タイトル 地底旅団ROVER元老院第253回CAVING
サブタイトル 三峰山洞窟調査 at 鹿沼市・浅間様
分 類 合同・古文書照合・測量ケイビング
入洞洞穴 浅間様(浅間神社鍾乳洞・浅間大神の穴・浅間洞)、倶利伽羅不動様(倶利伽藍不動尊の穴・倶利伽羅洞・くりから洞)、三峰山権現様(三峰大神・権現洞・三峰山の穴)
日 程 2011年1月23日(日)
参加者 千葉の、村野て、牧野浩典、小林日(以上、横浜ケイビングクラブ)、鈴木雅子(洞窟救助隊)、荒波僚太(東洋大学探検部) 以上6名
御嶽山神社駐車場 記録や情報を書きとめた江戸時代の文献に、葛生町除地の浅間社のある山中で大洞穴が発見されたという絵図付きの記述を確認した。また、明治時代の論文にも聞きなれない葛生石灰洞という記述があった。これらの洞穴は同一、それは「浅間様(浅間神社鍾乳洞)」と推測、照合を行うことにした。
亀戸ケイビングクラブ(現:横濱ケイビングクラブ)は1995年から本地域での調査を行っているため、合同調査とすることにした。
もちろん、ご当地グルメである佐野ラーメ ンといもフライを食すことも目的の一つである。


6:30、千葉宅にて千葉・村野が合流。村野車に装備を詰め込み、府中を出発する。

7:30、明治大学和泉校舎前にて鈴木・荒波と合流、出発。初台ランプから首都高速道路を経由して東北自動車道へ。

8:00、佐野SAにて休憩。目的は佐野名物いもフライである。いもフライとは、蒸したジャガイモにパン粉を付け、串刺しにして揚げた後、ソースをかけて食べるおやつ的なもの。千葉のおごりで強制的に全員が朝から揚げ物を食す。美味い。これで目的の49%を達成したと盛り上がる。

8:30、佐野SA出発。車内では千葉が広島で眉毛のないヤンキーにからまれた話や、鈴木によるコンビニスイーツ話で盛り上がる。

9:00、鹿沼IC通過。「セブンイレブン 沼茂呂南店」にて昼食の買出し。

9:30、鹿沼市立図書館粟野館に到着。ここで粟野町誌や洞穴・浅間神社関連資料を探すが、有力な情報は得られなかった。

10:00、図書館を出発。別車である小林に電話をかけると、すでに集合場所に到着しているとのことである。

10:10、御嶽山神社に到着、牧野・小林と合流する。社務所へ行って宮司に挨拶。事前に渉外を済ませていたので、すんなりと鍵を受け取る。朝の神社は忙しそうである。その後、境内の写真を撮ったり、付近の蔵の写真を撮ったりと、自由な雰囲気のなかでブリーフィングを行う。境内の案内板によると、「浅間様」「倶利伽羅不動尊様」「月山様」「三峰山権現様」「八坂様」「雷電様」「御嶽山お岩戸」と洞穴が複数あり、それぞれに神様がいるようである。

11:00、地R元お約束の記念撮影「11年01月23日」をしてから出発。石祠の点在する山道を登り進む。登山道にもなっているようだが、部分的に不明瞭な個所もある。

11:30、「浅間様」に到着。早速開錠して入洞すると、すぐに洞内の暖かさを感じる。同時に、壁面に張り付くゲジを確認。こっちにもゲジ、あっちにもゲジ、そこにもゲジと、どんどん士気が下がっていく。30匹はいたであろうか、一生分のゲジである。洞内はゲジの他に、鉄製梯子やステンレス製祠が設置されており、下層部にはフローストーンや2mほどの石筍などが発達していた。しかし、古文書の絵図とは全く洞内の様子が違うのは歴然である。

12:00、ゲジを避けながら測量を開始する。体制はスケッチ牧野・コンパス荒波・メジャー村野&小林。千葉・鈴木は写真撮影を行った。

13:00、牧野式測量を終えて出洞。時間も早いので、施錠して隣の洞穴へ移動する。

13:15、「倶利伽羅不動尊様」に到着。洞内にはステンレス製祠と燭台、郷中安全と掘られた石碑がある。側線一本だけ延ばして測量終了。5mほどの小さい穴だったが、なぜかステージに見立ててショーが始まり、「東京ケイバーズコレクション」で大いに盛り上がった。

13:30、ついでに「三峰様」へ。こちらは10mほどの竪穴である。鉄製梯子が架かっており、SRTではない不慣れな昇降に緊張した。洞内の様子から、洞床下にはまだまだ洞穴自体は延びていそうである。

14:00、「倶利伽羅不動尊様」へ戻って昼食。その後、下山する。

15:00、駐車場に到着。着替えを済ませる。

15:30、御嶽山神社にてお茶を頂く。宮司に経緯を説明し、何か情報を得ようとしたが、心当たりは無いとのことである。

16:00、佐野市葛生町の喜多山公園に移動。園内にある浅間神社を訪問する。ここも関係があるのではないかと推測していた所である。境内を探索すると移転建築記念碑を確認、そこには石灰採掘の都合で大字葛生富士山からこの地へ移転したとある。宮司は在宅しておらず、それ以上のことは分からなかった。

16:30、公園に移動すると、そこにはカルスト地形や原人ステージ、ローラースライダー、蒸気機関車、穴の開いた遊具があり、皆童心に返って遊んだ。

17:00、赤見温泉へ移動。出流原弁天池の脇にある福寿荘売店でいもフライを発見、閉店間際にも関わらず揚げたてを頂く。店主は今度「磯山弁財天の穴」を探検するとのことで、その他の洞穴情報を入手した。

17:30、割烹旅館公園荘にて入泉。

18:30、佐野ラーメンの人気店「おぐら屋」にてラーメンと餃子を食す。麺に腰はないが量は多く、餃子も大きくて美味い。終始列ができているのもうなづける。

19:00、現地にて解散。村野車は帰途についた。


残念ながら、「浅間様」は目的の洞穴ではなかった。その後、浅間神社には電話にて問い合わせるが、昔のことは分からず、特に文献もないとのことであった。教育委員会に問い合わせたところ、かつて神社があるおおよその場所は特定できたが、所有者である石灰工業社に問い合わせたところ、洞穴情報は持ち合わせてなかった。現地へ出向き、当時の様子を知る者からヒアリングをする必要がありそうである。(文責 千葉伸幸)
浅間様・洞口 浅間様・石筍 浅間様
施錠されている洞口 石筍付近での測量風景 ゲジがいっぱい

「活動報告」に戻る
 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る

2011 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院
cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp