巷の噂(2008年版)
内間木洞が演劇に(2008/12/24 岩手日報より入手)
舞台と客席一体に 久慈市民おらほーる劇場

 久慈市民おらほーる劇場「内間木モグラーズ」は21日、同市山形町の市山村文化交流センター(おらほーる)で2回公演した。地元の鍾乳洞・内間木洞を舞台に市民が演じるドタバタ劇が笑いを誘い、ホールは市内外から訪れた約450人の歓声に包まれた。
 洞穴探検に来た家族連れや学童クラブが、コウモリの精霊や源義経一行、旧日本兵などと遭遇して事件に巻き込まれていくストーリー。
 物語の終盤、洞穴の入り口がふさがれ絶望的な雰囲気が漂う中、「自分たちの未来は自分たちでつくるんだ」と児童が立ち上がるシーンでは会場から拍手が起こり、役者と会場が一つになった。
 歌舞伎ばりのメークに威勢のいいたんかで会場を沸かせた菊頭キク子役の中塚由美子さんは「お客さんの声援が温かく、気持ち良く演じられた」と感謝。
 昨年に続き脚本・演出を担当した県演劇協会副会長のこむろこうじさんは「役者と観客の両方が、芝居の面白さと劇場でしか味わえない一体感を味わってくれた」と手応えを感じていた。




龍泉洞でフラメンコ開催(2008/12/23 岩手日報より入手)
神秘の空間、熱い舞 岩泉・龍泉洞でフラメンコ

 岩泉町の特定非営利活動法人(NPO法人)岩泉地域活動推進センターなど主催の「フラメンコの夕べ」は22日夜、同町岩泉の龍泉洞内で開かれ、3人の舞姫による情熱のダンスが約100人の観客を魅了した。
 踊り手はYumiko Babaさん=静岡県浜松市、Tomoko Sasakiさん=盛岡市、佐藤真知子さん=同市=の3人。3人は普段、それぞれ活動しているが、今回主催者が出演を依頼し、快く引き受けた。
 鍾乳洞内の気温は10度前後。「ガロティン」「ソレア」など迫力ある舞が次々と披露され、冷え込みが厳しい洞外とは対照的に、熱気に包まれた。
 岩泉町小川の保育士竹花恵子さん(54)は「ライトが反射してすてき。気持ちが熱くなった。素晴らしい」と酔いしれた。
 フラメンコの夕べは冬期間の観光を盛り上げようと、今年初めて企画された。




伊国、地底湖で紐状微生物の集合体発見(2008/12/23 時事通信より入手)
鍾乳洞の地底湖に謎の「ひも」=細菌などの集合体

【イタリア共和国発】
 イタリア中部マルケ州にある「フラサッシ鍾乳洞」の地底湖で、細長いひも状につながった微生物の集合体が多数発見された。米ペンシルベニア州立大の研究チームが23日までに発表した。細菌と古細菌で構成され、細菌の一部は硫酸塩をエネルギーに変えていると考えられるが、なぜひも状なのかなど謎が多い。深海と同様に生物が生きられる極限環境を探るのに役立つとみられる。
 見つかったのは地下500メートル弱の地底湖の水中で、酸素が乏しい。ひもは長さ1〜2メートル、直径5ミリ程度で、分泌物でぬるぬるしている。一部を採取してDNAを解析したところ、さまざまな細菌や古細菌と判明。古細菌の半分以上は深海底で見つかる仲間だったが、何をエネルギー源にしているかは分かっていない。




中国、広東省で5000uが陥没(2008/12/21 AFP通信より入手)
広州郊外で地面に穴、付近5000平方メートルが陥没

【中華人民共和国・北京発】
 中国・広東(Guangdong)省、広州(Guangzhou)郊外のXiamao村で19日、突然地面に直径3メートルの穴が開き、付近一帯が陥没するなどした。国営新華社通信が20日伝えた。
 陥没の影響は周囲5000平方メートルにわたり、住宅1棟が倒壊、11棟が壁などにひびが入る被害を受けた。また、住宅61棟については安全性の確認が行われている。
 陥没が緩やかに進行したことで、死者や負傷者はなく、付近の住民381人は無事に避難した。
 事故直後の調査は、不動産開発のために行われた杭打ちが地下に広がる石灰岩の洞窟の強度を弱めたことが原因だとしているが、さらに詳しい調査が続けられている。




「ケイビングジャーナル第34号」発刊(2008/12/20 入手)
 日本洞窟学会のケイビング情報誌「ケイビングジャーナル」の第34号が発刊された。A4サイズ60ページ。600円(税込/日本洞窟学会々員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・特集:日本洞窟学会第34回大会(第34回大会報告及び講演要旨集、ミニ・シンポジウム「ケイビングの安全性について」、潜入取材!浜松大会)
・神秘の鍾乳洞 河内の風穴ハイビジョン撮影プロジェクト
・ハイビジョン撮影チームの活動によせて
・第13回国際火山洞窟学シンポジウム参加報告
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
・学会からのお知らせ
 本号は「特集:日本洞窟学会第34回大会(浜松大会)」と題し、大会報告と講演要旨集、ミニシンポ報告、編集部による大会取材が掲載されている。
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。ジュンク堂書店池袋本店、ODBOX ANNEX店(上野)、竜ヶ岩洞(浜松)、まえちゃんねっと〜よろず販売〜(オンラインショップ)でも購入可能。




沖縄県南大東島の洞穴で新種甲殻類を発見(2008/12/13 琉球新報より入手)
南大東に新種甲殻類 太平洋諸島で初

 琉球大学非常勤講師で理学博士の藤田喜久さん(35)が2007年12月に南大東島の洞穴の地下水域から採取した甲殻類が、日本では初発見となるテルモスバエナ目の新種であることがこのほど確認された。同生物は主に、地中海と大西洋地域に分布しており、太平洋諸島地域でも初発見となる。WWF(世界自然保護基金)ジャパンの安村茂樹主任は「大東諸島が南半球で誕生し、移動してきたという『大東諸島移動説』を裏付ける"歴史の生き証人"となる可能性があり、生物地理学の観点からも極めて重要な発見だ」と指摘する。
 今回発見された個体は体長約2ミリ。エビやダンゴムシなど甲殻類の仲間で、テルモスバエナ目ハロスバエナ属の新種。目では33種、属で3種が確認されている。北九州市立自然史・歴史博物館学芸員で理学博士の下村通誉さん(36)が新種であることを確認した。年明けにもニュージーランドの学術雑誌に記載される。
 藤田さんは「小さな生物が、島の成り立ちを裏付ける材料にもなり得ることなど、あらためてそれらの価値に気付かされた。環境が悪化する中、目に見えない生物の生息環境を守ることの重要性を考えるきっかけにもなる」と強調した。
 藤田さんらは18日から21日まで、WWFジャパンの生物多様性評価プロジェクトの一環として追加調査を行う。今後は島内の分布調査や繁殖の様子の確認、遺伝子解析など、さらなる研究を進める考えだ。




あぶくま洞で恒例のコンサート開催(2008/12/6 福島民友新聞より入手)
鍾乳洞に美しい響き あぶくま洞でコンサート

 田村市滝根町のあぶくま洞で7日、鍾乳洞内の天然のホールを会場にした「あぶくま洞滝根御殿コンサート」が始まり、神秘的な空間に響き渡る演奏が観光客を魅了した。
 温度15度の暖かな空間と天然の音響効果を生かして音楽を楽しんでもらおうと毎年開いている。初日は福島市のブラスアンサンブル「輝響」が、美しい音色をこだまさせた。コンサートは来年1月25日まで日曜日(28日を除く)に開催。午前11時からと午後1時30分からの2回公演。高校生以上1200円、中学生800円、小学生600円。
 あぶくま洞は福島民友新聞社の「福島遺産 百選」に選ばれている。




龍泉洞で各種イベント開催へ(2008/12/1 岩手日報より入手)
洞窟内でミニコンサート 冬の龍泉洞で誘客企画

 岩泉町龍泉洞事務所(加藤勝彦所長)は今月から同町岩泉の龍泉洞で、冬場の入場者増を図るために初めて洞窟内でコンサートを開くなど各種イベントを展開する。フラメンコやフルートのミニコンサートのほか、周辺施設で昭和初期からの写真展、お茶会などを企画。地震の風評被害などで観光客入り込みは低迷傾向。各種イベントを継続的に繰り広げ、新たな魅力をPRする。
 洞窟内でのミニコンサートは町内の団体や宿泊施設と協力。今月22日にフラメンコを開催。来年1月中旬にフルート、同2月中旬はオカリナを予定する。町民は無料、町民以外は通常の入洞料金で楽しめる。
 洞窟内の通称「月宮殿」が会場で、音響試験では「自然な音の広がりが楽しめた」(同事務所)という。コウモリなどへの影響を調べるため日本洞穴学研究所(岩泉町)と騒音調査も実施した。
 今月10〜31日は龍泉洞観光センターで「龍泉洞懐かしの写真展」を開催。昭和初期からの30点以上の写真を展示する。町民らに写真を募り、歴史を振り返る。1月15〜30日は「世界の洞穴写真展」を予定する。
 今月1日から同25日までは周辺の橋や木々を電飾イルミネーションで彩る「龍泉洞光のページェント」を実施。2月8、15、22日は同センターで龍泉洞の水を使ったお茶会を予定する。
 龍泉洞の本年度の入り込みは10月末で13万7595人と、地震の風評被害などにより前年比5万人余り減。これまでイベントは1月初旬の「龍泉洞みずまつり」と5月の「龍泉洞まつり」だったが、冬場に各種イベントを展開し、情報発信を充実させる。
 入り込みは8月が最も多いが、冬場は洞内の温度が10度前後に保たれ、水量が一定で水が澄んでいるという魅力がある。
 同事務所の佐々木忠明主査は「積極的にイベントを開催していくことで、龍泉洞からの情報発信を増やし、その魅力を伝えていきたい」と意気込んでいる。
 問い合わせは同事務所(0194・22・2566)へ。




ようきた洞でLEDライトアップ(2008/11/30 中日新聞より入手)
幻想的な雰囲気楽しんで 1日から竜ヶ岩洞「ようきた洞」でライトアップ

 真っ暗な洞窟で幻想的な雰囲気を楽しんで−。浜松市北区引佐町の観光鍾乳洞竜ヶ岩洞は、足水・冷風浴施設「ようきた洞」内を電飾し、29日に試験点灯した。公開は12月1日から来年1月31日まで。
 電飾は2年目。長さ25メートルの「ようきた洞」内を、昨年より3000個多い8000個の青色の発光ダイオード(LED)で飾り付けた。青色の光に照らし出された洞窟は、吸い込まれるような独特な雰囲気に包まれた。
 ようきた洞は入場無料。開場時間は午前9時半から午後4時半まで。




武芸洞で縄文時代の石棺墓を発見(2008/11/28 琉球新報より入手)
縄文の石棺墓:南城市玉城武芸洞で発見 洞穴内から初めて

 南城市玉城字前川の「ガンガラーの谷」内(おきなわワールド隣接)にある「武芸洞」入り口付近で、縄文時代晩期(約2千年前)と考えられる石棺墓一基が発見され、中からは大人の人骨一体と子どもの人骨一部が確認された。石棺墓は、読谷村や宜野湾市の遺跡2カ所で発見されているが、洞穴内から発見されたのは初めて。
 土肥直美琉大医学部准教授(形質人類学)は「洞穴内の発見で人骨の保存状態も良く、当時の人の顔つきも調べられる。約1万3千年前の港川人から縄文時代までの空白を埋める可能性のある発見」と期待する。
 武芸洞は、港川人が発見された港川フィッシャー遺跡に近く、イノシシ骨や石斧(せきふ)などが発見されたことから、県立博物館・美術館と沖縄更新世遺跡調査団は昨年11月から同現場の調査を行っている。石棺墓は23日に発見された。
 洞穴内では、縄文時代前期(約6千年前)の爪形文土器も南部地域で初めて出土しており、石棺近くに火をたいた炉の跡もあることから、今回の調査で武芸洞が縄文時代前期から晩期まで生活場や墓域として利用されていたことが明らかになった。
 石棺墓は、石を四角い棺おけ状に配列し、石蓋をかぶせた縄文晩期から弥生期の墓。発見された石棺は、縦2メートル、幅80センチ、深さ40センチ。大人の人骨は、うつぶせで顔を横に向けた状態で寝かせられ、副葬品のシャコ貝も確認されている。
 発掘調査は30日まで。29、30の両日は、小中学生を対象に無料の見学会を開く。問い合わせはおきなわワールド。




中国、石筍から気候変動を分析(2008/11/17 朝日新聞より入手)
中国王朝の興亡に季節風が影響 中米研究チーム

【中華人民共和国・広東省広州市発】
 中国の歴代王朝の栄枯盛衰に、気候変動による季節風の変化が影響していたとする新説を、中国と米国の共同研究チームが発表した。鍾乳石の成分分析から、唐や元などの王朝の末期には季節風が弱まり、深刻な干ばつなどに見舞われたと判断した。米科学誌サイエンスに発表した。
 鍾乳洞内の地面からタケノコのように伸びる石筍は、天井から落ちる水滴中の成分が長年積み重なってできる。断面を樹木の年輪に見立て、成分を調べれば、過去の環境変化を知る手がかりになる。
 研究チームは、甘粛省の鍾乳洞で約1800年前から成長を続ける石筍を採取。これに含まれる酸素原子の安定同位体の割合を時代ごとに調べた。酸素には重さの違う安定同位体が複数あり、その含有率は、石筍ができた時代の降水量など気象条件の影響を受けることがわかっている。
 分析では、これまで指摘されていた唐末期(9世紀末)だけでなく、元末期(14世紀)と明末期(17世紀)も急激に季節風が弱まり、低温で乾燥した気候に変わっていたことがわかった。逆に、10世紀半ばの北宋初期には、季節風が強まって湿潤な気候になり、稲作が発展し人口が増加した史実を裏付けた。
 1960年代以降、中国では季節風が弱まる傾向にあるといい、チームの張平中・蘭州大教授は「将来、中国にとって水資源の不足がさらに深刻になりかねない」と指摘している。




龍河洞、洞窟貯蔵酒を蔵出し(2008/11/7 読売新聞より入手)
太古のロマンに酔う

 香美市土佐山田町の鍾乳洞・龍河洞(国天然記念物)で6日、洞窟で熟成させた日本酒の蔵出し作業が行われた。
 洞窟入り口から約100メートルの「ゆるぎの間」で、1〜3年間貯蔵した酒瓶約1200本を、南国酒販協同組合の16人が運び出した。洞窟内の温度は年間を通じて17、18度と安定し、酒のアルコールと水分がじっくりと混ざって熟成し、まろやかな味になるという。
 同組合に加盟する酒造会社3社が2000年から始めた。定番商品となった純米吟醸酒「香長三龍洞窟貯蔵酒」のほか、今回は、組合員が南国市内で育てた米で作った「香長平野」が初めて洞窟から蔵出しされ、販売される。同組合の中村隆之理事長は「今年も良い出来。太古のロマンを味わって」と話していた。
 組合加盟店などで取り扱う。720ミリ・リットルの3本セットで、1年貯蔵は5250円、3年は1万500円。問い合わせは同組合(0887−52−1730)。

※関連記事
4/24 龍河洞、恒例の洞窟貯蔵酒1000本搬入





ナショナルジオグラフィック11月号に洞窟記事掲載(2008/10/30 入手)
 ナショナルジオグラフィック日本版 2008年11月号の一項目に「巨大結晶の洞窟」が掲載された。
 メキシコ北部りナイカ鉱山の地下にある、長さ10メートルを越える世界最大級の巨大結晶が林立する「結晶の洞窟」を紹介している。66〜77ページ。
 日経ナショナルジオグラフィック社発行。定価980円(税込)。10月30日発売。




仏国、熊の祖先は160万年前に登場か(2008/10/28 AFP通信より入手)
クマの共通祖先は160万年前に登場? ホラアナグマの骨から探る

【フランス共和国・パリ発】
 ヒグマとホッキョクグマの共通の祖先が約160万年前にいたことが、フランス南部のショーベ洞窟(Chauvet Cave)で発見されたクマの骨の分析から明らかになった。フランスの研究チームが、27日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した。
 このクマの骨は保存状態が良く、放射性炭素年代測定法により、3万2000年前のものであることが判明した。ショーベ洞窟は、世界最古とされる同じ頃の石器時代壁画で知られている。
 ホラアナグマは約30万年前に登場し、約1万5000年前に絶滅した。欧州と中東に分布していたとされ、ショーベ洞窟の骨もホラアナグマのものであると推定できる。
 フランス原子力庁(Atomic Energy Commission、CEA)の生物学技術研究所のチームは、この骨から母性遺伝すると考えられる「ミトコンドリアDNA」の断片を集め、それらを再構築して配列した。次に、このサンプルを基に、遺伝子変化の規則性に焦点を当てた「分子時計」と呼ばれる手法を用いて、ホラアナグマらの祖先の年代を測定した。
 その結果、ホラアナグマはヒグマとホッキョクグマの近縁にあたり、これらすべてに共通の祖先を約160万年前までさかのぼれることが判明した。
 地下に埋まっていた先史時代の動物の遺がいからミトコンドリアDNAが再構築されたのは、今回が始めてだ。
 洞窟という環境は、化石にとって最適な保存環境とされる「極寒」にはやや劣るが、中の気温は年間を通じて摂氏12-15度に保たれ、紫外線も防ぐことができる。
 チームは「今回の研究は、絶滅した様々な種の遺物が保存されている洞窟のような環境から、ミトコンドリアゲノムを完全に再現できる可能性を示したものだ」と指摘する。




ようきた洞でケイブダイビング実演(2008/10/26 中日新聞より入手)
竜ヶ岩洞で潜水実演 きょう企画展 最新の道具展示

 浜松市北区引佐町、観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞で26日午前9時から午後4時まで、洞窟の探検に使う潜水道具を集めた企画展「神秘の洞窟潜水展」が開かれる。無料。
 潜水展は潜水器具販売会社のハルシオンジャパン(東京・久保彰良代表)が全面協力。会場の竜ヶ岩洞ミニギャラリーには水中スクーターをはじめ減圧ボンベ、スーツ、ライト、足ひれなど実際の潜水に使われている最新の潜水道具約100点を展示する。
 長時間潜水できるようボンベから吐き出した二酸化炭素をフィルターで除去し、再び使える日本で7台しかない特殊ボンベも含まれる。洞窟内で見られる生物や潜水の様子を撮った写真パネル20点も展示する。
 竜ヶ岩洞「ようきた洞」(無料)足水施設で午前11時と午後2、3時の3回、潜水具を装着して潜水実演も披露される。
 小野寺秀和支配人は「観光鍾乳洞で潜水実演を行なうことはとても珍しい。この機会ぜひ見て」と話している。




内間木洞のコウモリ、今年も野良猫が捕食(2008/10/23 岩手日報より入手)
希少コウモリ今年も被害 久慈・内間木洞

 昨秋、洞内に生息する県指定天然記念物のコウモリが野良猫に捕殺された久慈市山形町の鍾乳洞、内間木洞(判明分の延長6013メートル)で今年も秋に、野良猫による被害が出ていたことが、市教委社会文化課の調べで22日分かった。被害の多くを占める希少種のニホンテングコウモリは、個体維持の上で大きなダメージを受けた可能性も指摘されている。
 死骸が確認されたのは、日本固有種で環境省の絶滅危惧種U類のニホンテングコウモリの31匹を最多に、同TB類のノレンコウモリ9匹など5種類、計48匹。
 9月20日に27匹が発見されたのを皮切りに、10月13日までに頭や翼、胴の一部が残った死体が洞入り口付近で見つかった。
 赤外線ビデオカメラを設置して監視したところ、1匹の猫がコウモリを捕食する姿が写っていた。調査に携わるコウモリの保護を考える会の向山満理事長は猫の斑点の模様から「昨年と同じ猫の可能性が高い」としている。
 市教委は猫の侵入を防ぐため、9月24日から洞入り口に網を敷き、センサーライトを設置。以降、被害は3匹に減った。
 内間木洞では昨年9〜10月にもコウモリの死骸が78匹確認されたが、その後は被害がなかった。再び秋に被害が発生し、向山理事長は「この時期になれば、コウモリが捕れると猫が『秋の狩り場』と学習しているためではないか」と推測。
 低空飛行のため狙われやすいニホンテングコウモリはこの2年間で少なくとも100匹が餌食となり「これだけ大量に食べられては、種を維持していくのに大きな打撃となる」としている。




第21回日本鍾乳洞サミットが開催(2008/10/4 毎日新聞より入手)
鍾乳洞サミット:球磨村で開催 入洞者の傾向など報告

 鍾乳洞がある自治体が集まる「第21回日本鍾乳洞サミット」が2日、九州最大級の鍾乳洞「球泉洞」を持つ球磨村であった。
 岩手県から沖縄県までの12自治体が加盟する日本観光鍾乳洞協会(会長・柳詰恒雄球磨村長)の主催で、約70人が参加した。
 8自治体が、鍾乳洞入洞者が過去3年間で増加傾向にあると報告した。「NHKの朝の連続テレビ小説で地域が脚光を浴びた」(岩手県の龍泉洞)などテレビ放映や新聞、雑誌の掲載が集客増につながるとする報告が相次いだ。
 一方、減少傾向の自治体からは「大手旅行代理店の低価格戦略でツアーコースから外れた」(高知県の龍河洞)▽「『安・近・短』という近年の旅行者のニーズに対応できない」(鹿児島県沖永良部島の昇竜洞)などの指摘があった。
 鍾乳洞を説明できる専門家養成や、外国人観光客誘致の対策なども話し合われた。




石垣島鍾乳洞で防火訓練実施(2008/10/1 八重山毎日新聞より入手)
 石垣島鍾乳洞で実施された自衛防火訓練。石垣市消防本部職員は「鍾乳洞での訓練はこれまでにない」と感心することしきり。同社社員たちは自衛消防隊として訓練し、新たな改善点も見つかったようで、見直しを図ることに前向きな姿勢を見せた。

※一部抜粋




秋吉台の無名穴、初の学術調査へ(2008/9/29 読売新聞より入手)
秋吉台の生態系解明へ 「無名穴」初の学術調査

 秋吉台の生態系解明などを目的にした山口大と秋吉台科学博物館などによる学術調査がスタート。28日、美祢市秋芳町秋吉の同博物館で結団式が行われた。
 同大理学部と県内の6博物館でつくる「県内博物館・大学連携協議会」の設置に伴う最初の連携事業。今回の調査では、秋吉台に400以上あると言われる洞穴の一つで、過去に絶滅種のシカやコウモリの化石が発見されている「無名穴」の掘削調査を行う。無名穴での学術調査は初めてで、調査団には山口大洞穴研究会、同大OBなども参加する。
 結団式では、調査団の団長を務める同大大学院理工学研究科の田中和弘教授が「過去に発見されている化石の状態も非常によく、絶滅種などの貴重な資料が見つかる可能性も高い。大変に楽しみでわくわくしている」とあいさつした。
 27日から予備調査が始まっており、今年度は洞穴内の測量や、堆積物の分析などを実施。来年度から約2年かけて本格的な掘削調査を行い、化石などの出土品や地層などを調べる。出土した化石などは同博物館で保管し、特別展示などで一般に公開する予定。




富士山麓「柏原溶岩樹型群」を世界遺産登録への動き(2008/9/27 産経新聞より入手)
自衛官も立ち入り制限?! 陸自北富士演習場、「緩衝地帯」化案浮上

 山梨県の富士吉田市と山中湖村にまたがる陸上自衛隊北富士演習場を、富士山の世界文化遺産登録で「緩衝地帯」に含めるべきかとの議論がにわかに起こり始めた。遺産登録に向け、避けては通れない議論。だが、一般人が普段入ることが不可能な演習場だ。それだけで緩衝地帯の価値は十分ある。国防施設を世界遺産の緩衝地帯にとする考えは、どうもなじまないように思えるのだが・・・。
 「演習場内には溶岩流の痕跡や溶岩樹型など貴重な『火山としての富士山』の資料が存在する。(世界文化遺産では)緩衝地帯として保護し後世に残す必要があるのではないか」。富士吉田市議会の9月定例会一般質問で議員がこう質問した。前後して8月21日の富士山の世界文化遺産登録に向けた山梨、静岡両県学術委員会では、北富士と静岡県側の東富士演習場を緩衝地帯に含むことが話題となったという。
 横内正明山梨県知事は8月末の記者会見で「防衛施設なので緩衝地帯になじまないと感じる。国が管理し演習場として使っており、景観を害するようなおかしなものが建つことはないと思う」と演習場の緩衝地帯化には否定的考えを示した。
 富士吉田市の堀内茂市長は先の質問に「国の防衛政策上の重要性から必要な演習場とされ、今春には(国と地元で)第8次演習場使用協定を締結した。今後5年間は演習場として使用する」と答弁し、使用協定を尊重する姿勢。さらに「(緩衝地帯とするには)地元恩賜林組合、両県などと協調し取り組まなければならない。大変難しいものと認識している」と話し、入会(いりあい)慣習が存在する演習場だけに「複雑な問題を抱えている地域」として、住民側に新たな制約が生じることを牽制した。
≪「天延記念物指定を」≫
 そもそも「緩衝地帯」とは、富士山を世界文化遺産に登録するために、保護しなければならない「核心地域」に対し、人間活動の影響が及ばないよう、この影響を吸収するための地帯。
 一般質問で登壇した市議は「演習場内には溶岩樹型など貴重な資料が存在している」と話した。「柏原溶岩樹型群」といわれ、富士山の噴火で流れ出た溶岩が立ち木や倒木を包んで冷めたあと、燃えた樹幹の形がそのまま地中に残ったもので 100ヵ所前後ある。これらを保護策で天然記念物に指定し、世界遺産の一部とする姿勢が必要だとも説いた。緩衝地帯どころか、世界遺産の資産そのものに加えてはと提起した。8月末には大学教授らが保護を訴えて市民団体を結成した。
 だが、富士山麓一帯には、演習場に限らず無数の樹型があり、代表的な鳴沢村の「鳴沢の溶岩樹型」、富士河口湖町の「船津胎内樹型」などが昭和4年ごろに国天然記念物に指定された。
 柏原溶岩樹型群は平成10年ごろ、文化庁の調査官が調査し「国指定」が必要か検討した経緯がある。だが、鳴沢村や富士河口湖町など周辺ですでに国指定溶岩樹型があり、「演習場内の溶岩樹型がすでに指定したもの以上の特異性があるか」といった面では結論を見送っている。
 防衛省陸自広報担当によると、柏原溶岩樹型群は演習場使用管理規則で「文化財同等の扱い」とされ、周囲には立ち入り禁止のロープが張られた状態。部隊は溶岩樹型位置を確認したうえで訓練しているという。
 山梨県学術文化財課の担当者は「胎内樹型などが国指定を受けたころは守ることが主だった。『触れてはならない』というのが文化財」。だが、現在は「文化財や記念物に指定する目的は保護は当然で、さらに教育活用という分野での役割を持たせている」と話し、人目に触れることができない天然記念物指定には首をかしげる。「何でも指定しては人間が生活できなくなる」とも話し、指定の乱発はかえって混乱を招くと指摘する。現に昭和初期に北富士演習場内の溶岩洞穴「雁の穴」が国天然記念物指定を受けたが、見る者は少なく、逆に陸自の演習がしにくい面がある。
≪地域住民閉め出しにも≫
 北富士演習場は日米地位協定で陸自のほか米軍が使用する重要な演習場。面積は約4600ヘクタールだが、広大な演習場も全国から部隊がやってきて、訓練が交錯するほど実は演習場内は過密化しているのが実態。日本の陸自は世界中から平和貢献で高い評価を受けているが、これも狭い演習場でも精いっぱいの訓練を続けているからに他ならない。緩衝地帯とすることで、陸自、入会住民にどんな制約が生じるかは不透明だが、仮に入会住民の火入れ(野焼き)ができないとなれば、これまた対国関係を複雑にする。
 柏原溶岩樹型群の扱いは防衛省と文化庁に委ねられるが、陸自広報担当は「(天然記念物指定では)申請する立場にない」とだけ語った。




富士講の胎内洞穴を再現(2008/9/26 東京新聞より入手)
目黒区 歴史資料館オープン 新富士遺跡の胎内洞穴再現

 目黒区めぐろ歴史資料館が同区中目黒にオープンした。館内では、かつてあった富士塚の一つ新富士遺跡(中目黒)の胎内洞穴を再現し、内部に埋められていた大日如来の石像を公開した。富士塚は富士山を模して築いた小山で、富士山同様近くに胎内洞穴と呼ばれる穴が設けられている。同遺跡の胎内洞穴のように、人が入ることができる大きさは全国的に珍しい。
 1991年の遺跡発掘時のデータを基に実物大の胎内洞穴(高さ約1.8メートル、奥行き約6メートル)を復元。中に入って大日如来が埋められていた場所などが見学でき、保管していた実物も公開した。洞穴はコンピューターグラフィックスで見ることができる。
 胎内洞穴は、富士山の山麓に分布している溶岩洞穴の一つ。人の胎内を連想させることから富士講徒は、身の汚れを払うことができるなどとして登山の帰途にこの洞穴をくぐったとされる。
 同歴史資料館は、旧郷土資料室のあった旧守屋教育会館(五本木)の解体に伴い、統合した旧区立目黒第2中の校舎一階を改装して移転した。収蔵庫も含め約1000平方メートルで、広さは2倍になった。




マレーシア、洞窟から新石器時代の人骨発見(2008/9/22 マレーシアナビ!より入手)
サラワク州とペラ州で先史時代の人骨を発見

【マレーシア・ペナン州ジョージタウン発】
 サラワク州とペラ州で先史時代のものとみられる古い人骨が6、7月に相次いで発見され、共に2−3000年ほど前の新石器時代のものと確認された。これらの人骨は身長156−161センチメートルほどの小柄なもので、マレーシア科学大学(USM)考古学研究センターとサラワク州博物館局が発見、札幌医科大学解剖学の専門家、松村博文氏らが鑑定に当たった。
 サラワク州のグア・カイン・ヒタムの洞窟で発見された人骨は全部で8体あり、USMに持ち帰った6体のうち5体は男性で年齢は25−45歳、1体は女性で年齢は35−45歳と推定されている。陶片やビーズ、貝殻、動物の骨なども発見された。
 ペラ州プラウ・カルムパンのマングローブ湿地で発見された人骨は3体で、すべて男性。年齢は25−35歳と推定されている。




竜渓洞、観光ボランティア団体が見学(2008/9/21 読売新聞より入手)
「竜渓洞」の見学会 観光ボランティア団体が参加

 松江市観光ボランティアガイドの会(若槻秋子会長)の会員ら約35人が20日、研修の一環として、約20万年前に火山活動でできた松江市八束町寺津、国指定天然記念物の大根島第二溶岩隧道「竜渓洞(りゅうけいどう)」を見学した。
 洞穴は全長約100メートルあり、会員らは懐中電灯を手に穴の中へ。案内人の県自然観察指導員門脇和也さん(53)が、溶岩が流れた床の跡や溶岩が流れ出した火口を指し示すと、驚いていた。初めて入った松江市西川津町、無職米村好治さん(75)は「珍しいメクラヨコエビが見つからなかったのは残念ですが、話の種ができました」と感慨深そうだった。
 竜渓洞は、大根島が火山活動でできた際、地表に噴出したマグマの外側だけが冷えて固まり、内側は流れたために形成された。普段は立ち入り禁止だが、門脇さん(0852・76・2397)に申し込めば見学できる。




秋吉台、哺乳類の大陸移動は少なかったとの見解(2008/9/18 毎日新聞より入手)
シンポジウム:大陸からの哺乳類「移動少なかった」 山口大で秋吉台テーマ

 日本哺乳類学会08年度大会の公開シンポジウム「秋吉台鍾乳洞に眠る新生代の哺乳類化石」が14日、山口市吉田の山口大学であった。秋吉台の研究を長年続ける3人が研究発表し、約400人が聞き入った。
 愛知教育大の河村善也教授は、洞窟から出る哺乳類の化石は最も古いもので60万年前にさかのぼるとした上で、中国大陸の出土品とはかなり種類が違う点に着目。「繰り返し来る氷河期に大陸から移動してきたという説では説明がつかず、移動は少なかったと見る方が自然」との見解を示した。
 北九州市立自然史・歴史博物館元職員の藤井厚志さんは「谷が切り込んで秋吉台の浸食が始まったのは110万年ほど前から。今のペースで浸食が進むと、100万年後には秋芳洞は浸食で崩落すると話した。




龍泉洞で新空間を確認(2008/9/15)
 岩手県岩泉町の観光洞「龍泉洞」で9月15日、第12次龍泉洞測量調査(日本洞穴学研究所主催)期間中にあらたな空間が調査員によって確認された。
 本調査は、文化庁から許可された第2期調査の最初の現地活動。9月13〜15日の3日間、東山ケイビングクラブ、地底旅団ROVER元老院、東京スペレオクラブ、パイオニアケイビングクラブ、東洋大学探検部らによって、人工登攀や二連梯子を用いて上層部アタックが行なわれた。その結果、観光洞の「白亜の議事堂」付近にて長さ約200mの横穴、約+40m地点でも二次生成物に覆われた新空間を発見した。更なる探検、測量は次回以降に実施予定。
 また、新地底湖においては釣り糸を使った水深計測も行われ、第7地底湖は−60mと確認された。




龍泉洞関連商品が続々と新発売(2008/9/14)
 岩手県岩泉町の観光洞「龍泉洞」で関連商品3種が新発売となっていることがわかった。
 「龍泉洞Tシャツ」は、黒Tシャツのバックプリントに龍泉洞と龍があるもの。S〜XLサイズで各1890円(税込)。8月発売。100枚限定。
 「龍泉洞の水キューピー」は、地域限定キューピー人形ストラップシリーズのひとつで、ペットボトル「龍泉洞の水」とコラボレイトしたもの。530円(税込)。
 穀物ブレンド茶「龍泉洞のじっ茶ばっ茶」は、第三セクター「岩泉産業開発」よる「龍泉洞の緑茶」「龍泉洞の烏龍茶」に続く第3弾で、岩泉町内産の豆と雑穀を主な原材料としている。500mlペットボトル140円(税込)。8月13日発売。




岩手県一関市の水田、陥没を確認(2008/9/12 岩手日報より入手)
水田とあぜ道、円形に 一関・大東猿沢川近く

 一関市大東町猿沢の野田前地区の水田で、あぜ道と水田の一部が深さ約2メートル、直径約4メートルにわたって円形に陥没しているのが見つかった。現場は国道343号猿沢トンネル北側付近。2006年から07年にかけて川底の陥没が相次いだ猿沢川に近く、地下水脈などの存在を指摘する声もある。

 水田の所有者で同市大東町猿沢の加藤正彦さん(56)によると、発見したのは7日朝。当時は深さ3メートル以上で、穴の入り口の直径は1メートルほど。ひょうたんのように中は広がっていて、底には水がたまっていた。その後、徐々に入り口が崩れ土砂が底にたまり、水はなくなったという。
 加藤さんは「過去には付近の水田が陥没したこともあった。地下水脈があるという話もあるが、原因は分からない」と首をひねる。
 県千厩農林センターの金野盛志所長は「一関市東山町から大東町猿沢地区の地盤は石灰岩。地下水脈か洞窟が長い年月をかけてつくられ、何らかの原因で天井が抜け落ち陥没したのでは」と推測する。




山口大学が秋吉台科学博物館らと連携へ(2008/9/11 中國新聞より入手)
山口大と県内6博物館が連携

 共同研究や人材交流を進めようと、山口大理学部と山口県内の6博物館が10日、連携協議会を発足させた。大学、博物館の相互の情報交換や学生の研修受け入れなどの本年度事業計画を決めた。6館は、岩国市立ミクロ生物館、防府市青少年科学館ソラール、県立山口博物館、秋吉台科学博物館、萩博物館、豊田ホタルの里ミュージアム。
 この日、山口市の同大で初会合を開いた。本年度事業として▽理学部の学生が秋吉台科学博物館で修学旅行生を対象にした化石採集実習の企画から実施までを担当、大学が単位認定する▽同館と秋吉台洞窟の共同研究▽萩博物館での助教の講演−の3件に取り組むことにした。




墨国、海中洞窟から米大陸最古の頭蓋骨発見(2008/9/5 テクノバーンより入手)
人類がアメリカ大陸に移住したのは1万3600年前? メキシコの海中洞窟からアメリカ大陸最古の頭蓋骨が発見

【メキシコ合衆国発】
 メキシコにある海底洞窟から今から1万3600年前のものと見られるヒトの頭蓋骨が見つかっていたことが4日、米ナショナル ジオグラフィック協会の発表により明らかとなった。
 この頭蓋骨が発見されたのはカリブ海の海中洞窟。メキシコ、デザート博物館(Desert Museum)のアルツロ・ゴンザレス(Arturo Gonzalez)博士を中心とした調査グループによって発見。その後の鑑定作業により1万3600年前のものであることが判明した。
 この海中洞窟からは他に3体分の頭蓋骨が見つかっており、それらの頭蓋骨に関しても今から1万4000年〜1万1000年前という鑑定結果がだされている。
 調査グループでは、これらの頭蓋骨の持ち主はアジアから北アメリカを経由でアメリカ大陸に移住してきた最初の人類のものではないかと推測した上で、今回の発見は人類が最初にアメリカ大陸に移住してきた時代を探る上での重要な手掛かりになると述べている。




滝沢鍾乳洞、文化遺産としての保護が必要(2008/9/2 中日新聞より入手)
産業近代化の一翼担った滝沢鍾乳洞 養蚕の歴史を若者に知ってほしい

 浜松市北区滝沢町の「滝沢鍾乳洞」は明治期、蚕の卵(蚕種)を育てる実地研究が行われ、日本の蚕糸産業に大きく貢献した。その史実が埋もれつつあるとして、地元住民や研究者らの間で「あらためて光を当てる手だてが必要だ」との声が高まっている。
 滝沢鍾乳洞の地主で浜松倉庫顧問山下開三さん(76)は「鍾乳洞は人間の住居だけでなく産業近代化の一翼を担った。若い人たちにも知ってほしい」と訴える。
 都田地区の郷土史文献などによると、明治期に蚕の卵が低温で発育することに目を付け、鍾乳洞を使い出したのは地元の養蚕農家だった故松本茂八さん。年間平均温度15度前後の鍾乳洞内で試しに蚕種を育てる作業を繰り返した。1902年(明治35)年に優良な蚕種を作り出すのに成功し、それまで1回しか繭がとれなかったのを年3回に増やすことができるようになった。松本さんの研究はその後、日本の蚕糸産業の発展につながった。滝沢鍾乳洞内には松本さんの功績をたたえる記念碑が建てられ、今も残っている。
 山下さんが小学生の時、鍾乳洞は子どもの遊び場でよく洞内に入ったという。「洞内に10メートルほどの空間に1坪ほどの小屋が立っており、蚕種を育てているのを見た」という。
 同市都田公民館が1994年に発行した「都田風土記」では、滝沢地区では大正時代に400戸の農家が桑を160ヘクタール栽培するほど養蚕業が盛んだった。戦後はミカン栽培などが主流になり、化繊の出現もあり1972年に養蚕業は姿を消した。
 滝沢鍾乳洞は現在、立ち入りは可能だが、特に保護策は講じられていないという。日本洞窟学会の小野寺秀和副会長(54)=北区引佐町=は「貴重な文化遺産の滝沢鍾乳洞をきちんと保護していく必要がある」と話している。

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8/15 滝沢鍾乳洞で石化した注連縄を発見





竜ヶ岩洞で洞窟まつり開催(2008/9/2 毎日新聞より入手)
遊ぶ:親子で未公開の洞窟探検 竜ヶ岩洞で洞窟まつり−23日まで、浜松市

 浜松市北区引佐町田畑にある大鍾乳洞「竜ヶ岩洞」の一般公開25周年を記念した「洞窟まつり」が23日まで、同所で開かれている。
 竜ヶ岩洞は81年に竜ヶ石山の約2億5000万年前の地層から発見され、住民らが約2年半かけて発掘した。一般公開されているのは約400メートル、未発見の洞窟や発掘中を含めると総延長約1キロに上るとされる。洞窟内には天井までの高さが最高約20メートルの大空間や落差約30メートルの滝などがあり、気温は年間を通し18度前後と涼しい。
 まつり期間中は毎週日曜日に体験ケイビング「親子で洞窟探検」が行われる。専門家から洞窟の基礎知識を受講後、インストラクターから実技訓練を受け、約1時間半かけて未公開の洞窟「第2号洞」を探検する。照明や足場はなく、ヘッドライトの明かりのみで暗がりを進む。
 担当者は「未公開の洞窟にはめったに入られない。わくわく感やどきどき感を味わってください」と呼びかけている。

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コウモリは第二の音声で会話(2008/8/29 読売新聞より入手)
コウモリ「第二の声」で会話、赤ちゃんには「低い声」も

 暗闇で飛び回るコウモリが、えさを探す際などに発する超音波とは異なる声で会話していることが、山口大大学院理工学研究科の松村澄子准教授(音響動物学)らの研究で明らかになってきた。松村准教授は「コウモリの社会構造や群れのコミュニケーションの解明につながる」として、9月15日に山口市で開かれる日本哺乳類学会2008年度大会の企画シンポジウムで報告する。
 コウモリは、自らが発した超音波の跳ね返りをキャッチし、対象の場所や種類、動きなどを瞬時に把握する「エコーロケーション」という能力を持つ。人間の4〜5倍の可聴域があり、生後2週間ほどで超音波を聞き取ることができるようになるという。
 松村准教授は1971年にコウモリの声の研究に取り組み始め、これまで各地の鍾乳洞や使われなくなったトンネルなどでその声を録音、分析してきた。
 この結果、美祢市の大正洞に生息するキクガシラコウモリの場合、生後間もない赤ちゃんが母親を呼ぶ声は、エコーロケーションに用いる超音波とは異なる声紋であることが判明。母親も、超音波を聞き取れない赤ちゃんのために、超音波に5キロ・ヘルツ程度の低い声を重ねて返事をしていた。
 また、岩国市の鉄道トンネルでは、世界でも報告例がないユビナガコウモリの声の録音に成功。通常の超音波よりかなり低く、人間にも聞こえる低い声を交えて会話していた。
 松村准教授は「夜間に暗闇で行動するだけに、研究が進んでいなかった分野。シンポジウムでは動画や音声を交えて紹介したい」としている。
 シンポジウムは午前9時から正午まで、山口市の山口大大学会館で。イルカやニホンザルなどの声についても専門家が報告する。14日には秋吉台鍾乳洞で発見された哺乳類の化石に関するシンポジウムもあり、いずれも一般の聴講可能。問い合わせは、松村准教授の研究室(083・933・5723)へ。




満奇洞でオカリナコンサート開催(2008/8/26 山陽新聞より入手)
鍾乳洞に響く神秘的な音色 新見・満奇洞でオカリナ演奏会

 新見市豊永赤馬、満奇洞(岡山県天然記念物)で24日、オカリナコンサートが開かれた。神秘的な自然美に心癒やす音色が融和し、家族連れら約150人を魅了した。
 乳白色の鍾乳石が幾重にも連なり、年中変わらぬ気温14度前後のひんやりとした洞内。オカリナ奏者の芹沢公大(きみひろ)さんと加藤政雄さん、キーボードの阿隅利子さんの3人=いずれも愛知県=が「コンドルは飛んで行く」など約15曲をしっとりと奏でた。
 ライトに照らされ、「少年時代」「カントリーロード」などを熱演。「ふるさと」ではオカリナを持参した観客が共演、聴衆も合唱し、美しいハーモニーを響かせた。




日本洞窟学会浜松大会で「親子で洞窟探検」を開催(2008/8/25 中日新聞より入手)
浜松・竜ヶ岩洞で親子らケービングを体験 洞窟探検の雰囲気楽しむ

 洞窟探検の雰囲気を味わう体験ケービング「親子で洞窟探検」が24日、市内の親子連れら約40人が参加して浜松市北区引佐町、観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞で開かれた。
 24日まで同町などを会場に開かれた第34回日本洞窟学会浜松大会(中日新聞東海本社後援)のイベントの一つ。
参加者らは会員から洞窟のできるまでを学んだ後、狭い洞窟を通るための直径40センチの半円形パイプ、山の斜面に設けた洞窟をはい上がるための長さ約5メートルの土管など訓練施設で洞窟探検の技術を体験した。
 狭いパイプの中を楽々と通過する子どももいれば、腹がつかえ、子どもに励まされながら懸命にくぐり抜ける父親も。壁に設けた取っ手を手がかり、足がかりに横に移動する訓練施設では、父母らが「頑張って」と子どもを励ましていた。
 参加者らは訓練の仕上げで実際に洞窟にも入り、自然がつくりだした神秘の世界に感動していた。

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龍泉洞、岩手地震の影響で観光客減少(2008/8/25 読売新聞より入手)
岩手北部地震 発生から1ヶ月

 岩泉町の観光名所「龍泉洞」では、地震後に濁っていた地下水も透明に戻ったが、観光客の減少で大きな打撃を受けている。
 龍泉洞は日本三大鍾乳洞の一つで、青く透き通る地底湖が見どころ。しかし、7月の地震で洞穴に沈んでいる石灰成分が水中に上り、営業は続けたものの、「水の透明度が下がっています」との注意書きを入り口に立てるなど、苦しい対応を余儀なくされた。
 現在では地震発生前と同じ透明な状態に戻り、看板も8月10日には撤去された。ただ、お盆期間(8月9〜17日)の観光客は、前年の6割にしか満たない2万2540人にとどまった。龍泉洞の事務所には今でも、「営業しているのか」といった問い合わせが、県外から5件以上かかってくる日もあるという。
 加藤勝彦・龍泉洞事務所長(53)は「元気になった岩手の姿を確かめてほしい」と呼びかける。

※一部抜粋
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7/25 龍泉洞、岩手地震の影響で地底湖白濁





日本洞窟学会第34回大会・浜松大会が開催(2008/8/24 中日新聞より入手)
竜ヶ岩洞の化石や国内外の研究発表 洞窟学会浜松大会

 洞窟の保護や素晴らしさを紹介する第34回日本洞窟学会浜松大会(中日新聞東海本社後援)が23日、浜松市北区引佐町の引佐多目的研修センターで開かれた。24日まで。
 全国の洞窟研究者、大学関係者、洞窟に興味のある人たちなど約150人が参加した。
 記念講演では、愛知教育大の研究生松橋義隆さんが、引佐町の竜ヶ岩洞「戸田の竪穴」でこの夏確認したカワウソなどの化石について発表した。
 このほか、浜松市文化財課の辰巳均課長が浜名湖北部の洞窟遺跡について発表したのをはじめ、八重山諸島、秋芳洞など国内外の洞窟で大学や研究グループが調査した結果が披露された。
 会場では市民のための洞窟講座が開かれ、事故に対応した装具、探検用品を紹介。洞窟の神秘を紹介したビデオが上映され、訪れた人たちが興味深げに見入っていた。
 24日には竜ヶ岩洞で、親子らを対象に体験ケービングなどが行われる。




豪州、洞穴棲ツチボタルは省エネ派(2008/8/21 Web−Tabより入手)
洞窟のツチボタルは夜に"消灯"する−豪研究

【オーストラリア連邦・ニューサウスウェールズ州シドニー発】
 ツチボタルは捕食対象をおびきよせるために発光するが、洞窟に生息する種は周囲の明るさとは無関係に、24時間周期の日周リズム(訳注:"生体時計"によってもたらされるリズム)に従って発光を制御しているという。豪クイーンズランド大学の研究で明らかになった。
 オーストラリアとニュージーランドの洞窟や熱帯雨林に生息するツチボタル。「ホタル」の名がついているが、実際はカに似たハエの幼虫だ。
 研究を主導したデビッド・メリット博士によると、洞窟に生息するツチボタルは熱帯雨林に生息する種と異なり、暗闇の中でも昼夜を感知することができるのだという。「熱帯雨林のツチボタルは日中、光を浴びると発光をやめます。しかし洞窟では昼夜を通して暗いので、光の量によって発光を制御することはできません」とメリット博士。「洞窟のツチボタルは独自のリズムで、しかも一斉に発光をやめます。一番意外だったのは、洞窟のツチボタルが日中に最も明るく発光することです。熱帯雨林の種とはまったく逆ですね」。
 メリット博士は、今回の発見が豪州での昆虫に関連したエコツーリズムの発展、そしてツチボタルの保護につながるはずと期待する。「発光の仕組みが分かれば、エコ観光地の管理者らはツチボタルの生息環境を維持しながら、彼らが最も美しく発光する条件を整えることができると思います」。
 ツチボタルの生態や習性を研究しているメリット博士ら。捕食習性をはじめ、季節の変化や人間の活動による影響について調査を進めることで、ツチボタルを地球温暖化の影響から守ることを目指しているという。




越国、ソンラ省で洞穴群を発見(2008/8/17 VIETJOベトナムニュースより入手)
ソンラ省:石灰岩の山で洞穴群を発見

【ベトナム社会主義共和国発】
 北部ソンラ省モックチャウ郡の村で家畜の放牧を行っていた住人らが、石灰岩の山で多くの洞穴を発見していたことが分かった。同郡文化情報スポーツ室の調査によると、これらの洞穴は長年にわたる水の浸食によって作り出されたもので、非常に多くの石柱や鍾乳石が見られるという。洞穴群は森林地区内に位置しているため、周辺の雄大な自然と合わせて、観光名所としての開発に期待が寄せられている。
 すでにこの洞穴群の近くに住む4世帯の家族が、洞穴周辺に道路を作ったり電気を引いたりして観光客から入場料を取っている。同郡文化情報スポーツ室では、洞穴郡を保護するため、一時的にこれらの家族に洞穴群の管理を任せることにしている。




阿哲台の観光洞が客足好調(2008/8/15 岡山日日新聞より入手)
天然の涼に殺到 県内3大鍾乳洞好調

 連日の猛烈な暑さが続く中、岡山県北にある3大鍾乳洞は、天然の涼≠求めて客足が好調となっている。
 新見市井倉の井倉洞は全長1200メートル、洞内は15度前後。県内で最もポピュラーな鍾乳洞として年間8万人が入洞している。
 4〜6月はガソリン高騰で低調だったが7月に入り急増。入洞者数は前年同期の4割増で、井倉洞管理事務所は「4〜6月のマイナス分が1ヵ月でカバーできた。このまま8月も」と笑顔を見せる。
 同市豊永赤馬の満奇洞は全長450メートル、深さ1メートルの地底湖や特徴ある鍾乳石が見どころ。
 入洞者数は7月に限れば前年同期比7割増と驚異的な伸び。「京阪神からの客が目立っている。PR作戦が奏功した」と同市商工観光課。周辺ではモモやブドウが出荷期を迎え「果物とセットでさらに客を呼び込みたい」と話す。 一方でやや浮かない表情なのが真庭市上水田井殿の備中鐘乳穴(かなちあな)。
 全長300メートルとコンパクトだが、洞内温度は9度と冷涼感は県下随一。7月に入って平日を中心に入洞者は増加したが、1月に大学生の行方不明事故が起きた新見市豊永赤馬の非観光洞「日゚辜疂ひめさか)鍾乳穴」と勘違いされ、上期はさっぱり。特に6月は「廃業寸前の状態」(運営する北房鐘乳穴観光)だった。
 同社は「お客さんから『大変でしたね』と必ず言われる」とうんざり顔。昨年は8月からの猛暑で例年より客数が増えただけに今年の反動は深刻だ。




滝沢鍾乳洞で石化した注連縄を発見(2008/8/15 中日新聞より入手)
石化しめ縄の一部発見 静大・探検部が北区の滝沢鍾乳洞を調査

 浜松市北区滝沢町の滝沢鍾乳洞を調査していた静岡大探検部(同市中区)が、洞穴内で石化したしめ縄の一部を見つけた。作られた年代は分からなかったが、探検部は鍾乳洞が昔、信仰の場として使われたことを示す貴重な史料だとしている。23日に北区引佐町で開催される日本洞窟学会浜松大会で調査結果を発表する。
 調査は静大工学部電気工学科4年北川和樹さんとシステム工学科3年西脇大喜さんが、6月から7月にかけて手がけた。助言者として日本洞窟学会の小野寺秀和副会長=北区引佐町=も参加した。
 しめ縄(長さ10センチ、直径1.5センチ)は、鍾乳洞の入り口から10メートルほど入った「第一ホール」と呼ばれる壁面の石筍と石筍の間に鍾乳石に覆われた状態で見つかった。400年以上経過しており、石化していた。
名古屋市の専門機関に依頼してしめ縄の年代を調べてもらったが、石化しているため測定できなかった。
 滝沢地区の住民によると、第一ホールでは江戸時代ごろに「不動さま」を祭り、地元住民の信仰の場として使われたという。探検部は当時の人が石筍にしめ縄を巻き付け飾ったのではないかとみている。
 調査結果をまとめた北川さんは「滝沢鍾乳洞には4、5回入っているが、こんな場所にしめ縄があるとは思わなかった。洞穴探検は最深部を目指して潜るだけだったが、これで洞穴を見る目が変わった」と話している。
 洞穴と人間とのかかわりを示す発見としては、沖縄県・沖永良部島の昇竜洞の鍾乳石に覆われた人骨、高知県の龍河洞の鍾乳石に埋もれたつぼ型の弥生式土器といった例がある。小野寺副会長は「滝沢鍾乳洞のしめ縄も、洞穴と人間のかかわりを示す痕跡だ」と説明する。
 滝沢鍾乳洞は横穴型の洞穴で、総延長約150メートル、高低差30メートル。洞内は5つの空間で構成される。これまでの調査で縄文前期から近世にかけての土器などが出土している。




近畿圏ユビナガコウモリ、出産保育洞を再確認(2008/8/13 紀伊民報より入手)
生まれ故郷で出産子育て ユビナガコウモリ白浜で確認

 夏場に1万〜2万匹のユビナガコウモリ(ヒナコウモリ科)が飛来して出産子育てをする和歌山県白浜町の洞窟で11日、コウモリ研究の第一人者である奈良教育大学付属自然環境教育センターの前田喜四雄教授(63)のグループが、今年生まれの幼獣に、追跡調査用の標識を付けた。ここを巣立ったコウモリが再びこの洞窟で出産と子育てをしていることも確認した。
 地元の協力者やさまざまな研究者など計15人がたも網で1000匹以上を捕獲。その中から今年生まれの幼獣を選び、895匹に金属製の標識を付けた。一緒に捕獲された雌親の中に、以前ここで取り付けた標識のある個体が30匹ほど見つかった。
 前田教授らは移動経路などの生態究明のため、2003年から本格的な追跡調査をしており、これまでに計約6500匹に標識を付けた。この追跡調査で、この洞窟が紀伊半島における同種の出産と子育てのための最大拠点であり、200キロ以上離れた福井県若狭町の鳥羽川隧道や滋賀県多賀町の河内風穴まで移動していることを確認している。




戸田の竪穴、ニホンカワウソの獣骨発見(2008/8/11 静岡新聞より入手)
ニホンカワウソの骨 竜ヶ岩洞で発見

 浜松市北区引佐町の竜ヶ岩洞「戸田の竪穴」で5月末に行われた獣骨発掘調査で、国の特別天然記念物に指定され絶滅が危惧される「ニホンカワウソ」とみられる骨(左下顎骨)が発見された。愛知教育大大学院や静岡大探検部、地元洞窟研究団体などによる合同調査の成果。竜ヶ岩洞などを舞台に開かれる「日本洞窟学会・浜松大会」(今月22〜24日)で、同大学院研究生の松橋義隆調査団長が発表する。
 調査では堆積土を30袋(約450キロ)分集め、その中からニホンカワウソのほかアナクマやニホンザル、シカなど計7種類の哺乳類化石を発見。今後は成分を細かく検証して生息年代を特定し、竪穴が形成された謎などを解明していく。
 ニホンカワウソは縄文時代に全国の水辺などで多数生息し、同市中区の蜆塚遺跡や愛知県の伊川津貝塚でも化石が発見されている。「この周辺にもカワウソが分布していたことになるが、竪穴から見つかるケースは極めてまれ。今よりもかなり豊富な動物群が形成されていたことになる」と松橋さんは分析する。
 竜ヶ岩洞の小野寺秀和支配人も「近くの沢は現在細くて水量も少なく、カワウソが生息できたとは考えにくい。自然環境は時代の中で大きな変化を遂げたのだろう」と声を弾ませ、学会での発表を心待ちにしている。




「ケイビングジャーナル第33号」発刊(2008/8/8 入手)
 日本洞窟学会のケイビング情報誌「ケイビングジャーナル」の第33号が発刊された。A4サイズ58ページ。600円(税込/日本洞窟学会々員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・特集 竪穴ケイビング〜深みへの挑戦〜
 私説 日本の竪穴技術の歴史@
 私説 日本の竪穴技術の歴史A
 前人未踏の竪穴へ挑む 昭和37年群馬県上野村「不二穴」探検
 CAVEX −世界最深のクルーベラ
・水連洞測量調査の報告
・洞窟関連ヒストプラスマ症について
・南仏プロヴァンスの洞窟5
・日本の観光洞26(質志鍾乳洞)
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
・学会からのお知らせ
 本号は「特集 竪穴ケイビング」と題し、日本の竪穴技術史、昭和37年の竪穴探検譚、日本人最深記録−1430mへの入洞記が掲載されている。
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。ジュンク堂書店池袋本店、ODBOX ANNEX店(上野)、竜ヶ岩洞(浜松)、まえちゃんねっと〜よろず販売〜(オンラインショップ)でも購入可能。




おきなわワールドに洞窟ツアー&カフェが新設(2008/8/6 産経新聞より入手)
亜熱帯の自然楽しむツアー 旧石器時代、人類居住の洞穴かも?

 亜熱帯の植物が生い茂る渓谷や洞穴はいかが。沖縄県南城市で8日から、ガイドの解説を聞きながら森の谷間や洞穴を巡り自然と触れ合えるツアーが始まる。旧石器時代に人類が居住した可能性があり、国立科学博物館と県が共同で発掘調査を進めている洞穴も含まれており、担当者は「歴史のロマンを感じて」と話している。
 一帯は、谷底に石が転がり落ちる音にちなんで「ガンガラーの谷」と名付けられ、ツアー客は、子宝を願う地元住民が古くから拝んだ鍾乳石などを約1時間半かけて歩いて回る。
 ツアーは1日4回。参加料金は大人2000円。洞穴内でコーヒーやビールを味わえる「ケイブカフェ」も登場。カフェだけの利用も可能だ。観光施設を経営する「南都」(那覇市)が運営。申し込み、問い合わせは電話098−948−4192。




DVD「神秘の鍾乳洞 河内の風穴」発売(2008/8/1 入手)
 滋賀県多賀町に開口する観光洞「河内風穴(河内の風穴)」のハイビジョン撮影DVD「神秘の鍾乳洞 河内の風穴」が8月1日に発売された。
 企画・制作はVINZ(ヴィンツ)。
 観光部より奥の一般者立入禁止地域や地底河川の映像、洞穴棲生物が紹介されている。なお、売り上げの一部は、「河内の風穴」の保全・保護・調査に役立てられる。
 価格3000円(税込)。本編約48分+メイキング映像「撮影の裏側」約11分を収録。
購入は河内の風穴管理事務所、多賀町立博物館 多賀の自然と文化の館、VINZ通信販売http://www.vinz.jp/にて可能。

※作品紹介(VINZウェブサイトから転記)
現在もなお探検・調査が続けられ、いまだその全貌が明らかとなっていない国内有数の大鍾乳洞"河内の風穴"。林立する鍾乳石、飛行機の格納庫にも匹敵する巨大なホール、どこまでも青く透明な地底湖…「立ち入り禁止」のゲートの先には驚くべき世界が広がっていた。あまりに過酷な環境であるために撮影が難しく、これまでその内部の様子はほんの一部が一般に紹介されていたに過ぎない。今回、その素顔をとらえるべく、ハイビジョンカメラによる史上初めての撮影が決行された。洞内に生息するユーモラスな姿の生物たちや、美しい自然の造形美の数々は圧巻そのものである。





西国、エル・ソプラオ洞の琥珀からから1億1000万年前の昆虫発見(2008/7/29 AFP通信より入手)
1億1000万年前の昆虫、琥珀から発見 スペイン

【スペイン王国・マドリード州マドリード発】
 恐竜絶滅のはるか以前に絶滅したとみられる複数種の昆虫の遺がいが、スペインで見つかった1億1000万年前の琥珀の中から発見された。スペイン教育・科学省の研究者らが24日に発表した。
 この琥珀はカンタブリア(Cantabria)地方のエル・ソプラオ(El Soplao)洞窟で採取された。中には、これまでに知られていない複数のクモ形類の昆虫のほか、クモの巣、植物の一部が、化石化した状態で閉じ込められていたという。
同省地質鉱物研究所(Geology and Mine Institute)の生物学者、Enrique Penalver氏はサンタンデール(Santander)での記者会見で「琥珀の保存状態は極めて良く、つぶさに観察することができた」と語った。
 これまで発見された琥珀としては、スペインのみならず欧州全体でも最も重要なものだろうとPenalver氏は言う。世界でも同年代の琥珀が見つかった例はほとんどない。




龍泉洞、岩手地震の影響で地底湖白濁(2008/7/25 読売新聞より入手)
龍泉洞の水に濁り

 岩泉町にある日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」で地震発生後、名水として知られる地下水に濁りが生じた。激しい揺れのために洞穴の底に堆積した石灰岩の粉が巻き上がったものとみられる。落ち着くには1週間程度かかるという。
 龍泉洞は国の天然記念物にも指定され、透明度の高い豊富な地下水をたたえた地底湖の美しさが魅力だが、町は24日から、入場口に「地震で水の透明度が下がっています」との注意書きを立てた。龍泉洞に訪れるのは3回目という奥州市の佐々木正吉さん(75)は「あのエメラルドグリーンの水を楽しみにきたのに残念。次は元に戻った姿を見たいです」と話していた。
 同町の加藤勝彦・龍泉洞事務所長は「観光シーズンに残念ですが、すぐに元のきれいな水に戻るので、ぜひ多くの人に来てほしい」と訴えていた。




球泉洞、8月限定の冒険コースを設置(2008/7/25 人吉新聞より入手)
「本来の球泉洞の姿実感」 懐中電灯だけで探検 8月から「冒険コース」を開始 球磨村森林組合

 球磨村森林組合(犬童義一組合長)は、同組合が運営する同村大瀬の観光鍾乳洞「球泉洞」で、8月の限定コースとして営業時間終了後に洞内の照明をすべて消して懐中電灯1つで探検する「冒険コース」を始める。
普段ライトアップされている球泉洞内の通常コースの照明をすべて消し、ガイドと共に約1キロの「一般コース」を約1時間かけて進むことで、本来の球泉洞の姿を実感してもらう。
 球泉洞には、ヘルメットについたヘッドランプの明かりを頼りに進む「ファミリー探検コース」があるが、高さ約40メートルの階段を登り、小学校高学年以上を対象としているため、冒険コースでは一般コースを進み、小さい子ども連れの家族でも気軽に参加できる。
 また、観光客が普段入れない一部の場所も同ツアーでは特別に入ることができる。
 同組合では、8月からの本格的な実施に向け、24日夕に村内外の観光関係者やその家族10人を招待し、実際に「冒険コース」を体験してもらうモニターツアーを実施。
 参加者たちは、約20年前の「ちびっ子探検コース」以来1度も一般公開されていない高さ約20メートルの絶壁や、普段は柵の外からしか見ることのできないドーム型の鍾乳石「ホーマテ」を、柵を越えて裏側から観賞するなど、同コース限定のだいご味を体験した。
 ツアー終了後、参加者からは「途中の説明にメリハリをつけて、見せ場を設けては」「お土産など、記念に残る物をプレゼントしてはどうか」「懐中電灯で一点を照らすことで、見たい所がよく見える」「ガイドだけは安全確保のために大きな照明を持ってはどうか」などと意見が上がっていた。
 同組合の大岩幸広課長は「モニターの方たちには十分楽しんでいただけたと思う。普段の営業時間では決して見ることのできない場所も案内するので、ぜひ来ていただきたい」と話していた。
 「冒険コース」は、8月11、18、20、23、25、28日の6日間で、定員は15人。料金は高校生以上の大人1365円、中学生1050円、小学生945円、3歳以上の幼児840円。予約は定員になり次第締め切る。足元が滑りやすいので、運動靴での参加を。
 問い合わせ、申し込みは球磨村森林組合(電話34・0211)まで。




グヌン・ムル国立公園、ダム計画で水没の危機に(2008/7/24 AFP通信より入手)
ボルネオ島のダム計画、世界遺産公園の脅威に

【マレーシア・クアラルンプール発】
 ボルネオ(Borneo)島のマレーシア領サラワク(Sarawak)州にある世界遺産、グヌン・ムル国立公園(Gunung Mulu National Park)の遺産登録が、同島での水力発電ダム建設計画によって脅威にさらされている。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)によると、総面積5万2864ヘクタールのグヌン・ムル国立公園内には、109種のヤシを含む約3500種の植物が分布する。標高2377メートルのムル山の地下には少なくとも295キロの鍾乳洞や洞窟が広がり、そこに数百万匹のアナツバメやコウモリが生息するとされる。
 しかし、現在提案されているトゥトー(Tutoh)川流域への220メガワット級水力発電所の建設が進行すれば、グヌン・ムル国立公園は水没してしまうと、環境活動家らは警告している。
 スイスに拠点を置くブルーノ・マンサー財団(Bruno Manser Fund)は、ダムによる打撃によって公園の境界が変化してしまう恐れがあり、その場合、ユネスコの規定により世界遺産登録の取り消しが検討される可能性があると指摘している。




ウガンダからオランダへ、洞窟でウイルス性出血熱に感染か(2008/7/23 医療介護CBニュースより入手)
"洞窟ツアー"にご注意!

 海外旅行者が増える夏休みを迎え、厚生労働省は「コウモリがいる洞窟に立ち入ることは避けるようお願いします」と注意を呼び掛けている。
 厚労省によると、40歳のオランダ人女性が東アフリカのウガンダを旅行中に洞窟内でコウモリと接触し、帰国後に「マールブルグ病」(出血熱の一種)を発症した。このため、アフリカに渡航する旅行者に対し、コウモリがいる洞窟に立ち入らないよう警告している。
 女性は6月5〜28日にウガンダを旅行し、健康な状態でオランダに帰国。7月2日に最初の症状(発熱、悪寒)が出て、5日に病院に収容された。7日に肝障害と激しい出血が起こり、急激に症状が悪化。現在、危険な状態のままだという。
 女性が入った洞窟は「パイソン洞穴」で、「フィロウイルス」を運ぶ種類のコウモリがいるという。「フィロウイルス」は、2タイプのウイルス性出血熱(マールブルグとエボラ)の原因になる。
 「パイソン洞穴」は観光スポットとして有名だが、WHO(世界保健機関)はコウモリが生息する洞窟に旅行者らが立ち入らないよう「忠告する」ことをウガンダ政府に勧告した。
 詳しくは厚労省のホームページで。http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_36/k02_36.html




秋芳洞で初の洞内挙式(2008/7/21 山口新聞より入手)
秋芳洞で初の結婚式 山大洞穴研究会のOB2人

 美祢市秋芳町の国特別天然記念物「秋芳洞」で20日、観光洞として開窟して以来、百年の歴史で初めての結婚式が行われた。
 式を挙げたのは、山口市矢原の消防士、金丸育大さん(29)と美由希さん(25)。山口大学の洞穴研究会で知り合い、ともに秋芳洞で活動していたことから、二人をよく知る秋吉台科学博物館元館長、中村久さん(64)=秋芳町嘉万=が洞内での結婚式を提案して、市などの許可を得たという。
 洞内の千畳敷前に祭壇が設けられ、地元の神社宮司が式を執り行った。親族や恩師、知人、同研究会の後輩ら約60人が見守る中、新郎と新婦は三々九度と指輪を交換して、誓いの言葉を述べた。
 秋芳洞は1909(明治42)年に開いたが、これまで洞内で結婚式が行われた記録はないという。




竜ヶ岩洞、暑さから観光客増加(2008/7/19 中日新聞より入手)
天然の冷房に癒やし求め観光客増加 浜松市・引佐町の竜ヶ岩洞

 最高気温が30度を超える日が続くようになり、洞内の平均気温18度という浜松市北区引佐町の観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞に、涼しさを求めて観光客が増え始めた。
 特に涼しいポイントは、入り口から200〜300メートル付近で見られる落差30メートルの「黄金の大滝」や「水神さま」付近。湿度は100%近くになるが、じめじめした感じはない。
 7月からは観光客数もぐっと増え、13日の日曜日には2000人を突破。多くの人が天然クーラーの清涼感を満喫した。
 竜ヶ岩洞は、癒やし効果があるという洞内の1立方センチ当たりのマイナスイオン数を表示している。現在は1万8000個から2万個程度だが、これからの季節はさらに増えるという。
 小野寺秀和支配人は「洞穴は夏場の観光地として観光客に定着してきているようです」と話していた。




子育て真っ最中 2万匹のユビナガコウモリ(2008/7/19 紀伊民報より入手)
 和歌山県白浜町の海岸近くにある海食洞窟で、約2万匹のユビナガコウモリ(ヒナコウモリ科)が、出産と子育ての真っ最中だ。
 この洞窟は、ユビナガコウモリの出産と子育てのための紀伊半島最大拠点であることから、町の天然記念物(1983年指定)として保護されている。6月中旬に妊娠した雌コウモリが飛来し、出産。8月中旬から下旬にかけて他の洞穴に移動する。奈良教育大学教授らのこれまでの調査で、白浜産のコウモリが200キロ以上離れた福井県で確認されている。
 今年は同大学大学院生の中山知洋さん(23)が町の許可を得て、6月中旬から8月末まで、生まれてから飛び始めるまでの初期死亡率を調べている。
 中山さんは夜、餌を求めて洞窟を飛び出す母親コウモリを数える。この後、洞窟の天井にぶら下がっている赤ちゃんの記録写真を撮り、死んで地面に落ちた赤ちゃんを回収して計測している。調査はコウモリがいなくなる8月下旬まで続く。
 ユビナガコウモリは前腕長45〜51ミリ、重さ10〜17グラムと小さなコウモリ。体色は焦げ茶。民家の戸袋や屋根裏にすんでいるアブラコウモリとは異なる種類。




大山水鏡洞から先史時代の人骨搬出(2008/7/18 南海日日新聞より入手)
知名町・水鏡洞の人骨、先史時代の南島人か

 知名町の大山水鏡洞で2004年8月に発見された人骨が16日、専門家らによって搬出された。今後は放射性炭素年代測定を予定しており、鑑定した専門家は「骨格の特徴から先史時代の南島人の可能性が高い」と考察。発見時の状況が埋葬や風葬とも異なることから人骨の資料価値に関心を寄せている。
 同町大山から久志検にまたがる全長5206メートルの大山水鏡洞は日本で2番目に長い鍾乳洞。04年当時に現地を調査した東海大学探検会などのチームが人骨を発見した。同会によると、人骨は入り口から約250メートル進んだ地点のくぼみで腰をかがめた状態で確認された。副葬品は見つからず、多量の石灰分が付着していたため保存状態が良かったという。
 今回は潟eレビ朝日(東京都)が取材のため調査を計画し、人骨を搬出した。同行した鹿児島女子短期大学の竹中正巳准教授の簡易鑑定によると、壮年男性で身長150〜160センチ。ほりが深く、頭が丸い短頭型などの特徴から先史時代、南島に住んでいた人物の可能性が高いという。
 今後は計測調査などと並行して専門機関に放射性炭素年代測定を依頼する。竹中准教授は「一般的な埋葬とは異なる特殊な事例。先史時代の人骨は出土例が少なく、学問的にも興味深い発見だと考えられる」と語った。




竜ヶ岩洞、カビやコケ対策を実施(2008/7/17 中日新聞より入手)
浜松・竜ヶ岩洞の鍾乳石にカビ、コケ発生 外から菌、照明光熱害も

 夏でも涼しいと人気の浜松市北区引佐町の観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞が、外界から押し寄せるさまざまな環境変化にさらされている。鍾乳石の白い肌に目立つのはカビやコケ。洞穴本来の環境を守ろうと、関係者たちは人海戦術で除去作業に奮闘している。
 洞穴内の環境に変化が表れたのは10年ほど前。洞壁面に黒や青色のカビが発生し、コケ類も目につくようになった。通路や鍾乳石を照らすために設置した400個にのぼる100〜500ワットの照明灯からの光と熱、来場者に付着して持ち込まれるさまざまな菌や汚れが原因とみられる。
 "外敵"の侵入に対し竜ヶ岩洞は、カビ専用防護剤を塗布しカビやコケ類の発生を防ぐ一方、2007年には光熱害減少を狙いに、照明灯の一部を青色の発光ダイオード(LED)に切り替えた。
 だが、「カビ防護剤は1リットル3万円と高く洞内すべてに塗るのは大変。洞穴内の照明灯もLEDより白熱灯が洞穴の雰囲気を一番伝えられる」と小野寺秀和支配人(55)。月1回、洞穴壁面に発生したカビをスポンジでふき取る社員たちの手作業が対策の中心だ。
 全国で鍾乳洞を観光目的で公開しているのは竜ヶ岩洞をはじめ、岐阜県の郡上八幡大鍾乳洞、沖縄県の玉泉洞、高知県の龍河洞、岩手県の龍泉洞など60ヵ所近くある。
 これら鍾乳洞関係者が集う日本洞穴サミットが1988年から開かれ、洞穴内の環境悪化対策が毎回テーマにのぼる。各観光鍾乳洞は地元自治体や大学などと協力し、対策に躍起になっているが、特効薬はなく、小野寺支配人は「洞穴内の環境保護は観光鍾乳洞にとって永遠の課題」という。
 竜ヶ岩洞は全長1000メートル、うち400メートルを公開。2億5000万年前の石灰岩地層を81年から掘り進め、83年8月にオープン。開洞当初は全国から年間60万人の来場者があり2005年9月に累計1000万人を記録した。




新石垣空港問題、リュウキュウユビナガコウモリの繁殖洞か(2008/7/16 沖縄タイムスより入手)
妊娠のコウモリ発見/新石垣の調査委

 カラ・カルスト地域学術調査委員会(代表・舩越公威鹿児島国際大教授)は15日、新石垣空港建設予定地のC洞窟で、絶滅危惧種のリュウキュウユビナガコウモリの妊娠したメス4頭を発見したと発表した。
 同委員会は、石垣島で同コウモリの出産・保育場所は未発見で、C洞窟の可能性が高いと指摘。「予定地内の洞窟群が繁殖地として重要な位置を占めている」とした。その上で、建設工事が続けば個体数減少や絶滅の危険をはらんでいるとして、本年度の工事の延期、来年夏季に洞窟群で繁殖の調査を求めた。同委員会は「同コウモリの出産地は限られ、毎年出産のため帰ってくる。工事が個体に与える影響は大きい」と環境、国土両省に要望書を提出した。

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新穴で自然体験ツアーを実施(2008/7/13 静岡新聞より入手)
洞窟や湖畔"冒険" 親子連れ田貫湖満喫 富士宮

 「君もインディ・ジョーンズだ!」を合言葉に特別企画した静岡かがく特捜隊の自然体験ツアー「火山洞窟探検と田貫湖ガイドウォーク」(静岡新聞社・静岡放送主催)が12日、富士宮市の田貫湖周辺で繰り広げられた。児童ら21家族57人が、地底や湖畔で自然に触れ、探検家気分を味わった。
 一行はホールアース自然学校のガイドとともにまず、新穴と呼ばれる同市人穴の洞窟を探検。洞窟の成り立ちを学び、こうもりの生態についても勉強した。
 ツアーにはなぞを解きながらプログラムを進める"冒険"の趣向も。洞窟内に仕込まれた暗号を読み解き、田貫湖ふれあい自然塾で昼食を取った後、午後からはマップを手に湖周辺をウオーキングした。途中、動物のガイコツの下から暗号文を見つけたり、ヘリコプターのような形をしたカエデの実を飛ばしたりしながら自然と触れ合った。
 母親の遠藤妙美さんと参加した静岡市立西奈南小4年豪人君と、父親森下昌治さんと参加した友達の哲至君は「コウモリが目の前を横切った時はびっくり。洞窟の中の冷たさも初体験」と目を輝かせた。




新石垣空港問題、コウモリがそれぞれ別洞へ移動(2008/7/4 八重山毎日新聞より入手)
小型コウモリ3種が時期変え移動 新石垣空港

 県が新石垣空港建設に伴って希少な小型コウモリ3種を調査したところ、新空港建設用地と関連する洞窟からコウモリが石垣島内のほかの洞窟へ移動したとみられる時期が、3種でそれぞれ異なっており、八重山支庁では「工事の影響といえるか分からず、データを追わなければならない」(新石垣空港建設課)と慎重に調査を続ける考えだ。
 県が2007年度に小型コウモリ3種を調べたところ、ヤエヤマコキクガシラコウモリでは1月の調査で空港用地内と関連する洞窟2ヵ所で個体数が減り、島内のほかの洞窟では増えていた。
 同じ傾向は、カグラコウモリでは9月と11月に洞窟2ヵ所、リュウキュウユビナガコウモリでは9月と11月に洞窟1ヵ所で確認した。
 3種の小型コウモリが同じ時期に島内のほかの洞窟へ移動していれば、その時期の工事がコウモリの生息環境に影響を与えたとみることもできるが、コウモリの移動時期は異なっていた。
 この調査結果は3日の第4回新空港小型コウモリ類検討委員会で報告された。委員長の東清二琉大名誉教授(昆虫学)「工事の影響とは決めつけられない。経過を把握する必要がある」と述べ、モニタリング調査の重要性を指摘した。
 県は本年度、小型コウモリ3種の調査を継続している。人工洞でも新たに利用状況と洞内環境を調査することにしている。

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秋芳洞、落書きは100以上(2008/7/4 産経新聞より入手)
秋芳洞も落書き被害 名前や日付100以上

 国の特別天然記念物に指定されている山口県の秋芳洞の壁や天井に100以上の落書きがあることが4日、分かった。
秋吉台科学博物館(同県美祢市)によると、観光用の鍾乳洞(全長1.4キロ)の約15ヵ所に、昭和から平成にかけて計100以上の日付や名前があり、あいあい傘で2人の名前が書かれたものもあった。
 最大で1ヵ所に数十が集中。マジックで書いたり、石灰石の壁を削っていた。洞内は薄暗く、蛍光灯付近に集中しているという。
 同館の池田善文館長は「ちょっとしたいたずらの気持ちかもしれないが、自然保護の観点からもやめてほしい」と話している。
 秋芳洞の観光ルートから約500メートル離れた立ち入り制限区域では、これまでに江戸時代や明治、大正の元号と名前が墨で書かれたものが確認されている。




千仏鍾乳洞、文化庁へ被害届を提出(2008/7/4 毎日新聞より入手)
落書き:北九州・千仏鍾乳洞、被害届け出へ 土地所有者が文化庁に

 国指定天然記念物「千仏鍾乳洞」(北九州市小倉南区、延長約1.2キロ)で落書きが相次いでいる問題で、鍾乳洞の土地所有者は近く、文化庁に文化財保護法に基づく被害の届け出をする。数十年前から書かれていたとみられるが、新たな被害も絶えないため、福岡県教委などを通じて同庁に対策を求める。
 千仏鍾乳洞はカルスト台地の平尾台にあり、落書きは鍾乳洞の入り口付近から奥まで数十カ所に及ぶ。所有者によると、被害のピークは10〜15年前だが、最近でも続いているという。鋭利な物を使い、名前とみられる文字を石灰岩の壁や天井に彫り込んだものがほとんどだ。
 鍾乳洞に入るには入場料が必要だが、何者かが夜間に無断で侵入して落書きしている可能性が高いという。県は来月にも、鍾乳洞近くの観光用駐車場に通じる道路を、夜間はゲートで封鎖する。
 所有者は「数十年前の落書きが残っていることからも分かるように、時間がたっても消えないことを知ってほしい」と話す。




千仏鍾乳洞、落書きは数十ヵ所に(2008/7/3 毎日新聞より入手)
落書き:天然記念物の鍾乳洞に数十ヵ所 北九州

 日本有数のカルスト台地、平尾台にある国指定天然記念物「千仏鍾乳洞」(北九州市小倉南区、延長約1.2キロ)で、落書きが相次いでいることが分かった。福岡県教委文化財保護課は、洞窟を傷めず、消去する方法を検討している。
同課によると、落書きが見つかったのは、洞窟の奥の部分を中心に、石灰岩の壁や天井に数十ヵ所。名前、名字、日付、相合い傘のような絵がほとんどで、人物を特定できる手がかりはないという。石や鋭利なものを使った彫り込みが多く、中には塗料を使った書き込みも。数十年前に書かれたと見られる古い落書きもあるという。




岩手・宮城内陸地震被害地に「龍泉洞の水」を寄付(2008/6/19 読売新聞より入手)
岩泉の名水寄付

 岩泉町は断水状態が続いている奥州市衣川区の住民に、町の特産品でもある飲料水「龍泉洞の水」のペットボトルを寄付し、18日に配られた。贈られたのは、町の名勝として知られる鍾乳洞「龍泉洞」の天然水を詰めた2リットル入りのペットボトル6000本。断水を知った町が「被災者の役に立てば」と寄付を申し出た。
 同区の山村開発センターや南股地区センターなどで、希望者に対し1世帯につき6本ずつ配布されている。山村開発センターでは、18日午前だけで約50世帯が持ち帰ったという。同区桧山沢、農業高橋章さん(75)は「水は本当に必要なものなので、とてもありがたい」と喜んでいた。




レバノン、ジェイタ洞窟が新「世界の7不思議」候補に(2008/6/16 AFP通信より入手)
ベイルートのジェイタ洞窟、新「世界の7不思議」の候補に

【レバノン共和国・ベイルート発】
 新「世界の7不思議」候補の1つとされている、レバノン・ベイルート(Beirut)北部にある「ジェイタ洞窟(Jeita Grotto)」。この洞窟は中東で最も長い洞窟として認定され、上部と下部の2つで構成されている。地下水や雨水が含む酸がジュラ紀の石灰岩を数百万年にわたり侵食し、それにより彫刻のような石筍や石柱などが形成されている。上部の洞窟は全長2キロメートル以上、下部の洞窟はそれよりも長く、地下河川も存在する。

※2007年7月7日にポルトガルで発表された新・世界の7不思議とは無関係である。




新石垣空港問題、コウモリは人工洞を活用せず(2008/6/15 八重山毎日新聞より入手)
小型コウモリ確認されず 新石垣空港人工洞完成から1年

 新石垣空港のカラ岳陸上地区で発見された貴重な小型コウモリ類を保護するために整備した人工洞は2007年5月の完成から約1年が経過した。依然として小型コウモリ類の利用は確認されていない。専門家からは、小型コウモリ類の利用を促すには洞内の湿度を上げる必要があるとの指摘があり、八重山支庁では出入り口付近の植栽などによって湿度の上昇に取り組む。本年度は当面、今月後半と11月、冬季に小型コウモリ類の調査があり、人工洞の利用状況を確認していく。
 人工洞は、ヤエヤマコキクガシラコウモリとカグラコウモリ、リュウキュウユビナガコウモリを保全する目的。環境省のレッドリストは3種をいずれも「近い将来における絶滅の危険性が高い」とされる絶滅危惧1B類に分類している。
内部は総延長240メートルの通路と6つの小部屋からなる。2ヵ所の出入り口を小型コウモリ類が行き来して人工洞を利用することを想定している。総事業費約1億円。
 完成当初は、人工洞を構成するボックスカルバートと呼ばれる鉄筋コンクリート製の枠がむき出しになっていたが、現在は上部を覆う盛土に植栽が茂り、鉄筋コンクリート部分は目立ちにくくなってきている。

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青岩鍾乳洞、アプローチ林道が通行止め中(2008/6/10 入手)
 山梨県丹波山村の管理洞「青岩鍾乳洞」への林道:後山線が、防災工事のため、6月5日から通行止めとなっていることが分かった。開通時期は不明。




河内風穴、ケイバー入洞禁止へ(2008/6/3 入手)
 滋賀県犬上郡多賀町の観光洞「河内風穴」が、2008年1月1日付で河内風穴管理者が交代されたことを機に、非観光部へはケイバー入洞禁止措置がとられていることが分かった。
 例外的に、多賀町立博物館および博物館からの協力のもと河内風穴調査を行っている「イザナギプロジェクト(東京スペレオクラブ主催)」にのみ入洞許可が与えられている。
 詳細はイザナギプロジェクト担当izanagipj@tokyospeleo.jpまで。




戸田の竪穴、本格調査へ(2008/6/3 静岡新聞より入手)
戸田の竪穴、本格調査 北区引佐 静大生や研究団体

 数10万年前に形成されたといわれる浜松市北区引佐町の「戸田の竪穴」でこのほど、初めて合同採掘調査が行われ、複数の獣骨や堆積土が採集された。今後研究員らが成分などを細かく調査し、同町を舞台に開かれる「日本洞窟学会」(8月22〜24日)で結果を発表する。
 調査には、愛知教育大大学院の研究生や静岡大探検部の学生をはじめ地元の洞窟研究団体員ら約15人が参加した。
調査団は縦2メートル、横4メートルほどの洞口から穴に入り、ロープを使って慎重に下っていった。アナグマやウサギなどの小動物をはじめイノシシやシカとみられる中型動物の獣骨を多数採集。堆積土も30袋(450〜500キロ)分集めた。
 調査団長の松橋義隆さん(同大学院研究生)は「洞口も広く、形成時期はかなり古いはず。今回は地表付近中心だったので、下部の堆積層まで調べればさらに古い時代の骨が見つかる可能性もある」と期待を膨らます。
竪穴から約400メートル西に位置する竜ヶ岩洞の支配人小野寺秀和日本洞窟学会副会長も「調査結果がとにかく楽しみ。可能ならば今後も採掘を続けていきたい」と話した。
 調査結果を23日の学会で報告するほか、学会期間中に再度採掘調査を行うことも計画中。




秋吉台、エコツアー「カルスト地形を探る」実施(2008/6/3 西日本新聞より入手)
緑広がった草原満喫 観察会やエコツアー実施 清楚なムラサキに感激

 「秋吉台地域エコツーリズム協会」(会長=庫本正・秋吉台科学博物館名誉館長)は、春のエコツアーの一環として「カルスト地形を探る」を実施。秋吉台の石灰岩を長年研究してきた庫本会長や三浦肇・山口大名誉教授が、草原で最も多く石灰岩が頭を出している「地獄台」を"教材"に、青空講義を行った。14人の参加者に、独特の景観がどのように造られたのかを分かりやすく解説した。

※一部抜粋




新石垣空港問題、洞内から数百年前の人骨発見(2008/5/24 琉球新報より入手)
洞窟から数百年前の人骨 新石垣空港予定地

 新石垣空港建設予定地で2007年8月に新たに見つかった洞窟(C1洞)で人骨や土器が見つかっていたことが23日、分かった。人骨は数百年前の頭蓋骨の一部と見られ、県文化課職員が22日に調査のために回収した。
人骨は07年12月下旬に見つかった。県新石垣空港建設課によると、発見現場は狭い空間で文化財の専門家らによる発掘作業ができなかった。3月の「第3回新石垣空港小型コウモリ類検討委員会」でC1洞保全計画案が決定し発見場所までの掘削工事も可能になったため、通路を確保し22日に掘り出した。
 県文化課は人骨を「はっきりした年代は分からない」としながらも300〜500年前のものとみる。一緒にあった土器はパナリ焼で「200〜300年前から戦前まで使っていた」とし文化財としての価値は高くないという見方を示す。「現場保存などの調査対象にはならないだろう。骨を分析し検討したい」と話した。
 一方、八重山・白保の海を守る会の生島融事務局長は「人骨が見つかった事実を公表せず、強引に空港建設工事を続行する意向だったのはないか」と批判。同会は23日、県に情報の公表やC1洞周辺の本年度の石灰岩掘削工事の中止などを求めた要請書を送付した。

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韓国、済州島溶岩洞で黄金コウモリを確認(2008/5/23 中央日報より入手)
"黄金のコウモリ"を確認…絶滅危機の野生動物/済州・漢拏山

【大韓民国発】
 世界自然遺産地区の漢拏山(ハルラサン)に"黄金のコウモリ"と呼ばれるクロアカコウモリ(学術名Myotis Formosus)が1年を通じて生息していることが確認された。
 済州道(チェジュド)環境資源研究院はこの1年間、漢拏山一帯のコウモリの種類の分布特性と生息環境を調べる過程で天然記念物第452号のクロアカコウモリ2匹が海抜650メートル地点の天然の洞窟で冬眠後、活動しているのを観察したと22日、明らかにした。
 クロアカコウモリは環境部で絶滅危機の野生動物第1級に指定・保護している珍しい哺乳類だ。"黄金のコウモリ"または"オレンジの口ヒゲコウモリ"と呼ばれている。環境に敏感で、韓国に約200匹しか生息していないという。主に昆虫を食べて生息し、大気汚染の程度を測定する重要な環境指標種となっている。
 クロアカコウモリは韓半島では1924年に黄海道海州(ファンヘド・ヘジュ)で初めて発見された。済州では1979年に漢拏山の御乗生岳(オスンセンアク)でメス1匹と、今まで5匹が観察された記録があるが、台風の時期に済州地域に飛来するため、観察される種類だけが知られていただけで、年中生息しているかどうか確認されていなかった。
研究員は「昨年5月に発見されたクロアカコウモリが漢拏山熔岩洞窟で冬眠した後、1年後にも活動するということは漢拏山地域内の熔岩洞窟の生態系のバランスが安定していることを意味する」と説明した。




滝観洞の入洞料金の改定(2008/5/20 入手)
 岩手県住田町の観光洞「滝観洞」が5月1日付けで、サービス向上と施設整備の充実を理由に入洞料金が改訂された。
新料金は、これまでの「白蓮洞」共通で大人800円が1,000円、中高生600円が700円、小学生400円が500円。




中国、四川大地震は洞穴が原因か(2008/5/19 行政調査新聞より入手)
没落する米国、存在感の増す中国 四川省大地震

 今回起きた大地震の原因は、中国大陸の主部分を占めるユーラシア・プレートと、インド・オーストラリア・プレートがぶつかりあっているエネルギーが噴出したとの見方が一般的だ。だが、三峡ダムの建設が地震を誘発しているとの分析もある。三峡ダムにより水没した広大な地域には、地表から確認できなかった洞窟や鍾乳洞などが無数にあり、そこに膨大量の水が貯水され、思わぬ圧力がかかったのではないかとの分析だ。現実に過去2年間、三峡ダム周辺では地崩れ、崖崩れが頻発していたし、体感地震の回数も百回近くになっていたともされる。

※一部抜粋




豪州、落石によりケイブレスキュー(2008/5/18 ABCより入手)
男性が洞穴から解放される

【オーストラリア連邦発】
 男性がニューサウスウェールズ州の南高地にある洞穴から救出された。
40歳代の経験豊かなケイバーは、落石により、ウォンベヤン・ケイブ(Wombeyan Caves)で窮地に陥った。
救助隊が男性を落盤から解放後、洞口まで連れてくるのに約4時間かかった。
男性は糖尿病の治療を受ける必要があったため、難しいプロセスであった。男性は救助の間、少なくとも一回意識を失った。
 男性は糖尿病の治療を受け続け、午後11時30分(オーストラリア東部標準時)直前は、深刻であるが安定した状態でリバプール病院へ行く途中であったと、救急スポークスマンは語った。




米国、白い鼻症候群でコウモリ衰弱死(2008/5/10 読売新聞より入手)
カビだらけになりコウモリ衰弱死、米北東部で奇病広がる

【アメリカ合衆国・ワシントンDC発】
 米北東部で、冬眠中のコウモリがカビだらけになって衰弱死する奇病が広がっている。
 今年は、5州の洞窟や坑道30か所で、計数万匹が死んだ。原因は不明。人間に感染する恐れも否定できず、米地質調査所は「死骸を見つけたら触らず、報告を」と呼びかけている。
 この奇病は昨年2月、ニューヨーク州で見つかり、鼻先がカビで真っ白になることから「白い鼻症候群」と名付けられた。今年、病気が発生した洞窟では、絶滅の危険があるインディアナコウモリを含め、何種類ものコウモリが軒並み犠牲になり、死亡率は80%以上とほぼ全滅状態。死んだコウモリはやつれて体脂肪がなくなり、カビも1種類でないことなどから、同調査所は「カビは原因というより、衰弱の結果ではないか」とみている。
 米魚類野生生物局は「夏にはコウモリ1匹がひと晩で3000匹もの虫を食べる。雌は1年に1匹しか子を産まない」と、激減による生態系への影響を心配している。

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秩父セメント工場解体へ、83年間に幕(2008/5/9 読売新聞より入手)
秩父セメント工場解体 12日から 跡地利用 地元と協議

 太平洋セメント(本社・東京都中央区、徳植桂治社長)は、2004年に閉鎖した秩父市大宮の旧秩父セメント秩父第1プラントを12日から解体する。跡地利用は「地元の意向をくみ入れたい」としており、市や地元商議所、市民代表と協議する考えだ。
 同プラントは、旧秩父セメントの最初の工場として、1925年に完成した。武甲山から採掘した石灰岩でセメントを生産。73年の年間150万トンをピークに生産量は減少し、2000年3月末で操業を休止した。04年9月、閉鎖を決め、解体準備を進めてきた。
 今回、解体する工場の敷地は約11万5000平方メートル。解体工事は、12日から来年5月末までの予定で、セメント製造工程の設備機器など地上部を取り壊す。
 セメント跡地活用検討委員会(会長・栗原稔秩父市長)は、解体整備が完了した段階で、跡地利用の具体的な協議に入るとしている。栗原市長は「市民の考えを聞き、百年の大計と位置づけたい」としている。




モロッコ、約8万5000年前の装飾品発見(2008/5/9 AFP通信より入手)
約8万5000年前の貝の装飾品、モロッコの洞窟で発見

【モロッコ王国・ラバト発】
 モロッコ国立の文化遺産および考古学研究機関、INSAPは6日、同国東部の洞窟で、約8万5000年前の先史時代の人間が装飾品として使用していたとみられる貝殻が発見されたと発表した。
INSAPの研究者、Abdeljalil Bouzouggar氏と英オクスフォード大学のNick Barton氏率いる研究チームが今年3〜4月、地中海沿岸から内陸に50キロメートルのタフォラルト(Taforalt)に近い洞窟で、穴のあいた貝殻20個を発見した。
 両氏は2007年にも、同じ洞窟で穴のあいた貝殻14個を発見している。
 モロッコ文化省が発表した声明によると、この貝殻は先史時代の人間が身に着けていた種類のものとみられ、またモロッコで発見された装飾品は、アルジェリア、南アフリカ、パレスチナで発見されたものよりもはるかに古いと考えられるという。




質志鍾乳洞で恒例の春祭り(2008/5/5 京都新聞より入手)
山菜うどん味わい、洞穴を探検 京丹波 質志鐘乳洞公園で春祭り

 京都府内唯一の鍾乳洞があることで知られる、京丹波町質志の質志鐘乳洞公園で4日、恒例の春祭りが開かれた。
 京都市や大阪府などから約600人が訪れた。会場では、ワラビやフキなど山菜の天ぷらや山菜うどんが振る舞われた。地元のもち米を使ったもちつきもあり、訪れた人たちが山里の味覚に舌鼓を打った。
 全長約52メートルの洞穴には、家族連れやカップルが続々と入り、縦穴に設置されたはしごをこわごわ降りるなど、探検気分を味わった。福知山市から訪れた布川雄貴君(8)と巧真君(5)兄弟は「ドキドキしたけど怖くなかった。また来たい」と喜んでいた。




中国、蘆笛岩が照明リニューアル(2008/5/1 人民日報より入手)
桂林市の巨大鍾乳洞が照明を一新、海底の景観を演出

【中華人民共和国発】
 広西チワン族自治区桂林市の巨大鍾乳洞「蘆笛岩」が29日、照明を一新して初の観光客を迎えた。環境にやさしい先進の照明設備を採用し、美しく色鮮やかな海底の景観を演出している。




洞穴映画「ディセント」の続編製作へ(2008/4/26 入手)
 2005年製作の英国映画「ディセント」続編「The Descent 2」の製作が、2009年公開を目指して進行中。
前作の主人公サラは、地底人が支配する洞窟から脱出。精神的ショックにより病院へ運ばれるが、捜索隊と共に再び洞窟へ戻ることとなる姿を描く。
 監督は前作の編集を手がけたジョン・ハリスに決定している模様。日本公開は未定。
 前作は米アパラチア山脈の洞穴で女性ケイバー6名が崩落により洞内拘束、そこへ地底人が襲いかかるというホラー映画。




あぶくま洞がリニューアル、新コース設置(2008/4/26 河北新報より入手)
あぶくま洞がリニューアル 田村

 約8000万年の時を経てつくられたとされる福島県田村市滝根町の鍾乳洞「あぶくま洞」が26日、リニューアルオープンした。比較的探勝が容易な一般コースに新名所「石化の樹林」が加わったほか、26年前から安全確保のために行ってきた階段や踊り場の拡張改修整備も全面完了した。
 石化の樹林は、鍾乳石や石筍が無数にせり出す。1986年からは、障害が多い別料金の探検コースでしか見ることができなかった。一般コースの全長は、これまでの600メートルから630メートルに延長された。
 あぶくま洞は73年にオープンし、昨年8月に通算入場者が2000万人を突破した。連絡先は市あぶくま洞管理事務所0247(78)2125。




龍河洞、恒例の洞窟貯蔵酒1000本搬入(2008/4/24 読売新聞より入手)
新酒、鍾乳洞で蔵入り香美

 香美市土佐山田町の鍾乳洞・龍河洞(国の天然記念物)に、地元の酒造会社3社が23日、新酒約1000本を蔵入れした。同時に、昨年11月から熟成させていた酒が運び出され、店頭に並んだ。
 酒造会社や小売店の関係者ら約15人が、約100メートル奥の「ゆるぎの間」まで搬入。段差では板を渡し、瓶の入ったケースを滑らせながら、腰をかがめて注意深く運んだ。洞窟では15〜17度の低温が保たれ、アルコールと水分がじっくりと混ざり合って熟成し、まろやかな味になるという。1〜3年間貯蔵される。
 香美市の松尾酒造、アリサワ、香南市の高木酒造が1999年から始めた。「香長三龍洞窟貯蔵酒」という名前で売り出されている。南国酒販協同組合の山崎真幹理事(56)は「毎年、評判が良く完売している。今回もいい酒になってほしい」と話していた。組合加盟の小売店などで販売。720ミリリットルの3本セットで5250円。問い合わせは同組合(0887−52−1730)へ。

※「香長三龍洞窟貯蔵酒」は、高木酒造株式会社の「龍の郷」、株式会社アリサワの「龍の夢」、松尾酒造株式会社の「龍の舞」の3本セット。




防水デジタルカメラ/キャブリオ後継機が発売(2008/4/23 入手)
 株式会社リコーから土木工事現場対応デジタルカメラ「G600」が5月16日に発売される。
 「Caplio」シリーズの後継機にあたるもので、「500G wide」が813万画素・光学3倍ズームだったのに対し、1000万画素・光学5倍ズームにグレードアップ。ストロボ有効距離10m、1cmマクロ撮影性能、3電源方式(単3電池から単4電池へ変更)、ブレ軽減機能はそのままに、レンズ部の出っ張りがなくなって収納がしやすくなった。
 また、キャブリオシリーズが誇る耐衝撃性、防水(7級)、防塵(6級)、耐冷仕様(−10℃)は引き継がれている。
価格は99,000円(税別)。

リコー製「土木工事現場対応デジタルカメラ」シリーズ一覧
機種名 発売日 特 徴 備 考
RDC-100G(現場監督DG-1のOEM) 1999年7月 108万画素/2倍デジタルズーム/防水(7級) 生産終了
RDC-200G 2000年6月 230万画素/光学3倍ズーム/防水(7級) 生産終了
Caplio 300G(現場監督DG-3ZへOEM) 2002年12月 324万画素/光学3倍&3.4倍デジタルズーム 生産終了
Caplio 400G wide(現場監督DG-4WへOEM) 2004年1月 324万画素/広角28mmレンズ 生産終了
Caplio 400G wide F 2004年1月 324万画素/広角28mmレンズ 生産終了
Caplio 500G wide 2006年5月 813万画素/光学3倍&4倍デジタルズーム  
G600 2008年5月 1000万画素/光学5倍&4倍デジタルズーム  




滝観洞の入場者が13倍に(2008/4/20 読売新聞より入手)
滝観洞入場者13倍 IC開設で観光客急増

 住田町の鍾乳洞「滝観洞」の入場者数が、前年に比べ、約13倍に増えていることがわかった。釜石と遠野を結ぶ仙人峠道路の中間地点に、滝観洞インターチェンジ(IC)が開設されたことで観光客の関心が急速に集まり、関係者から喜びの声が上がっている。
 滝観洞を管理する同町の第3セクター「住田観光開発」によると、3月16日に開通してから4月17日までの入場者数は計1729人にのぼり、前年同期の130人から約13倍に増加した。
 国交省三陸国道事務所によると、ICの開通で、釜石市の中心部から滝観洞までの所要時間は25分短縮され、30分で到着できるようになった。遠野市中心部からも、これまでに比べ20分短い、25分で到着できる。ICから車で約2分という気軽さが観光客に好評だ。滝観洞観光センターの渋佐朗主任は「開通した途端に突然、観光客が増えた。何かのついでに寄ってくれる人も多い」と驚きを隠さない。
 19日は、約20人の観光客が洞窟散歩を楽しんだ。初めて訪れたという盛岡市川目の会社員藤崎拓馬さん(27)は「行ってみたいと思っていたが、交通の便が悪いのであきらめていた。滝の迫力が素晴らしい」と感動していた。
25日には安全祈願祭が行われるほか、ゴールデンウィーク中には様々なイベントが予定されている。




嵩山の蛇穴で5回目の落書き消し作業(2008/4/15 東日新聞より入手)
「嵩山の蛇穴」で落書き消し

 三遠洞くつ研究会(菅谷君男会長)は13日、豊橋市嵩山町の「嵩山の蛇穴」内の落書きを消す作業を行った。
この作業は同会員が4年前に始め、今回で5回目。午前10時から同会員、豊橋美術博物館の学芸員ら約10人が、デッキブラシやバケツを手に洞窟内に入り、水をかけてブラシでこすり落書きを消す作業に汗を流した。
 作業を始めた4年前、洞窟内は、壁や天井などあちこちにペンキや硬いもので引っかいて書かれた落書きだらけで「手が付けられない状態」だったという。しかし、これまでの作業で主洞での目立つ落書きはほぼ消し、今回は人の手が届きにくい高所や狭い場所に残るものを消す作業が中心で、2時間ほどで作業を終えることができた。以前見つかった洞窟内でたき火をした跡と思われる燃えかすやごみなども少なかった。
 菅谷会長は「幸い、新しく書かれた落書きやゴミも少ない。マナーを守ってくれるようになったようだ」と話した。同会は、今後も定期的に落書き消しや清掃活動を行う予定。




「ケイビングジャーナル第32号」発刊(2008/4/10 入手)
 日本洞窟学会のケイビング情報誌「ケイビングジャーナル」の第32号が発刊された。A4サイズ58ページ。600円(税込/日本洞窟学会々員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・特集 ケイビングのルールとマナー
 ケイビングのルールとマナー
 火山洞窟入洞と事故防止の心得
・数奇な運命の鍾乳洞「生犬穴」
・地底で噂の穴装備 −ヘッドライト編−
・えっ?セメントから超伝導物質?! 〜炭酸カルシウム最新事情〜
・溶岩洞窟の3ヶ国語(日英韓)形成モデルについて2
・南仏プロヴァンスの洞窟4
・日本の観光洞25(戸津井鍾乳洞)
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
・学会からのお知らせ
 本号はスポンサーが付いたことから、初のカラー表紙となった。
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。ジュンク堂書店池袋本店、ODBOX ANNEX店(上野)、竜ヶ岩洞(浜松)でも購入可能。




中国、−230mで洞内拘束事故(2008/4/9 中国情報局より入手)
水源求めて地下230メートルへ 5人脱出できず

【中華人民共和国発】
 湖南省漣源市で7日、農民の男性が水源を探すために地下の洞窟に入り、出られなくなる事故がおきた。住民4人が助けに向かったものの失敗し、5人は地下230メートルの地点で身動きが取れない状態になった。
 通報を受けた消防隊が到着し、スピーカーなどでは声が届かないため50メートルごとに2名の隊員を配置して言葉を掛け合い、6時間後の8日0時ごろ、5人の救出に成功した。




中国、洞窟希少魚類保護区を設置(2008/4/8 日中経済通信より入手)
広西の凌雲洞穴、自治区レベルの貴重魚類の自然保護区に認定

【中華人民共和国発】
 このほど広西チワン族自治区の凌雲洞穴が自治区レベルの貴重魚類の自然保護区に認定された。
 同自治区の環境保護局によると、凌雲洞穴貴重魚類自然保護区は、総面積684ヘクタール、地下を流れる1本の川に沿った地区と6ヵ所の分散した洞穴から構成されているという。同自然保護区には、国際自然保護連合(ICUN)が危急種に指定している鴨嘴金銭、小眼金銭および凌雲金銭(いずれもコイ科の淡水魚)や凌雲平鰌(ドジョウの1種)、凌雲盲米蝦(ヌマエビの近種)などが生息し、これらの生物の標本採集地になっている。洞穴内に住むこれらの貴重な魚やエビなどは中国特有の生物種で、重大な科学的な意義があるだけでなく、遺伝資源としても大きな価値を持っているという。
 また、同自然保護区は、中国で初めて地下の河川を対象としただけでなく、地下に生息する魚類を対象とした初めての保護地区でもある。保護区において、洞穴内に生存する貴重魚類とその生存環境に緊急的な保護措置を取ることは、中国が国際環境開発会議(UNCED)で1992年6月に調印した「生物の多様性に関する条約」を履行し、生物の多様性を守るために取る新たな行動の1つで、世界の生物の多様性保護に積極的な影響を与えると見られている。




仏国、半世紀ぶりに洞窟ダム完成(2008/4/5 時事通信より入手)
ピレネー山中に「洞窟ダム」=着工から半世紀ぶり完成−仏

【フランス共和国・パリ発】
 フランス南西部のスペイン国境に近いピレネー山中の洞窟でダム・ブームさなかの1956年に建設が始まった水力発電用ダムが、半世紀以上の歳月を経て完成した。世界的にも珍しい「洞窟ダム」は5、6の両日、一般公開される。
 現場はピレネーアトランティック県のピエールサンマルタン山塊(1890メートル)にあるラベルナ洞窟。幅250メートル、高さ190メートルの仏最大の洞窟内には地下水脈があり、仏大手エネルギー企業スエズの子会社が水流の上部に幅12メートル、深さ4メートルの貯水池を持つダムを設けた。




大境洞窟住居跡、一般に再公開(2008/4/4 中日新聞より入手)
大境洞窟 一般に公開 説明板、防護柵など設置

 氷見市大境(おおざかい)の国史跡「大境洞窟住居跡」の整備が終わり、一般に公開されている。車いすにも対応できる遊歩道や立ち入り防護柵、洞窟内の説明板12枚が新たに設置された。
 同洞窟は岬状の丘陵部の下部に位置し、縄文時代前期に形成された。幅16メートル、高さ8メートル、奥行き35メートル。1918(大正7)年に内部の白山社の改築で地盤を掘った際、多数の人骨や土器、大型の石棒が見つかり、日本で初めて調査した洞窟遺跡として22年に国史跡に指定された。近年落盤などがあり、2002〜07年度に調査や落盤防止工事などが行われた。総事業費は1億1000万円。
 公開に伴い、27日午前10時〜午後4時に市学芸員による現地説明会を随時開催。参加無料。同日から5月6日まで、洞窟の説明や保全整備を紹介するパネル写真展を近くの九殿浜(くでんはま)休憩所で開く。




氷渡探検洞の入洞料金の改定(2008/4/1 入手)
 岩手県岩泉町の体験型観光洞「氷渡探検洞」が4月1日付けで入洞料金が大幅改訂された。
 「氷渡探検洞」の管理は、町が直営で行ってきたが、指定管理者制度の創設によって2006年4月から町の第3セクターである(株)岩泉総合観光に移行。今回の料金改定は1993年の「氷渡探検洞」開設以来の見直しで、入洞料金大人1,530円(左洞/きらめく星座まで)から、左洞Aコース(きらめく星座まで)4,000円、左洞Bコース(龍堰の湖まで)8,000円、右洞コース6,000円、全洞コース20,000円としたもの。
 これまで「氷渡探検洞」は、岩泉町の観光資源の広告塔的な意味合いもあり、低料金で運営されてきたが、町の財政も年々厳しくなってきていることから、案内人の人件費や入洞装備品などの実費経費、さらには2007年7月から2008年3月までの期間行なった「氷渡探検洞活用実験事業」の調査結果なども踏まえ、これまでの単一のコースを複数化し「氷渡探検洞」の魅力をいっそう高め、高度活用することがねらい。
 なお、洞内で連結している竪穴部「坪沢穴」での調査活動は、岡山県阿哲台「日メ坂鍾乳穴」での事故をふまえ、今後しばらくは見合わせる予定。




中国、双河洞が営業再開(2008/4/1 人民日報より入手)
鍾乳洞「双河洞」が再開 貴州省

【中華人民共和国発】
 大雪災害によってしばらく閉鎖されていた貴州省綏陽県の鍾乳洞「双河洞」が、3月30日から観光客に向けて再び開放された。双河洞は現在までに全長117キロが確認されている鍾乳洞。石灰岩侵食によってできたカルスト地形で、100以上の支洞と多くの地下水脈からなる。




秋吉台、研究者2人が退職(2008/3/29 西日本新聞より入手)
地下水系」解明でラムサール条約登録下支え 研究者2人が退職

 国内最大のカルスト(石灰岩)台地「秋吉台」を研究者の視点で見つめ、多くの謎を解明してきた秋吉台科学博物館の配川武彦館長(60)と北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)の藤井厚志特別研究員(62)が、31日付で定年などで退職を迎える。2人は半世紀にわたる研究で「地下水系」にスポットを当て、ラムサール条約への登録につながる成果を残してきた。
 配川館長は、地元の美祢高校卒業後、1967年から秋吉台科学博物館で勤務。古生物の化石や地質など地学分野の研究を積み重ねながら学芸員の資格を取得し、2004年に館長に就任した。
地下水系の研究では、10年がかりで「秋芳洞水系」と「大正洞水系」の2つの本流と支流の流れなどをほぼ解き明かし、第一人者に。この「秋吉台地下水系」地図に基づき、05年のラムサール条約への登録手続きが進んだ。
博物館としての環境保全と、町が進める観光開発の板挟みで悩むことも多かった。定年後も嘱託学芸員で同博物館に残り「自然と共存する視点を呼び掛けていく」。
 藤井特別研究員は、山口大文理学部在学中、同大洞穴研究会で秋吉台の新しい鍾乳洞の探検や測量に取り組み、卒業論文でも秋吉台のカルスト地形をテーマにした。
 旧農林省中四国農政局の技官やいのちのたび博物館学芸員(地学担当)を務める傍ら、ライフワークとして秋吉台を研究。農業用水の視点から秋吉台の地下水に注目し、地下水系の集水域に光を当てたほか、地下水による秋芳洞の形成と発達のメカニズムを初めて明らかにした。
 今後は「若い研究者の手伝いで秋吉台に恩返ししたい」という。




新石垣空港問題、コウモリ保護で人工洞口を創出へ(2008/3/27 八重山毎日新聞より入手)
新たな洞口を創出へ 小型コウモリ保護

 第3回新石垣空港小型コウモリ類検討委員会(委員長・東清二琉球大学名誉教授)が26日午後、八重山支庁で開かれ、空港計画地北西側の浸透ゾーン2で見つかったC1洞を保全するため、北西側へ抜けるトンネルを通して新しい洞口を創出する保全計画案を示した。県は今後、委員の意向を個別に聞き取りながら設計をまとめ、2008年度に着手したい考え。
 新たな洞口の構造については、C1洞でヤエヤマコキクガシラコウモリだけが確認されていることに関連して、「洞口の構造を工夫すれば、リュウキュウユビナガコウモリやカグラコウモリも入るかもしれない」(東委員長)との期待があった。
 工事が小型コウモリ類に与える影響については「現在の洞窟をしっかり把握することにより、新しい洞口が出てきた時に関連性が把握できる」(中村久秋吉台科学博物館前館長)との指摘があった。
 県側は「事後調査は空港完成後3〜5年間まで続け、アセスのために行った調査と比較していく」と説明し、モニタリング調査の結果をアセス調査の結果と比べることによって工事の影響を検証していく考え方をあらためて示した。
 人工洞の在り方については、中村委員が「乾燥が強い。湿度90%以上にする方策がほしい。湿度の上昇が重点的な課題」と述べた。




西国、欧州最古の人類化石発見(2008/3/27 ロイター通信より入手)
120万年前の人類の化石発見か、欧州最古

【スペイン・マドリード発】
 スペイン北部ブルゴス近郊の洞穴で発見されたあごや歯の化石が、およそ120万年前のヒト(ホモ)属のものである可能性があることが分かった。科学者らが26日発表した。
 これは、従来考えられていた時期よりも約40万年早く人類が欧州に到達していたことを示す発見。付近にあるアタプルカの遺跡で1990年から調査を行っているアンドルー・オーレ氏はロイターに対し「(発見された化石は)欧州で最古の人類化石」と述べた。
 考古学者はこれまで、およそ100万年前にはスペイン、フランス、イタリアに人類がいたことを示す動物の骨や石器などを発見していたが、人類の骨の化石は発見されていなかった。




篠立の風穴調査報告会が開催(2008/3/24 毎日新聞より入手)
篠立の風穴:調査会が報告 昆虫など紹介

 いなべ市藤原町の県指定天然記念物の洞窟「篠立(しのだち)の風穴」を調査した「第二次篠立の風穴自然科学調査会」が23日、洞窟の近くにある市立立田小学校で報告会を開いた。地元住民など約60人が参加した。
調査会は地質学や生物学の専門家、地元住民などからなり、調査は06〜07年に行われた。その後、会員は結果をまとめる報告書や写真集、DVDなどを作ってきた。
 この日は、篠立の風穴にしか生息しない昆虫の写真などが披露された。また「約30年前の第一次調査時より洞窟内の気温が0.6度上がり、そのためか生息する節足動物の種類が減った」などと報告され、参加者は熱心に耳を傾けていた。
 調査会の責任者を務めたいなべ市藤原町の無職、清水実さん(68)は「身近な所に貴重な洞窟があることを知ってもらえればうれしい。洞窟が文化の一部として保全されるように訴えていきたい」と話していた。

※関連記事
2/26 「どうくつたんけんたい 三重県指定天然記念物 篠立の風穴」発行





阿哲台ゴンボウゾネで洞穴救助訓練(2008/3/22 山陽新聞より入手)
学生不明事故受け 洞窟で初の消防本部 救助訓練 新見

 1月、新見市豊永赤馬の鍾乳洞・日メ坂鍾乳穴奥の地底湖で男子大学生が行方不明になった事故などを受け、同市消防本部は21日、同市草間の鍾乳洞・ゴンボウゾネで初の洞窟救助訓練をした。
 同市内の鍾乳洞では昨年3月、神戸市の男性が転落死する事故も発生。専門技術を要し、携帯電話や無線が通じない悪条件での負傷者救出に役立てようと、日本洞窟学会(後藤聡会長)の協力を得て実施した。
 訓練は14人が参加、入り口の縦穴(高さ約4メートル)から洞窟内に降り、同学会洞窟救助委員会の森住貢一委員長(45)の指導で点在する縦穴の壁面にロープなどを固定する鉄製金具を打ち、ロープを結び付けた。その後、約100メートル奥から負傷者を担架に乗せて救出する訓練に励んだ。




秋吉台の3市町合併、新・美祢市へ(2008/3/21 読売新聞より入手)
山口の3市町が合併・新「美祢市」スタート

 山口県美祢(みね)市、美東(みとう)町、秋芳(しゅうほう)町が合併し、新「美祢市」が21日誕生した。
新市の人口は2月末の合計で2万9706人。面積は約473平方キロ。日本最大のカルスト台地・秋吉台などがある。本庁舎は旧美祢市役所に置き、旧美東、秋芳町役場には総合支所が設けられた。
 この日開庁式が行われ、小竹伸夫・市長職務執行者(旧美祢市長)が開市宣言をした。
 新市発足に伴い、旧1市2町の議員(定数計35)は全員失職した。新市議会は定数26で、市長選と市議選は4月20日告示、同27日に投開票される。




秋吉台科学博物館に山口大学から感謝状(2008/3/20 西日本新聞より入手)
科学博物館 研究・教育の発展に貢献 山口大から感謝状 広がる学術ネットワーク

 秋芳町秋吉の秋吉台科学博物館(配川武彦館長)が、学術研究や学生の現地調査などで協力した山口大から、研究や教育の発展に大きな貢献があったとして感謝状を贈られた。同博物館への大学などからの感謝状は4件目で、同博物館を拠点に学術ネットワークが広がっている。
 戦後、米軍が秋吉台を空爆演習場に使う計画が浮上。これに対し、行政や住民、学術団体が協力して反対、計画を白紙撤回させた。同町は1964年、日本最大のカルスト台地を保全した証しとして同博物館を設けた。
 同博物館は、カルスト地質学や古生物学、草原の植生、洞窟の生き物など秋吉台を多角的に展示する一方、環境保全や研究の拠点施設としても機能。全国から研究者や学生が集い、同博物館との共同研究や施設を利用した現地調査に励んでいる。こうした研究成果を掲載する同博物館報告(43号まで発行)は、秋吉台研究の集大成ともいえる。
 山口大も開館時から、鍾乳洞や草原の動植物の研究、学生の実習教育などで同博物館と密接な関係を築いてきた。「秋芳洞」の測量、「鷹ヶ穴」や「桐ヶ台の穴」など鍾乳洞の調査、コウモリの観察、多角的に秋吉台を検証する研究「秋吉台の現在・過去・未来」など幅広い分野で共同研究を展開。
 同大はこうした実績を高く評価。秋芳町が合併で新・美祢市となる区切りを迎えることから、感謝状の贈呈を決めた。贈呈式はこのほど、同大であり、丸本卓哉学長が配川館長に感謝状と記念品を手渡した。感謝状はこれまでの活動に謝意を示した上で「今後も学術的研究及び教育の場として秋吉台の利活用を継続する」としている。
 同博物館は、古生物学の振興と普及に対する日本古生物学会貢献賞(95年)、学術研究の充実・発展に協力した九州大感謝状(97年)、敷地内にある秋吉台地域気象観測所の維持への福岡管区気象台感謝状(2002年)を受けている。
 配川武彦館長は「日本を代表する秋吉台というフィールドを通して研究者や学生が出会い、学際的なネットワークができた。今後も大学などとの相互協力を進め、研究成果を地元に還元していきたい」と話した。




飛騨大鍾乳洞の金塊、4月から再展示へ(2008/3/18 岐阜新聞より入手)
回収された金塊を再展示 来月4日から

 高山市丹生川町日面の観光施設「大橋コレクション館」が4月4日から、これまでに回収された金塊の再展示を行うことが18日、分かった。
 展示されるのは、盗まれた約100キロの金塊のうち、県警が押収した70キロ分。現在は、同市内の金融機関で保管されており、犯人らによって小分けにされたままの状態で展示する。
 強化ガラスで全体を覆い、監視員を増やすなど、防犯体制を強化。隣には、元の金塊の状態を再現したレプリカも引き続き並べる。
 同館を営む飛騨大鍾乳洞観光の長沼伸彦支配人(39)は「いずれバラバラにされた金塊を一つにまとめる予定だが少しでも早く公開したいと思い現状のままの展示を決めた」と話している。




秋芳洞、LED照明でコケ減少(2008/3/14 中國新聞より入手)
LEDで秋芳洞のコケ減少

 国の特別天然記念物・秋芳洞(山口県秋芳町)内で、蛍光灯の熱で植物が繁茂する状況を改善するため、発光ダイオード(LED)による照明の実証実験をしていた山口県産業技術センターは13日、同町で成果報告会を開いた。LED照明の周辺のコケが減るなどの効果が確認された。
 昨年10月、洞窟入り口から約100メートル奥にある、周辺にコケの生えた足元用の照明1基を、殺菌効果のある近紫外光と白色光のLED計144個で構成する照明1基と交換。今年2月末まで観察した。コケの面積は、約35%減少。冬場の乾燥の影響もあるとしながら「蛍光灯周辺に比べ、15ポイントほど減少率が高い」とした。

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滝観洞インターチェンジ使用開始へ(2008/3/12 河北新報より入手)
滝観洞IC16日から 岩手・仙人峠道路

 岩手県釜石市と遠野市を結ぶ自動車専用道路「仙人峠道路」(18.4キロ)の中間地点、岩手県住田町上有住(かみありす)に新設された滝観洞インターチェンジ(IC)、使用開始になる。
 滝観洞ICは仙人峠道路初のICで、釜石側入り口から8.9キロ、遠野側から9.5キロ。それぞれ車で30分弱の中間地点に新設された。事業費2億円のうち県と町が3000万円ずつ、残りを国が負担した。
 観光名所の鍾乳洞「滝観洞」まで約2分で、観光客誘致への活用が期待される。住田町五葉地区から県立釜石病院への救急搬送が45分から26分に短縮され、医療支援にも役立つ。
 16日は午後1時に使用開始。現地では記念式典が行われる。

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パラオでも小型人類「ホビット」発見(2008/3/12 AFP通信より入手)
太平洋でまた「ホビット」を発見、米・南ア合同チーム

 南アフリカのウィットウォータースランド大学(Witwatersrand University、Wits)は11日、絶滅したホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis)に似た化石をミクロネシアのパラオ(Palau)諸島で発見したと発表した。報告は今週の米電子ジャーナル「PLoS One」にも掲載される。
 洞穴で暮らしていた身長1メートル強のこの人類は、1400〜3000年ほど前に生存していたとみられている。2004年にインドネシアのフロレス(Flores)島の洞穴で化石が発見され、英国の作家J・R・R・トールキン(J.R.R. Tolkien)の小説に登場する小人「ホビット」の愛称がつけられた「ホモ・フロレシエンシス(フロレスの人の意)」と特徴が似ているという。「ホビット」はその分類をめぐり、物議を呼んでいる。
 今回の化石は2006年、南アフリカの古人類学者Lee Berger氏がパラオ諸島を旅行中に初めて発見した。同氏は「パラオの化石は当初『ホビット』を新種の人類として説明するのに使われた特徴を非常に多く備えている」としている。これらの特徴の中には小さな体、大きな歯、小さな顔、未発達なあごなどが含まれる。
 最初の発見の後、Berger氏、米デューク大学(Duke University)とラトガース大学(Rutgers University)の科学者、Witsの学生からなるチームは、米地理学協会(National Geographic Society)の支援を受け、さらなる調査を行った。
 「われわれが発見したものは、最も経験豊富なメンバーや同行したパラオ当局者をも驚がくさせた」とBerger氏は語る。
 共著者でWits博士課程のBonita de Klerk氏は「Berger氏が最初に化石を発見した洞穴には、文字通り何十体もの化石があった。発掘の際、その場所の砂自体が人骨が砕けたものでできていた」としている。
 別の洞穴でも大量の骨が発見され、Berger氏はさらなる調査の必要性を主張している。




氷渡洞で新洞部発見(2008/3/11 岩手日報より入手)
白の世界、新洞発見 岩泉・氷渡洞

 岩泉町安家の氷渡洞(総延長3900メートル)で、最大規模の新洞(長さ約500メートル)が発見された。透き通るような白い鍾乳石が立ち並ぶ。昨年から断続的に調査を続ける特定非営利活動法人(NPO法人)日本洞穴探検協会(千葉県、山内正理事長)が見つけた。同協会によると、調査で発見した新洞、新支洞の長さを合わせると、氷渡洞の総延長は5000メートルを超えるのが確実とみられる。
 10日は調査最終日。同協会員ら5人が氷渡洞本洞から入洞、途中から上層へ約40メートル上った。約3時間後、成人男性がようやく通り抜けるすき間を抜け、3日に発見された新洞に到達した。
 これまで未踏の領域だった新洞の「大ホール」内は長さ約100メートル、高さ約20メートル、幅約25メートル。内部の気温は10度前後。幅約30メートルのフローストン(壁面状の鍾乳石)や小規模な地底湖も見られた。
 同協会の大崎善成東日本支部長は「最初に踏み込んだときは、あまりの美しさと大きさに驚き、うめき声のような声しか出なかった」と感動冷めやらぬ様子。
 同協会は昨年4月末から断続的に調査を実施。これまでに新洞と新支洞合わせて約20ヵ所を発見した。
 長さの合計は1500メートル超に上るという。全国で最も総延長が長いのは岩泉町の安家洞で2万3702メートル。




秋芳町が閉町式(2008/3/10 中國新聞より入手)
郷土愛は新市へ 秋芳閉町式

 21日に美祢市、美東町と新設合併し、新・美祢市となる山口県秋芳町は9日、同町秋吉の町民体育館で閉町式を開いた。町職員や町民約350人が出席。秋吉台国定公園や秋芳洞など、カルスト台地とともに半世紀以上歩んだ町の歴史を振り返り、新市への期待を新たにした。中本喜弘町長が「町の名前は消えるが、郷土を愛する心は新市に引き継がれる」と式辞。安冨法明町議会議長とともに、町旗を丁寧にたたんだ。




玉泉洞で洞内コンサート(2008/3/10 沖縄テレビ放送より入手)
玉泉洞 鍾乳洞に響く神秘的な音色

 幻想的な風景が広がる鍾乳洞の中で音楽を楽しむイベントが昨日、南城市で開かれました。
 これは、玉泉洞の開園36周年を記念して南城市のおきなわワールドが企画したもので鍾乳洞の新しい楽しみ方が提案されました。鍾乳洞では、県内を拠点に活動しているサックスやウッドベース、三線の奏者が神秘的な音色を奏でていました。いつもとは違う鍾乳洞の雰囲気に訪れた人たちは足を止め演奏に聞き入ったり、撮影を行なうなどして演奏を満喫していました。




秋吉台で鉱石探し(2008/3/10 西日本新聞より入手)
ハンマー手に鉱石探し 家族連れなど楽しむ エコ・ミュージアム

 秋吉台国定公園のビジターセンター「秋吉台エコ・ミュージアム」(美東町赤)はこのほど、秋吉台周辺で産出された鉱石を採集する野外体験「鉱物を訪ねて」を開いた。家族連れや鉱物ファンら16人が、同町内の水溜(みずだまり)鉱山跡で廃鉱石を割って輝く鉱石を探した。
 秋吉台の地質や自然に詳しい案内役の福冨孝義さん(44)=下関市豊田町、団体職員=によると、秋吉台地域の美東町長登(ながのぼり)や美祢市於福では、秋吉台を形成する石灰岩塊は、侵入したマグマと接触した部分で熱などの影響で銅などの鉱床が発達。7世紀後半から1960年まで操業された長登銅山(跡地は国指定史跡)で産出された銅は、奈良の大仏の鋳造にも使われた。
 参加者は、こうした鉱石のでき方や地元の鉱山の歴史などを学んだ後、水溜鉱山跡へ。お目当ては鉱物の含有量が少ないため捨てられた「ずり」と呼ばれる廃鉱石。大人の頭から握りこぶしほどまでの大きさのずりを拾い出しては、ハンマーで割って鉱石が入ってるかどうかを確かめた。
 金色に輝く「黄鉄鉱」、青緑色の「くじゃく石」、ピンク色の「ざくろ石」など6種類の鉱石に、ラベルをつけて標本に仕上げた。「輝水鉛鉱」という秋吉台地域では珍しい鉱物を見つけた参加者もいた。
 福冨さんは「秋吉台は台上の豊かな自然だけでなく、地下にも面白い世界が広がってる。歴史と自然がクロスした場所である鉱山にも興味を持ってもらえたら」と話した。




平尾台で恒例の野焼き(2008/3/3 読売新聞より入手)
春への準備平尾台で野焼き

 小倉南区のカルスト台地・平尾台で2日、野焼きが行われた。
 野焼きは、害虫駆除や山火事の発生を防ぐ目的で、毎年早春に行われる。この日は、地元住民らでつくる「平尾台野焼き委員会」が約380ヘクタールの範囲で実施。枯れ草に点火すると、バチバチと音を立てながら瞬く間に燃え広がった。
 近くの自然公園「平尾台自然の郷」では、写真愛好家や家族連れらが見守り、炎が上がると歓声を上げたり、カメラのシャッターを切ったりしていた。




250年前の秋吉台を再現(2008/3/2 西日本新聞より入手)
250万年前今より平たん 山口・秋吉台 北九州の博物館藤井・特別研究員 自説基に景観再現

 日本最大のカルスト台地「秋吉台」(山口県秋芳、美東町)は、雨水が巨大な石灰岩の塊を長い年月をかけて溶かして今の姿になったとされる。北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)の藤井厚志特別研究員(62)=地質学=が、台地が溶かされて低くなる割合から逆算し、250万年前の秋吉台の景観を再現した。
 秋吉台の石灰岩塊は、3億年前のさんご礁などで形成。秋吉台に降った雨水は、地下に染み込みながら石灰岩を溶かす。
藤井さんは、秋吉台の地下水の集水域や水量、溶けている石灰岩の濃度などのデータを総合し、秋吉台は1000年間に56ミリずつ溶かされて低くなっているとする論文を3年前にまとめた。今は標高250メートル前後の秋吉台が、250万年前は同400メートルほどだったと推定。現在の丘陵地は溶け残った場所だが、当時はまだなだらかな平原だったという。
 こうした考証を基に、1月にカルスト展望台(秋芳町)から撮った景観のパノラマ写真をパソコンの画像処理ソフトで修正。再現された風景は、正面中央にある冠山などの丘陵地の凸凹はなく、今より平たんな草原が広がる。秋吉台の研究をライフワークにしている藤井さんは「大昔の秋吉台を画像で表現するのは初めて。科学的データを想像力で膨らませた」と太古へのロマンを語った。




秋吉台で恒例の山焼き(2008/2/29 中日スポーツより入手)
赤、黒、白の競演 秋吉台で春告げる山焼き

 日本最大のカルスト台地で知られる秋吉台国定公園(山口県秋芳町、美東町)で29日、春を告げる山焼きがあり、炎が約1500ヘクタールの草原を舞った。5月には一面緑となり観光客を迎える。
午前9時半、のろしを合図に住民約1000人が点火。真っ赤な炎、焼かれて黒くなった台地、無数に点在する白の石灰岩が織りなす色彩美が浮かび上がった。
 秋吉台はもともと森林で、山焼きは良質な牧草地を得るために始まったとされる。九州大などの調査で2006年、約400年前に地元の人が火を入れていた可能性があることが判明。18〜19世紀には現在のような草原になっていたが、放置すれば森林に戻ってしまうという。
 雪や雨の影響で3度にわたり延期していた。




秋芳洞が洞内環境対策へ乗り出す(2008/2/27 中日スポーツより入手)
"エコな秋芳洞"売り込め 観光客減、ようやく対策

 ブームが去って大幅に減った観光客を取り戻そうと、国の特別天然記念物、秋芳洞(山口県)周辺の自治体などが、洞内の環境対策に乗り出した。地下水系がラムサール条約湿地に登録されたこともあり、観光を重視するあまり、環境への配慮をおろそかにしてきた反省も込められている。
 山口県産業技術センターは、洞内に光が広がらず熱が少なく、環境に影響を与えにくい発光ダイオード(LED)を試験的に導入。生態系の維持をアピールする。
 秋芳町などが力を入れるのは、地下水系をたどったり、コウモリの生態を観察したりする「エコツーリズム」。同町は市民団体や観光業者に呼び掛け、環境を守る公園管理団体も設立する予定だ。
 秋芳洞が観光地として開発されたのは昭和30年代。洞内に取り付けられた大規模な照明の光と熱は、それまでなかったコケやシダ類が育つ環境に変えた。




「どうくつたんけんたい 三重県指定天然記念物 篠立の風穴」発行(2008/2/26 入手)
 三重県いなべ市に開口する管理洞「篠立の風穴(しのだちのかざあな)」の絵本写真集風報告書が発行された。
 これは第二次篠立の風穴自然科学調査会が発行したもので、子供から大人まで、楽しみながら洞窟を魅力を満喫できるような写真が満載。特にシノダチメクラチビゴミムシなどの洞窟棲生物の写真は素晴らしく、また原寸大の写真付きなのが嬉しいところだ。
 B5サイズ36ページ。オールカラー。定価800円。
 昆虫文献 六本脚三重県いなべ市藤原町たつた地区ウェブサイトにて購入可能。




滝観洞が国内総延長第10位に(2008/2/25 岩手日報より入手)
滝観洞の価値再発見 住田で調査報告会

 住田町上有住の滝観洞を調査している東京都の東京スペレオクラブ(落合直之会長)と一関市の東山ケイビングクラブ(菊地敏雄代表)の合同調査隊は23日夜、同町上有住の滝観洞観光センターで調査結果の地元報告会を開いた。2000年からの調査で、滝観洞の全長は3635メートル以上で、全国10位の巨大洞窟であることが判明。参加者は3月中旬の国道283号仙人峠道路滝観洞インターオープンに向け、「地域の観光振興に弾みがつく」と期待を膨らませた。
 地元住民ら約30人と調査隊員8人が出席。小泉きく子副町長が「調査では大ホールなど新発見が相次ぎ、町民はとても喜んでいる。貴重な報告を滝観洞インター開通に合わせた観光振興につなげたい」とあいさつした。
 リーダーの湊幸栄さん(32)が「全長はこれまで分かっていた1400メートルを大幅に超える3635メートルに達し、全国10位の大洞窟であることが分かった」と報告した。
 県内では全国1位の安家洞(岩泉町、約23.7キロ)、同5位の内間木洞(久慈市、6013メートル)、同9位の氷渡探検洞(岩泉町、4180メートル)に次ぐ4番目の長さとなる。高低差も115メートルで、全国24位に入った。
 高さ29メートルの「天の岩戸の滝」の上部に広がり、普段立ち入ることができない洞窟内部の写真も多数公開され、参加者は今回新たに発見され、「アキラホール」と命名された大ホールの広さや、数々の鍾乳石の輝きに驚きの声を上げた。
 渋佐キノエさん(82)は「滝の上がどうなっているのか子どものころから知りたかった。想像以上に素晴らしい光景が広がっていた。地元にすごい宝があったことにとても驚いた」と、目を丸くしていた。

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奄美・沖縄経済交流シンポで金武酒蔵が講演(2008/2/22 南日本新聞より入手)
焼酎文化軸に連携を 奄美・沖縄、経済交流でシンポ

 奄美群島と沖縄の連携による地域活性化を考える「奄美・沖縄経済交流シンポジウム」が21日、奄美市名瀬港町のホテルであった。奄美群島広域事務組合と南西地域産業活性化センター主催で、2006年10月の那覇市に続き2回目。両地域に共通する「焼酎文化」をテーマにした基調講演やパネルディスカッションに約50人が参加した。
 金武酒造(沖縄・金武町)の豊川あさみ専務は「地域活性化にロマンを込めて」と題して講演した。地元の荒れていた鍾乳洞を自社の泡盛の古酒蔵として活用し、観光集客にも役立っている取り組みを報告。「鍾乳洞の近くにレストランを開設し地元の田イモ料理を出している。イベントよりリピーターづくりが大事」と地域貢献を意識した経営を強調した。

※一部抜粋




児童が平尾台紹介DVDを製作(2008/2/17 読売新聞より入手)
平尾台の自然DVDに 児童が鍾乳洞など取材し製作

 北九州市小倉南区平尾台のひらおだい四季の丘小(曽塚孝校長、20人)の児童が、カルスト台地や鍾乳洞など平尾台の代表的な自然を紹介するDVDを製作した。子どもたちだけで5か月かけて学校近くにある羊群原や千仏鍾乳洞を取材し、約5分間の映像にまとめた力作だ。
 同校は、政府の「教育特区」の認定を受けて、廃校となった北九州市立新道寺小平尾分校の校舎と校庭を借りて、2006年4月に開校した。学校法人九州自然学園が運営しており、体験重視型のカリキュラムを組んでいる。
 DVD製作は、家電メーカーが主催する小中学生対象のビデオ作品コンテストへの応募をきっかけに、1年生2人、2年生3人、5年生1人、6年生3人の計9人でつくる「クラス」が昨年9月から授業の中で取り組んだ。
 鍾乳洞が形成される過程を紙芝居で見せたり、ドリーネ(石灰岩が雨水で溶解してできたくぼ地)の中からリポートしたりしている内容。千仏鍾乳洞内では、岩に開いた小さな穴に焦点を当て、「水が同じところに一滴一滴垂れ、長い年月をかけて穴が開きます」などと紹介している。
 子どもたちは、近くの平尾台自然観察センターなどで平尾台の自然を学習し、脚本家やカメラマンなどの役割を分担してDVDに収める映像を撮影した。台本どおりに読めずに十数回もリポートの撮影をやり直すこともあったという。
 監督を務めた松枝佑太朗君(12)は「平尾台の自然の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」と話していた。DVDは販売しており、定価550円。売り上げは手作り遊具の材料費などに充てる。問い合わせは、ひらおだい四季の丘小(093−452−2602)へ。




アマチュア写真家クラブが秋吉台の作品展開催(2008/2/17 西日本新聞より入手)
四季の景観や草花45点 アマ写真家クラブが作品展 秋芳町

 秋吉台を舞台に活動しているアマチュア写真家グループ「ウバーレフォトクラブ」(庫本正会長、11人)の作品展が16日、秋芳町秋吉の秋吉公民館アートギャラリーで始まった。秋吉台の自然を、豊かな感性で撮影した作品が並んでいる。24日まで。
 同クラブは、秋吉台の風景や草花、文化などを対象に創作活動に励んでいる。作品展は毎年1回、写真愛好家や行楽客が訪れる山焼き(23日に予定)の時期に開催している。
 17回目の今年は、オミナエシの黄色い花と灰色の石灰岩が独特のコントラストを生み出す初秋の草原、朝霧の草原に浮き上がる長者ケ森の幻想的な眺め、生命の息吹が伝わる山焼きの炎など季節ごとに表情を変える景観など45点を展示。鮮やかなカラーや水墨画風のモノクロ写真で秋吉台から得た感動を表現した。
 庫本会長は「素晴らしい自然景観に加え、3億年の歴史を持つ秋吉台の懐の深さを感じてもらえれば」と話している。
秋吉公民館=0837(62)1924。




内間木洞で恒例の氷筍観察会(2008/2/12 岩手日報より入手)
透き通る寒の造形 久慈・内間木洞の氷筍

 久慈市山形町小国地区の県指定天然記念物・内間木洞で、冬の自然造形「氷筍」が成長している。今冬は気候条件が整い2メートル以上の大型も目立つ。光に照らされ、数100本の柱が神秘的な輝きを放っている。
 氷筍は天井部の岩肌から落ちた水滴が外気に冷やされて凍り、柱状に伸びる現象。成長時の気温によって部位の太さが変わるため、その姿は透明なタケノコのようでもツクシのようでもある。
 内間木洞では入り口付近の「千畳敷」と呼ばれる場所に数100本の氷筍が林立。今冬は洞内の気温と入り口から入り込む外気の温度のバランスが形成に適していたため、1メートルほどから2メートルを超えるものまでずらりと並んだ。今月末ごろに最も背丈が高くなるという。
 11日には氷筍観察会(同市教委主催)が開かれ、日ごろ一般公開されていない洞穴内部を見学しようと市内外から270人が訪れた。鍾乳石やつららとともに、照明に照らされて神秘的な輝きを放つ氷筍の造形にじっくり見入った。
 八戸市から家族で訪れた中村一美ちゃん(田面木小5年)、唯一君(同4年)は「初めて内間木洞に来たが、氷筍は透明でとてもきれい。自然の力はすごいと思う」と感心していた。




滝観洞が総延長3200メートル以上に(2008/2/11 岩手日報より入手)
神秘的彩り 滝観洞大ホール

 住田町上有住の滝観洞で9日夜から10日早朝にかけ、東京都の東京スペレオクラブ(落合直之会長)と一関市の東山ケイビングクラブ(菊地敏雄代表)の合同調査が行われた。これまでの調査で鍾乳石などに彩られた大ホールなど新たな発見が相次ぎ、神秘の巨大洞窟の全容が少しずつ明らかにされている。3月中旬には国道283号仙人峠道路滝観洞インター開通が決まっており、滝観洞は国内有数の巨大洞窟として観光の目玉となりそうだ。
 調査は2000年から継続しており、この日は県内や首都圏から女性1人を含む隊員9人が参加。2−4人のグループに分かれ、洞内の測量や写真撮影などを行った。
 観光洞最深部の「天の岩戸の滝」の上部へ、高さ約35メートルをロープで一気に登り、体がやっと通るほどの細く曲がりくねった穴の中を約1時間半かけて進むと、最大幅約20メートル、奥行き約50メートル、最大高さ約20メートルの大ホールにたどり着いた。
 内部は石筍などの鍾乳石が多数存在し、神秘的な雰囲気に包まれていた。
 滝観洞は1966年の東海大調査で全長1400メートルとされていたが、合同調査では既に全長3200メートル、高低差115メートルに及ぶことが判明しており、今後調査が進めば、全長で国内10位以内に入る大洞窟となりそうだ。
 菊地代表は「滝観洞の魅力はまだまだ調べ尽くされていない」と話し、精力的に調査を継続する構えだ。




沖永良部島のケイビング渉外に関する注意(2008/2/11 横濱ケイビングクラブより入手)
 水連洞や銀水洞など、多くの洞窟がある鹿児島県沖永良部島においてケイビングを行う際、事前に計画書を警察・消防・知名町役場(入洞場所によっては和泊町役場)に提出することになっているが、ここ最近に提出される計画書には洞窟名だけを記入しているケースが多い。
 万が一事故が発生した際、対応が後手に回る可能性もあるので、計画書には必ずプロット図(洞口位置図)をつけるよう、沖永良部警察地域課の方よりご指導をいただきましたので沖永良部島でケイビングする際はご注意下さい。




独復興金融公庫が越フォンニャ洞窟を支援(2008/2/9 VIETJOベトナムニュースより入手)
ドイツ、フォンニャ国立公園の環境保護を支援

【ベトナム社会主義共和国発】
 ドイツ復興金融公庫(KfW)と南中部クアンビン省人民委員会はこのほど、ベトナム最大のフォンニャ洞窟で知られる世界遺産のフォンニャ・ケバン国立公園の環境保護と天然資源管理プロジェクトに対し、KfWが1260万ユーロ(約20億円)の融資を行うことを内容とする合意書に調印した。
 このプロジェクトは、ドイツ政府がKfWを通じて行なうベトナムの環境保護支援事業の一環。ドイツはベトナムに対し、これまでに総額5億2000万ユーロ(約810億円)の資金援助を行っている。




秋芳町が秋吉台地域観光長期基本計画を策定(2008/2/8 西日本新聞より入手)
観光と環境の両立目指す 秋芳町が長期基本計画を策定 管理協会の設立提言 新市に継承へ 

 秋芳町は、環境と観光の両立による新しいまちづくりの方向性を示した「秋吉台地域観光長期基本計画」を策定した。自然保護や観光振興を一元的に管理する「秋吉台フィールドミュージアム協会(仮称)」の設立などを提言。3月21日に美祢市、美東町との合併で発足する新・美祢市に引き継ぎ、観光行政や地域づくりに反映できるように働き掛ける。
 秋吉台地域を舞台にした観光振興計画は数多いが、大半は行政主導で作られた。これに対し、今回は合併を前に、環境保全と両立できる新しい観光と地域づくりの方向性を探ろうと、住民の手で練り上げたのが特徴。
 同計画の基本理念は(1)秋吉台を自然に帰し、観光開発以前の景観を取り戻す(2)秋吉台上の人工物は必要最小限にとどめ、不必要なものは計画的に撤去、移転する(3)観光のにぎわいは広谷地区を中心とした周辺地区に集積再編する‐の3本柱。
 この考え方を基に、秋吉台地域観光の「原資は自然」と再確認し、環境保全計画の策定や観光利用のルール作りの必要性を指摘。エコツアーの質と量の強化や広谷地区再編による、人材育成や地域経済の活性化などを打ち出した。
 こうした計画を実行する組織として「秋吉台フィールドミュージアム協会(仮称)」の設立を提言。秋吉台国定公園の公園管理団体として環境と観光の両面から管理運営業務を受諾するほか、情報発信、住民や行政、旅行会社、学術研究機関などの橋渡し役なども期待される。
 同町は1月、同協会準備委員会を設置。合併後は新市民を加え、特定非営利活動法人(NPO法人)か公益法人化を経て来春の設立を目指している。中本喜弘町長は6日夜、同計画の住民報告会で「(合併する3市町にまたがる)秋吉台地域に描いた夢を実現させる組織の設立は、新市の発展に貢献できる」と訴えた。




洞窟棲サラマンダーDVD発売(2008/2/8 入手)
 アメリカのJoe Furman氏による自主制作DVD「THE EDWARDS AQUIFER EZELL'S CAVE AND THE SEARCH FOR THE BLIND MONSTER」が製作、販売された。
 本作品はFurman氏が製作・脚本・撮影・ナレーションを担当。テキサス州ヘイズ郡サンマルコスにあるイーゼルズ洞における洞内生物をTexas Blind Salamanderを中心に紹介している。
 英語。20USドル(日本への送料は3.6USドル)。40分間+スライドショー。
 購入はwebサイトhttp://www.texasblindsalamandermovie.com/にて可能。但し、購入システムが日本からの申し込みに対応していないため、ちょっとした工夫が必要となる(製作者了承済)。詳細は地R元事務局まで。




米国、越冬中のコウモリが原因不明の大量死(2008/1/31 CNN Japanより入手)
越冬中のコウモリが大量死、NY州など 原因不明

【アメリカ合衆国・ニューヨーク州オルバニー発】
 米ニューヨーク州とバーモント州近郊で、越冬中のコウモリが洞窟の中などで大量死する事例が相次いでいる。原因は不明。何らかの疾病で、人間にも影響を与える可能性があるため、環境保護当局がコウモリの生息場所に近づかないよう、呼び掛けている。
 最初にコウモリの大量死が見つかったのは昨年の1月、ニューヨーク州北部オルバニー近郊の洞窟だった。
 死んだコウモリには、鼻の周囲に白っぽいカビのようなものが付いていたことから、研究者らは「白い鼻症候群」と呼んでいるという。
 ニューヨーク州環境保護局のコウモリ専門家、アラン・ヒックスさんによれば、昨冬だけで1万1000以上の個体が死んだという。また、今年の冬も被害が出ていると見られ、死んでしまうコウモリの数が昨年を上回る可能性もあるとしている。
 昨年1月には、オルバニー西部にある4つの洞窟で、コウモリが大量死していた。その後、バーモント州などでも確認され、8ヵ所の越冬場所で大量死が起きているという。
最も被害が大きかった洞窟では、2年前には1万5000個体が確認されていたが、現在では1500個体まで激減している。
 死んだコウモリすべての鼻の周囲に、白いカビ状のものが現れるわけではなく、原因はまったく解明されていない。また、この病気がどのように個体間で感染するのか、また他の越冬地へ広がるのかも、分かっていない。
 ニューヨーク州とバーモント州の環境保護当局は、原因や対策がはっきりと判明するまで、コウモリが生息している洞窟や元鉱山などには入らないよう指示している。




秋吉台地域エコツーリズム協会の文化塾開催(2008/1/30 西日本新聞より入手)
秋芳洞の生い立ちなど学ぶ エコツーリズム協会の文化塾 藤井氏が講演

 秋吉台地域エコツーリズム協会(会長=庫本正・秋吉台科学博物館名誉館長)の文化塾が28日夜、秋芳町秋吉の秋芳洞観光センターであった。北九州市立いのちのたび博物館の藤井厚志特別研究員(62)=地質学=が「秋吉台と秋芳洞の生い立ち」の演題で話し、住民ら約50人が聴講した。
 同協会は、地域の歴史や文化を見直し、観光資源として新しい活用法を探ろうと文化塾を開催。2回目の講師として招いた藤井研究員は、山口大洞穴研究会時代から秋吉台に興味を持ち、日本最大のカルスト(石灰岩)台地・秋吉台の研究をライフワークにしている。
 藤井研究員によると、秋吉台は3億年前、さんご礁として誕生。2000万年前、大陸の東端でカルスト地形の準平原となった。1500万年前の日本列島誕生後、激しく隆起。400万年前から河川や雨水による溶食が一気に進み、1000年で56ミリ程度ずつ低くなり、秋吉台が形成されたとみられる。
 地下でも、地下水による溶食が進行。秋芳洞は百数十万年前にでき始めたとみられる。110万年ごろ前、洞窟の横幅が広がり「この時代の姿を景清洞(美東町)がとどめている」と指摘。洞窟の規模は拡大し、数万年前に大規模な落盤が起き、千畳敷などの大空間が生まれたとされる。
 ただ、各種の研究結果から推定した秋吉台の生い立ちを実証できる化石などは、ほとんど発見されていない。大昔の地形は既に溶けてなくなっているためだが、藤井研究員は「古い時代に形成された鍾乳洞から見つかる可能性がある」と新たな発見による秋吉台研究の発展に期待を寄せた。




飛騨大鍾乳洞で氷の鍾乳洞(2008/1/21 岐阜新聞より入手)
大寒…氷の渓谷、20メートルの巨大つらら

 1年で一番寒い時期という「大寒」となった21日。県内は飛騨地方を中心に、最低気温が氷点下を記録する寒い朝を迎えた。
 同日朝の高山市の最低気温は氷点下4.1度(平年同5.9度)。標高約900メートルにあり、日中も低温の同市丹生川町日面の観光施設「飛騨大鍾乳洞」では、谷水をかけた渓谷が長さ約200メートルにわたって凍りつき、氷の鍾乳洞ができている。
 昨年3月、時価約2億6000万円相当の金塊が強奪された同施設で初めての試み。氷点下10度にもなる朝がここ1週間ほど続き、氷の青みが増したといい、職員は「お客さんに喜んでもらえれば」と話す。観光客らは、長さ15〜20メートルにも伸びた巨大なつららが連なる豪快な光景に見入っている。




次世代電池「EVOLTA」発売(2008/1/15 朝日新聞より入手)
世界一長持ちの乾電池、松下が発売 人型ロボットで実験

 松下電器産業は15日、世界一長持ちするアルカリ乾電池「EVOLTA(エボルタ)」を4月26日に発売する、と発表した。15日の発表会では、ギネス・ワールド・レコーズから「世界一」の認定証を受けた。エボルタの機能を宣伝するための人型ロボットも開発中で、デザインモデルも披露された。
 エボルタは、新開発のオキシ水酸化チタンを加えて反応効率を高めた。単1〜単4形まであり、価格は単3の4本セットが590円前後。従来のアルカリ乾電池より15%程度高いが、2割以上長持ちするという。松下によると、通常のアルカリ乾電池で209枚撮影できるデジタルカメラの場合、エボルタでは272枚撮れるという。
 松下は、高出力のオキシライド乾電池を発売中。長持ちするアルカリ乾電池の需要が拡大するとみており、今後はエボルタに力点を移す。
 PR用のロボットは、ロボット開発ベンチャー、ロボ・ガレージの高橋智隆代表が設計・開発した。今夏までには完成品を発表するという。




竜ヶ岩洞、江戸期の落書き確認できず(2008/1/11 中日新聞より入手)
江戸期の文字発見ならず 引佐の竜ヶ岩洞

 浜松市北区引佐町、観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞で10日、洞穴内で江戸時代に書かれたとみられる文字探しが行われたが残念ながら確認できなかった。
 文字は洞穴入り口から約10メートル入ったところにある「亀の小滝」付近で、竜ヶ岩洞支配人で発掘に携わった小野寺秀和支配人が28年前に発見。文字は江戸時代の年号や「大工」などと書かれていたという。
 小野寺支配人ら3人がスコップや鉄棒、排水ポンプを使って朝から作業に着手。深さ50センチほど掘り下げながら「もうじき見られるのか」との期待で夕方まで掘ったが文字を確認することはできなかった。悔しさをにじませる小野寺支配人は「文字を見たのはこの場所で間違いないが28年たち土砂の浸入などもあって記憶した場所とは少し変わっていたかもしれない。近いうちに再度挑戦して絶対見つけたい」と話す。




日メ坂鍾乳穴事故、未発見のまま捜査打ち切り(2008/1/11 毎日新聞より入手)
新見の洞窟大学生不明:高知大生、発見出来ず 県警、捜索打ち切り

◇「力量把握しないと命取り」 約200人投入も打ち切り
 新見市豊永赤馬の県指定天然記念物「日メ坂鍾乳穴(ひめさかかなちあな)」で5日から行方不明になっている高知大学理学部3年生(21)の捜索が10日、打ち切られた。県警、消防は事故発生以来、延べ約200人が洞窟内で捜索にあたったが、発見には至らなかった。

◇「入洞届」提出呼び掛け看板設置−新見市教委
 これまでの調べでは、学生が行方不明になったのは、1.6キロある洞窟の最奥部にある地底湖(水深32メートル)。他に3人が一緒にいたが、学生は1人で湖を測量しようとして水に入り、おぼれたと見られる。グループは、洞窟を管理する同市教委に提出が必要な「入洞届」を出していなかった。
 洞窟内に入り、地底湖を発見した同市文化財保護審議会の柴田晃会長は「洞窟内は入り口から約600メートルの所にある『神の池』以降、とても 狭くなる。痩身でないと最奥部までの到達は難しい」と話す。柴田会長によると内部は浸水個所が多く、狭い穴を通り抜ける場所があるなど「素人では無理だ。探検の技術が要求される」という。地底湖の水温は年間を通じて12、13度程度と見られる。
 県警は最奥部を最大8人で捜索した。ゴムボート2艘を出動させ、いかりで湖底を探索した。地底湖付近はもやがかっており、濁りが激しい。水中カメラは1メートル前後しか視野がなく、ほとんど役に立たなかったという。
 柴田会長は「一般論として、探検では着衣で水に入ることも多いが、通常は岸壁につかまって移動する。もし、地底湖に入るなら命綱が2本は必要だろう。洞窟を研究し、自分の力量を把握しないと命取りになる。また洞窟に入るなら計画書の提出が不可欠」と話している。
 同市教委は同日、洞窟入り口へ通じる道に「入洞届」の提出を呼びかける看板を設置した。

※氏名は学生と差し替えて表記




日メ坂鍾乳穴事故、2次災害の恐れから捜査打ち切りへ(2008/1/10 岡山日日新聞より入手)
新見の鍾乳洞高知大生不明 2次災害の恐れ高く捜索打ち切りへ

 新見市豊永赤馬の鍾乳洞「日メ坂鍾乳穴(ひめさかかなちあな)」で行方不明になっている高知大理学部3年生(21)の捜索は、10日も引き続き午前10時過ぎから行われた。岡山県警では学生の手掛かりが見付からない限り、10日で捜索を打ち切る方針を固めた。
 捜索は10日もこれまでとほぼ同態勢で行われ、新見署員や県警機動隊員など約40人が参加。今回も洞窟最奥部の地底湖(水深約30メートル)にゴムボートを浮かべ、湖底にいかりを下ろして捜索する。
 洞窟内に難所が多く、2次災害の危険性が高いことが打ち切りの主な理由。捜索は学生の行方が分からなくなった5日から、ボランティアなども動員し5日間連続で行われてきたが、学生発見の手掛かりは得られていない。
 高知大学生支援課の都築泰仁課長補佐は10日、現場での報道陣の質問に答え「本学の学生がこのような事態を引き起こしたことを遺憾に思う。捜索に携わったすべての方に感謝したい」とコメント。不明時の詳しい状況については「全容把握に時間が掛かり、現時点で申し上げられることはない」として明言を避けた。
 これまで立命館大など計9大学の学生やOBが現地に学生本部を設け、捜索活動のサポートに当たってきたが、警察の捜索打ち切りに伴い、11日午前をめどにすべて撤収するという。

※一部抜粋 氏名は学生と差し替えて表記




ニュージーランド、経験不足からケイブレスキュー(2008/1/9 icWalesより入手)
救助者が「経験不足」とケイバーを非難

【グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国発】
 ニュージーランドの洞穴から解放された3名は「無分別で、能力が不十分で、経験不足だった」と、捜索・救出コーディネーターが今日語った。
 22歳のウェールズ人男性、22歳のイングランド人男性、27歳のアメリカ人女性のトリオは、南島の−650フィート(200m)の洞穴であるハーウッズ・ホール(Harwood's Hole)で、本日懸垂下降しているときに立ち往生した。
パーティーの4人目のメンバーであるカナダ人女性は、タカカ・ヒル(Takaka Hill)の洞穴から出た後に警報を出し、彼ら全員は地表へ連れてこられた。
 ネルソンの地区捜索・救出コーディネーターであるヒュー・フラワー(Hugh Flower)警部は、バックパッカーの装備が事件の原因であり、それが13時間の救出を起こさせたと語った。
彼は次のように述べた。「彼らの主なロープはすり切れていた。彼らはもはや上へも下へも行けない難しい状況にあることに気づき、数時間うろついていた。」
 グループはタカカでバックパッカーのホテルに滞在、水曜日(グリニッジ平均時刻:火曜日午後11時)の昼の現地時間頃に洞穴を下り始めたと、フラワー氏は語った。
 イングランド人男性は午後7:40現地時間頃に救出された。そして、午後9:00にアメリカ人女性が続いた。洞穴の底にいたウェールズ人男性は、結局ケイビングシステムによって、翌日午前12:30に救出された。
 約50名のボランティアと救助ヘリコプターは、彼らを解放するために活動に関与していた。
 Flower氏は次のように述べた。「私は彼らが安心したと思う。身体的にも彼らはOKだった。彼らは病院へ連れて行かれずに、そこでケイビング救急医療隊員によってチェックさせた。」
 救出後に彼らのホテルに戻ると思うと、彼は付け加えた。
 洞穴はウェブサイトshowcaves.comによって「危険である」と記述され、それは地元ケイバーの案内でのみ中へ入るべきと訪問者に忠告する。
 フラワー氏は次のように述べた。「無分別で、能力が不十分、経験が未熟であることが彼らのケースであった。彼らがすべてのかなり経験豊かなロッククライマーであると思うが、それは経験豊かなケイバーであることに等しくない。彼らが持っていた装備はケイビングではなく、ロッククライミングにふさわしいものであった。未熟な人々のため、相当な数の救出が過去にもハーウッズ・ホールであった。」




日メ坂鍾乳穴事故、依然発見できず(2008/1/8 備北民報より入手)
行方不明の大学生、依然見付からず 豊永赤馬の洞窟

 新見市豊永赤馬の鍾乳洞・日メ坂鍾乳穴(ひめさかかなちあな)奥の地底湖で、高知大理学部3年生(21)が行方不明になっている事故で、新見署などは8日も捜索したが、見付からなかった。正午から、新見署、県警機動隊、新見市消防署、事故を知って駆け付けた高知、山口、鳥取、立命館の各大学の探検サークルの学生とOBの計40人が洞窟に入った。地底湖は水深約30メートル、幅約25メートル。入り口から1.6キロ先にあり、片道約3時間掛かる。途中、大人一人がやっと通れる所、肩まで水に浸かる所もある。隊員らは、ゴムボート2隻を使い、いかりを下ろして探したが、手がかりはなかった。夕方に捜索を打ち切った。7日も水中カメラなどで探したが、水面下の視界が悪く、見付からなかった。高知大によると、学生は学術探検部の部員。元日から5日の日程で、他大学の探検部の学生と洞窟の調査に来ていた。5日午前11時半ごろ、仲間4、5人と洞窟へ。午後2時半ごろ、仲間と声を掛け合い、地底湖の大きさや深さを調べていたが、応答がなくなったという。
 日メ坂鍾乳穴には入る時、新見市教育委員会に届け出する必要があるが今回、学生らのグループは届け出をしていなかった。このため、市教委では来週中、事前に入洞の届け出するよう呼び掛ける看板を設置する予定。

※氏名は学生と差し替えて表記




日メ坂鍾乳穴事故、捜査続く(2008/1/7 読売新聞より入手)
新見の洞穴大学生不明仲間ら無事祈り続ける

 新見市豊永赤馬の洞穴、通称「日メ坂鍾乳穴(ひめさかかなちあな)」(全長約1600メートル、県指定天然記念物)を探検中の高知大3年男子学生(21)が5日、行方不明になった事故で、探検に訪れていたメンバーらは6日も洞穴近くに残り仲間の無事を祈り続けた。
 洞穴は入り口から数十メートルは天井が高いが、途中、立っては進めないほど狭い所もあり、地形は複雑に入り組み、救難用具を抱えた県警機動隊員らが最奥部の地底湖に着くまで約3時間かかった。
 新見署の調べなどでは、5日、大学生や社会人らは四国から13人で新見市を訪れ、この洞穴などを分かれて探検。地底湖(広さ約1500平方メートル)に向かった5人のうち男子学生が1人で湖に入り、安全確認で他のメンバーと声を掛け合いながら泳いで岩壁などを調査中、声が途絶えたという。
 県警の徹夜の捜索がいったん終わった6日朝、メンバーらは近くの日メ坂鍾乳穴神社の社務所で今後について打ち合わせ、時折、洞穴内をのぞき込むなどしていた。メンバーの一人は「今は無事を祈るだけ」と悲痛な表情。捜索は7日朝再開されるが、宮司の神原一男さん(59)、地元の農業武岡昭義さん(66)らも、駆け付けた家族らを気遣い「いたたまれない気持ち」と話した。
 洞穴には横穴の入り口のほかにも約300メートル離れた場所に2か所、縦穴があり、市教委と住民らが転落防止にと縦穴を柵で囲っていたが、昨年3月、兵庫県の男性(当時32歳)が縦穴を写真撮影していて転落、死亡する事故も起きていた。
 洞穴を調査したことがある元日本洞窟学会副会長の柴田晃・同市文化財保護審議会長は「慣れた人がリーダーにならないと事故につながりかねない。かなり高度な技術が必要」と警鐘を鳴らす。市教委は「入洞の情報は消防署にも伝え、万一の際に対応できる態勢を取っている。必ず事前に届け出を」と呼びかけている。




日メ坂鍾乳穴で大学生が行方不明(2008/1/6 備北民報より入手)
大学生が行方不明 豊永赤馬の洞窟で

 5日午後2時半ごろ、新見市豊永赤馬の鍾乳洞・日メ坂鍾乳穴(ひめさかかなちあな)の地底湖で、洞窟の調査に来ていた男子大学生(21)が行方不明になった。学生は、探検部に所属する高知大の3年生。同日午前11時半ごろ、他の大学の探検部員ら4人と洞窟(全長1.6キロ)に入り、午後2時半ごろ、洞窟の最も奥にある地底湖(水深32メートル)で服を着たまま泳いでいて、姿が見えなくなったという。午後6時10分ごろ、新見署に連絡があり、同署、県警機動隊、新見市消防署、洞窟の地理に詳しい岡山大探検部の約50人で一晩かけて捜索したが、見付からなかった。7日(月)午前9時から再び捜索する。




秋吉台で恒例のコウモリ観察会実施(2008/1/5 西日本新聞より入手)
冬眠のコウモリ 鍾乳洞で観察会 13日、エコ・ミュージアム

 秋吉台国定公園のビジターセンター「秋吉台エコ・ミュージアム」(美東町赤)は13日、冬眠中のコウモリの観察会を、地元の鍾乳洞「三角田(みすまだ)洞」で開く。専門家の案内で、冬ごもりの姿をそっとのぞき込む。
 秋吉台には、キクガシラコウモリやモモジロコウモリなど6種類のコウモリが生息。冬眠に適した鍾乳洞や、案内のできる研究者が地元に多いことから、同ミュージアムは毎年1回、全国的に珍しい冬眠しているコウモリの生態を学ぶ観察会を実施している。
 講師は山口大理学部の松村澄子准教授(動物行動学)。コウモリの暮らしと冬眠などについて説明を受けた後、三角田洞に移動。天井や岩壁から逆さまにぶら下がったり、岩の割れ目に潜り込んだりして冬を越すコウモリを静かに眺める。
 13日は午後1時〜同3時45分。定員30人(申し込み先着順)。参加費は大人200円、子どもは無料。同ミュージアム=08396(2)2622。




龍泉洞で8つ目となる新地底湖を確認(2008/1/1 入手)
 岩手県岩泉町の観光洞「龍泉洞」で1月1日、第11次龍泉洞測量調査(日本洞穴学研究所主催)期間中にあらたな地底湖が調査員によって確認された。
 この調査は2007年12月31日から2008年1月5日に実施。地底旅団ROVER元老院、東山ケイビングクラブ、明治大学地底研究部OBによって、第4地底湖より奥へのアタックが行われ、リギングをしながら新空間を目指していた。
 新地底湖が確認されたのは、2007年9月に確認された仮称:第7地底湖より更に南西方向へ行ったところで、地底湖は幅1〜2m、奥行き8m程度。北東−南西方向に延びたクラックに沿った形状で、水面下にはサイフォンと思われる箇所も確認された。
 さらにはこの地底湖から上層に向けての人工登攀も行われ、水面から+48m地点まで到達された 。


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