壁伝いに進む。

12:00、斜洞通路「サンドスキー場」に到着。水没地点を「地底湖!」と体験者は大はしゃぎ。折角なので地底湖(仮)を眺めながら、各自用意した昼食をとる。
落ち着いたところでライトを消して真っ暗体験を行い、目が慣れることのない真の暗闇を体験してもらう。子供達には少々怖かった模様。
その後は砂地表面に薄く黒い層となっている砂鉄を磁石にくっつけて遊んだり、泥団子を作ったり、お尻で滑ったり、測量図をながめたりと、思い思いに楽しむ。

12:40、「サンドスキー場」を出発。帰路はサクサク進む。危惧していた約1.5mの段差も子供達はひょいひょいと降りていく。さすが岩泉っ子は身のこなしが違う。

13:00、洞口で記念撮影をして出洞。斜面を降りる。女性陣が違う沢に向かって降りてしまい慌てて追いかける。

13:20、駐車スペースに到着。着替え。

13:50、「桃の木洞」付近を出発。岩泉町役場安家支所にてトイレ休憩をしながら岩泉方面へ戻る。

14:30、龍泉洞第3駐車場に到着。家崎が手作りした終了証を一人づつ手渡しながら挨拶をして解散。

15:00、家崎・松本・小向は装備の確認。龍泉洞事務所に挨拶してヘルメット・ライトの返却。

15:30、小向と解散。家崎・松本は昨日会えなかった宿舎の大家さんに挨拶。

15:40、解散。
桃の木洞・三界 桃の木洞・双子地蔵 桃の木洞・サンドスキー場
二次生成物の説明(小向益男氏撮影) 「双子地蔵」と記念撮影(小向益男氏撮影) 案の定の水没地点


アクシデントはあったが、なんとか無事に終わって一安心である。老若男女の大人数だったが、皆さん思い思いに楽しんでくださっていたよう。お世話になっている町の方にケイビングの楽しさを少しでも知ってもらえていたら嬉しい。(文責 家崎晶)


「活動報告」に戻る
 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る

2016 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院
cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp