タイトル 地底旅団ROVER元老院第265回CAVING
サブタイトル 岩手県南穴巡り in 一関市
分 類 合同・ファンケイビング
入洞洞穴 川底洞穴、川底第2洞、東山62洞、幽玄洞、観音窟(子安観音穴・東山観音窟)、布佐洞
日 程 2011年11月26日(金)〜28日(日)
参加者 細野、脇海道、菊地敏雄、土田孝之、山口真也(以上、東山ケイビングクラブ)、鈴木雅子(洞窟救助隊)  以上6名
「ケイビング入門とガイド」(山と渓谷社)にある「布佐洞」が気になり、何年かが過ぎていた。ふとしたきっかけから、「東山町の洞穴」をという報告書を見て、一関市東山町に大小たくさんの自然洞窟が存在することを知った。久々のファンケイビングを行う良い場所だと思い、隣町の川崎町にある「布佐洞」も含めて計画された。


26日23:00、関東組(細野・脇海道・鈴木)はJR新宿駅に集合、出発。


27日5:00、「サンクス岩手東山店」の駐車場に到着。仮眠。

8:00、起床。朝食。

8:30、集合場所となる「ひがしやま観光ホテル」駐車場到着。猊鼻渓の様子を知らない脇海道に船着き場まで案内する。山口、土田さんと合流。初対面となる土田さんとの挨拶とブリーフィングを行い、活動開始。

9:30、「川底洞穴」に到着。道路脇に開口しているので、車から降りたら目の前が洞口である。各自着替えて入洞開始。入洞してすぐに大きなホール。流入口より流出口まで10m程度の川が流れており、小規模な洞窟ではあるが、二次生成物も発達している。支洞も数m規模のものが4ヶ所程ある。キクガシラコウモリが100頭ほど点在。虫好きな土田さんは這いつくばって虫を探し始める。

10:10、「川底第2洞」へ移動。40m程しか離れていないため、すぐに入洞。数十m進むと、地底湖。足場がなく、トラバースラインを張ろうとするが、事前情報でもらっていたアンカーが全滅。3ヶ所ほどの古びたリングで、気休め程度の確保。足場はないが傾斜しているため、トラバースラインに出来るだけテンションを掛けないよう通過。もし、落ちても腰まで水に浸かる程度の様だった。
ここでも沢山のキクガシラコウモリがうごめき合っている。狭い通路にいる 彼らに触れてしまい、怒らせてしまったようだ。体当たりの応酬が始まる。一匹は体当たり後、湖面に墜落し、パタパタともがいていていたのでレスキュー。ほとんどの場所では立って歩ける天井高。

11:10、出洞して移動。

11:50、「東山62洞」に到着。車で数分の所であったが、洞口探しで時間を取ってしまう。洞口には大量の獣糞。

12:00、入洞開始。天井高、幅が約0.5mで一直線の通路を約40mひたすら匍匐前進。所々獣糞があり、回避するのに体力を使う。全体的にキメの細かい泥床であるので、全身泥だらけになる。通路を通過しても、天井高は低いまま、難所に到着。V字型の通路であるが、水が溜まり、通過困難であったため、全長の1/3の地点で折り返すことにした。

12:40、出洞。全員泥だらけ。洞口前の川の下流にて装備洗い。水が冷たく、手がかじかむが、翌日の活動のことを考えると、しっかり洗っておかなければ寂しいことになることになるので、ヒーヒー言いながら洗濯。

13:40、東山町内の食事処「デリカ」で各自注文。味的には可もなく不可もなくだが、定食で700円程度。「やっていけるのかな…」というような値段。

14:50、つなぎもびしょびしょ、お腹もいっぱいになりテンションが下がったので、予定を変更して「幽玄洞」観光へ行く。菊地さんから「幽玄洞」へ事前に連絡してあったため、入洞料1000円のところ無料で観光できた。全体的に二次生成物が発達しており、化石の情報も掲げてあったため、通常だと見落とす化石も確認できた。出会った観光客は…2名のカップルのみ。

15:20、「幽玄洞」出口から5分ほど移動したところに、「観音霊山」があり、十数mの通貫洞。なかには多数の観音が置いてある。帰りに気付いたのだが、「地震の影響で侵入不可」との看板が有った。気付かず入ってしまった。

15:35、幽玄洞事務所で、コーヒーをごちそうになり、付近の洞窟話で盛り上がる。地元の洞窟に興味があるようだ。

17:00、夜用の飲食類を購入し、宿泊場所である「ひがしやま観光ホテル」にチェックイン。まずは風呂に入り、ゆっくり休憩。

19:00、夕食へと町に繰り出すが、数点しかない居酒屋は軒並み満席。仕方なく、鈴木さんが高校生時代にバイトしていたというお弁当屋で夕食を調達し、ホテルで夕食。

21:00、菊地さん到着。仕事で忙しい中、わざわざ顔を出してくれたのである。飲み食いしながら活動報告や、岩手県内の洞窟事情等々で話が盛り上がるなか、順次消灯。

25:30、細野は菊地さんと語らい、力尽き消灯。
川底洞穴・洞口 川底第2洞 東山62洞・洞口
川底洞穴 お約束の11月26日 川底第2洞 この後に蝙蝠の攻撃が 東山62洞 獣糞がてんこ盛り


28日7:30、起床・朝食。急遽、当日の予定を変更することになり、ゆっくり準備。

9:30、「ひがしやま観光ホテル」を出発。菊地さんは仕事のため離脱。

10:00、「洞窟道場」の看板が掲げてあるお寺「最明寺」前に到着。ここで着替えを済ませて移動。

10:20、「布佐洞」入洞開始。洞口には立派な洞内地図がある。よく見ると菊地さんの名前。やっぱり絡んでいた。
洞内は立って歩ける程の天井高が続き、足元はずっと川が流れている。メアンダートレンチが続く。所々アップダウンはあるが、基本はまっすぐな横穴。
30分ほどで最奥部到着。最奥部にある直径約2m、水深10cm程度のプールにはたくさんのメクラヨコエビがいた。何層かで構成されている洞窟であるため、探検しているのが楽しい。途中の直径1m位のプールではゴミが浮揚しているのかと思い覗いてみたら、ヨコエビがウヨウヨと動いてるのが観察できた。移動途中に「ヨコエビは茹でたら赤くなるのですかね…」という質問を土田さんにしたら、苦笑いされてしまった。

12:00、出洞。着替えを済ませ、活動終了。

13:00、一関市内「願叶乃湯」にて入泉。

13:30、昼食「南部屋敷一関店」にて各自注文。パフェが半額であったため注文した。

14:30、解散。帰路に着く。

23:30、関東組はJR新宿駅にて解散。


今回の活動は報告書「東山町の洞穴」に記載されている大・中規模洞窟のファンケイビングを行った。計画の変更も あったが、無理なく楽しいケイビング活動となった。
東山地区には、まだ大小多数の洞窟があることと、今回見送った「熊穴」、「東山72洞」、通過できなかった「東山62洞」と ファンケイビングを行う場所は多く存在するので、第2回「岩手県南穴巡り」としてもう一度企画したいと思う。(文責 細野誠)
布佐洞・洞口 布佐洞 布佐洞
地蔵穴(右)の洞口が隣接している 最奥へ目指す途中の唯一狭い個所 トレンチ状の通路が続く

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