タイトル 地底旅団ROVER元老院第204回CAVING
サブタイトル 河内風穴洞窟救助訓練 at 多賀町・河内風穴
分 類 訓練ケイビング
入洞洞穴 河内風穴(河内の風穴)
日 程 2007年10月6日(土)〜8日(月)
参加者 千葉、後藤聡、小池純、落合直之、松澤亮、石川典彦、宮崎朋彦、木崎裕久、中込幸子(以上、東京スペレオクラブ)、毛受伸一、吉田龍一、清原正人、矢津田優子、小山田徹、岩滝史尚(以上、コンパスケイビングユニット)、吉原遵哲、小野学(以上、パイオニアケイビングクラブ)、小林日(横濱ケイビングクラブ)、宮崎哲、伊東典夫(以上、NPO法人火山洞窟学会)、藤森真人、阿部勇治、吉本亜裕美(以上、Japan Exploration Team)、藤代みさと、小林丈太郎、小川藍子、上柳翔、遠藤篤子、黒田朋子、 松村拓則、中尾龍介(以上、岡山大学ケイビングクラブ)、福田瑛輝、篠原雄介、橋崎裕幸、天野賢士、折田みゆき(以上、京都産業大学探検部)、藤田哲朗、肌野貴雄、山本隆雄(以上、山口大学洞穴研究会)、海老原祥吾(立命館大学探検部)、白米美帆(高知大学学術探検部)、村上崇史、早雲大祐(帰水会=山口大学洞穴研究会OB)、門田真司(立命館大学探検部OB)、槇島啓子(明治大学地底研究部OG)、大杉忠則(無所属) 以上46名

河内風穴・シアターホール日本洞窟学会洞窟救助委員会主催、多賀町・多賀町教育委員会・多賀町観光協会・河内観光協会協力の「河内風穴洞窟救助訓練」に参加した。
洞窟救助委員会の関係するレスキュー訓練は、内間木洞、秋吉台(姫山の穴)に続く今年3回目。
千葉は東京スペレオクラブ等の面々と共に講師側としての参加である。


6日1:30、千葉は小池・落合・宮崎・槇島と共に東京出発、中央自動車道にて滋賀県多賀町を目指す。

7:00、集合場所である多賀町役場前バスターミナルに到着。すでにかなりの人数が集まっているが、集合時間前ということでまだ爆睡中である。ここで待っていても仕方ないので、彦根市内のファミリーレストランへ朝食をとりに行く。

8:30、再びバスターミナルに戻って全員集合、簡単な挨拶のあと、隣接する「多賀町総合福祉保健センターふれあいの郷」にて、まずは机上講習を行う。洞窟救助の現状や問題点、洞窟救助の流れ、などについて説明がなされた。

11:00、犬上川「八畳岩」へ移動。基礎講習(3ポイントアンカー・ノット)、担架講習、チロリアンブリッジ講習、ホーリング・ロワーリング講習などの複数のコースを同時開催し、好きなところから選択していくという形式をとった。
千葉はストレッチャー(地R元団装)を供出していることから担架講習を受け持ち、担架の種類、レスキューシートの運用、担架への載せ方、基本搬送法を教えた。

16:00、最後にカウンターウェイト講習からチロリアンブリッジへ、という搬送デモンストレーションを行い、初日の講習は終了となった。この頃、遊びにきた宮野原@地R元が一家で合流した。

18:00、「多賀町総合福祉保健センターふれあいの郷」にて入浴。

19:00、宿舎である「多賀町立博物館」にて夕食&懇親会開始。木崎さんの加工肉の差し入れに感謝しながら、久しぶりに会った宮野原を虐待。そして夜はふけていくのであった。

23:00〜、随時消灯。


7日6:00、起床。各自朝食をとりつつ、洞内訓練でのA〜E班までの班分けを行う。F班に関しては、観光洞営業終了後、自分の担当が終わった班が担当することになった。千葉はE班「シアターホール」から「ドンガラガン」の担当である。

8:30、「河内風穴」に到着。各班ごとに装備を準備、A・B班は入洞を開始する。
他の者は駐車場にて、昨日受講が終わらなかった者に対してZリグなどの講習を行う。SRT未経験者もいたため、思
いのほか時間がかかる結果となった。

12:00、残りの者も入洞開始。「石切り場」付近にて事故発生、自力出洞できないためストレッチャーを用いての搬送という設定のため、各班ごとに次の箇所でのシステムセットを行った。滋賀県に書類提出しなければならないため、写真を撮りながらの作業である。
 A班:石切り場〜玉座(ホーリングシステム)
 B班:玉座〜ドリームホール(ホーリングシステム)
 C班:ドリームホール終点(チロリアンブリッジ)
 D班:ドリームホール終点〜入口(チロリアンブリッジ)
 E班:シアターホール〜ドンガラガン(ロワーリングシステム)
 F班:ドンガラガン〜屋根裏ホール〜大広間=観光洞部分(スロープチロリアンブリッジ+ロワーリングシステム)

16:00、搬送開始。営業時間内ということにより、まずは「石切り場」から「ドンガラガン」を行った。訓練の性質上、他の班の様子はあまり把握できなかったが、D班は「ドリームホール」の端から端まで30m程度の大チロリアンブリッジを設置、足場の悪い落盤帯を一気に搬送したようであった。しかし、両端の連携の問題か上下に大きく震動してしまい、快適な搬送とは言えなかったようである。
E班は、千葉・松澤・中込・小山田・吉安・宮崎(哲)・岡大等と共に搬送を行う。「シアターホール」から「ドンガラガン」は、通常使用しているルートは途中が狭いうえに直角に曲がっているため、別ルートである斜洞からの搬送である。まずは、補助的にホーリングしながら空中で頭の向きを変えて「シアターホール」から斜洞へ。斜洞内でも確保としてロワーリング。「ドンガラガン(=斜洞出口)」へは約−3mの段差を降ろすのだが、上下とも足場が悪く、補助ロープを多用してロワーリングを行った。

19:00、小池・宮崎・落合・槇島がF班の「屋根裏ホール」から「大広間」のシステムセット開始。ここは落差が約−15mあり、クラック部分をスロープチロリアンブリッジ、そこから垂直にロワーリングシステムというシステムを選択したようである。

20:00、2回目の搬送開始。「石切り場」から「大広間」までを行い、比較的スムーズに行った。

24:00、搬送終了。小雨がちらちくなか、宿舎に戻り夕食をとった。

26:00〜、随時消灯。


8日8:00、起床。各自朝食をとる。外はしっかりとした雨である。

9:00、小雨になったところを見計らって付近の用水路で装備洗い。

11:00、宿舎へ戻って反省会を行う。その後、写真データをなどを提出してから解散となった。

14:00、彦根市内で入浴と食事をとったあと、彦根出発脱。

20:00、帰京となった。


千葉の担当した箇所は、システム自体はうまくいったのだが、そのシステムを考案にするのに時間がかかってしまった。もう少し手早く判断しなければならない。
また、今回はSRT未経験者も多く見受けられたが、普段活用している「河内風穴」で事故が発生した場合、自分たちで何とかしなければならないと言うモチベーションの高さが強く感じられた。今後も定期的にレスキュー訓練に参加して行きたいと思う。(文責 千葉伸幸)
八畳岩 河内風穴・ドンガラガン 河内風穴・シアターホール
担架講習を行う千葉(撮影:木崎裕久氏) ドリルで支点を作る(撮影:矢津田優子氏) 吊り上げながら斜洞へ(撮影:木崎裕久氏)


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