タイトル 地底旅団ROVER元老院第163回CAVING
サブタイトル 体験ケイビング18 暗黒空間への誘い at 秩父市・石舟沢鍾乳洞
分 類 体験ケイビング
入洞洞穴 石舟沢鍾乳洞
日 程 2005年10月1日(土)〜2日(日)
参加者 千葉、鈴木、村野み、細野、黒田、村野て、星野、町野優美子、谷口飛鳥、藤井友恵、小山綾子、小山麻美、本田佳吾(以上、体験ケイビング者) 以上13名
石舟沢鍾乳洞・第1洞口地R元発足以来、18回目となる「体験ケイビング」として企画された。
今回の体験希望者は6名。一般向け体験ケイビングとしては約3年ぶりの大所帯での活動である。


1日23:00、現地近くのあずまやに到着。すぐさま設営を行い、焚き火をおこして懇親会を行う。ビールを飲みながら自己紹介などを行い、体験者、スタッフともに打ち解けて和やかな時間を持つことができた。つまみとして出した細野お手製の春巻も好評だったようだ。
最後に石舟沢鍾乳洞の縦断面図を見ながら明日の行動予定を説明。

25:00、就寝。


2日7:00、起床。天気は上々、体験ケイビング日和である。朝食、撤営を済ませ、入洞準備を行う。その間に千葉・細野が洞内ビレイセットのため一足先に出発した。

9:00、残りのメンバーで朝礼を行い、あずまやを出発。石舟沢出合に移動する。

9:30、入洞装備の最終チェックと準備体操を済ませ、石舟沢出合を出発。アプローチ道は相変わらず荒れているところもあるが、3年前よりは格段に良くなっている。藤十郎沢出合付近は大規模に伐採されており、随分と明るい雰囲気になっていた。

10:30、「石舟沢鍾乳洞」に到着。鈴木による「石舟」の地名由来や、「石舟沢の風穴」の民間伝承の説明が終わったところに、ビレイセットを終えた千葉・細野が出洞してきた。木漏れ日の中、皆で早めの昼食をとる。

11:30、「第2洞口」より入洞開始。「赤龍の間」では、目を暗闇に慣らすことも兼ねて、フローストーンや水酸燐灰石、コウモリグアノの説明を行う。「歯磨き粉はコウモリのおしっこから生成されています」という村野(て)の説明に、体験者は目を白黒させるのであった。
「赤龍の間」〜「洞口ホール」間の通路には、今回からトラバースラインを設置。カウズテイルを使用して体験者を一人づつ通過させることで、通行の安全性の向上させることができた。
「石畳ホール」の先でスカラップ、メアンダートレンチの説明を行った後、石舟沢の最大の見所「白龍の滝」へ。「白龍の滝」には初の試みとして、滝つぼにハロゲンハンドライトを設置、滝のライトアップを行った。水流部を抜けて「白龍の滝ホール」に出ると、前方の暗闇の中に滝が突如として浮かび上がるという演出である。水しぶきが光に照らされて輝き、なかなかダイナミックかつ神秘的な光景を作り出すことができた。この情景は、体験者のみならずスタッフの目にも新鮮であった。
「白龍の滝」から先は、鈴木班(細野・村野て・星野・町野・谷口・藤井)と千葉班(村野み・黒田・小山姉妹・本田)の2班に分かれて行動した。滝で濡れた後は、一転してスピーディーな活動とするためである。滝を登攀後、「青龍の泉」〜「最奥の泉」〜「上層部」を経て再び「白龍の滝」に戻り、「第1洞口」より出洞した。途中、鈴木班より先に滝を戻った千葉班が、鈴木班が既に出洞していると思い込んで滝のロープを撤収してしまうというハプニングがあったが、再ロープセットすることで鈴木班も全員無事に滝を下り、予定通り15:00に出洞することができた。

16:00、石舟沢出合に到着、装備洗いをする。

17:00、現地出発。大滝温泉で入泉後、秩父市内の焼肉店で豚肉臓物をたらふく食し、解散となった。


今回は多人数での活動であったが、スタッフがマニュアルに従って各自担当を十二分にこなし、活動を順調に進めることができた。体験者の方々にも非常に満足いただけたようである。今後もより良い体験ケイビングの開催を目指していきたい。(文責 村野哲雄)
秩父市大滝字中双里 石舟沢鍾乳洞・第2洞口 石舟沢鍾乳洞・赤龍の間〜洞口ホール
懇親会でうち解けたところでブリーフィング 四つん這いで探検開始! 確保をとりながら進む

【体験者の感想】
事前連絡に関して(ガイド・計画書を含む):細かく説明されていて、とても参考になりました。また、横穴探検テクニックのイラストがナイス!!でした!読み直して、復習したいと思います!
前夜の懇親会に関して:参加者、スタッフの方と打ち解ける時間を設けて頂けて、とても良かったと思います。いきなり洞内へ行くのでは、不安だったと思います。スタッフの方の手作り夜食美味しかったです♪
洞内に関して:運動不足の私にはとってもハードでしたが、(未だかつてない程の、筋肉痛に苦しんでおります (T_T))洞内はスリルと感動の嵐でした!冒険と神秘的な空間は、まさに「グーニーズ」の世界!
その他:素晴らしい体験をさせて頂き、本当にありがとうございました。怪我もなく、楽しく過ごせたのもスタッフの方々のご尽力のおかげです。感謝、感謝です。是非また参加させて下さい。ありがとうございました。(小山麻美さん)

事前連絡に関して(ガイド・計画書を含む):計画書は、疑問に思うようなことも細かく書いてあって助かりました。PDFで送っていただいたので、ワープロソフトを持ってない自分には助かりました。
前夜の懇親会に関して:いろいろ気を使って頂いて、あまり緊張せずにすみました。女性の中で男一人で寝るのはちょい辛かったです。
洞内に関して:もっと小さいものを想像していたので、とても楽しかったです。ライトアップされた滝はとても素敵でした。(本田佳吾さん)

前夜の懇親会に関して:焚き火を囲んでというシチュエーションによって、最初からリラックスした気持ちで参加できました。とってもよかったです!!
洞内に関して:予想をはるかに上回るスケールで本当に感動しました。また、こんなにスリリングで刺激的な体験は生まれてはじめてでした。本当に本当に楽しかったです。解説もわかりやすく、質問にはなんでも答えてもらえたので、さらにディープな世界を感じられました。こんなすばらしい体験ができたこと本当に感謝いたします。
その他:素晴らしい企画、ありがとうございました。営利目的ではないということでしたが、3000円であのサポート(全てにおいて)本当になかなか出来ることではないと思います。もちろん値段だけではなく、メンバーの優しさ・ナチュラルさ、感動しました。洞窟の楽しさはもちろんですが、一番この体験コースに参加してよかったと思ったのはこういった人達と一緒に体験できたことだと思います。本当にありがとうございました。今後も頑張ってください。また、このようの機会がありましたら、是非参加させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(小山綾子さん)

事前連絡に関して(ガイド・計画書を含む):とても詳しいガイドだったので、事前にしっかり予習することができたと思う。また計画書もわかりやすくてよかったです。だけど、ガイドに書いてあったチムニーや三点確保をまさか本当にやるとは思わなかった。
洞内に関して:想像していた以上にサバイバルな感じでびっくりした。でも、洞内にもいろんな生物がいたり、岩を見ていろいろわかることがあったりで、勉強になりました。滝を登るといわれたときは絶対にむりだとおもったけど、登りきれたときはうれしかった。最近の中で一番がんばったことだと思う。もう普通の観光洞に行くだけじゃ満足できないかもしれません。
その他:たいへんだったけど、なかなかできない体験をさせてもらってよかったと思う。ぜひまたやりたいです。今度はチムニーができるようになって濡れずに帰ってきたい。スタッフの方々のサポートのおかげで無事帰ってこれてよかった。どうもありがとうございました。(藤井友恵さん)

事前連絡に関して(ガイド・計画書を含む):すべて完璧だったと思います。詳しい図解や行動予定のタイムラインなどわかりやすく丁寧でした。
前夜の懇親会に関して:とても楽しかったです。春巻き各種やスパムなど野外料理が楽しめて、しかもおいしかったです。何か懐かしい気持ちを起こさせてくれました。
洞内に関して:質問した答えにちゃんと答えてくださったり、「できない!」と悲鳴をあげても励ましてくれたり、メンバーの方々ひとりひとりがちゃんとフォローしてくれたので洞内探検を成功することができました。安全についてもきちんとした確保、確認がなされていたと思います。
その他:洞窟探検というのを初めて経験できてとてもおもしろかったです。しかし想像をはるかに超えるハードなものでした。自然というのは美しいけど厳しいし、人間に対して容赦しない感じがしました。洞窟の中でヘッドライトを消したときの心細さは一生忘れ得ないです。あんな暗闇が存在するなんてわけもなくすごいと思いました。(谷口飛鳥さん)

事前連絡に関して(ガイド・計画書を含む):ガイド/計画書について、事前に洞窟のことを知ることができてよかった。細かく書かれていて丁寧な印象。知らない団体に1名参加で申し込んだことによる一抹の不安はガイドが送られてきたことでなくなった。
洞内に関して:泉あり滝ありでイメージしていたものがあってよかった。滝をのぼったりするハードな点は大満足。途中からグループを2つにわけたのも待ち時間が少なく小回りがきいて良かった。ついていくのが精一杯で、洞窟内をよくみて質問をするほどの余裕が自分にはなく残念。洞窟内の解説をもっと聞きたかった。(もしや、後ろにいたためにたどりついたころには解説が終わっていた??)
その他:団員方の結束力の強さと穴に対しての熱意を感じました。未知なる経験ができて本当によかったです。またリピーターとしてぜひ参加したいです。ありがとうございました。(町野優美子さん)

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