タイトル 地底旅団ROVER元老院第153回CAVING
サブタイトル 第51次内間木洞調査委員会プロジェクト at 山形村・内間木洞
分 類 合同・調査ケイビング
入洞洞穴 内間木洞
日 程 2005年5月3日(火)〜5日(木)
参加者 千葉、黒田、山崎、星野、菊地敏雄(東山ケイビングクラブ)、後藤聡、石川典彦、松澤亮(以上、東京スペレオクラブ)、戸田聡、鶴巻琴子(以上、亀戸ケイビングクラブ)、吉本亜裕美(京都大学探険部)、イセーンコ・イエフゲーニ、渡慶次元、長谷川航、吉原啓太、橋本夕貴(以上、北海道大学探険部)、齊田佳織、田中瑞希、土田洋平、後藤沙織(以上、新潟大学探険部)、向山満、佐々木玲子(NPO法人コウモリの保護を考える会)、村上桃子(ガールスカウト東京28団)、チェイ・コッター、ティモシー・ストックス、クレア・ネリス(以上、無所属) 以上26名
内間木洞ビジターセンター1995年から「東山ケイビングクラブ」を中心に行われている内間木洞調査委員会プロジェクト、今活動日程は5月3日(火)〜5日(木)である。
千畳敷天井部アタック、「レザーケイブ」再測量、向山先生のコウモリバンディング補助を目的として企画された。


2日19:30、安家地区でファンケイビングをしていた千葉組(千葉・黒田・山崎・星野・吉本・イセーンコ=通称ゼニャ・渡慶次・長谷川・吉原・橋本・村上)は、地権者:内間木さんへの挨拶後に宿舎である内間木洞ビジターセンターへ到着。

21:00、千葉・黒田・山崎は「千畳敷」へテングコウモリ確認のために入洞する。すると、16+10+5+2+2+1+1という割合でまだ冬眠していた。洞内気温計測すると5℃。なるほどである。

23:00、菊地さん合流。談笑、寝酒後に消灯。


3日8:00〜、残りのメンバーが次々と到着する。

10:00、5班体制にて活動を開始する。
食糧班(星野・木崎・松澤)は、久慈市内で購入量を巡って星野vs木崎さんバトルを繰り広げながら買いだし完了。

菊地さんは、翌日の地上測量のためのレベル分け作業を行った。

後藤さんは、午前は「稲妻洞」写真撮影、午後は「北洞」ラダーセッティングのために入洞した。

人工登攀班(千葉・戸田・石川)は、菊地さんと共に二連梯子を洞内へ搬入する。今回のアタック目標は、「稲妻洞」入口付近の「千畳敷」天井部である。ここの割れ目状の隙間からコウモリが出入りするのが確認されており、データから推測される+30mレベルへ到達出来るのではないか、ということである。
取りあえず梯子をたて、下はナチュラルアンカー、上はスピットアンカーで固定する。ハンマーで洞壁状態を確認すると、澄んだ音がするものの、不純物が多いようでいつまでも細かく崩れていく。数メートル上は一面フローストーンで覆われている。しかし、オーバーハングも緩やかなので、なんとか登れそうではある。
一旦出洞して昼食後、アタック千葉、ビレイヤー戸田、応援石川さんという体制で活動開始する。2〜3発打ちながら登ってみるが、天井部隙間の奧は続いているように見える。
すると15:40、北洞へ行っていた鶴巻からレスキュー要請があり、中断となる。

ファンケイビング班(大学探検部・外人部隊)は、午前は稲妻洞へ向かう。初っぱなからルートを間違え、若干のタイムロス。その後は順調に目的地である「銀河の滝」を目指すが、13名という大所帯であることから洞内渋滞。大きくタイムロス。しかし、外人部隊はご機嫌である。
「煙突チムニー」を登った時点でタイムアップとなり、反転、13:00出洞する。
14:30、今度は「北洞」へ入洞。途中「階層の間」にて後藤さんと合流する。
15:20、「さちの間」にて探検部女性1名がトラバース中にホールドとしていたノジュールが剥離、−5mの滑落事故が発生した。
すぐさま後藤さんを中心にレスキュー体制が組まれる。スケッド担架やホーリングシステムなどを使用し、事故発生から約4時間半で洞外へ搬出した。
内間木洞・千畳敷 内間木洞・千畳敷 内間木洞ビジターセンター前
テングコウモリ おなご地R元は人工登攀のひやかしへ 地上測量班のポケコン練習

4日7:30、起床。朝食。

9:00、4班体制にて活動を開始する。
人工登攀班(千葉・戸田)は、昨日の続きをアタック千葉、ビレイヤー戸田、応援クレアの体制で開始する。 最適ルートを模索するが、結局最短ルートを登ることになる。相変わらず、洞壁表面は脆い。瓦礫を顔に浴びながらハンマードリルを回し続けると、下からは楽しそうな異文化コミュニケーションが聞こえる。・・・・。リギングもそうだが、人工登攀も孤独である。
狭洞部を通過し始めたところで天井部が見えるが、横穴部はどうなっているのか視認できない。結局、+17mまで登るが、横穴部は5m程でフローストーンによる充填で終わっていた。ま、いつもこんなもんである。
一応測量、「嫌々上層」と命名して、14:00登攀活動を終了した。
昼食後、戸田君が撤収作業を行い、16:00完全終了となった。

蝙蝠班(山崎・後藤・鶴巻)は、向山先生らと共に「北洞・うらぎりのホール」にて、コキクガシラコウモリのバンティング作業を行う。約100頭に観察を付けることが出来た。帰りがけに、地R元から向山先生に限定焼酎「蝙蝠」をプレゼント。大喜びである。

地上測量班(大学探険部)は、まずは菊地さんと石川さんからポケットコンパス使用方法のレクチャーを受ける。その後、4レベルに別れて測量を完了する。

黒田、星野、村上桃子は風邪でダウンし、活動せずに食当専念となった。


全活動終了後、「べっぴんの湯」へ向かうと、退院してきた事故者と合流。痣があるとのことだが、大事にいたらずにほっとする。退院祝いとして、岩魚塩焼きをプレゼント。宿舎へ戻り夕食。その後、千葉と山崎は眠い目をこすりながら、地上測量班のデータ入力を行う。逆読みや読みとれない字体があるため、その都度記載担当者を呼びつけるが、何故か千葉のことを怖がる(嫌がる?)新潟大学探検部であった。


5日7:30、起床。速やかに朝食。撤収を開始する。

12:00、撤収完了。現地で「龍泉洞」見学組や遠島山登山するという北大探検部と別れ、千葉組(千葉・黒田・星野・村上・ティム)は盛岡市内で冷麺を食す。

23:00、東京着。


次回は9月連休、今回担当者ダウンにより出来なかった「レザーケイブ」測量の予定である。(文責 千葉伸幸・山崎宏之)
内間木洞・千畳敷 内間木洞・千畳敷 内間木洞・千畳敷 内間木洞・千畳敷
二連梯子を立てて・・・ 洞壁を打撃確認しながら・・・ 嫌々登る。。。 概念図(梯子基部より高低差18m)
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