タイトル 地底旅団ROVER元老院第264回CAVING
サブタイトル 第19次龍泉洞再測量調査 at 岩泉町・龍泉洞
分 類 合同・調査ケイビング
入洞洞穴 龍泉洞(湧口・湧窟・龍泉窟)
日 程 2011年10月7日(金)〜9日(日)
参加者 細野、松本力、山口真也(以上、東山ケイビングクラブ)、鈴木雅子、照井資規(洞窟救助隊)、小林日(東京スペレオクラブ)、藤田絵梨子(パイオニアケイビングクラブ)、武繁俊哉、久米大作、戸塚絹代、山下泰史(以上、龍泉洞カルストプレインプロジェクト)  以上11名
日本三大鍾乳洞のひとつとされる国指定天然記念物「龍泉洞」。本洞穴は透明度日本一という地底湖が見所である、岩手県岩泉町経営の観光鍾乳洞である。
「平成17年度日本洞穴学研究所総会」において協議された結果、再測量を行う運びとなった。
今回は10月8日〜9日の期間で、第7地底湖奥の新洞探査を中心に計画された。


7日23:00、関東組(細野・鈴木・小林・藤田・照井)はJR新宿駅を出発。東北自動車道を北上し、盛岡へ向かう。


8日6:00、矢巾PAへ到着。外気温は12℃と寒い。仮眠。

7:00、朝食はPA内にある「やまなか屋」にて各自、冷麺等を食す。

7:45、盛岡南ICを降り、盛岡市内にて私用のある照井が下車。通い慣れた道のりを進む。途中から紅葉が始まっており、秋を感じさせられる風景へと変わっていく。

9:30、岩泉町内の日本洞穴学研究所前に到着。まずは周辺の土産店にて物色。新商品「ウサギコウモリぬいぐるみ付根付」と「ウサギコウモリ付ペン」を購入。

10:30、すでに到着していた武繁さん・松本・山口と合流し、龍泉洞事務所へ挨拶。10月1日に現地にてロケを行った栗山千明と龍泉洞事務所の方々との写真、「龍泉洞調査の皆様」宛のサインを見ながら、当日の話を聞き、今回の活動趣旨及び予定をお話しする。その後、警察署・消防署へ挨拶回りをし、宿舎である尼額公民館へ移動。

11:30、宿舎への装備搬入、確認と準備を行う。

12:00、久米さん・山下さん・戸塚さんが到着。事前情報で、龍泉洞の町営50周年を祝う「いわて三陸 海と大地の復興フェスタ」で露店が出ていることを確認しており、昼食を兼ねて「ふれあいらんど岩泉」へ移動。7日より行われていた「洞窟サミット」へ沖縄代表で参加していた大岡素平氏(玉泉洞)と偶然出会い、ケイバーは話で盛り上がる。その後、短角牛に触れ、短角牛を食し、数ある露店の中から好きなものを購入し、イベントと共に昼食を堪能する。

14:00、活動班は宿舎に戻り、ブリーフィングと出発準備。食当班(鈴木・久米さん・山下さん・戸塚さん)は町内スーパーにて買出し。

14:30、照井再合流。活動班は龍泉洞に向け出発。

15:15、活動開始。アタック班(松本・山口・小林・藤田)は2班体制で第7地底湖へ向かい、アタック開始。翌日にも使用する装備の搬入と翌日の活動へつなげるため、取り付用のアンカー打ちとロープセットを行う。細野は単独でSRT初心者練習用準備。第4地底湖より設置してあるロープを登り、第3地底湖へ下降するルートへのリギングを行った。

19:30、全員出洞。龍泉洞観光ホテルにて入泉後、宿舎へ戻る。

20:45、夕食。照井が盛岡猟友会から入手した熊肉を差し入れに持参。富士山をイメージさせるごはんの盛り付けに、熊肉カレーがかかった「富士山カレー」なる凝ったものであった。添え付けでのせた竹輪は溶岩樹型だという。

21:30、ブリーフィングを行う。その後、宿舎内でSRT初心者の講習会が始まる。細野はビールを片手に吊り下がる初心者の様子を見て、時々苦笑い。

23:00、順次消灯。
ふれあいらんど岩泉 ふれあいらんど岩泉 尼額公民館
初めて見た!龍泉洞トラック 三陸フェスタの美味しそうな短角牛 熊肉入「富士山カレー」


9日6:00、食当起床。朝食と昼食用おにぎりの準備を始める。

7:00、アタック班起床。装備の確認と準備を行う。

7:30、朝食。ブリーフィングを行う。

8:00、アタック班(松本・山口・小林・藤田)は宿舎を出発。松本・山口は第7地底湖上部の登攀を行いながら進んでいくが、第8地底湖方面へ進むことになり、繋がってしまった。支洞は確認できなかった。小林・藤田は第8地底湖間上部の登攀を行いながら付近の探査を行ったが、支洞の確認はできなかった。

8:30、SRT初心者班(久米さん・山下さん・戸塚さん・武繁さん・照井・鈴木・細野)も宿舎を出発。サポート(鈴木・武繁さん・細野)指示の元、SRTで第4地底湖から約20mを昇り、第3地底湖へ降りてくると言う峠越えでSRT最終確認を行う。順次第7地底湖を目指す。久米さんは武繁さんがサポート、山下さん・戸塚さんは細野がサポートで時間差移動。照井は居残り練習のため鈴木サポートの元、再度練習。ダイバー陣はSRTが初めてとは思えないくらいスムーズに第7地底湖まで到着。
昼食は各自洞内でおにぎりと魚肉ソーセージを頬張った。後で聞いた話で、戸塚さんは魚肉ソーセージが初体験だったことに驚いた。

16:00、夕食準備のため鈴木・武繁さん・久米さん・照井は出洞。入泉後、注文していた「さんま」を購入し、宿舎へ戻る。

17:30、第7地底湖より帰還した山下さん・戸塚さん出洞。細野はアタック班が帰還するまで天井竪穴で待機。

19:00、アタック班と細野出洞。入泉後宿舎へ戻る。

20:00、夕食。メインイベントと言っても過言ではない。「さんま&芋煮祭り」が始まる。加藤所長より当日に山で収穫した松茸の差し入れがあり、松茸御飯と酒蒸しで頂いた。岩泉町内で購入した「三陸さんま」は25匹箱売りで1800円と格安で購入したのだが、脂がのっており格別。贅沢三昧の食料とビールを飲みながら、アタック班の報告を聞く。

22:30、山下さん・戸塚さん、帰郷のため離脱。

23:00、順次消灯。

尼額公民館 龍泉洞・第7地底湖 龍泉洞・第3地底湖
装備確認中 ハンマードリル抱えて登攀中の松本 第3地底湖へ下降する戸塚さん

10日5:00、武繁さん・久米さん・照井がドタバタと帰郷準備を行っていたため、男性陣は早くも順次起床。そして、3名は帰路につく。

8:00、余りものとは言え、豪勢な朝食。装備洗いと確認、宿舎の清掃。

11:30、尼額公民館を後にし、警察と消防署へ無事活動完了の挨拶。龍泉洞事務所へ赴き、活動完了の報告へ出向いたが加藤所長、小野寺さんがお休みだということで、受付嬢へ報告とお礼を述べる。

12:00、全員解散。龍泉洞を出発。

14:00、恒例ではあるが、欠かせないのが盛岡冷麺。「ぴょんぴょん舎 都南店」にて食す。

14:30、盛岡南ICより東北自動車道で帰京の途へ。三連休の最終日ということもあり、断続的な渋滞に巻き込まれる。途中常磐自動車道へ切り替え渋滞を回避した。

23:00、都内にて順次解散となる。


今回の活動は第7地底湖、第8地底湖の上部未探検部分アタックがメインであったが、ダイバーメンバーの参加により、第7地底湖への案内班の活動も平行に行った。
アタックを試みた2班は高さ約15m〜20mまでの範囲までの確認を行ったが、横に伸びる支洞は確認できず、残念な結果であった。
しかし、横穴が発達しているのは比高30m付近であり、更なる確認の必要性があると共に、過去に確認している縦ルートとは別のルートが目視で確認されたため、アタック箇所が存在する。また、今まで確認されていない第4地底湖上部へのアタックも残っている。まだまだ詰める個所はあり、新地底湖への希望もある。(文責 細野誠)

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