タイトル 地底旅団ROVER元老院第189回CAVING
サブタイトル 第1次檜原村惣角沢の穴第2洞調査
分 類 調査ケイビング
入洞洞穴 惣角沢の穴第1洞、惣角沢の穴第2洞
日 程 2007年3月7日(土)〜8日(日)
参加者 千葉の、村野て、木嵜、落合直之、湊幸栄、小池純、宮崎朋彦(以上、東京スペレオクラブ) 以上7名
月夜見第二駐車場「1990〜97年にかけて、都立福生高等学校自然科学研究部が檜原村の洞穴を調査を行った。そのうちのひとつが竪穴「惣角沢の穴第2洞」で、未測量、部分的に未探検となっている。」という情報を入手した。そこで当時の自然科学研究部引率者に連絡、現地追加情報を頂くことができたため、「惣角沢の穴第2洞」の探検及び簡易測量を目的として計画された。


7日21:00、地R元組は福生市内を出発する。天候はあいにくの雨である。

22:30、途中で宴用の買出しをしてから奥多摩周遊道路の旧料金所に到着。周辺にテントを張りはじめるが、テント支柱内のゴムが伸びきっており、いらいらしながら設営する。テント内で後続隊を待ちながら宴を開始。木嵜が持参した沖永良部島土産の黒糖焼酎を楽しむ。

23:30、落合合流。日本酒が追加される。

24:30、小池・宮崎合流。しかし、宴会明けの宮崎はダウンしており、5名での宴が盛り上がった。

27:00、消灯。


8日5:00、湊合流(していたらしい)。

6:00、起床。気温は4℃とのことで寒い。千葉は二日酔いのままテント内で朝食。ゆっくり片付けをしてから、東スペ車両をゆすって起こす。

7:45、旧料金所を出発。

8:00、夜間閉鎖されている都民の森ゲートが開門、通過する。

8:10、月夜見第二駐車場に到着。東スペ組はまずは朝食を取る。装備確認をしていると、次々と登山客が現れる。なんでもカタクリの群落が見ごろらしい。ロープやハンガーを並べる姿が珍しいようで、代わるがわる声をかけられる。

9:00、アプローチを開始。尾根沿いに登山道を進むが、これは「日本山岳耐久レース」のコースと同じ。このレースに参加したことがある千葉・落合・湊・小池は思い出話に盛り上がる。

10:00、小河内峠にて休憩。そこそこの重装備、ぬかるみ、急勾配の登山道は疲れるものである。

10:30、惣岳山の手前に到着。そこから登山道をはずれ、トラバースしながら目印である祠を探す。祠は簡単に確認でき、続いて3つの洞口を確認する。そのうちの一つに村野・湊・宮崎が入洞、「惣角沢の穴第1洞」と確認する。
続いて千葉・木嵜も入洞、フローストーンやコウモリグアノを観察した。となれば、位置的に最も東にある洞口が「惣角沢の穴第2洞」であろうということになった。

11:45、昼食。落合さんが竪穴装備を忘れたことが発覚。何しに来たんだと皆で野次る。

12:30、地R元組が「惣角沢の穴第2洞」に入洞開始。1st村野・2nd千葉・測量木嵜の体制で行う。すると、洞内に手紙を発見。偶然にも前日訪れていた明治大学地底研究部検部からのもので、洞口確認のみ行ったと書かれていた。マイナーな穴なのにブッキングとはもの凄い偶然である。
洞口から3mほど進むと、足元にチョックストーンがはまっていた。ルートはここから真下へと続くのだが、開口部は0.3×0.5m。ロープを張ったものの、ディッセンダーを使っては降りることができない幅である。洞壁にフリクションをかけながら狭洞部を通過、それからディッセンダーにロープを通す。ここからは北西−南東方向に20mほど延びた割れ目となり、ディビエーションでロープ方向を変えながら−20m地点のチェックストーンまで到達する。付近にはフローストーンが確認できた。
さらに−10m降りて洞床に到着。小穴ながら、未探検空間はテンションがあがる。すぐさま付近を探索し、隙間からの外光を確認した。すると、「惣角沢の穴第1洞」を探検していた東スペ組の声が近い。笛などで音声確認したが、接続部は確認することができなかった。

15:00、測量担当である木嵜が−5m地点から降りてこない。慣れない竪穴測量+ひとり測量でかなり手間取っているようである。「もういいからすぐに降りて来い!」と千葉の怒りが爆発。洞床に着くなり撤収させる。千葉・村野はレーザー距離計とコンパスを使って一気に測量する。

16:00、木嵜は竪穴狭洞部通過に難儀するも無事出洞。村野もデリギングを行いながら出洞した。

16:30、現地離脱。

17:30、月夜見第二駐車場に到着。ゲートの夜間閉鎖にはなんとか間に合う。ここで落合さんは離脱する。

18:00、檜原温泉センター数馬の湯に到着。ここで入浴、夕飯を取る。

19:30、解散。各車両ごとに帰途に着いた。


簡易測量の結果は総延長72.3m・高低差32.4mであった。
次回は本格的測利用を行い、同時に第1洞との接続部を探る予定である。また、「惣角沢の穴第2洞」が戦前の書物に載っている「逆穴」か否か、再検証も行う予定である。(文責 千葉伸幸)
惣角沢の穴第1洞 惣角沢の穴第2洞 惣角沢の穴第2洞 惣角沢の穴第2洞
惣角沢の穴第1洞の洞口 惣角沢の穴第2洞の洞口 竪穴狭洞部でのリギング 未探検部分と思われる空間

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