巷の噂(2007年版)
竜ヶ岩洞で江戸期の落書き調査実施へ(2007/12/31 静岡新聞より入手)
江戸期?の落書き、26年ぶり確認調査へ 浜松

 26年ぶりの再会を亡き所長に報告したい−浜松市北区引佐町田畑の観光鍾乳洞「竜ヶ岩洞」の発掘に従事した現支配人の小野寺秀和さん(54)が、作業中に洞穴内で発見した江戸時代に書いたとみられる落書きの確認調査を10日に行う。一緒に発見した故戸田貞雄前所長=当時(74)=との約束を「ついに果たせる」と意気込んでいる。
小野寺さんは昭和56年4月、戸田さんと作業仲間の竹内健次さん(55)と発掘を開始した。入り口から約30メートル地点の水の小道(現・亀の小滝)に10センチほどの大きさで「大工」と書かれた文字を発見。墨汁で、梵字(ぼんじ)や江戸時代の年号も書かれていた。
 発掘の都合で落書き場所は埋めてしまったが、小野寺さんは「江戸時代にはあの場所はさらに深く書きにくいところにあったはず。普通名前や記号などは堂々と書くはずなのになぜ」と疑問を抱き続けていた。
 昨年秋まで同地区の地名調べを続けていた小野寺さん。調査中、竜ケ岩洞付近に「東光庵」という寺が明治8年まであったことを突き止め、「宮大工の親方が書いたのでは」との思いを強めた。同時に平成18年4月に発掘した新洞穴「ようきた洞」にも、約60年前の文字を発見。調べると、地元住民が幼少期に書いた落書きだった。それが最終的なきっかけに。「興奮して探さずにはいられない」と、今回の再調査に踏み切った。
 戸田さんは生前「いつか調べないといかんなあ」と常々こぼしていたという。「やっと報告できる。3人の記憶を信じるしかありません」と、小野寺さんは再会を心待ちにしている。




越国、中部高原で新洞発見(2007/12/28 VIETJOベトナムニュースより入手)
ダクノン省:大洞窟を発見 中部高原で最長か

【ベトナム社会主義共和国発】
 中部高原地方ダクノン省チュジュット郡のドライサップ滝・チンヌー滝観光地区管理委員会は24日、ザーロン滝から上流方向に3キロメートル離れたクロンノ郡ダックソー村内で大洞窟を発見したと発表した。同委員会によると、洞窟の入り口は直径5メートルほどの大きさで、洞窟内は多くの小道に枝分かれしている。洞窟内を3キロメートル奥まで進んだが、出口は発見できなかったという。
 地元民はこの洞窟でコウモリを捕獲していることからコウモリ洞窟と呼んでいるが、誰も数100メートル以上先には行ったことがないという。また、この洞窟から10キロメートル離れた場所にも未調査の洞窟があり、2つの洞窟はつながっているのではないかと見られている。同洞窟は中部高原で最長の洞窟である可能性があり、今後観光スポットとして開発されることが期待されている。

※現地確認を行ったJ.E.Tによると溶岩洞とのこと。




中国、九寨溝での長期映画ロケ禁止へ(2007/12/24 レコードチャイナより入手)
<世界自然遺産>九寨溝での長期映画撮影を禁止−四川省

【中華人民共和国発】
 2007年12月24日、四川省旅行情報センターは、九寨溝地区では今後長期にわたる映画撮影を許可しないことを通達した。中国新聞社が伝えた。
 九寨溝は四川省ガパ蔵族羌族自治州に位置する観光地。険しい山あいに大小100もの湖沼が連なる。滝や階段状の沼などカルスト地形特有の珍しい風景が特徴的。1992年に世界自然遺産に登録された。
 昨年、チェン・カイコー監督の映画「PROMISE」の撮影がロケ地である雲南省迪慶蔵族自治州香格里拉県の自然を破壊したと報道された。報道を受け、九寨溝管理局でも映画撮影受け入れに関する検討会議が行われ、長期にわたる映画撮影を拒否することが決定された。映画撮影に限らず中国の世界遺産は近年深刻な被害を受けており、保護強化の必要性が叫ばれている。




「ケイビングジャーナル第31号」発刊(2007/12/20 入手)
ケイビングジャーナル第30号 日本洞窟学会の機関紙「ケイビングジャーナル」の第31号が発刊された。A4サイズ58ページ。600円(税込/日本洞窟学会会員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・特集 洞窟事故を考える
 洞窟事故の実態と対策
 2007年星穴転落死亡事故について
 山口ケイビングクラブ レスキュー訓練報告
 第11回国際洞窟救助会議
・溶岩洞窟の3ヶ国語(日英韓)形成モデルについて1
・MESS in Lebanon −ファンケイビング編−
・2006 NSS National Convention参加記
・南仏プロヴァンスの洞窟3
・槇島フランス日記5
・日本の観光洞24
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
・学会からのお知らせ
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。ジュンク堂書店池袋本店、OD BOX(上野)、昆虫文献 六本脚(両国)でも購入可能。




タイ、ナムロード洞窟が観光再開(2007/12/19 バンコク週報より入手)
スラタニ県、ナムタル洞窟が16日より再開

【タイ王国・バンコク発】
 豪雨で外国人観光客など8人が死亡したことを受け、10月から閉鎖されていた南部スラタニ県カオソック国立公園内の洞窟が、安全対策を強化したうえで、12月16日より再開した。
 洪水による事故防止策として公園内には新たに雨量計と警報装置が設置されたが、事故現場となったナムタル洞窟へ足を踏み入れる観光客は依然少ないという。
 カオソック国立公園には、外国人を中心に1日あたり平均200人の観光客が訪れている。

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10/14 タイ、ナムロード洞窟で8人死亡





滝観洞で新空間を発見(2007/12/11 東海新報より入手)
滝観洞に新ホール 「天の岩戸の滝」上層部 未探検部調査で発見

 住田町上有住字大洞地内にある滝観洞で、平成12年から未探検部の調査測量を行ってきた東京スペレオクラブ(本部・東京、落合直之会長)は、洞内滝で日本一の落差を誇る「天の岩戸の滝」上層部に、奥行き40〜50メートル、幅と高さ20メートルの大きなホール(広場)があることをこのほど確認した。滝観洞の本格的な調査は昭和50年代を最後に途絶えていたといい、関係者は新たな発見を喜んでいる。
 滝観洞の現段階で判明している長さは約1400メートルとされ、うち地下水が流れる主洞沿いの約900メートルを観光洞としており、夏には涼を求める県内外の観光客が多数来訪。洞口から約880メートル奥には洞内の滝としては日本一を誇る落差29メートルの「天の岩戸の滝」がある。
 滝観洞の本格調査は昭和38年から同55年ごろまで、愛知大学や東海大学、秋田大学、明治大学附属中野高校などによって盛んに行われていたが、以後は途絶えていた。
 全国各地の洞窟調査を行っているスペレオクラブでは、「プロジェクト・ギャラクシー」として、一関市の東山ケイビングクラブ(菊地敏雄代表会員)の協力のもと、およそ20年ぶりの本格調査に平成12年冬から着手。会社員の湊幸栄さん(31)らが年に3〜10回入洞し、天の岩戸の滝をさかのぼるなどし、観光洞の"天井"にあたる上層部の未探検部を中心に調査を続けてきた。
 ホールが発見されたのは今年10月。天の岩戸の滝の南側約50メートル地点で、滝より40〜50メートル高い場所。付近には石筍や洞穴サンゴ、つらら石といった鍾乳石の二次生成物が多数確認されたという。
 スペレオクラブでは、来年2月下旬に滝観洞観光センターでこれまでの調査結果報告会を開きたい考えで、今後は測量と写真撮影を行う予定という。湊さんは「足かけ7年の調査で、区切りをつけようとしている時の発見だった。新しい場所があるとの情報はかねてあったが、お世話になった地域の観光振興のためにも今回の発見をしっかりしたデータとして残したい」と話している。
 調査に協力した東山ケイビングクラブの菊地代表(49)は、「二次生成物がまとまって見られる場所は滝観洞では珍しい。調査の足を延ばしたことにより、未知の場所がさらに見つかるのでは。全長2000メートル、高低差100メートルを超えそうで、国内有数の巨大洞窟といえるだろう」と期待を寄せる。
 来年3月には、国道283号仙人峠道路の滝観洞インターチェンジ(仮称)が開通予定にあり観光客増加が予想され、町では11月から照明設置などのリニューアル事業を実施中。管理する町の第3セクター・住田観光開発(千田明雄社長)の渋佐朗主任は、「インター開通とともに観光の弾みとなりそう」と新発見を喜んでいる。

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9/5 滝観洞インターチェンジ開設へ





秋吉台の湧水、秋吉台科学博物館が32ヵ所確認(2007/12/5 西日本新聞より入手)
ドリーネの耕作放棄 忘れ去られる湧水 秋吉台科学博物館 調査で32ヵ所確認

 水が乏しい秋吉台の草原でドリーネ耕作者ののどをうるおしてきた湧水が、大半のドリーネ耕作地が放棄された今、住民の記憶から忘れ去られつつある。
 ドリーネ耕作者や山菜刈りの住民、草原を遊び場にした子どもたちにとって、湧水は貴重な飲料水だった。石灰岩の割れ目の奥ににじみ出るため、ストローや麦わらがないと飲めない「一杯水」まで見つけたり、泥やごみの流入を防ぐ板で覆ったりして大切に利用してきた。
 しかし、戦後間もなく、ドリーネ耕作地の放棄が進むにつれ、利用者は激減。湧水の多くは水量も少なく、泥に埋もれ、分からなくなったものもある。このため、秋吉台科学博物館は、住民への聞き取りと現地調査を実施。湧水跡や秋吉台を演習場にしていた旧陸軍が作った貯水槽も含め、32ヵ所を確認した。
 同博物館の配川武彦館長は「一杯水」「ハンドウ水」「桝水」「隠れ水」など湧水の名前が字名にもなっていることを指摘し、「湧水は地域の文化とも密接に結び付いている」と話している。




あぶくま洞で恒例のコンサート開催(2007/12/2 河北新報より入手)
洞内に響く神秘の音色 あぶくま洞でコンサート 田村

 福島県田村市滝根町の鍾乳洞「あぶくま洞」で2日、ブラスアンサンブルによるコンサートが行われた。約8000万年の時を経て自然が造り上げたホールに幻想的な響きがこだまし、約100人の観客が聞きほれた。
 毎年冬場に行われ、今年で6回目。高さ約30メートルの洞内最大のホール「滝根御殿」で、福島市のアマチュアアンサンブル「輝響」がクリスマスメドレーなど8曲を演奏した。
 温度15度に保たれた洞内は、鍾乳石や石筍が無数にせり出し、複雑に音が反響する。「輝響」代表の会社員芳賀大悟さん(28)は「普通のホールより気持ちよく音が響く」と話した。
 コンサートは来年2月3日までの日曜日を中心に、毎回別の演奏者が計7回行う。連絡先は田村市あぶくま洞管理事務所0247(78)2125。




新石垣空港問題、生息コウモリが減少(2007/11/21 沖縄タイムスより入手)
生息コウモリ減少/「新石垣」予定地

 新石垣空港建設予定地内の洞窟群に生息する絶滅危惧種のカグラコウモリ、ヤエヤマコキクガシラコウモリ、リュウキュウユビナガコウモリの個体数が、昨年に比べて減少していることが20日、「カラ・カルスト地域学術調査委員会」(委員長・舩越公威鹿児島国際大教授)の調査報告書で明らかになった。昨年と今年の6月に生息実態を調査した同委員会は「減少の主因は明らかに(空港建設に関する)工事、および工事による周辺環境の劣化、採餌場所の消失などの影響」と断定している。
 同委員会は今年6月7−9日、建設予定地内の7つの洞窟を目視などで調査。全体的に個体数が減少していた。
予定地の北側にあるA洞では、2006年6月下旬に行った調査で1000頭が確認されていたリュウキュウユビナガコウモリが81頭に激減していた。同じ洞穴ではヤエヤマコキクガシラコウモリも前年の1300頭から958頭に減少した。
 A洞では、カグラコウモリが前年の120頭から151頭に微増していたが、調査報告では「(A洞の南に近接する)D洞の個体群が200頭から70頭に激減していることから、その一部個体の一時的な参入によるものと推測される」とみている。

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山口CC主催「第14回洞窟講演会」が開催(2007/11/21 西日本新聞より入手)
地下水系で進む汚染 洞窟環境に影響深刻 ラムサール条約登録地域拡大訴え

 洞窟研究の専門家による第14回洞窟講演会(山口ケイビングクラブ主催)が18日、秋吉台科学博物館(秋芳町)であった。配川武彦館長が「秋吉台地下水系と秋芳洞の自然環境変化」の演題で、国際的に重要な水辺を守るラムサール条約にも登録されている地下水系の汚染の現状について報告した。
 配川館長は、国の特別天然記念物にも指定されている秋芳洞を流れる"地下の川"が泡立ったり、濁ったりした様子を映像で紹介。上流部の生活雑排水や台上の施設などから漏れる汚水が流入し、水質が悪化した状況を報告した。
 汚水漏れがあった排水管は工事を終えているが、台上から染み降りてくる地下水の汚染が進むと、鍾乳石など洞窟生成物も汚れることを指摘。その上で「台上の施設から汚水が漏れると、鍾乳洞全体の環境に深刻な影響を与える」と強調した。
 さらに、ラムサール条約の登録地域を拡大することの必要性にも言及。登録地域は、秋吉台国定公園の中心部の第一種地域とほぼ重なっている。しかし、秋吉台地下水系の集水域は国定公園全域に広がっているため、第2種、第3種、普通地域まで含めた公園全域に拡大し「公園全体の環境を守ることが地下水系の保全につながる」と述べた。




竜ヶ岩洞がLEDで演出(2007/11/21 中日新聞より入手)
LED使い幻想的な光放つ青の洞穴 浜松・竜ヶ岩洞で

 浜松市北区引佐町の観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞で20日、珍しい「電飾洞穴」の試験公開があり、薄暗い洞穴とは違った幻想的な雰囲気が観光客を楽しませた。一般公開は12月1日から来年1月末までで、午前9時半から午後4時半の間、無料開放される。
 昨年春、新たに確認された洞穴「ようきた洞」の一部で、延長約20メートル。小野寺秀和支配人が「ニュージーランドの洞穴・ワイトモケイブで見られる土蛍(グローワーム)の雰囲気を」と、今月初めから約5000個の青色の発光ダイオード(LED)をちりばめる作業に取り組んできた。
 途中に広がる広間(長さ8メートル、高さ38メートル、幅2メートル)では、黄色や赤色のLEDも交ぜた。BGMに「きよしこの夜」などクリスマスソングが流れる。
 試験公開では、親子連れらが「きれい」とつぶやいて絶句するほどの反響があった。
 小野寺支配人は「クリスマスに向け、新しいデートスポットやサプライズの場所として楽しんでもらえるのでは」と話している。




中国、貴州省に洞穴小学校(2007/11/18 ロイター通信より入手)
中国の村に「洞穴」小学校

【中華人民共和国・貴州省発】
 中国貴州省紫雲県の少数民族、苗(ミヤオ)族の村には、洞穴の中に作られた小学校がある。
 同校は校舎も校庭も自然にできた洞穴の中に設けられており、休み時間には児童らが薄暗い校庭に出て遊ぶ姿が見られた。




「小笠原南島の沈水カルスト地形」の国天然記念物指定を答申(2007/11/16 入手)
 文化審議会(石澤良昭会長)は11月16日、史跡や名勝、天然記念物として新たに20件を指定するよう渡海文部科学相へ答申した。天然記念物には、世界自然遺産の政府推薦候補である「小笠原南島の沈水カルスト地形」など4件が指定される。
 南島は、東京都・小笠原諸島の父島の南西に位置する無人で、島辺には石灰岩の小島と岩が点在。沈水カルストは、石灰質の土地が雨などで浸食され、地殻変動で沈んでできた独特の地形。
 南島一帯は第三紀(約5000万年前〜2000万年前)に由来する学術的にも典型的かつ特徴的な沈水カルスト地形で、2005年には都指定天然記念物に指定されている。




秋吉台で中高生が伝統の「火道切り」を体験(2007/11/16 西日本新聞より入手)
山焼きに備え「火道切り」 秋芳、美東町の中高生155人 自然保護へ 伝統受け継ぐ


 秋芳町、美東町に広がる国内最大のカルスト台地「秋吉台」で、両町の中高生が15日、来春の山焼きに備え、草を刈って防火帯をつくる「火道切り」を体験した。地域の伝統文化を受け継ぎ、秋吉台の自然を守る奉仕活動だ。
 山焼きは毎年2月の第3日曜日にあり、約1500ヘクタールの草原を焦がす早春の風物詩。草刈り場だった草原を維持するため、鎌倉・室町時代から続くという。周辺への延焼を防ぐ「火道」は、草原をぐるりと囲み、長さ17キロになる。地元住民らが火道切りを担ってきたが、高齢化や過疎化で年々難しくなっている。
 このため、秋芳北中2年生が10年ほど前、地域奉仕活動で秋芳町青景水ノ上(みずのうえ)地区の火道切りを手伝い始めた。5年前からは、中高一貫教育として、美祢高1年、秋芳南中3年、美東中2年の生徒も加わった。
 今年は、計155人の生徒が参加。12班に分かれ、茂ったススキやネザサを鎌で刈り取った。草原にはアザミやリンドウの花もあり、一緒に刈らないように気を配る女生徒もいた。約一時間半の手作業で長さ約240メートル、幅約10‐20メートルの火道を切り開いた。
 水ノ上地区の地域おこし団体「わくわく村」の松原峯夫村長(65)は「高齢化で草刈りをできる人が減っている。若い人の応援は大変ありがたい」と感謝。美祢高1年生の谷川裕樹さん(16)は「毎年の山焼きが楽しみだから、手伝えてよかった」と鎌を振るった。




秋吉台の草原堆肥でホウレンソウ栽培(2007/11/15 西日本新聞より入手)
草原堆肥でホウレンソウ栽培 農業活性化へ環境保全 18日、JAまつりで販売


 日本最大のカルスト台地「秋吉台」の景観に魅せられ、秋芳町嘉万で就農した農業水本勇さん(35)が、秋吉台のネザサを寝かせた"草原堆肥"でホウレンソウを栽培する循環型農業に挑戦している。「草原保全」という秋吉台ブランドの浸透を目指し、18日にJA山口美祢本所(美祢市大嶺町)であるJAふるさと祭りで初めて販売する。
 水本さんは、名古屋市生まれ。高校卒業後、地元で就職した。しかし、自然に囲まれた暮らしへの思いが募り、長門市と宇部市出身の両親の里帰りで親しんできた秋吉台や山口県の自然へのあこがれが次第に膨らんだ。9年ほど前、転職で周南市に移り住んだが、石油コンビナートの眺めに「なぜ山口に来たのか」と自問する日が続いた。
 秋吉台との接点を求め、5年前に秋芳町で就農。農業研修を経て、ビニールハウス2棟(約2アール)でホウレンソウ栽培を始めた。連作障害などを乗り越え、今では12棟(約19アール)に増えた。減農薬農業に取り組むエコファーマーにも認定されている。
 この秋、美祢地域の若手農業者でつくる「美祢カルストクラブ」の仲間で、秋吉台エコ・ミュージアム自然解説指導員の田原義寛さん(34)に誘われ、草原を覆うネザサの下刈りで野草の開花を促す同ミュージアムの草原再生計画に協力。約10アールを刈り取り、別のクラブ員が堆肥にした。
 水本さんは、この堆肥をすき込んだ畑でホウレンソウ栽培に挑戦。10月初めに種をまき、収穫時期を迎えた。「芽の出もよく、涼しくなって育ちも順調」という。出荷時には、緑の草原をイメージした「秋吉台 草原保全」シールを袋に張り、消費者に秋吉台ブランドを訴える。
 熊本県・阿蘇では、草原堆肥で育てた阿蘇ブランドの農作物が定着している。水本さんは「秋吉台が好きでこここまで来た。農業で少しでも秋吉台の環境保全に役立てたらうれしいし、ここにしかないものを生かして農業の活性化に結び付けたい」と話している。

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9/29 美祢カルストクラブが農水局長賞を受賞





秋芳洞の照明、LEDに切り替え実験(2007/11/13 西日本新聞より入手)
秋芳洞の環境変化防げ 照明、LEDに切り替え コケ繁殖を抑制 実験1ヵ月で成果

 秋芳町の国特別天然記念物・秋芳洞の洞内の環境変化を食い止めようと、県産業技術センター(宇部市)は10月上旬から、照明を温度上昇を防ぎ、植物の生育を抑制するとされる発光ダイオード(LED)に切り替え、効果を調べる実験を行っている。同センターは「コケ類など元気がなくなっており、成果が見受けられる」と1ヵ月目の結果を発表。来年3月まで実験を続け、研究開発に役立てる。
 秋芳洞内には、鍾乳石や歩道を照らし出す水銀灯や蛍光灯など約280基設置されている。その光や熱の影響で、シダやコケ、カビ類が広く自生、鍾乳石が黒ずむなど生態系の変化が懸念されている。さらに放置すると、鍾乳石が植物の根で割れたりする恐れもあり、町が対策を急いでいた。
 照明器具は、山口大の協力を得て同センターが開発。白色などのLED144個が納まった照明器具1基(横70センチ、縦20センチ)を入り口から約100メートル奥に設置した。見学に十分な明るさを保ちながらも、熱はほとんど出さず、植物の光合成を抑える働きもあるという。
 同センターの川村宗弘専門研究員(49)は「観光鍾乳洞の照明の影響は世界的に大きな課題。植物の繁茂を防ぎ、環境を破壊しないような照明器具の開発を急ぎたい」と期待を膨らませている。




三角田洞で環境学習講座を開催(2007/11/11 西日本新聞より入手)
地下水系の環境守れ 三角田洞で学習講座 ごみ汚染の実態見学

 国際的に重要な湿地を守るラムサール条約に登録されている「秋吉台地下水系」の保全をテーマにした環境学習講座が10日、秋吉台エコ・ミュージアム(美東町赤)や地元の鍾乳洞「三角田洞」であった。家族連れら約20人が参加し、ごみの流入で地下水の汚染が進む現状に、秋吉台を水源とする厚東川流域の住民が連携して環境保全に取り組む必要性を認識した。
 県ひとづくり財団・環境学習推進センターが、鍾乳洞の生き物の営みなどを通して汚染の現状を流域住民に知ってもらおうと企画。鍾乳洞の清掃活動に取り組む秋吉台エコ倶楽部事務局の田原義寛さん(34)ら3人が「秋吉台地下水系の環境保全とゴミ問題」のテーマで話した後、一行は三角田洞に入った。
 三角田洞は、秋吉台地下水系の入り口の1つ。三角田川が洞内に流れ込み、地下水となる。空き缶やペットボトルなど大雨で運ばれたごみが泥に埋もれた洞窟の奥で、田原さんは「人の暮らしは洞窟の環境に深くかかわっている。この現実を見て保全活動に結び付けてほしい」と呼び掛けた。
 また、洞窟の生き物に詳しい山口大の松村澄子准教授は「洞窟内の生態系のバランスは微妙。ごみや農薬が流入すると、生き物も影響を受け、徐々に死滅していく」と指摘。厚東川下流域の宇部市から参加した宇部高専名誉教授の深川勝之さん(64)は「地下のごみ汚染を初めて実感した。流域ぐるみで保全に取り組む新しい視点が必要」と話した。




ハナンダー洞穴や武芸洞で発掘調査(2007/11/9 沖縄タイムスより入手)
人類化石の発見目指す/南城市の洞穴

 港川人をはじめとする旧石器時代の人類化石の「宝庫」沖縄で、新たな人類化石の発見を目指す研究者らの発掘調査が5日から、南城市玉城奥武の通称「ハナンダー洞穴」で行われている。昨年に続く調査で、県立博物館・美術館が主体となり、「沖縄更新世遺跡調査団」(団長・馬場悠男国立科学博物館人類研究部長)と共同で実施。両博物館と東京大学、県内の研究者計11人が参加している。8日、報道機関向けの現場説明会が行われた。
 ハナンダー洞穴は、1万8000年前の人類とされる港川人骨が見つかった八重瀬町(旧具志頭村)の港川フィッシャー遺跡に近く、港川人や同時代の人々が生活の場として利用した可能性があるとされる。
 洞穴は、奥行き約30メートル。内部は10メートル×10メートルほどの広間になっている。8日までに広間内から、絶滅種のリュウキュウジカやシカの仲間リュウキュウムカシキョンとみられる化石が出土した。
 これらは港川人と同じ時代に生きていたと考えられ、昨年の発掘では同シカなど動物化石を1000点以上発見したという。
 発掘現場担当者で県立博物館・美術館の山崎真治学芸員は「さらに調査を進めることで、人類化石の発見を目指したい」と話した。
 今年は、ハナンダー洞穴と同じく港川人の活動圏内にあったと有望視する南城市玉城前川の「おきなわワールド文化王国・玉泉洞」内にある「武芸洞」の試掘にも着手した。
 調査は、両地点とも18日まで。進行状況や成果については、4体の港川人が展示されている県立博物館新館開館記念展で報告する予定。




中国、「中国南方カルスト」への新路線が開通(2007/11/7 朝日新聞より入手)
貴州の茘波空港が開通、2路線が運行

【中華人民共和国発】
 貴州省黔南布依族苗族自治州茘波県のレイ波空港が7日、正式に開通し、初の定期便が深センから飛び立った。「中国広播網」が伝えた。
 「中国南方カルスト」の世界自然遺産への登録申請が成功したことで茘波は国内外から注目され、貴州省は同地を黄果樹滝に次ぐ景勝地とした。現在茘波−深セン、茘波−貴陽の2路線が開通、今後貴陽市まで30分前後で行ける。

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6/28 中国、「中国南方カルスト」が世界自然遺産登録
11/6 中国、「中国南方カルスト」の展示センターがオープン





産業観光「秋吉石灰岩コンビナートを巡る」開催(2007/11/7 宇部日報より入手)
「産業観光」が本格始動

 宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会(伊藤隆司会長)が企画した産業観光モニターツアーの第一弾、「秋吉石灰岩コンビナートを巡る」が6、7の両日、秋芳町や美祢市、宇部市であり、9人が秋吉台の成り立ちを学び、石灰岩を原料に工業製品を製造する工場などを見学して回った。
 産業観光は、歴史的、文化的意味を持つ工場やその遺構、産業製品など、地域の産業遺産にスポットを当てた観光活動。従来の観光に体験や学習の要素が加わり、人的交流を促進する効果も得られる新たなスタイルとして注目されている。モニターツアー参加者の感想を参考に内容を見直し、来年度には正式な旅行商品として売り出す。




中国、「中国南方カルスト」の展示センターがオープン(2007/11/6 人民日報より入手)
世界自然遺産の南方カルスト展示センターがオープン

【中華人民共和国発】
 貴州省の南部に位置する布依(プイ)族苗(ミャオ)族自治州の茘波県で6日、世界自然遺産である中国南方喀斯特(カルスト)の展示センターがオープンした。同センターには、地質地形、生態の過程、生物の多様性、民族文化等の展示コーナーがあり、世界自然遺産を研究・保護し、科学に役立てる上で重要な役割を果たす。

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6/28 中国、「中国南方カルスト」が世界自然遺産登録





満奇洞で恒例のオカリナコンサート開催(2007/10/30 毎日新聞より入手)
オカリナコンサート:洞内に響く音色−満奇洞/岡山

 県指定天然記念物「満奇洞」(新見市豊永赤馬)でこのほど、オカリナコンサートが開かれ、市民や観光客が洞内にこだまする美しい音色に耳を傾けた。
鍾 乳洞の神秘的な雰囲気の中でオカリナの音色を楽しんでもらおうと、新見市が名古屋市を中心に活動しているオカリナ奏者、芹沢公大さんを招いて3年前から開いている。これまでは夏に開いていたが、4回目の今年は紅葉の季節を選んだ。
 芹沢さんとピアノ奏者の阿隅利子さん、チェロの加藤政雄さんが「小さい秋見つけた」「ゲゲゲの鬼太郎」「千の風になって」など12曲を演奏。オカリナの優しい調べを洞内に響かせた。




龍泉洞が総延長2789メートル以上に(2007/10/27 河北新報より入手)
龍泉洞総延長2800メートル 従来報告の2倍超 岩手

 日本三大鍾乳洞の一つ岩手県岩泉町の龍泉洞について、日本洞穴学研究所(同町)は27日、総延長が従来報告の2倍を超える約2800メートルに上ると発表した。探索していない部分も多く、総延長はさらに延びるとみられる。
 龍泉洞の長さはこれまで、1967年に作製された図面を基に、約1200メートルと公式報告されていた。研究所の再測量調査で、天井方向に垂直に延びる新洞などが計20ヵ所ほどで見つかり、全長は2789メートル以上となることが判明した。
 6ヵ所とされてきた地底湖についても、第四地底湖(未公開)の奥に、さらに1ヵ所あることが確認された。最大幅3メートル、長さ7メートル、水深70メートルとみられる。
 研究所は2005年から来年3月末までの予定で調査を進め、探索はこれまで計9回行った。
 龍泉洞事務所で記者会見した菊地敏雄研究員は「従来の図面を見直す目的で再調査した結果、垂直方向で多くの新洞が見つかった。全長はさらに延びる可能性が高く、来年度以降も調査を継続したい」と語った。

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新石垣空港問題、計画地内に新洞発見(2007/10/25 八重山毎日新聞より入手)
計画地内に新たな洞窟 新石垣空港

 八重山支庁は24日、新空港の建設が進められているカラ岳陸上地区の計画地内で新たな洞窟が見つかり、内部にヤエヤマコキクガシラコウモリ約70頭とカグラコウモリのものとみられる糞を少量確認したと発表した。いずれも環境省のレッドリストで絶滅危惧1B類に挙げられており、新空港建設の環境対策のなかで重視されてきた種。同支庁では今後、同洞窟の小型コウモリの利用状況や洞窟の構造について調査を続け、来年3月までに、工事のスケジュールを変更すべきかどうかや洞窟の保全策について結論を出したい考え。
 新空港建設については、小型コウモリ類が生息する洞窟がA−Eの5ヵ所あるとの前提で環境や工法、小型コウモリ類の保全を検討してきた。
 新たな洞窟が見つかった場合の対応について、環境影響評価書(アセス)に対する環境省意見は「できる限り小型コウモリ類が継続して利用できるよう、可能な限り保全すること」としている。
 このため、県は、詳細な測量調査や小型コウモリ類の利用状況の継続調査を行うとともに、小型コウモリ類検討委員会の委員から指導や助言を受けて、小型コウモリ類が同洞窟を利用し続けられるように「可能な限り保全を図る」としている。
 工事スケジュールの変更や同検討委の開催の必要性について、同支庁は「それを判断するために調査を継続する」(新石垣空港建設課)としている。
 新洞窟は、8月に計画区域内の北西部で掘削していたときに開口部が見つかったもので、そこから計画区域の外側へ向かうようにして西北西向けに300メートル程度の長さがあるとみられる。開口部の西側にあるC洞窟とつながっている可能性もあるという。
 この掘削は、本年度から2年間かけて行う切り土の一環。見付かった開口部からはさらに10メートル程度掘り下げることになる。空港完成後は、滑走路などに降った雨を導いてしみこませる「浸透ゾーン」として使うことになっている計画。
 ヤエヤマコキクガシラコウモリ約70頭とカグラコウモリはA−Eの5洞窟に合わせてそれぞれ3000頭ずつ生息するとみられている。

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全日本登山体育大会で秋吉台ケイビング体験を実施(2007/10/21 入手)
 山口県秋吉台にて10月19〜21日の3日間、第46回全日本登山体育大会山口大会「おいでませ 3億年の夢眠る草原へ」が開催された。
 本大会は(社)日本山岳協会が主催、秋吉台の自然にふれあい仲間と共に登山することにより、登山技術の向上と相互の親睦、交流を図ることを目的としたもの。
 1日目には、配川武彦氏(秋吉台科学博物館館長)により、秋吉台の自然に開する講演が行われた。
 2日目は4コースに分かれ、長者ヶ森、地獄台、龍護峰などの秋吉台を登山。健脚向けとされるDコースには、秋芳洞の琴ヶ淵までのケイビング体験も組み込まれた。




内間木洞のコウモリを野良猫が捕食(2007/10/19 岩手日報より入手)
希少コウモリ無残 久慈・内間木洞

 久慈市山形町の鍾乳洞、内間木洞(判明分の延長6013メートル)に生息する県指定天然記念物のコウモリが野良猫に大量捕殺されていたことが、特定非営利活動法人(NPO法人)コウモリの保護を考える会(盛岡市、向山満理事長)の調査で分かった。9月上旬からの1カ月間で、確認された死体は78匹。環境省の絶滅危惧種U類のニホンテングコウモリが大半を占め、壊滅的なダメージを受けた可能性がある。野良猫による被害は、猫を捨てた飼い主の心ない行為が招いた結果とも言えそうだ。
 死体が確認されたのは、ニホンテングコウモリ、キクガシラコウモリ、コキクガシラコウモリの3種類。いずれも洞入り口付近で、9月10日の13匹を皮切りに15日に39匹、18日に4匹、28日に18匹。10月に入って4匹が見つかり、計78匹に達した。
 死体は頭や胴、翼などの一部だけが残り、食いちぎられたような跡があった。市教委から依頼を受けた同会が、入り口付近に赤外線ビデオカメラを設置して監視したところ、2日夜、1匹の猫がコウモリを捕食している姿が撮影された。
 猫は洞内に戻ってくるコウモリを待ち伏せし、約1メートルジャンプして捕獲。食べ終えると、次の獲物を狙い、2時間で3匹を捕らえた。洞近くの集落で猫を飼っている民家はなく、野良猫とみられる。
 78匹のうち、69匹を占めたニホンテングコウモリは日本固有種で、100匹以上の生息場所はこれまで確認されていない。内間木洞も100匹以下とみられ、向山理事長(65)は「生息数の70%が失われた計算で、個体維持の上で致命的となる可能性がある」と指摘する。
 市教委は15日「野生動物による食害の可能性が高い」として、市に有害鳥獣駆除を申請。許可が下り次第、わなを設置して猫を捕獲する方針。
 コウモリの天敵はフクロウやアオバズクなど鳥類。一般に猫はコウモリを捕らえることはあるが、主食にすることはないという。向山理事長は「野良猫が一度、コウモリを食べて味をしめ、ここを狩り場と学習した。狩猟本能があるので、満腹でも襲い続けたのではないか。狩りを楽しんでいるようなので始末に悪い」と語る。
 希少種コウモリが猫によって大量捕殺されるのは全国的にも珍しく「本来、自然界では起こりえないケース。結局、猫を捨てた人間のエゴが生んだと言えるのではないか。飼い主のモラルが求められる」と警鐘を鳴らす。




秋吉台で化石の学習観察会実施(2007/10/18 西日本新聞より入手)
サンゴや海ユリ、フズリナ… 太古の世界に夢膨らむ 化石の学習観察会に20人

 日本最大のカルスト(石灰岩)台地、秋吉台で見られる化石の学習観察会がこのほど、秋吉台科学博物館や周辺の草原であった。家族連れなど約20人が参加し、3億年以上前の化石を通して太古の世界に夢を膨らませ、秋吉台の生い立ちも学んだ。
 同博物館と秋吉台エコ・ミュージアムの共催事業。同博物館の藤川将之学芸員(33)=地学担当=が、化石の定義を「生物そのもの、その痕跡や生活した跡が埋まって地層の中に保存されたもの」と説明。6500万年前のアンモナイトや洞窟に残されたシカの頭骨など本物の化石を示し、参加者にも触れてもらった。
 続いて秋吉台の草原の遊歩道を歩き、沿道の石灰岩に封じ込められているサンゴや海ユリ、フズリナ(原生動物)など太古の海の生き物の化石を観察。藤川学芸員は、3億5000万年前から2億5000万年前にかけ、海の生き物の死骸が積もってできた石灰岩で秋吉台ができていることを解説した。
 締めくくりは化石発掘体験。参加者は、秋吉台近くで産出された石灰岩をハンマーで割り、化石を探した。3億3000万年前のアンモナイトの化石を手に入れた子どももいた。




南ア、洞穴から貝殻や石器を発見(2007/10/18 東京新聞より入手)
貝類食べ始めは16万年前 南アの洞窟に最古の遺跡

【アメリカ合衆国・ワシントンDC発】
 南アフリカの海岸にある洞窟から、食料にしたとみられる貝殻や石器などが見つかったと、米アリゾナ州立大などの研究チームが18日付の英科学誌ネイチャーに発表した。氷河期の16万4000年前の遺跡とみられる。
 研究チームは「これまでより約4万年さかのぼり、海産物を食べていたことを示す遺跡としては最古」と説明。氷河期の厳しい環境下で、人類が食べ物を求め陸から海に向かった証拠だという。
 遺跡は南アフリカ南部ピナクルポイントのインド洋に面したがけにあり、15種類の貝類とともに大量の細石器や顔料が見つかった。現生人類は20万〜10万年前に出現したことが化石や遺伝子解析で分かっており、細石器などを使っていたとされる。
 海岸沿いの多くの遺跡は氷河期後の海面上昇で失われたとみられるが、ピナクルポイントは海抜15メートルにあるため水没を免れたようだ。




韓国、龍泉洞窟をマスコミ公開(2007/10/17 東亞日報より入手)
済州のヨンチョン洞窟「石灰+熔岩洞窟」公開

【大韓民国発】
 15日午後4時頃、光のまったく射さない地下15メートル。洞窟探査用のライトで照らすと、長さ200メートル、深さ6〜10メートルの湖がエメラルドのように輝いた。6月、国連教育科学文化機構(UNESCO)の世界自然遺産に登載された済州「コムンオルム熔岩洞窟系」の支筋「ヨンチョン洞窟」の内部の姿だ。
 ヨンチョン洞窟は熔岩洞窟でありながら石灰洞窟の性格を帯びた、世界的にまれな「石灰飾り熔岩洞窟」。地上にある砂層の炭酸カルシウム成分が雨水に溶けて洞窟の隙間を通じて流れ、鍾乳冠、石筍、石柱などの多様な生成物が形成された。
 洞窟の生成は10万〜30万年、石灰生成物はおよそ2600年前のものと推定される。
済州島は世界自然遺産の登載を記念し、同日、05年の発見後初めて洞窟をメディアに公開した。洞窟には陶器、炭、動物の骨、石塔、アワビの皮など、人の住んだ形跡が残っているが、いつ、どのようなルートで人が行き交ったかには、いまだに謎が残る。
 済州島文化財課のチェ・ドンウォン(洞窟地質学)博士は「洞窟生成物だけでなく気候条件、生物相などについての総合的な学術調査が必要だ」と話す。
 日、ヨンチョン洞窟周辺の「タンチョムル洞窟」も12年ぶりに公開された。この洞窟は長さ約100メートルと短めだが、石柱、石筍など多様な生成物が発達している。

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韓国、「済州火山島と溶岩洞窟」の保存事業が本格化(2007/10/17 聯合ニュースより入手)
済州道の世界自然遺産、保存事業が本格化

【大韓民国発】
 国内で初めて国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録された、済州火山島と溶岩洞窟の保存事業が本格的に進められる。
 済州道は17日、済州世界自然遺産登録による相乗効果を高めるため、文化財庁が国費17億5000万ウォン(約2億2149万円)を緊急支援し、国際自然保護連合(IUCN)の勧告事項を速やかに履行することを決めたと明らかにした。これを受け、道は道費7億5000万ウォンを含め総額25億ウォンを投じ、拒文岳溶岩洞窟系の私有地購入、文化財の現状変更許可基準案の作成、世界自然遺産の保存・活用に向けた中長期計画立案などを進める。
 オ・テヒュ世界自然遺産総括団長は国費支援について、政府が世界自然遺産の重要性を認め積極的な支援意思を示したと評価し、後続措置も流れに乗るものと期待を示した。

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タイ、ナムロード洞窟で8人死亡(2007/10/14 AFP通信より入手)
タイ南部の国立公園で鉄砲水、外国人観光客ら8人が死亡

【タイ王国・バンコク発】
 タイ南部の国立公園で13日、トレッキング中のドイツ人などの外国人観光客6人とタイ人ガイド2人が鉄砲水に飲み込まれ、死亡した。地元当局が14日、明らかにした。
 犠牲になった外国人観光客の国籍はドイツ、スイス、英国とみられるが、身元はまだ判明していない。
7人の外国人観光客は13日、2人のタイ人ガイドとともに、首都バンコク(Bangkok)の南645キロにあるスラタニ(Surat Thani)県のカオソック国立公園(Kao Sok National Park)をトレッキングしていたところ、豪雨で洞穴の水位が急上昇し、濁流に飲み込まれたとみられる。7人のうち、17歳の女性は14日、救出された。
 地元当局によると、救出活動は終了し、今後、水中から引き上げられた残り8人の遺体の身元確認作業を進め、各大使館に連絡をとるという。地元警察署長によると、観光客らはパスポートを携帯していなかったため、身元確認作業が難航しているという。
 カオソック公立公園には大きな湖やうっそうとした雨林、石灰岩のがけ、多数の洞穴などがあり、トレッキング愛好者に人気の観光地。スラタニ県観光局のウェブサイトによると、2006年には2万830人が同公園を訪れている。




金武鍾乳洞、19年物の古酒発売(2007/10/13 沖縄タイムスより入手)
平成元年の古酒いかが

 金武酒造(金武町、奥間尚登社長)は13日、1989年に醸造した100%古酒の「平成元年」(43度、1.8リットル入り)を発売する。1本5万円(税込み)で、販売本数は2500本。
「平成元年」は工場内のタンクで18年間熟成させ、深いまろやかさと甘い香りの古酒に仕上げた。ラベルには製造年を明記している。
 同社は20数年前から100%の古酒づくりに取り組み、金武鍾乳洞で泡盛を貯蔵している。豊川あさみ専務は「泡盛はビンの中でも熟成する。20年、30年古酒になる『待つ喜び』を楽しんでほしい」と話した。問い合わせは鍾乳洞古酒蔵「観音茶屋」、電話098(968)8581。




洞窟救助委員会主催・洞窟救助訓練が行われる(2007/10/8 入手)
 滋賀県多賀町の観光洞「河内風穴」において10月6日〜8日、日本洞窟学会・救助委員会主催の洞窟救助訓練が実施された。
 東京スペレオクラブ、地底旅団ROVER元老院、横濱ケイビングクラブ、パイオニアケイビングクラブ、火山洞窟学会、J.E.T、コンパスケイビングユニット、帰水会、立命館大学探検部、京都産業大学探検部、岡山大学ケイビングクラブ、山口大学洞穴研究会、高知大学学術探検部など45名が参加。
 1日目は犬上川「八畳岩」において、ロープワークやストレッチャーの使用方法などの講習を行い、2日目は「河内風穴」非観光部での洞内事故を想定、「石切り場」〜「大広間」までの搬送訓練を行った。 「ドリームホール」では両端を結ぶ大チロリアンブリッジでの搬送も試みられた。




安家洞・氷渡洞の写真や測量図を展示(2007/10/4 岩手日報より入手)
写真で体感、岩泉の神秘 6日から岩泉で初展示会

 岩泉町の安家洞などを探検、調査している特定非営利活動法人(NPO法人)日本洞穴探検協会(千葉県、山内正理事長)は6日から1週間、同町の龍泉洞観光センター2階で安家洞・氷渡洞(しがわたりどう)写真展を開く。一般に未公開だった地底エリアの写真などを展示。両洞の平面図(測量図)も本県で初公表する。神秘的な地底世界を写真で堪能できそうだ。
 岩泉町での同写真展は初めて。1992年から安家洞、2005年から氷渡洞を探検、調査した同協会が撮影した洞穴内部の写真パネル約50枚を展示する。
 洞床から突き出すタケノコ状の石筍や石柱の連なる鍾乳洞の光景は圧巻。氷渡洞の左洞・龍の背本洞のフローストンと呼ばれる鍾乳石の壁や、特殊装備なしで到達可能な同本洞の最も奧にある「青き地底湖」など、美しい地底の写真は見応え十分だ。
 安家洞は日本最長の鍾乳洞で文化庁指定の天然記念物。総延長が従来の約2倍の23.7キロに上ることが昨年、同協会の調査で分かった。氷渡洞はほとんど自然のままの鍾乳洞。未開拓エリアもあるが総延長は3.9キロを超える。
 同展は8日の早坂トンネル開通に合わせ、広く両洞をPRしようと企画。同協会東日本支部の大崎善成支部長(43)は「探検している人でないと見られない地下世界を見てほしい」と来場を呼び掛けている。
 午前9時から午後4時まで。入場無料。写真の数が多いため、11月3日から第2回写真展を開く。




第20回日本鍾乳洞サミットin香美が開催(2007/10/4 入手)
 日本観光鍾乳洞協会よる日本鍾乳洞サミットが10月4日、高知県の香美市立保健福祉センター香北で開催された。
 全国から集まった関係者によるパネル討論などで、今後の方向性を探った。




新石垣空港問題、コウモリ出産洞は推測の域(2007/10/2 琉球新報より入手)
コウモリ出産洞「推測」 新石垣予定地

 新石垣空港建設予定地にある洞窟が「貴重なコウモリのリュウキュウユビナガコウモリの出産・保育洞となっている」という船越公威鹿児島国際大学教授の指摘について、県土木建築部が「推測の域を出ていない」との報告を国土交通省にしていたことが1日、八重山・白保の海を守る会の生島融事務局長の会見で分かった。
 国交省は県報告を衆参両院の野党議員でつくる「公共事業チェック議員の会」(会長・鳩山由紀夫民主党幹事長)に説明。県は同報告で「工事を見合わせるとするだけの根拠には乏しい」としている。
 県は、船越教授が代表を務める「カラ・カラスト地域学術調査委員会」と、2008年のコウモリ繁殖期に合同調査を検討している。
 船越教授は07年6月に新石垣空港建設予定地内の洞窟を調査し、乳房が発達した絶滅危惧種のリュウキュウユビナガコウモリを捕獲。その調査結果を基に「調査した洞窟が石垣島で唯一の出産・保育洞である」とする報告結果を県に提出し、事業の一時中断を求めていた。
 県は建設予定地内の洞窟のコウモリについて、01年度から洞窟内に入り調査している。環境影響の低減措置などを県に提言・助言する小型コウモリ類検討委員会(委員長・東清二琉球大名誉教授)委員の前田喜四雄奈良教育大教授は「県の調査では幼獣が見つかっていない。出産・保育洞であると確認はできない」と説明している。

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神庭洞窟に看板設置(2007/9/30 入手)
 埼玉県秩父市大滝(旧:大滝村)に開口する遺跡洞「神庭(かにわ)洞窟」に大看板が設置された。
 「神庭洞窟」は別称:神庭鍾乳洞第1洞、神庭半洞窟と呼ばれ、総延長約20mの岩陰風横穴。およそ1万年前の旧石器時代や、縄文時代の遺物が出土している。埼玉県指定史跡。
 学術的に有名でありながら場所がわかりずらいとの指摘により、対岸を走る国道140号線から見えるように「縄文人住居跡 ←P駐車場有 県指定史跡 神庭洞窟」と大きく表示された。




美祢カルストクラブが農水局長賞を受賞(2007/9/29 西日本新聞より入手)
ユニーク研修美祢カルストクラブ 農水局長賞を受賞 就農希望者柔軟に受け入れ

 美祢市、秋芳町、美東町の若い農業者でつくる「美祢カルストクラブ」=大嶺孝司会長(25)、17人=が、農業青年クラブ表彰で最高賞に次ぐ農林水産省経営局長賞を受賞した。新規就農希望者を柔軟に受け入れる同クラブの農業体験研修プロジェクトが高く評価された。アグリ(農業)ツーリズムなど新しい秋吉台観光の担い手集団としても期待されている。
 同クラブは1987年、美祢4Hクラブ(農村青少年クラブ)を母体に農業青年の交流の場として発足。20‐39歳の農業後継者や新規就農者が、営農技術や経営改善のノウハウを学ぶほか、秋吉台の山焼きに参加するなど地域奉仕活動にも取り組んでいる。
 2004年に始めた農業体験研修プロジェクトは、就農希望者の要望に応じ、受け入れ日数や内容を柔軟に組み立てる"オーダーメード"で対応。受け入れ側と受講者が年齢などで比較的近いことから、新規就農者が直面する課題や悩みに実際的な助言が得やすい、と受講者に好評だ。一方、クラブ員にも、人を動かす経験が経営面での実践訓練になっている。
 これまでに11回の研修を実施し、県内外から19人を受け入れ、このうち3人が新規就農した。こうした実績と全国的にも珍しいユニークな試みが評価され、今回の受賞につながった。
 12日には、ナシ農家の大嶺会長と、同クラブ員で畜産農家の梶岡秀吉さん(33)が、県農林水産部の松永正実部長に受賞を報告。松永部長は「長年、活動を積み重ねた結果」とねぎらい、県内のほかのクラブにも研修を広げるように要望した。
 同クラブが活動する秋吉台地域では、観光の再生を目指してエコツーリズムが動き始めた。秋吉台の草原で刈り取った干し草をナシ農家が肥料に使うなど、カルスト(石灰岩)地帯という独特の風土に根差した農業は、体験型観光の一翼を担うと期待されている。
 大嶺会長は「まず仲間と力を合わせて経営基盤を確立し、アグリツーリズムなどで地域の活性化にも取り組みたい」と意欲的だ。




ナショナルジオグラフィック10月号に洞内生物記事掲載(2007/9/28 入手)
 ナショナルジオグラフィック日本版 2007年10月号の一項目に「知られざる洞窟生物の世界」が掲載された。
 洞穴で独自の進化を遂げた生物たちをアップ写真とともに紹介している。写真は洞穴棲のカニムシ、ヤスデ、クモ、ザトウムシ、ナガコムシ、ウズムシなど25点(うち16点は新種)。108〜121ページ。
 日経ナショナルジオグラフィック社発行。税込980円。9月28日発売。




秋吉台のエコツアーが好評(2007/9/27 西日本新聞より入手)
発見いっぱい エコツアー好評 コウモリの子育て、化石発掘・・・ テーマ多彩に

 秋吉台地域の自然や文化を体感するエコツアーが、観光客に好評だ。ツアーの企画や手法もまだ手探りの段階とはいえ、普段は入れない鍾乳洞の探検や草原の秘密を解き明かすような散策を楽しめるように工夫を凝らしている。
 エコツアーは、秋吉台地域の観光客数が減少する中、2005年に「秋吉台地下水系」が国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録されたことをきっかけに展開。環境保全と観光再生の両立を目指し、県、美祢市、秋芳、美東町と観光業者、学術研究者などが連携し、昨年度から試験的に始まった。
 2年目の今シーズンは推進母体として秋吉台エコツーリズム協会(会長=庫本正・秋吉台科学博物館名誉館長)を設立。7月から9月までの毎日曜日は重点的にエコツアーを実施。鍾乳洞のコウモリの子育て、草原を彩る秋の七草、化石発掘、カルスト湧水と弁天池、奈良の大仏を鋳造した銅を採掘した長登(ながのぼり)銅山、などテーマも多彩だ。
 23日にあった「秋吉台地下水系」を探るエコツアーには、秋芳洞の奥を探検するめったにない機会とあって関東や関西を含め県内外から16人が参加。観光用の遊歩道から秋芳洞の底に降り、地下の川や、その水源の「琴ヶ淵」を訪ねた。
 地表の水が秋芳洞に流れ込む白魚洞では、無毒の蛍光染料を流して地下水の流れを調べる模擬実験も実施。参加者は「地下水の流れが見える不思議な世界」と喜んだ。
 10月14日から12月2日までの毎日曜日にもエコツアーを企画。庫本会長は「ノウハウを蓄積し、少人数のお客さんとの触れ合いを大切に、感動を与えるツアーに育てていきたい」と話す。




防水デジタルカメラ/μ・SWに新製品発売(2007/9/27 入手)
 オリンパス株式会社のデジタルカメラ「μ・SWシリーズ」の新型モデル2種が発売された。
 「μ・SW(ショック&ウォータープルーフ)シリーズ」は、水中撮影と衝撃に強い構造で人気の薄型コンパクトデジタルカメラ。アウトドアスポーツでの使用を意識し、耐衝撃性・防水(8級)・防塵(6級)性能に加え、「μ770SW」からは使用最低温度を−10℃とし、東北地方の洞穴や竪穴のような寒冷地での使用も可能となっている。スーパーマクロ撮影により7cmの接写も可能で、洞内生物も撮影できる。
 8月下旬発売の「μ790SW」は、カジュアルシーンにもマッチするように5色をラインアップ。顔検出機能と新しい画像処理エンジンを搭載した。価格はオープン(27,300円〜40,600円)。
 9月下旬発売の「μ795SW」は、「μ770SW」の後継機。顔検出機能と新しい画像処理エンジンを搭載した。価格はオープン(34,700円〜50,800円)。
 なお、洞内撮影の際には、内臓フラッシュ範囲が3.8mと短いため増灯が望ましいとのこと(リコー社製「Caplio 500G wide」、富士フイルム製「FinePix BIGJOB HD-3W」は内臓フラッシュ有効距離10m)。

オリンパス製「μ・SW」シリーズ一覧
機種名 発売日 特 徴 備 考
μ720SW 2006年3月 710万画素/防水:水中3m可(8級)/光学3倍ズーム 生産終了
μ725SW 2006年11月 710万画素/防水:水中5m可(8級)/光学3倍ズーム 生産終了
μ770SW 2007年3月 710万画素/防水:水中10m可(8級)/-10℃/光学3倍ズーム 生産終了
μ790SW 2007年8月 710万画素/防水:水中3m可(8級)/-10℃/光学3倍ズーム/画像処理エンジン  
μ795SW 2007年9月 710万画素/防水:水中10m可(8級)/-10℃/光学3倍ズーム/画像処理エンジン  




火星、NASA探査機が火山で洞穴発見(2007/9/22 産経新聞より入手)
火星の火山に洞窟7姉妹、米探査機が発見

【アメリカ合衆国・ワシントンDC発】
 米航空宇宙局(NASA)は21日、火星の火山に洞窟のような7つの穴があるのを周回探査機マーズオデッセイで見つけたと発表した。
 発見した米地質調査所の研究チームは1つずつにアニー、アビーなど女性の名を付け「七姉妹」と命名。「火星の地底への入り口だ」としている。
 穴は、高さ2万メートル近いアルシア山という火山の山腹で見つかり、入り口はほぼ円形で直径100〜250メートルとみられる。赤外線カメラによる温度測定で、穴の中の昼夜の温度差が周辺に比べて3分の1と比較的安定していることが分かり、深い穴と判断されたという。火山活動に伴う地殻変動でできたとみられる。
 標高が高いため、生命存在の可能性は低いが、チームは「もっと低地で穴があれば、生物がすんでいたか、今もすんでいる可能性がある。将来の人間の居住地になるかもしれない」としている。




中国、観光洞「長寿宮」公開へ(2007/9/21 朝日新聞より入手)
広西自治区で30万年経過の鍾乳洞発見
【中華人民共和国発】
 世界的な長寿の里である広西チワン族自治区巴馬県でこのほど、「長寿宮」と命名された鍾乳洞が発見され、基本的な整備を終えて一般公開された。洞窟の鍾乳石は生成が始まって30万年経っているとみられるが、まだ成長の只中だという。曲がり石、鍾乳管の形態や密度、規模、生成程度など、すべてにおいて国内では珍しい景観だと専門家は証言している。




コンパス・ケイビング・ユニットが洞穴立体測量図を作成(2007/9/21 京都新聞より入手)
洞穴の造形、立体地図に 湖国の2ヵ所 京の芸術家ら取り組み

 京都の芸術家らでつくる洞穴探検グループが、滋賀県内の洞穴の詳細な「三次元」の地図作りに取り組んでいる。何億年もの時間を経て形成される洞穴の中は、漆黒の闇が広がり、細い道や大きな広場が複雑に入り組んでいる。同グループは従来の平面的な洞穴測量地図にとどまらず、洞穴の空間美を表したり、成り立ちが分かるような地図を目指し、工夫を重ねている。
 探検グループは「コンパス・ケイビング・ユニット」。大学時代に探検部に所属した京都市中京区のシステムエンジニア毛受(めんじゅ)伸一さん(47)を中心に7年前に結成、西日本の洞穴探検をしてきた。昨年、全国の探検家が集まって多賀町の河内風穴を調査する「イザナギプロジェクト」に参加し、測量の手ほどきを受けたのをきっかけに、地図作りの面白さに目覚めた。
 従来の洞穴地図は、斜距離や方角を測量し、基線と呼ばれるルートを割り出し、記録や記憶をもとに道幅をつける二次元の平面地図だった。同グループは、河内風穴と榑(たる)ヶ畑(米原市)の洞穴に約20回入って測量を重ね、洞穴の造形や岩肌の美しさをイラストで描き込んだ地図や、空間を立体的に表した模型地図を考え出した。
 メンバーの1人、美術家の小山田徹さん(46)=東山区=は、洞穴内の様子を精密にスケッチし、地図に盛り込んだり、模型を制作する。かつての水位の跡、落ちているクルミの実など、洞穴内を細かく観察する。小山田さんは「洞穴に入ると、自分たちが生活している土地や自然の歴史が脈々とつながっていることを体感し、視点が変わる。洞穴を空間として認識できる地図を作りたい」と話している。




龍泉洞で7つ目となる新地底湖を確認(2007/9/17 入手)
 岩手県岩泉町の観光洞「龍泉洞」で9月17日、第9次龍泉洞測量調査(日本洞穴学研究所主催)中にあらたな地底湖が地底旅団ROVER元老院によって確認された。
 新地底湖が確認されたのは、第4地底湖付近の天井竪穴を人工登攀にて約30m登り、再び南〜南西方向へ斜洞を降りた地点。1967年に越智研一郎氏らによる潜水調査によって確認された第5地底湖とは、第4地底湖との距離や大きさから異なるものと考えられる。
 新地底湖は幅1.5〜3m、奥行き6m程度で、中央部分が狭くなったひょうたんのような形状。水面下にはサイフォンと思われるものが見えるが、目立った水流は確認できなかった。この地底湖から更に奥へ続く通路があるかどうかは未確認。
 なお、調査メンバーを随時募集している。問い合わせは東山ケイビングクラブ、又は地R元事務局cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jpまで。
新地底湖への縦断面概念図(村野哲雄製図) 新地底湖写真(細野誠撮影)


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7/16 第8次龍泉洞測量調査が行われる





平尾台の洞穴を83歳が案内(2007/9/17 毎日新聞より入手)
ケービング:神秘的な世界味わって 平尾台の鍾乳洞で、83歳石田さんが案内/福岡

 小倉北区萩崎町の石田登規男さん(83)は、現役のケービング(洞窟探検)ガイド。平尾台(小倉南区など)に点在する鍾乳洞をボランティアで案内している。
 石田さんは、サッシ製造会社に勤める傍ら20代で登山を始め九重、祖母、阿蘇山系など九州の名だたる山々を踏破した。3年前、平尾台を舞台に開かれた洞窟学会に参加したのを機に、ケービングを始めた。週末に平尾台を訪ね、約120の洞窟のうち約100ヵ所を探検し終えた。「平尾台自然の郷」のガイドとして、自然体験や研究のため、ケービングを希望する人を案内している。
 鍾乳洞内は夏でも15〜16度と冷涼。石灰石が長年かかって浸食され、複雑に入り組んでいる。暗黒の道をキャップランプの光を頼りによじ登り、時にはって歩く。ハードだが、数々の自然の造形美には目を見張るものがある。「洞窟内は外では味わえない神秘的な世界。回り終えた後の達成感は格別です。全部回るまで老いるわけにいかない」と若々しい。
 ケービングの申し込みは自然の郷(093・452・2715)へ。初心者コース(小学3年以上5人から)で1人3000円。




龍泉洞キャラクター商品に新バージョン登場(2007/9/16 入手)
 岩手県岩泉町の観光洞「龍泉洞」のキャラクター商品「龍ちゃん」に、新商品が追加されていることがわかった。
 「龍ちゃん」は龍をモデルにした龍泉洞のマスコットキャラクター。今回は「龍ちゃん」のデザインがリニューアル。赤、青、黄、緑の4種類の根付が発売された。各370円(税込)。

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1/4 龍泉洞キャラクター商品が新発売





楽園鍾乳洞が閉洞(2007/9/15 長崎新聞より入手)
長年の赤字で18日から休業 七つ釜観光ホテル、西海楽園

 西海市西海町中浦北郷の国指定天然記念物、七ツ釜鍾乳洞の近くにある七つ釜観光ホテルと長崎西海楽園が、経営難から18日以降休業する。
 両施設は砕石や生コン業などを営む小嶋産業(豊竹新吾社長)の関連会社「長崎西海楽園」(同社長)が経営。同ホテルは1972年開業。89年に長崎西海楽園がオープンし、仏教に関する像や建物のほか、広場やプールを備えたテーマパークとして営業していた。
 同社によると、ホテルの客数は減少していないが、赤字が長年続いていた。数年前に金融機関からの融資が打ち切られ、小嶋産業が資金面を援助してきたが、継続すれば同社自体の経営も圧迫しかねないことから、休業を決めたという。
 約60人いる従業員の大半は解雇となる見通しで、西海市は従業員の再就職に向けた支援を始めた。小嶋産業の中村博文副社長は「地元の事業者に引き継いでもらうなど、再開できる方向で努力したい」と話した。

※長崎西海楽園内には石灰質砂岩洞「楽園鍾乳洞」があり、隠れキリシタン義賊・金鍔次兵衛が隠れたという伝承が残っている。





「ケイビングジャーナル第30号」発刊(2007/9/14 入手)
ケイビングジャーナル第30号 日本洞窟学会の機関紙「ケイビングジャーナル」の第30号が発刊された。A4サイズ58ページ。600円(税込/日本洞窟学会会員には送付)。内容は以下の通り。
・ケイビングジャーナル30号発刊にあたって
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・特集 中国南西部の洞窟
 中国峰林プロジェクト−貴州省の洞窟調査
 重慶市の洞窟−J.E.T重慶市探検協会合同 石硝洞探検記−
 広西チワン族自治区の洞窟
 チベット自治区の洞窟
・MESS2 in Lebanon −セッション編−
・槇島フランス日記4
・日本の観光洞23
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
・学会からのお知らせ(ケイビングジャーナルバックナンバー目録)
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。ジュンク堂書店池袋本店、OD BOX(上野)、昆虫文献 六本脚(両国)でも購入可能。




映画「サッドヴァケイション」に平尾台が登場(2007/9/8 入手)
 青山真治監督作品の「サッドヴァケイション」において、福岡県北九州市のカルスト台地:平尾台がロケ地として使われた。劇中では茶ヶ床や広谷台が登場している。
 本作品は「Helpless」「EUREKA ユリイカ」に続く北九州三部作の終章。運命に翻ろうされていく男女の姿を映し出す。出演は浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、オダギリジョーほか。




帝釈大風呂洞窟遺跡で弥生土器出土(2007/9/7 中国新聞より入手)
大風呂遺跡で弥生土器出土

 庄原市東城町から神石高原町にまたがる帝釈峡遺跡群にある「帝釈大風呂洞窟遺跡」(神石高原町永野)で、弥生時代の営みを証明する土器片が出土した。調査を行った広島大大学院文学研究科考古学研究室(古瀬清秀室長)によると、弥生土器の出土は1996年の発掘開始以来、初めて。土器片は、地表から約40センチの深さで発見。穀物を貯蔵していたつぼとみられる。




滝観洞インターチェンジ開設へ(2007/9/5 岩手日報より入手)
「滝観洞IC」開設へ 来年3月使用開始

 住田町上有住の国道283号仙人峠道路(延長18.4キロ)に、仮称・滝観洞インターチェンジ(IC)が開設されることが4日、明らかになった。既存の管理・避難用施設を活用して整備し、来年3月の使用開始を目指す。将来の東北横断道釜石秋田線のIC移行も見据えたもので、地元住民の利便性向上のほか、滝観洞を中心とした観光振興も期待される。
 東北地方整備局三陸国道事務所(宮古市)が4日発表した。今月中に工事に着手。事業費は約2億円で、国土交通省と県、住田町が負担する。
 新ICは、3月18日に開通した仙人峠道路の滝観洞トンネル(延長2996メートル)と新仙人トンネル(同4492メートル)の間の約700メートルの区間に開設する。
 同区間には、両トンネル内での事故発生時などに備えた管理・避難スペースと道路が既に整備されており、これらを一部改修して県道釜石住田線に接続する。
 住田町が実施する工事は、神楽橋の拡幅工事などで事業費は約3300万円。国と県は照明灯や標識などを整備する。
 新ICは町中心部まで約25キロ離れているが、滝観洞まで2分でアクセスが可能となる。釜石市や遠野市への所要時間が大幅に短縮されるほか、災害時に付近の集落が孤立する恐れもなくなる。
 誘致企業の関係では、こん包資材製造と運輸関係の2社が新IC近くに立地を検討している。
 滝観洞は1970年代に年間7万人近い入り込みがあったが、年々減少。昨年は年間約6500人にまで落ち込んだ。
 同町は事業費約3000万円で洞内のリニューアルを行うほか、滝観洞を軸とした観光メニューを旅行会社などに売り込む構えだ。
 滝観洞を運営する同町の第3セクター住田観光開発の千田明雄社長は「新インター開設はまさに悲願だった」と歓迎。
 多田欣一町長は「観光など産業振興のほか、救急医療や防災など、地域住民の生活向上に大いに役立つ」と話している。




秋吉台の長登銅山で東大寺大仏復元(2007/9/5 西日本新聞より入手)
東大寺の大仏"古里"で復元 53センチに縮小 銅の産地・美東町

 東大寺(奈良市)の最初の大仏鋳造に使われた銅の産地として知られる美東町で、地元の銅を一部使った東大寺大仏を復元した「ミニ大仏」が、同町大田の町民センターで公開され、金色の厳かな姿が話題を呼んでいる。同町は、銅が産出された地元の国指定史跡・長登(ながのぼり)銅山跡に、大仏を納めるお堂を建立する計画。
 ミニ大仏は高さ53センチ。NHK大阪放送局が制作を企画。昨秋の「国民文化祭やまぐち2006」で、同町が同銅山跡で行った古代の製錬炉の再現実験と併せて進められてきた。地元の「長登古代銅製錬愛好会」(小笠原雄次代表)が古代の製錬技術を使って鋳造した銅を使ったほか、美東中学校の生徒も手伝った。最後に京都市内で金ぱくを張って完成させた。
 東大寺の大仏は、745年から4年をかけて完成。しかし、2度の火災に見舞われ、元の大仏と現在の大仏(1692年制作、高さ15メートル)は、高さや容姿がやや異なるが、ひざから下は元のままとされる。
 長登銅山の銅鉱床は、秋吉台の石灰岩塊にマグマが入り込んで生成。7世紀後半から1960年まで銅山として操業されていた。同町教育委員会は「奈良の大仏の古里として、町のシンボルになるような存在にしたい」と話している。




第26回秋吉台ケイビング集会が開催(2007/9/2 入手)
 秋吉台にて9月1〜2日、「第26回秋吉台ケイビング集会」が開催された。主催は山口ケイビングクラブ及び秋吉台科学博物館。
 今年は夏に日本洞窟学会大会がなかったこともあってか、100名を超えるケイバーが参加。山口ケイビングクラブ、秋吉台科学博物館、帰水会、山口大学洞穴研究会、東京スペレオクラブ、地底旅団ROVER元老院、パイオニアケイビングクラブ、洞穴科学調査会、ワイルドバッツ、岡山大学ケイビングクラブ、広島大学探検部、鳥取大学探検部、香川大学医学部ODSC、愛媛大学学術探検部、高知大学探検部、京都産業大学探検部、東洋大学探検部、美祢消防署などが集まった。
当日は洞窟セミナー(秋芳洞・景清洞・サンゴ穴・平原の穴)、ラダー講習(炭焼き小屋の竪穴・鐙峠の竪穴)、レスキュー講習(姫山の穴)、現地討論会の4コースに分かれて活動。レスキュー講習には24名が参加し、初日は技術解説と実技訓練、2日目は洞内にてスロープチロリアンやホーリングシステムの実践訓練が行われた。
 また、1日夜には懇親会が行われ、各団体ごとに挨拶や一芸を披露。翌日に活動があることも忘れて大いに盛り上がった。




グルジア、クルーベラ洞が世界最深記録−2190mに(2007/8/28 スペレオジェネシスより入手)
世界最深の洞穴がより深くなる(−2190m):西コーカサスのアラビカ山塊にある「クルーベラ洞(Kruger-Voronja Cave)」からのニュース

【グルジア・アブハジア自治共和国発】
 8月5日より、アラビカ山塊にある「クルーベラ洞(Krubera-Voronja Cave)」において、Yury Kasjan氏率いるウクライナ、ロシア、モルドバ、ベラルーシ、イギリス、イランからの56名が、ウクライナ洞穴学協会(Ukrainian Speleological Association)の探検を行っている。
 −2145m地点から延びる最下部のサイフォン「Two Captains」の突破に主眼を置いている。また、深度1km地点にある「Non-Kujbushevskaja」分岐へは、昨年の夏、大きな進展の後に到達している。
 最後の数日間、Gennadiy Samokhin氏、Yury Kasjan氏、Yury Evdokimov氏によって「Two Captains」におけるいくつかのダイビングが行われた。
 本日8月26日の探検隊からの電話報告によると、彼らはサイフォンを約140mダイビングし、まだ深く延びる水中竪穴の−45mまで達した。これは−2190m地点で、新たなる人間の進出した世界最深の洞穴となる。「Non-Kujbushevskaja」分枝は、探査が終わらず、−1250m地点へ進めなかった。探検は9月15日に終わる予定。




ニュージーランド、ネルソン洞でケイブ・レスキュー(2007/8/28 West Australian Newspapers Holdingsより入手)
負傷したNZケイバー、ネルソン洞(Nelson cave)から救出

【ニュージーランド発】
 負傷したニュージーランドのケイバー、マイケル・ブルーアー(Michael Brewer)氏は地上に帰還した。
 長い救助のすえ、彼は火曜日午前1時頃にケイビング・システムから離されて、ネルソン病院へ空輸された。
ブルーアー博士は15名の救助隊により、ストレッチャーで洞穴から運ばれた。
 その場にいたカメラマンのティム・カフ(Tim Cuff)氏は、ブルーアー氏には微笑んでおり、彼のそばには妻がいて非常に安心しているように見えたと、ニュージーランド通信(NZPA)に語った。
 彼は待っている救助用ヘリコプターへ運ばれ、病院へ空輸されてから安定した。
 ブルーアー氏は、ネルソン(Nelson)近郊のタカカ・ヒル(Takaka Hill)にあるGreenlink-Middle Earthケイブ・システムを探検、測量していた4名のケイバーのうちの1名であった。そのとき、彼は土曜日午後5時頃に落石を受けた。
 ベテラン・ケイバーであるブルーアー氏(47)と共にもう一人が残っている間、2名のケイバーは出洞して危険を知らせた。
 ブルーアー氏は、通常到達するのに5時間かかる距離であるケイブ・システムの約3km地点で発生した事故で砕けたと思われる肋骨、脳震とう、折れた骨盤に苦しんだ。
 国中の約50名のケイバーは、複雑なケイブ・システムを通過してブルーアー氏を搬出するために24時間活動した。
 ストレッチャーは可能な通路では使われたが、狭洞や彼を引き上げるためにロープとリギング装備が使われた垂直ピッチにおいては放棄された。
 ストレッチャーを通過させるにはあまりにも狭いいくつかのポイントは、救助隊が地面に横たわり、彼らの身体の上をブルーアー氏を通過させた。
 ブルーアー氏は鎮静剤を与えられて安定し、行程に沿ったポイントではケイバーを指導さえした。
 タカカや西海岸での20年間にわたるケイビングにおいて、近年、ブルーアー氏はその地域でのあらゆる洞穴救助に関与していた。
 彼にはケイバーである妻のサラがいた。しかし、この救出の間ずっと、彼女は2名の娘と共に地上に残されていた。




中国、石花洞で砂彫刻を確認(2007/8/24 人民日報より入手)
鍾乳洞に珍しい自然の「砂彫刻」 北京

【中華人民共和国発】
 北京市房山区の石花洞でこのほど、未探索だった第5層から第7層の探索時に、珍しい自然の「砂彫刻」が見つかった。中国の鍾乳洞でこのような「彫刻」が見つかった例は無い。自然の「砂彫刻」は、風や雨水による浸食によって、水際や砂漠にできることが多い。このように鍾乳洞に堆積した砂が「彫刻」を成すのは非常に珍しいという。




韓国、クロアカコウモリが3年振りに川谷洞窟に出現(2007/8/23 聯合ニュースより入手)
東海川谷洞窟に出現した黄金コウモリ

【大韓民国・江原道東海市発】
 環境府指定絶滅危機種である黄金コウモリが23日午後5時頃、江原道東海市の川谷洞窟で発見された。
川谷洞窟の黄金コウモリ出現は、1996年6月に洞窟入口で初めて発見された以後、2004年11月1日に引き続き3年余振りだ。




秋吉台でクモ観察会実施(2007/8/20 西日本新聞より入手)
草原のクモ観察しよう 県立山口博物館 26日、新企画第1弾

 国内最大のカルスト台地・秋吉台のクモの生態を学ぶ「動物観察会」が26日にある。県立山口博物館の新しい企画の第一弾。「クモの秘密を探る」のテーマで、県内のクモ研究の第一人者、増原啓一さん(55)=日本蜘蛛学会会員=が、秋吉台で暮らすクモの世界を紹介する。
 増原さんによると、秋吉台の草原にいるクモは(1)網を張って獲物を捕る種類は少ない(2)生息密度が他地域に比べて高い−などの特徴を持つ。全国的に発見例が少ないホシヒメグモモドキも、比較的多く見つかるなど独自のクモの世界が広がっているという。
 この時期、草原や長者ケ森の林野部には、ホシヒメグモモドキなど約30種類のクモがいる。観察会では植物の葉の裏などに潜むクモを採集し、あまり知られていないクモの生活などを分かりやすく説明する。
 観察会は26日午前9時、カルストロードの長者ヶ森駐車場に集合。参加無料。希望者は、往復はがきに住所、氏名、年齢(学年)、連絡先を記入し、県立山口博物館「動物観察会」係=〒753−0073、山口市春日町8ノ2=へ。同博物館ホームページからも申し込める。同博物館=083(922)0294。




菖蒲洞まつりが開催(2007/8/19 高知新聞より入手)
菖蒲洞を"探検" 高知市土佐山

 高知市土佐山の洞穴を探検する「菖蒲洞まつり」が18日開かれ、参加者はかがんだり、腹ばいになるなど往復約1時間半の行程に汗をかいた。
 地元の菖蒲公民館が地域活性化にと昨年から実施。菖蒲洞は全長約300メートルで昭和24年に県の天然記念物に指定されている。
あぶくま洞の入洞者が2000万人に(2007/8/17 福島放送より入手)

 連日「涼」を求める観光客でにぎわう田村市滝根町のあぶくま洞は16日、通算入洞者が2000万人を超えた。
2000万人目の入洞者は宮城県白石市の歯科助手島貫千秋さん(34)。
 洞穴内を歩いた後、冨塚田村市長からあぶくまの天然水など記念品を受け取った。
 「とてもうれしい。涼しい洞穴内で自然がつくり出した神秘を満喫できた」と話し、一緒に訪れた3人の子どもたちと喜び合った。




伊国、Piaggia Bella caveで洞穴事故(2007/8/13 AP通信より入手)
洞穴探検家が4日後に救出

【イタリア共和国発】
 洞穴探検家が足首を折り、地底に閉じ込められてから4日後の日曜日、北西部イタリアの洞穴から救出されたと、ニュース報道がなされた。
 クロアチアのIgor Lelevic氏(43)は、彼を自由にするために働いた多くの人々の歓声のなか、ストレッチャーに載せられて洞穴から引き上げられたと、RAI国営テレビが報じた。電気毛布で包まれて、彼はヘリコプターで近くの病院へすぐに運ばれた。
 イタリアのフランス国境に近い沿岸アルプス(Maritime Alps)にあるPiaggia Bella caveを探検していた水曜日、Lelevic氏は足首骨折、肩脱臼、足の裂傷を負ったと、ANSA通信社は報じた。
 彼は怪我によって閉じ込められていたとき、救助隊が大きなストレッチャーのための通路を確保する間、医者は応急手当を提供するためにできるだけ連絡をとったと、ANSA通信社は報じた。




沖永良部島「水連洞」が総延長1340m、「昇竜洞下洞」が総延長2100mに更新(2007/8/6 東海大学文化部連合会探検会より入手)
 鹿児島県沖永良部島にて3月12〜16日、東海大学探検会・立教大学探検部・京都大学探検部による合同測量調査が実施された。
 今回の調査では「水連洞」を再測量、これまでの総延長1150mから1340mに更新した。
 また、「昇竜洞下洞」(夢幻洞−白蛇洞/昇竜洞ケイブシステムの下流部)の「白蛇洞」において、未測量部分の最奥部と支洞を測量、「昇竜洞下洞」をこれまでの総延長1300m+から総延長2100mに更新した。
 詳しい測量結果は、年内発行予定の「(仮)沖永良部島主要洞窟13選 上巻」にて報告予定。




環境省レッドリスト、コウモリ類は大幅な評価変更(2007/8/3 入手)
 環境省より8月3日、2002(平成14)年より見直し作業を進めてきたレッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)のうち、哺乳類、汽水・淡水魚類、昆虫類、貝類、植物I及び植物Uについて新たなレッドリストを公表した。
 哺乳類レッドリストに関しては、1998(平成10)年版の48種から42種へ減少。特にコウモリ類については、情報の集積が進んだこと等から大幅な変更が行われた。
 洞穴を棲みかとして利用している、もしくは利用している可能性があるコウモリに関しては次の通り。

 
名 称
2007(平成19)年版
 1998(平成10)年版 
備 考
ミヤココキクガシラコウモリ 絶滅危惧I類IA類(CR) 絶滅危惧I類IA類(CR)  
オキナワコキクガシラコウモリ 絶滅危惧I類IB類(EN) 絶滅危惧I類IB類(EN)  
ヤエヤマコキクガシラコウモリ 絶滅危惧I類IB類(EN) 絶滅危惧I類IB類(EN)  
カグラコウモリ 絶滅危惧I類IB類(EN) 絶滅危惧I類IB類(EN)  
リュウキュウユビナガコウモリ 絶滅危惧I類IB類(EN) 絶滅危惧I類IB類(EN)  
リュウキュウテングコウモリ 絶滅危惧I類IB類(EN) 絶滅危惧I類IB類(EN)  
エゾホオヒゲコウモリ 絶滅危惧I類IB類(EN) 絶滅危惧I類IB類(EN)  
オリイコキクガシラコウモリ 絶滅危惧I類IB類(EN) 絶滅危惧U類(VU)  
イリオモテコキクガシラコウモリ 絶滅危惧I類IB類(EN) 絶滅危惧U類(VU)  

テングコウモリ

絶滅危惧U類(VU) 絶滅危惧U類(VU) ニホンテングコウモリから名称変更
ホンドノレンコウモリ 絶滅危惧U類(VU) 絶滅危惧I類IB類(EN)  
シナノホオヒゲコウモリ 絶滅危惧U類(VU) 絶滅危惧I類IB類(EN)  
フジホオヒゲコウモリ 準絶滅危惧(NT) 絶滅危惧U類(VU)  
オゼホオヒゲコウモリ 情報不足(DD) 情報不足(DD)  
ツシマクロアカコウモリ 情報不足(DD) 情報不足(DD)  
クチバテングコウモリ 情報不足(DD) 情報不足(DD)  
本州のチチブコウモリ 絶滅のおそれのある地域個体群(LP) 絶滅危惧U類(VU) チチブコウモリから評価単位変更
四国のチチブコウモリ 絶滅のおそれのある地域個体群(LP) 絶滅危惧U類(VU) チチブコウモリから評価単位変更
ニホンウサギコウモリ ランク外 絶滅危惧U類(VU)  
ニホンコテングコウモリ ランク外 絶滅危惧U類(VU)  
ウスリドーベントンコウモリ ランク外 絶滅危惧U類(VU)  




越国、1万年前の原始人住居跡発見(2007/7/31 VIETJOベトナムニュースより入手)
カオバン省:1万年前の原始人住居跡を発見

【ベトナム社会主義共和国発】
 北部カオバン省でこのほど、約1万年前に原始人が生活していたと見られる住居跡が発見された。
 考古学研究所とカオバン博物館の調査団が今月、同省ホアアン郡にある石灰岩の山で発掘調査を行ったところ、洞穴の中で住居の遺跡を発見した。調査団は地下から数十個の石製の生活用具や食べ物の痕跡を発掘。これらの道具はすべて打製石器で、陶器などは見つからなかった。
 考古学者によると、この遺跡は約1万年前の旧石器時代から新石器時代に移行する時期に原始人が住んでいた跡で、ホアビン文化初期のものであるという。




豪州、コウモリ出産洞を確認(2007/7/27 時事通信より入手)
先史時代の巨大ウォンバットの骨を発見=オーストラリア

【オーストリア連邦・ニューサウスウェールズ州・シドニー発】
 オーストラリアの古生物学者が27日、同国で2万〜4万年前に生息していた、自動車ほどの巨大な有袋動物でウォンバットの先祖ともされるディプロトドンのあごの骨が見つかったと発表した。
 先史時代にオーストラリアの大地をのし歩いていたこの巨大有袋動物ディプロトドンのあごの骨は、シドニー西方ブルーマウンテンのジェノラン洞窟で旅行ガイドによって発見された。ディプロトドンは体長3メートル、高さ2メートル、体重は約3トンと推定されている。現在のウォンバットは体長約1メートル、高さ25センチ、体重は20〜45キロである。
 ニューサウスウェールズ大学の古生物学者マイケル・アーチャー氏は、シドニーの近くでディプロトドンの骨が見つかったのは初めてで、今後、ジェノラン洞窟付近から大量の骨が発見される可能性もあると期待を寄せている。




新石垣空港問題、コウモリ出産洞を確認(2007/7/27 沖縄タイムスより入手)
コウモリ出産場を確認/新石垣空港建設予定地

 新石垣空港建設予定地内の洞窟で絶滅危惧種のコウモリの生態調査を実施した「カラ・カルスト地域学術調査委員会」(委員長・舩越公威鹿児島国際大教授)は26日、県庁記者クラブで会見し、これまで未確認となっていたリュウキュウユビナガコウモリの出産・子育て洞窟を確認した、と発表した。
 同委員会は6月7日から9日まで、建設予定地周辺の洞窟を調べた。今年1月の調査で、リュウキュウユビナガコウモリの生息地と推定した洞窟から約15メートル離れた地で、入り口から出てきたメス1匹を捕獲。乳腺が肥大していたことから出産・子育て場所と判断した。
 この洞窟は、いずれも絶滅危惧種のヤエヤマコキクガシラコウモリとカグラコウモリの生息も確認されている。
舩越委員長は「島内に住む3種類のコウモリが、同じ洞窟を出産場とすることは極めて珍しく、学術的にも貴重である」と強調。「洞窟の特定はできたが、どの位置にねぐらがあるかは分からない。県は、周辺の工事に入る前にねぐらを突き止める必要がある」と訴えた。
 同日、舩越委員長らは県新石垣空港課を訪ね、中間報告書を提出した。栄野川盛信課長は「県が設置する、小型コウモリ類検討委員会に伝える」と述べるにとどまった。

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第8次龍泉洞測量調査が行われる(2007/7/16 入手)
 岩手県岩泉町の観光洞「龍泉洞」で14〜16日、8回目となる龍泉洞測量調査が行われた。
 主催は日本洞穴学研究所。本調査は2005年より行われており、ケイブダイビングを除く再測量が目的。
 今回は月宮殿の上層の探検、水晶宮の測量、照明などの磁気を帯びた観光部分の多角測量が行われた。
 なお、調査メンバーは随時募集している。問い合わせは東山ケイビングクラブ、又は地R元事務局cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jpまで。




「日本のカルスト・洞窟写真展」開催(2007/7/11 西日本新聞より入手)
日本のカルスト地形と洞窟 研究者が撮影した写真40点 小倉南区で展示

 国内のカルスト地形と洞窟の写真を展示する「日本のカルスト・洞窟写真展」が、小倉南区平尾台の平尾台自然観察センターで開かれている。入場無料。月曜休館で、29日まで。
 展示されているのは、中国・九州地方を中心に日本のカルスト地形を研究している、大阪経済法科大学科学技術研究所の浦田健作客員教授が撮影した写真約40点。平尾台の千仏鍾乳洞や秋吉台(山口県秋芳・美東町)の秋芳洞、沖縄県石垣島の「カラ・カルスト水路」などを調査した際に撮影した。
 会場には、平尾台の羊群原や秋吉台のドリーネ(すり鉢状のくぼ地)、「カラ・カルスト水路」で見つかった高さが約2メートルに達した鍾乳石などのほか、首まで水につかりながら水路を進む研究チームの様子も。普段は見ることができない、洞窟の奥を垣間見ることができる。
 浦田教授は「カルスト研究の経過報告として、楽しんで眺めてもらえたらうれしい」と話している。問い合わせは、同観察センター=093(453)3737。




恒例の内間木洞まつり開催(2007/7/9 岩手日報より入手)
ひんやり鍾乳石の美 久慈

 久慈市山形町の内間木洞まつり(小国自治会など主催)は8日、同町小国の内間木洞周辺で開かれた。約1000人の来場者がひんやりとした鍾乳洞内部を見学し、山村文化と触れ合った。
 総延長が6キロを超える県指定天然記念物の内間木洞が特別開放され、来場者が鍾乳石の造形美を堪能。夏、冬通じて12〜13度と気温が一定している洞穴内部の涼しさに驚きながら奥へと進んだ。小国小4年の畑中智香さんは「次は冬に来て氷筍を見たい」と話した。
 小国芸能保存会や小国小児童は特設ステージで大黒舞などの郷土芸能、民謡を披露。近くの渓流でイワナのつかみ捕りも行った。
 同自治会の二橋修会長は「天気に恵まれ、昨年の倍近い観光客が訪れた。催しを通じ、地域の交流も深めていきたい」と手応えを感じていた。




群馬県「むじな穴」の総延長が約4倍に(2007/7/1 入手)

 群馬県多野郡神流町(旧:万場町)にある「むじな穴」を地底旅団ROVER元老院が再測量し、総延長136.8m・高低差9.9mとした。
 「むじな穴」は別名「金作穴」とも呼ばれ、万場町誌には総延長約35mと報告されていた横穴。全体的に狭い通路が延び、現在でもムジナ(アナグマ)が巣穴として活用している。
 今回、過去の測量図に記載されていなかった通路などを新たに測量した結果、総延長は従来の約4倍に延びた。
 測量は2007年5〜7月にかけて、長期プロジェクト「奥多野かんな姫計劃」の一環として行われた。




岩手県一関市の猿沢川、新たな陥没を確認(2007/6/29 岩手日報より入手)
新たな陥没あらわに 一関・猿沢川

 川底の陥没が相次いでいる一関市大東町の猿沢川で、新たな陥没が28日確認された。陥没が続発した川口橋付近から約700メートル上流部。因果関係は定かではないが、猿沢川は水量が減り、同橋付近から上流へ約800メートル区間は川の流れが伏流し、枯れている状態だ。
 陥没は水枯れした川底で複数個所確認された。大きいものでは直径約3メートル。のり面での陥没も確認され、いずれも土砂が流れ込み、埋まっている状態。県千厩土木センターは今後、対応を検討する。
 一帯は石灰岩層。近年の陥没は、川口橋付近に集中し、昨秋から再三発生した。穴に岩を敷き詰める補修をしてきたが、両岸を結ぶ約20メートルで陥没がつながり、両岸の護岸ブロックが一部損壊した。
 このため、県は今年3月から護岸ブロックの復旧工事を開始。当初の工期は6月29日までだったが、工法などを慎重に検討し、引き続き工事を進める方針だ。
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1/21 岩手県一関市の猿沢川陥没、地下に洞窟か





中国、「中国南方カルスト」が世界自然遺産登録(2007/6/28 人民日報より入手)
「中国南方カルスト」が世界遺産リストに登録

【中華人民共和国発】
 ニュージーランド・クライストチャーチで行われている第31回世界遺産委員会は、6月27日に審議を行い、雲南省石林、貴州省茘波、重慶市武隆が共同で登録申請した「中国南方カルスト」を世界遺産とすることに同意した。「中国南方カルスト」は、中国が1985年に「世界遺産条約」に加盟して以来34ヵ所目の世界遺産、6ヵ所めの「世界自然遺産」となった。
 カルスト地形とは、石灰岩と白雲岩を主とした炭酸塩類岩石からなる地形を指し、「中国南方カルスト」には中国で最も代表的なカルスト地形が集まっている。




韓国、「済州火山島と溶岩洞窟」が世界自然遺産登録(2007/6/27 中央日報より入手)
「済州火山島と溶岩洞窟」が世界自然遺産に

【大韓民国発】
 「済州(チェジュ)火山島と溶岩洞窟」が27日、世界自然遺産に登載された。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会(World Heritage Comittee)はこの日、ニュージーランドのクライストチャーチ・コンベンションセンターで開かれた第31回総会で、韓国が申請した「済州火山島と溶岩洞窟」を世界自然遺産に登載することを決定した。国内の遺産がユネスコ世界自然遺産になったのは今回が初めて。
 済州世界自然遺産は漢拏山(ハンラサン)国立公園と城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)、拒文岳溶岩洞窟など3地域からなる。拒文岳溶岩洞窟系は拒文岳と万丈窟、金寧窟、龍泉洞窟など5つの洞窟を含んでいる。全体面積は済州道の10.1%にあたる187.2平方キロと公有水面1.2平方キロの計188.4平方キロ。
 ユネスコ世界自然遺産部門諮問機構の国際自然保護連合(IUCN)は5月に世界遺産委員会に送った報告書「済州火山島と溶岩洞窟」で、「景観的な美しさと地質学的な価値は世界遺産として遜色がない」と明らかにした。「漢拏山と拒文岳溶岩洞窟系では火山活動の特徴と重要な歴史がはっきりと表れ、城山日出峰の凝灰岩は水中噴出火山の理解に役立つ世界的に重要なところ」と評価した。
 政府代表団長の兪弘濬(ユ・ホンジュン)文化財庁長は27日、登載受諾演説で、2010年の第34回世界遺産委員会総会を済州道で開催しようと公式提案した。兪庁長は記者会見で、南海岸の恐竜の足跡と朝鮮時代の王陵の世界遺産登載を推進し文化財庁内に世界遺産管理課を新設する方針を明らかにした。
 金泰煥(キム・テファン)済州道知事は「済州道の10年分の予算よりも大きな国際広報効果が期待される。今後、観光客は4−5割増えるだろう」と予想した。実際、94年にベトナム初の世界自然遺産になったハロン湾の訪問客は96年の23万6000人から00年には85万人、05年には150万人に増えている。
 イ・インギュ世界自然保全連盟(IUCN)韓国委員会長は「全人類が共同で管理するほど優れた自然環境があることを国連機構が認めたということ」とし「道民が自ら周辺環境を大切にする新たなきっかけになってほしい」と語った。

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5/21 韓国、済州熔岩洞は世界遺産登録の見通し





米国、ワクラ・スプリングスで探検進む(2007/6/25 WCTVより入手)
ワクラ(Wakulla)のケイブダイバーが新しい深奥に到達

【アメリカ合衆国・フロリダ州発】
 我々の地域の地下数百フィートには、何マイルもの水中洞穴がつながっている。
この20年間、ワクラ・スプリング(Wakulla Springs)を探検してきたダイバーは今回、新しい深奥に到達した。今週末、彼らはこれまでどんなダイバーよりも遠い23,000フィート以上へ行った。
 「探検中や洞内では、それはとても刺激的で、多くの出来事や見るものがある。」と、 ウッドビルカルスト平原プロジェクト(Woodville Karst Plains Project)の責任者ケーシー・マッキンレイ(Casey McKinlay)氏は語った。
 彼のダイビングパートナーであるジャロッド・ジャブロンスキー(Jarrod Jablonski)氏は、最も印象的なのは常に風景であると語った。
 「天井に沿って進むと、下にある床を見ることがなかなかできず、壁は100フィート以上離れている。床から天井まではしばしば50〜80フィートあり大洞穴である。それは本当に特別な経験のような感じがする。」
 ごく最近のダイビングでは、男たちは25時間半かかり、彼らが浮上したとき群衆は待っていた。
 しかし、そのゴールは世界記録を破ってはいなかった。ワクラ・スプリングスの公園マネージャであるサンディ・クック(Sandy Cook)氏は、それが余分な飾り物であると語った。
 本当のゴールは、すでに染料によって示された北への洞穴と南への洞穴が接続、アメリカで最も長い地下河川ケイブシステムであることを彼ら自身の眼で見ることである。
 「彼らが入るたびに新しいデータを収集、システムについてより知り得る。我々がシステムについてより学ぶほど、よりよく地下水を保護することができる。」と、クック氏は語った。
 公園訪問客は、ワクラの水がどこから来ているかを、研究者がより理解するのを援助することを望んでいる。
 ダイバーは終了したが、まだ彼らのゴールに達していない。彼らはすぐに再び飛び込む予定であると語った。




「ケイビングジャーナル第29号」発刊(2007/6/25 入手)
 ケイビングジャーナル第29号日本洞窟学会の機関紙「ケイビングジャーナル」の第29号が発刊された。A4サイズ58ページ。600円(税込/日本洞窟学会会員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・日本洞窟学会第33回大会報告(沖永良部大会)
・中法日−中国貴州省洞窟調査参加記
・南仏プロヴァンスの洞窟2
・槇島フランス日記3
・Under Ground Stream13
・日本の観光洞22
・プロジェクトボード
・学会からのお知らせ(第63回評議員会議事録)
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。ジュンク堂書店池袋本店、OD BOX(上野)、昆虫文献 六本脚(両国)でも購入可能。




与那国島の洞穴で青空平和集会(2007/6/24 八重山毎日新聞より入手)
児童らダヤで追体験 糸数さんが講話


 町立久部良小学校(大濱民江校長)の全校児童40人が22日、戦時中、「ダヤ」(洞窟)で授業をしたことのある町内の糸数敏秀さん(70)を講師に、洞窟現場で体験を聞く「青空平和集会」を行った。
 久部良岳のアディガラ一帯は60メートルほどの断崖が連なり、中腹に洞窟が点在。久部良集落が空襲で炎上した時、住民は山中やダヤに避難した。
 このうちの「ブナビ・ダヤ」で昭和19年当時、級友らと授業を受けていた糸数さんは小学2年生だった。授業中のこのダヤからB29爆撃機がはっきりみえたという。広さ10畳ほど、30人の級友が勉強するダヤは蒸し暑く衛生状態は最悪だった。のちにマラリアのまん延で苦労したという。
 集会の前に黙とうをささげた児童らは、自分たちが糸数さんの話す同じダヤに、実際にいる現実が考えられず、戦時中の話に想像もできないといった表情で聞き入った。
 高学年男子児童の1人は「こんな所での勉強は大変だと思う」と話し、みんなで歌った「月桃」が静かなダヤに反響した。
 児童たちは、崖の途中にあるダヤには、ロープをつたって降りた。比嘉孝太くん(6年)が全児童を代表して「ありがとうございました。私たちは平和を守ります」とお礼を述べた。




モンゴル洞穴研究協会設立(2007/6/22 入手)
【モンゴル国発】
 モンゴルに2007年1月、モンゴル洞穴研究協会(Mongolian cave research association)が設立していたことが分かった。目的は他国の洞穴研究協会への情報公開、モンゴルの洞穴に関心を持つ探険家や観光客との接触など。




篠立の風穴調査報告会が開催(2007/6/20 入手)
 三重県いなべ市立田小学校体育館において6月16日、県天然記念物「篠立の風穴」調査報告会が開催された。主催は調査会メンバーと立田地区自治会。
 報告会では調査風景や洞内生物の様子をビデオ映像などを使って報告、地元の方々を中心とした参加者は熱心に聞き入っていた。




飛騨大鍾乳洞の金塊強奪、容疑者を逮捕(2007/6/20 時事通信より入手)
強奪2億円金塊の一部所持=男ら3人逮捕、関連捜査−ルーマニア人女も・岐阜県警

 岐阜県高山市の観光施設「飛騨大鍾乳洞観光・大橋コレクション館」に3月、3人組の男が押し入り、時価約2億5000万円相当の金塊を強奪した事件で、県警高山署捜査本部は20日までに、金塊の一部を所持していた男2人とルーマニア人の女を別の容疑で逮捕した。捜査本部が、事件との関連を調べている。
 調べによると、男らは福岡県内で、同施設から強奪された金塊の一部を所持していたという。
 事件では、男3人が金塊を運び出す様子が施設内の監視カメラに映っていた。
 捜査本部は、逮捕したうちの男2人とカメラに映った男が同一人物かどうかなどを調べ、事件の全容解明を急ぐ。

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3/18 飛騨大鍾乳洞の金塊強奪





中国、最古種のパンダ頭蓋骨を発見(2007/6/19 時事通信より入手)
200万年前から竹が主食か=ジャイアントパンダ類−最古種の頭骨化石初発見・中国


【中華人民共和国発】
 中国南部、広西チワン族自治区の洞穴から、ジャイアントパンダと同属で最も古い種の約200万年前と推定される頭骨化石が、19日までに発見された。中国科学院古脊椎動物古人類研究所や米アイオワ大などの研究チームが、米科学アカデミー紀要電子版に発表する。ジャイアントパンダ類はこのころから竹を主食にしていたと考えられるという。
 このアイルロポーダ属ミクロータ種の化石は、これまで歯やあごの骨が発見されていたが、頭骨は初めて。頭骨の容量は208CCで、現在のジャイアントパンダ(メラノレウカ種)の3分の2しかないが、竹をかみ砕くのに必要な鋭い歯があり、あごの筋肉も頑丈だったと推定される。




山下町洞人、他にも人骨の可能性を指摘(2007/6/15 琉球新報より入手)
「人骨 ほかにも」専門員が可能性指摘 山下町洞人

 1968年に那覇市の山下町第一洞穴で人骨が発見された「山下町洞人」は国内最古のホモ・サピエンス(新人)であることが県立博物館などの共同研究で確認された件で、県教育委員会文化施設建設室の藤田祐樹専門員が14日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれている太平洋学術会議の人類学セッションで研究成果を発表した。
 藤田専門員をはじめ、東京大学と国立科学博物館の研究者3人が昨年秋から共同で研究を実施。藤田専門員は山下町洞人とホモ・サピエンスである縄文人の骨の形状や厚みなどを比較し、従来の研究で立てられていた仮説を裏付けたことを説明した。山下町洞人の骨は3万7千年前のものと推定され、旧人の次の段階である新人がその年代に沖縄に到来していたことになる。
 発表のあった会議棟の1室は約50席が満席になり、報道陣が多く詰め掛けた。発表後、藤田専門員は「沖縄の石灰土壌はアルカリ性で古い人骨が残る。まだまだ貴重な人骨が眠っている可能性がある」と指摘した。

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6/9  山下町洞人は国内最古のホモ・サピエンス





秋芳洞に生活排水流入の可能性(2007/6/13 朝日新聞より入手)
秋芳洞 生活排水流入か

 国の特別天然記念物「秋芳洞」に生活排水が流入している可能性があるとして、秋芳町が原因を特定するための調査を始めた。洞周辺の下水管を中心に破損や腐食の有無を調べている。
 町によると、昨年8月、洞内を流れる川に泡が浮かび始めた。採取して調べたところ、洗剤の成分である界面活性剤が検出されたという。
 秋芳洞の上には宿泊施設などがあり、支管を含め総延長約2キロの下水管が埋設されている。町は管が破損した個所から排水が漏れ出した可能性があるとみて、先月末から管にカメラを入れるなどして調べている。
 秋芳洞では93年にも洞内に汚水が流れ、異臭が発生した。近くの下水管の継ぎ目がずれており、修理したところ改善されたという。西村元和・町参事は「今月末には調査報告を出す。破損個所を見つけ次第、直したい」と話している。
 秋芳町と美東町にまたがる秋吉台は05年、地下水系として国内初のラムサール条約登録地となった。石灰岩の台地の下に網の目のように水系が走り、約450の鍾乳洞が広がる。地下水系には地表にある窪地(ドリーネ)などから雨水が流れ込むが、近年は周辺開発による表土の赤土の流入なども問題になった。




新石垣空港問題、コウモリ類保護検討委が意見交換(2007/6/12 八重山毎日新聞より入手)
新空港建設調査計画で意見交換 コウモリ類保護検討委

 第2回新石垣空港小型コウモリ類検討委員会(委員長・東清二琉大名誉教授、5人)が11日午後、八重山支庁で開かれ、2006年度の調査結果や07年度の調査計画について意見交換した。
 06年度の調査は、出産・保育期の5・5月と移動期の11月、冬季の休眠時期に当たる1月と3月に、希少な小型コウモリ類3種について空港計画地内の5洞窟と島内の主な利用洞窟で実施した。
 その結果、空港計画地内にある5洞窟のうち、C、Dの両洞窟では1月、それまでの調査でヤエヤマコキクガシラコウモリが越冬のために利用していた場所をカグラコウモリが利用する変化が見られた。
 県側は、カグラコウモリが緊急避難的に両洞窟を利用したものとみている。ヤエヤマコキクガシラコウモリについては「越冬場所がなくなり、別の場所を利用した可能性も考えられる」とした。
 07年度の調査では、06年度に行った洞窟の利用状況など4点の調査を継続するとともに、9月に餌昆虫調査を新たに実施する。
 委員らは同日午前、希少コウモリの保全のために整備した人工洞を視察した。

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1/1  新石垣空港問題、本年度はコウモリ保全対策





山下町洞人は国内最古のホモ・サピエンス(2007/6/9 琉球新報より入手)
山下町洞人は「新人」 日本国内で最古

 1968年に那覇市の山下町第一洞穴で人骨が発見された「山下町洞人」は国内最古のホモ・サピエンス(新人)であることが県立博物館、東京大学、国立科学博物館の共同研究で8日までに確認された。当時見つかった脚の骨の一部は放射性炭素年代で3万2千年前、実際の年代に換算した暦年代で3万7千年前のものと測定され、国内で見つかっている最古の人骨とされている。これまでは港川人(1万7千〜1万8千年前)が国内最古のホモ・サピエンスとされていたが、今回の研究で、さらに古い時代に沖縄に船で海を渡ってきたホモ・サピエンスが存在していたことが浮かび上がった。
 共同研究は県教育委員会文化施設建設室の藤田祐樹専門員と東大や国立科学博物館の研究者三人が昨年秋から実施。山下町洞人の骨に付着した鍾乳石を取り除いたり、マイクロCTを使うなどして形状や厚みなどを詳細に調べ、ホモ・サピエンスである縄文人の骨と比較した。
 その結果「山下町洞人の骨の形態や頑丈さなどは縄文人の変異の範囲で、縄文人と同じホモ・サピエンスと考えて矛盾はない」との結論を出した。
 山下町洞人は東大と琉球政府文化財保護委員会の調査で発見された。右脚の大腿骨と脛骨の一部で、大きさから6〜7歳の幼児と推定されている。
 これまでの研究でも山下町洞人はホモ・サピエンスではないかとの仮説が立てられていたが、今回の共同研究でそれを裏付けた格好だ。
 藤田専門員は「ホモ・サピエンスが3万7千年前には日本に来ていたのがあらためて確認された。当時、日本列島は大陸と隔てられており、船を使って来たのだろう」と話した。今後は山下町洞人と港川人、縄文人との比較研究も進めていきたいという。
 藤田専門員は14日、今回の研究成果を宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれる太平洋学術会議の人類学セッションで発表する。
 山下町洞人の骨は現在、東大総合研究博物館に研究資料として保管されているが、11月1日に開館する県立博物館・美術館の開館記念展で展示される予定。




石灰洞「観音水」で流しそうめん(2007/5/25 朝日新聞より入手)
鍾乳洞の水で流しそうめん

 名水百選の「観音水」を利用した流しそうめんを食べてもらう「名水亭」が、西予市宇和町にオープンした。訪れた観光客らが冷たいそうめんをすくい上げて口に入れ、舌鼓を打っている。
 地元の人たちから「神仏の水」としてあがめられていたため名付けられたという観音水は、名水亭のすぐ上にある歯長峠の鍾乳洞からわき出ている。地元の明間老人クラブがこの水を利用してそうめん流しの施設をつくり、約20年前から営業を始めた。水温14度前後の水が枯れることなく、日量約8000トンわき出るという。名水亭の責任者の赤松弘只さん(84)は「水がいいし、そうめんもタレも味には自信がある。ぜひ食べてみて」と話している。
 料金は大人500円、小学生300円、幼児200円。営業は午前10時から午後5時。9月10日までの期間中は無休。問い合わせは名水亭(0894−67−0013)へ。




JICA研修生が玉泉洞でツアーガイド学習(2007/5/22 沖縄テレビ放送より入手)
JICA研修員がツアーガイド学ぶ

 海外でのエコツーリズムを推進していこうと、今日、南城市でJICAの研修員を対象とした環境教育プログラムが実施されました。
 これは、沖縄で実施されているエコツーリズムや環境講座などを通して、ツアーガイドとしての知識や、資源の調査法、エコツアーのプログラムなどを作成することを目的に先月から県内各地で実施されているものです。今日は、バングラデシュやフィリピンなどの観光、環境関連団体で働く9人のJICA研修生が玉泉洞の職員から洞窟を利用したガイドの方法と安全管理などを学びました。主催者のJICA沖縄国際センターによると、亜熱帯地域では、エコツーリズムの整っていない地域も多く、また、自然破壊も問題となっていることから、エコツーリズムの活用が急がれています。




秋吉台地下水系エコツアー開催(2007/5/22 西日本新聞より入手)
27日にエコツアー 地下水系の不思議体験 目が退化した生物観察も

 国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録された「秋吉台地下水系」に触れるエコツアーが27日、秋吉台周辺(美東、秋芳町)で開かれる。地下水が地表に点々と現れる水辺を訪ね、地下水の流れを上流から下流までたどる初めての試みだ。
 観光振興と環境保全の両立を目指し、4月に発足した「秋吉台地域エコ・ツーリズム推進協議会」による初企画。参加費の一部は秋吉台の環境保全に役立てられる。
 ツアーでは、入り口から雨水が地下に流れ込む深さ100メートル以上の鍾乳洞「竪穴」、その水が地表に出て20メートルほどの小川をつくって再び地下に吸い込まれて消える「帰水(かえりみず)」、この地下水が湧き出る青景地区の湧水群、最終的に流れ込む青景川、を結ぶ流れを追う。
 また、光がない洞窟で目が退化した生き物シコクヨコエビを大正洞の「洞内淵」で観察。冷たい地下水の影響で気温が低い帰水では、比較的寒い地方で見られる樹木や草花を紹介する。案内役の秋吉台エコ・ミュージアムの前田時博館長(68)は「地下水の流れをたどり、地下水系の不思議な世界を体感してほしい」と話している。
 小学生以上が対象。定員15人で申し込み順で受け付ける。参加費は大人1500円、小学生750円。午前9時半に美東町赤の同ミュージアム集合、解散は午後3時。昼食は特産品のごぼう寿司を準備する。
 問い合わせや申し込みは、同ミュージアム=08396(2)2622。




韓国、済州熔岩洞は世界遺産登録の見通し(2007/5/21 朝鮮日報より入手)
世界遺産:「済州島の申請地区、景観・地質学的に価値十分」

【大韓民国発】
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産(自然遺産)に登録される見通しとなった「済州火山島と溶岩洞窟」は、景観の美しさや地質学的な側面から、世界遺産としての価値が十分であるとの評価を得た。
 済州道は19日、自然遺産の申請地区に対して約1年にわたり調査を行ってきた国際自然保護連合(IUCN)が、ユネスコの世界遺産委員会に提出した報告書を公開したと発表した。それによると、IUCNは「"済州火山島と溶岩洞窟"は、世界遺産リストへの登録基準である、"景観の美しさ"や"地質学的な価値"において、既存の世界遺産と比べ遜色がない」と評価した。これは済州道と文化財庁が自然遺産への登録を申請した際、その理由に掲げたことがすべて認められたことを意味するものだ。さらに申請地区の詳細についてIUCNは、「"拒文岳溶岩洞窟系"は驚きを禁じ得ないほど景観が美しく、また溶岩洞窟でありながら、多様な色彩が調和した石灰生成物が天井や壁面を鮮やかに彩り、独特な美しさを見せている」と評価した。また、「海の上にマグマが噴出してできた"城山日出峰"は、要塞のような独特の形をしており、見事な景観を演出している」「四季折々の景観を見せる"漢拏山"は、滝や奇岩、絶壁、火口湖の白鹿潭などが一体となった美しさを見せている」と説明している。
 また調査においては、済州島が火山活動に関連した重要な歴史を有し、地質学的な価値が高いということも認められた。IUCNは「多様な炭酸塩による二次生成物を含んでいる拒文岳溶岩洞窟系でこうした特徴がはっきりと現われ、また城山日出峰は特殊な構造と堆積特性を見せており、水中に噴出した火山を理解する上で一助となる、世界的にも重要な場所だ」と話している。
 IUCNはまた、「済州の自然遺産申請地区は、管理も行き届いており、火山に関連した他の自然遺産との比較研究も盛んに行われている。また自然遺産への登録を目指す過程で、済州島民が世界遺産に対する正しい認識を持ち、国民の大多数が積極的に支持するといった市民・社会の協力も際立つものがあった」と評価した。




秋吉台エコ倶楽部が新規会員募集(2007/5/13 西日本新聞より入手)
エコ・ミュージアムの活動支援 ボランティア会員募集

 秋吉台エコ・ミュージアム(美東町赤)のボランティアグループ「秋吉台エコ倶楽部」(吉坂雅隆会長、約20人)が、新規会員を募集している。秋吉台の自然に親しみながら、環境保全や自然観察会など同ミュージアムの活動を支援してもらう。
 同ミュージアムは、秋吉台国定公園のビジターセンター。館内展示で秋吉台を紹介するほか、草原や鍾乳洞の清掃、山焼きの防火帯となる火道切りなどの環境保全、秋吉台の自然に触れる自然観察会に取り組んでいる。
 秋吉台エコ倶楽部は2001年、こうした活動を市民の協力で支えようと発足。野外活動時の写真撮影や簡単な解説、ホームページ更新、資料の収集・整理、新しい活動の企画・提案など各自が得意な分野で活動を応援している。
 応募資格は、高校生以上で秋吉台や自然への興味がある人。活動は年に4、5回。入会初年度は数回の研修会がある。原則として無報酬(活動には保険がつく)だが、同ミュージアムの備品や資料を無料で使用することができる。問い合わせは秋吉台エコ・ミュージアム=08396(2)2622。




韓国、新観光洞「大金窟」を公開(2007/5/12 東亞日報より入手)
三陟の大金窟、5億年の秘密の扉を開く

【大韓民国発】
 三陟市新基面大利里(サムチョクシ・シンギミョン・テイリ)の大金(テグム)窟が探査7年ぶりに開放された。三陟市は6月5日から大金窟を一般に公開することにしたと11日発表した。天然記念物第178号の大利里の洞窟地帯にある大金窟は、4つの滝と鍾乳石、石筍、石柱、洞窟珊瑚、洞窟真珠など多様な資源が太古の姿をそのまま残している。大金窟の観覧はインターネット予約を通じて1日最大720人に限られ、42人乗りのモノレールに乗って洞窟を見学することができる。




質志鍾乳洞、恒例の春まつり開催(2007/5/4 京都新聞より入手)
親子連れら鍾乳洞の神秘に触れる 京丹波・質志公園で春まつり

 京都府内唯一の鍾乳洞で、府指定天然記念物にもなっている京丹波町質志の質志鍾乳洞公園で4日、「春まつり」が開かれた。京阪神などから訪れた観光客らが涼しい鍾乳洞の中で神秘的な光景に触れたり、地元食材を使ったたけのこご飯などを味わうなど、自然の中での1日を満喫した。
 「鍾乳洞を多くの人に紹介する機会に」と、地元、質志地区の住民でつくる地域活性化組織「あけぼの会」が毎年催している。
 この日は同公園近くの国道沿いの温度計が27度(午後2時ごろ)を指し示し、外は汗ばむほどだったが、鍾乳洞の中は平均12度(同公園関係者)と涼しく、親子連れらが「気持ちいい」などと話しながら洞窟内を探検。黄土色の岩肌に触れたり、つらら状に鍾乳石が下がった不思議な光景に感嘆の声を上げていた。




新石垣空港問題、希少生物の再調査を要求(2007/5/3 沖縄タイムスより入手)
希少生物の再調査要求/新石垣 学術調査委

 新石垣空港の建設計画をめぐり、洞窟研究の専門家らでつくる「カラ・カルスト(カラ岳周辺)地域学術調査委員会」(代表・船越公威鹿児島国際大学教授)は2日までに、建設予定地周辺の洞窟で行ったコウモリ類以外の生き物に関する調査結果をまとめた。
 報告書では、新種の可能性がある甲虫目ケシガムシ属の一種など複数の希少生物が見つかったと指摘。空港建設に伴う生き物への影響を懸念した上で、工事前の再調査や保全を検討するよう求めている。
調査は2006年6月21〜25日、9月25〜30日の計11日間実施。
 ケシガムシ属の一種はコウモリの糞の中から見つかり、報告書は「空港建設による影響でコウモリ類が洞窟を利用しなくなり、糞の供給が減少することなどで、洞窟に依存する動物に影響を及ぼすことが懸念される」としている。
その上で同種が事業の環境影響評価書資料編の洞窟性生物出現種リストに記載・報告されていないとして、「分布状況を工事前に再調査するとともに、保全について検討すべきだ」と求めている。
 また、レッドリストおきなわで準絶滅危惧種に指定されているバッタ目のムモンアメイロウマも見つかり、「工事前に可能な限り早く、保全措置を明らかにすべきだ」としている。
 同空港の設置許可取り消し訴訟を起こしている八重山・白保の海を守る会の生島融事務局長は「環境影響評価書に従って、きちんと調査をすべきだ」と訴えた。
 同委員会は07年0月、コウモリ類に関する調査結果と提言をまとめ、県に提出している。

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白崎海洋公園の海底洞穴、一般ダイバーに開放(2007/5/3 朝日新聞より入手)
海中洞穴「地蔵の鼻」初めて一般ダイバーに開放 和歌山

 和歌山県由良町の白崎海洋公園内にある「地蔵の鼻」と呼ばれる海中洞穴が2日、初めて一般ダイバーたちに開放された。水深約13メートルの洞穴の入り口付近には、吉野杉を削った高さ約1.5メートルのお地蔵さんが、手を合わせてダイバーたちを出迎えている。浮上しないよう約40キロの重りとロープで固定、海の新名所への案内役を務める。これまではエビ網漁場のため、ダイビングは禁止されていたが、同園が漁協と協議を重ね、休漁期間に限って潜れるようになった。
 関西在住の水中カメラマン、赤木正和さん(47)は「洞穴など変化に富んだ地形もあり、魚の種類も多い。ダイバーたちが集まる人気のスポットになるのでは」と期待を寄せる。
 期間は9月10日まで。問い合わせは白崎海洋公園(0738−65−0125)。




中国、黄金鍾乳洞が一般公開へ(2007/4/30 レコードチャイナより入手)
黄金の鍾乳洞、一般公開へ−河北省秦皇島市

【中華人民共和国発】
 2007年4月28日、河北省秦皇島市で黄金鍾乳洞の一般公開が正式にスタートした。
 遥か昔、金採掘者たちに「金鉱洞」と呼ばれていたこの黄金鍾乳洞は、数年前に観光開発専門家によって発見・開発され、今回正式に一般公開されることとなった。黄金鍾乳洞は7つの層から成っており、総面積約5万平方メートル、全長4000m余り。現在3層が一般公開されている。
 洞窟内の黄金埋蔵量は豊富で、鉱石中に含まれる有用元素の割合は毎tあたり20〜200gもある。そのため、洞窟内の壁には金鉱石のラインが1本1本鮮明に見られ、黄金鍾乳洞と呼ばれる由来となった。
 この日、黄金鍾乳洞を訪れた観光客はみな、みごとな鍾乳石ときらびやかな金鉱石に魅せられていた。




坪沢穴で新洞部確認(2007/4/30 朝日新聞より入手)
大鍾乳石そびえる新洞見つかる 岩手・岩泉

 龍泉洞をはじめとする洞穴の宝庫、岩手県岩泉町の安家地区で、「坪沢本洞」の調査が進められている。町に委託された日本洞穴探検協会は32年ぶりに新洞を発見し、氷渡洞とつながる縦穴2ヵ所も見つけた。
 坪沢本洞は氷渡洞の上にのび、確認された両洞総延長は3800メートル余りとなる。30日、入り口からザイルで約40メートル下りると、絹のベールのような鍾乳石が流れ落ちる大広間があった。奥には高さ12メートルの大鍾乳石がそびえ、石筍がサンゴのようにきらめく。約1万匹のコキクガシラコウモリの大群が天井を覆っていた。これほどの大群は東北では極めてまれという。見つかった新洞は崩落して埋まりつつある。末期の姿だ。同協会の大崎善成・東日本支部長は「成長中から古い姿まで、その一生が見られる貴重な洞穴だ」と話した。




龍河洞、洞窟貯蔵酒1200本搬入(2007/4/27 高知新聞より入手)
龍河洞で熟成 「洞窟貯蔵酒」1200本搬入

 香美市土佐山田町逆川の龍河洞に26日、今春搾った日本酒1200本が運び込まれた。洞内で貯蔵、熟成させた後、「香長三龍洞窟貯蔵酒」として南国酒販協同組合(中村隆之理事長)が販売する。
 龍河洞内は、温度が16度程度で安定。「酒の熟成にぴったり。味がまろやかになる」と、同組合が7年前から香美市と香南市の蔵元三社に製造を委託。「龍の舞」「龍の夢」「龍の郷」の銘柄で販売している。




新石垣空港問題、人工洞を公開(2007/4/27 八重山毎日新聞より入手)
小型コウモリの「転居先」公開 県八重山支庁新石垣空港建設課

 八重山支庁新石垣空港建設課は26日午前、小型コウモリ類保全のために整備している人工洞を報道機関に公開した。人工洞は幅20メートル、長さ50メートルで内部に延長240メートルの通路と、6つの小部屋を備えており、2ヵ所の出入り口から小型コウモリ類が行き来する仕組み。5月いっぱいで完成の見通し。事業費は約1億円。
 ボックスカルバートと呼ばれる鉄筋コンクリート造りの大型の枠をつなげていく通路の製作は最終段階。内部では、コウモリがぶら下がりやすいようにするため、天井部分に琉球石灰岩を張り付ける作業も行われていた。
 通路完成後には上部に厚さ3メートルの盛土を行い、植栽も行うことになっており、一部では土を盛り上げる工事も進められている。
 同課によると、石垣島に生息する小型コウモリ類は推定で、ヤエヤマコキクガシラコウモリ=7000頭、カグラコウモリ=9000頭、リュウキュウユビナガコウモリ=2000頭。
 このうち、カラ岳陸上地区に関連する5つの洞窟に生息するのは、ヤエヤマコキクガシラコウモリとカグラコウモリが3000頭ずつ、リュウキュウユビナガコウモリが1000頭と推定されている。
 人工洞の利用状況については、県が環境アセスに基づいたモニタリング調査を行うとともに、新空港小型コウモリ類検討委員会で調査結果に基づいた協議を行うことになっている。

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阿哲台で行方不明の男性、遺体を回収(2007/4/22 備北民報より入手)
豊永で発見の男性遺体を回収

 新見警察署などは22日午後4時20分ごろ、新見市豊永赤馬のドリーネ(陥没穴)で21日に発見された男性の遺体を回収した。遺体の身元はまだ分かっていないが、3月上旬から同所周辺で行方不明になっていた男性と思われ、警察は確認を急いでいる。

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自然史談話会「中国貴州省の洞窟調査」開催(2007/4/21 入手)
 滋賀県犬上郡多賀町の多賀町立博物館・多賀の自然と文化の館にて21日、第10回自然史談話会「中国貴州省の洞窟調査」が開催された。
 この談話会は多賀町立博物館・多賀の自然と文化の館が主催。1〜2ヶ月に1回のペースで自然について情報交換する集まりで、今回は18:00〜19:00の時間帯で開催。
 講演者の山西敏光氏(東京スペレオクラブ)は2007年正月に行った中国遠征を紹介、今後の調査予定や洞内生物などに関して質疑応答がなされた。




阿哲台で行方不明の男性、遺体で発見(2007/4/21 備北民報より入手)
豊永で発見の遺体 回収作業は明日へ持ち越し

 新見市豊永赤馬のドリーネ(陥没穴)で21日、3月上旬から同所で行方不明になっていた男性と見られる遺体が見付かった。男性家族の依頼でたまごケイビングクラブ員がドリーネに入り、午後0時20分ごろ入り口から深さおよそ76メートルのところで発見。警察、消防が午後3時からクレーンを使った遺体回収作業を始めたが、穴入り口の木枝に阻まれて難航。日没で打ち切り、22日(日)午前9時から再開する。

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中国、滝が凍ったような鍾乳洞を発見(2007/4/20 レコードチャイナより入手)
滝が凍ったような鍾乳洞を発見−吉林省長春市

【中華人民共和国発】
 吉林省長春市にある吊水壷森林公園の山の中腹で、大規模な鍾乳洞が新たに発見され、2007年4月16日、レコードチャイナのカメラマンが内部の様子を撮影した。この公園はもともと鍾乳洞が有名で、年間多くの観光客が訪れる。今回、小さな洞穴の中からさらに100mほど奥へ進んだところで氷の滝のような巨大鍾乳洞が見つかった。
 専門家によると、この山はおそらく2、3億年前に形成された地層で、5000年くらいかけて地表水が徐々に地層を通って洞穴内に染み出して凍り、幾層にも積み重なってできた鍾乳洞ではないかという。層の厚みは薄い部分で数cm、最も分厚い部分では7、8mもあり、形成された時間の長さを物語る。
 貴重な発見であるだけに公開を望む声もあるが、当地観光局の責任者の話では、当面公開しないという。まずは保護して科学的な研究を行いたいとして、この鍾乳洞の入り口は一旦封鎖された。




竜ヶ岩洞、新施設「ようきた洞」が完成(2007/4/14 静岡新聞より入手)
天然水で足癒やして 浜松・竜ヶ岩洞に新施設完成

 浜松市北区引佐町の観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞が新たな観光スポットとして整備を進めてきた天然の足水・冷風施設が完成し、25日から無料開放される。工事に携わった地元関係者にちなんで「ようきた洞」と命名。鍾乳洞ならではの冷たい風と水を活用した癒やしの施設として人気を集めそうだ。
 近年の足湯ブームに対抗して、夏場に訪れた観光客らに鍾乳洞の「足水」を楽しんでもらおうと、昨年4月に着工。かつて洞くつがあったという入り口付近の広場の土砂を掘り起こし、自然の地形を生かして整備を進めた。
 完成した施設は直径約15メートル、深さ約6メートルのすり鉢状。らせん階段や手すりを取り付け、鍾乳洞最深部にある「黄金の大滝」から流れる水を体感できる足水場とした。15人用のステンレス製のベンチに座ると、年間16度に保たれた冷たい水を楽しめる。
 工事中は新たに長さ約30メートルの横穴洞くつも発見され、関係者を驚かせた。内部に設置した送風機を使って滞留した空気を送り出し、18度の冷風も堪能できる"天然の冷蔵庫"だ。戸田達也所長は「竜ヶ岩洞の目玉となる施設ができた」と胸を張る。
 ようきた洞の名は、いずれも地元の建設業者で、石積み工事を担当した杉山要一さんと重機で新洞くつを掘り当てた北沢典行さんの名前を取り、歓迎の意味も込めた。
 25日午前10時にオープンする。利用期間は4月から10月末までで、午前9時から午後4時半まで。小野寺秀和支配人は「マイナスイオンを感じられる癒やしの施設。近くの竜ヶ石山でハイキングを楽しむ人たちにも利用してほしい」と期待を寄せている。




教科書用洞窟資料をwebで公開(2007/4/13 毎日新聞より入手)
洞窟:面白さ知って HPを公開−大阪経法大教授

 洞窟の研究で知られる大阪経済法科大学(八尾市)の沢勲教授(68)が、授業で使う教科書を自分のホームページで公開した。「学生以外にも洞窟の面白さを知ってほしい」という。
 公開した教科書は「洞窟科学入門」(171ページ)。1966年から約40年をかけて、日本のほか韓国、中国、米国など世界7ヵ国の約30ヵ所の洞窟を調査した内容をまとめている。収録している写真は、河内風穴、秋芳洞(日本)、カズムラ洞窟、サーストン洞窟(米国)、ゴーレリの溶岩洞窟(ロシア)、土ボタル洞窟(オーストラリア)など約380点。沢教授は「教科書の写真は白黒だが、ホームページではカラーなので、楽しんで見てもらえるのではないか」と話している。
 ホームページはhttp://www.sawaisao.com/。トップページの右上の授業資料の項目をクリックし、「ユーザ」の入力欄にsawa-icbookと入力して資料利用ボタンをクリックすると画面が開く。「情報科学入門」の教科書も公開している。




関谷洞窟、4年ぶりに見学再会(2007/4/9 東海新報より入手)
日頃市町の関谷洞窟 4年ぶりに見学再開

 平成15年5月に発生した三陸南地震以来、立ち入り禁止となっていた大船渡市日頃市町字関谷の県指定史跡「関谷洞窟」は今月から見学を再開した。市民や観光客ら多くの利用を呼びかけている。
 関谷洞窟は、古生代シルル紀(約4億2000万年前)の石灰岩の鍾乳洞。内部は南北方向に106メートルの奥行きがあり、最大幅は58メートルある。
 住居として利用されたとみられており、入り口付近に形成された遺跡からは、縄文時代の土器や弥生時代の土師器、石器、動物の骨などが出土。県内にある洞窟住居跡のうちで規模が大きく、学術上でも貴重として昭和32年に県の文化財に指定されている。
 しかし、4年前の5月26日、大船渡で震度6弱を記録した三陸南地震が発生。洞窟付近の岩が崩落し、入り口前に建てられた石碑が倒れるといった被害がみられたため、市教育委員会は安全が確認されるまで洞窟への立ち入りを禁止した。
 その後、管理を行う同地域の佐藤善士さんや地域住民、地元企業が協力して整備。環境が整ったことから、今月1日から一般の見学を再開した。
 佐藤さんは「いつまで出入りできないのかと聞かれることも多かったので、見学再開となったのはうれしい。多くの方に来ていただき、学習などに活用していただきたい」と話している。




石舟沢鍾乳洞は6月末日まで入洞禁止(2007/4/5 入手)
 埼玉県秩父市中津川字下山地内の県有林が、木材搬出のために2007年6月末日まで入林禁止となった。この県有林には「石舟沢鍾乳洞」があり、実質的に入洞禁止措置が取られたことになる。
 「石舟沢鍾乳洞」は2005年から入洞は事前承認許可制となっている。




1989年版Atlas of Great Caves of the World改訂版発行へ(2007/4/5 入手)
 世界の大洞穴図版集「Atlas of Great Caves of the World」の改訂版が、2009年7月に行われる第15回国際洞窟学会大会にあわせて発行されることがわかった。
 本書は1986年にフランス語版として発行、1989年には英語版が発行された。
 英語版には日本の洞穴として、竪穴部門に白蓮洞、青海千里洞、奴奈川洞、銀鳳洞、胡麻柄洞、入見穴見戸の穴、あぶくま洞−大滝根洞−鬼穴、日メ坂鍾乳穴−星穴−大穴、竜王洞、鷹ヶ穴、熊石洞、球泉洞、岩永台P−4の穴、ゴウトウ穴、西山の竪穴、大金峰洞、日原鍾乳洞、秋芳洞−風穴、蛇ヶ穴、龍泉洞、大滝鍾乳洞が掲載。
 横穴部門には安家洞、球泉洞、鷹ヶ穴、玉泉洞、内間木洞、日原三又洞、空穴第2洞、マリヤイーザー、ゴンボウゾネ−本小屋の穴、氷渡洞、熊石洞、大滝根洞−あぶくま洞−鬼穴、西下区ガマ、立石鍾乳洞、龍河洞、轟壕、銀水洞、銀河洞、秋芳洞−風穴が掲載されている。

※1989年英語版目次
Descriptions of over 2,000 caves from all over the world. 540 in America, 310 in Asia, 950 in Europe, 190 in Africa, and 169 others.
Maps of 200 caves that are either more than 700m deep or over 30km long or of special interest.
Caves and maps are listed for 118 countries, arranged in descending order of depth and length within that country.
Special section on deep pits with profiles of pits over 300m deep.
World's Longest Caves List.
World's Deepest Caves List.
Chronology of World Depth Record.
Record Cave Dives.
Longest Cave Chambers.
Non-limestone Caves.
Complete index of all caves.





矢弓沢洞の管理人交代(2007/4/3 入手)
 群馬県多野郡上野村にある「矢弓沢洞(橋ノ沢鍾乳洞)」の管理が交代となった。
 入洞条件はこれまでどおり。新管理人の連絡先に関するお問い合わせは地R元事務局まで。




中国、4万年前の人骨化石を発見(2007/4/3 フジサンケイ ビジネスアイより入手)
中国で4万年前のヒトの化石

【中華人民共和国発】
 中国の北京市郊外、周口店付近の洞窟から、約4万年前と推定されるあごなどの人骨化石が見つかった。現生人類のホモ・サピエンスの化石では、ユーラシア大陸東部で最古級という。中国科学院と米ワシントン大の研究チームが2日までに論文をまとめた。
 人類はアフリカで600万〜700万年前に霊長類から猿人に進化し、その後の原人段階と、現生人類の段階の2回、欧州やアジアに進出したと考えられている。アジアでは、現生人類がやってきた際、それまでいた原人の子孫は絶滅したとの説が有力だったが、研究チームは、原人の子孫との混血もあったとの見方を示している。




中国、海南省でカルスト熱帯雨林を発見(2007/3/28 人民日報より入手)
海南省で珍しいカルスト地形の熱帯雨林を発見

【中華人民共和国発】
 海南省野生動植物保護センターと香港嘉道理植物園の共同科学調査隊はこのほど、同省南西部で面積約3300ヘクタールに及ぶカルスト地形の熱帯雨林を発見した。雨林内の植物は種類が豊富で、大小の樹木がカルスト地形の石灰岩から直接生長し、珍しい光景を形作っている。




露国、洞穴探検家が採石場崩落から助かる(2007/3/24 ロイター通信より入手)
ロシアの洞穴探検家が採石場崩壊から助かる

【ロシア連邦・モスクワ発】
 土曜日、モスクワ(Moscow)近郊の放棄された採石場が崩落したとき、約20名のロシアの洞穴探検家が怪我から免れたと、防衛省報道官が述べた。
 Viktor Beltsov氏は、洞口を封鎖している岩が除去され、犠牲者の報告はなかったと語った。
 「誰も負傷しなかった。予備調査によると約20名が中にいた」と、彼は語った。
ロシアの通信社は、モスクワから南へ約30kmの採石場が現地時間の午後3時(グリニッジ標準時12時)に崩落した情報を警察へ提示した。
 早期報告では最高100名の洞穴学者が閉じ込められたとあった。




日本洞窟学会第33回大会・沖永良部大会開催(2007/3/19 南海日日新聞より入手)
日本洞窟学会が「沖永良部島ケイビング(洞窟探検)大会」開く

 知名町町制施行60周年記念日本洞窟学会「沖永良部島ケイビング(洞窟探検)大会」(同実行委員会主催)が18日、同町フローラル館を主会場にあり、学術講演では発表者4人が沖永良部島の洞窟探検の概要や洞窟から発見された絶滅動物を解説や、ガイドの立場で同島洞窟の特徴を説明した。約80人が聴講し、午後は総延長10,483メートルで国内2位を誇る同町上平川の大山水鏡洞を探検した。
 学術講演は横濱ケイビングクラブの牧野浩典さん、愛知教育大学の中川良平さん、長年洞窟探検ガイドを務める知名の山本先友さん、日本洞窟学会の後藤聡さん(東京スペレオクラブ)が講演した。牧野さんは同町久志検と上平川の境界に位置する大山水鏡洞探検の1994年から12年間の成果を報告。島内200ヵ所中130ヵ所の洞窟をこれまでに発見し、総延長1キロ以上が8ヵ所あることや、古里洞、白鳳洞など2,000メートル級の洞窟紹介と今後、延長に期待が持てる洞窟を紹介した。
 種の絶滅について会場から「種の絶滅にはウルム氷期の影響があるのではないか」「地下ダムは鍾乳洞に直接的な影響は与えないか」などの質問があった。
 ウルム氷期(約7万−1万年前)は地球が現代より気温が8度も低く、北半球の大陸北部には大陸氷河が広く分布していたとされる時代。中川さんらは「種の絶滅はウルム氷期よりも山火事などの人為的な影響の方が大きいと考える」「鍾乳洞の分布と地下ダム建設のルートが外れているし、地下ダムの性質上、海に流出する水をためる施設なので影響はない」などと答えた。




「ケイビングジャーナル第28号」発刊(2007/3/19 入手)
ケイビングジャーナル第28号 日本洞窟学会の機関紙「ケイビングジャーナル」の第28号が発刊された。A4サイズ71ページ。600円(税込/日本洞窟学会会員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・特集 奄美諸島の洞窟
 与論島の洞窟−第一回調査報告 平成18年7月−
 沖永良部島の洞窟とケイビング概況 
 徳之島の洞窟
 与路島の洞窟
 喜界島の洞窟
・奥の院横の小穴ケイブダイビング調査報告
・J.E.T海外遠征マダガスカル編
・槇島フランス日記2
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
 特集記事「奄美諸島の洞窟」では、各島ごとに洞窟リスト(305洞)が掲載された。
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。ジュンク堂書店池袋本店、OD BOX(上野)、昆虫文献 六本脚(両国)でも購入可能。




飛騨大鍾乳洞の金塊強奪(2007/3/18 読売新聞より入手)
展示館から2億円相当の金塊強奪、4人組逃走…岐阜

 強奪された金塊18日午後0時45分ごろ、岐阜県高山市丹生川町の観光会社「飛騨大鍾乳洞観光」(中萩久夫社長)の大橋コレクション館で、3人組の男が、展示されていた重さ約100キロの金塊(時価2億円相当)を運び出そうとしているのを女性従業員(59)が発見した。
 3人は従業員を突き倒し、白色の軽ワンボックス車に金塊を積み、見張り役の男と逃走した。
県警高山署では強盗の疑いで調べているが、金塊は上面が縦横16.5センチ、下面が同17.5センチ、高さ19センチで、金庫の中に入れ、扉を開けた状態で展示していた。 同署によると、4人組はマスクや帽子、サングラスで顔を覆っていた。
 大橋コレクション館は営業中で、女性従業員が2階でゴトゴトと物音がするのに気づいて、2階に行ったところ犯人を目撃した。
 同館には、陶磁器、象牙細工、化石などの美術品など約1000点が展示されている。100キロの金塊は、鍾乳洞発見25周年を記念して展示され、手で触れられる金塊として人気を集めていた。




秋芳洞キティが新発売(2007/3/16 入手)
 サンリオ株式会社の人気キャラクター:ハローキティに「山口限定 秋芳洞」バージョンが発売されていることがわかった。
 デザインは先に発売された「東京限定 奥多摩 日原鍾乳洞」バージョンと全く同じで、帽子が水色となっている。

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2/24 日原鍾乳洞キティが新発売





阿哲台で男性が行方不明(2007/3/15 備北民報より入手)
豊永で神戸市の男性が行方不明

 豊永赤馬で神戸市内の男性(32)が行方不明になり、新見警察署や家族らが探している。
 男性は、5日午後2時ごろ写真撮影のために神戸市内の自宅を軽自動車で出掛けたまま行方が分からなくなっていた。8日夜、「神戸ナンバーの車両が豊永赤馬の研修施設ピオーネ交流館駐車場に置かれている」と、住民から通報があり、新見警察署が調べたところ男性の車と判明。9日には新見職員、警察機動隊員約40人と警察犬2頭が、翌10日は新見消防署員、豊永地域の消防団員ら100人も出て山中や近くの鍾乳洞内、ドリーネ(陥没穴)などを捜索したが手掛かりは見つからなかった。
 男性は身長187センチ、体重100キロ。襟付きの白いシャツ、紺色からモスグリーン色かどちらかのセーターを着て、黒いズボンをはいていた。眼鏡を掛け、一眼レフのデジタルカメラ、革製で茶色のウエストポーチを持っていたらしい。乗っていた車はスズキ・ワゴンRの黒色。
 心当たりの人は新見警察署(電話72−0110)へ。




墨国、Nohoch Nah ChichとSistema Sac Actunが接続(2007/3/7 CBSニュースより入手)
世界最長の水中洞穴発見

【メキシコ合衆国・メキシコシティ発】
 メキシコのユカタン(Yucatan)半島において、一組の外国人ケイブダイバーが月曜日、世界で最も長い水中ケイブシステムを構成する地下通路を発見したと語った。
 英国人ケイブダイバーSteve Bogaerts氏は、独国人Robbie Schmittner氏と水没した地下通路が既知されている2つのケイブシステムを接続しているのを発見したと語った。
 全米洞窟探検協会(National Speleological Society)のケイブ・ダイビング・セクション(Cave Diving Section)議長のGene Melton氏は、発見を確認した。
 数千年もの間、マヤのインディアンは洞穴の天井が崩壊してできたシンクホールの湖水に依存した。
 ユカタン半島に点在する湖は、現在、観光とリゾートとして世界最速で成長する場所の1つとして発展している。
 彼のダイビングが距離95マイル(約153キロメートル)となるNohoch Nah Chich cavesとSac Actun systemの接続を証明したと、Bogaerts氏は語った。
 一見孤立した水中洞穴の多くが一つの大きなシステムの一部であることを、そのコネクションが示していると、彼は語った。
 洞窟探検協会のウェブサイトによると、同一地域で、以前に最長の水中洞穴は91マイル(約146キロメートル)のSistema Ox Bel Haである。
 Bogaerts氏とSchmittner氏は、そのシステムの距離を泳ぐことに4年を費やし、スキューバタンクを用いて約500回のダイビングを行った。そして、シンクホールを次へとつなげた。
 Nohoch Nah Chich(マヤで大おきな鳥かごの意)とSac Actun(白い洞穴の意)との接続通路の躍進的発見は、1月23日に2人のダイバーによって作られた。




秋芳洞の照明をLEDへ(2007/3/5 NHKニュースより入手)
秋芳洞 自然保護でLEDに

 国内最大級の鍾乳洞として知られる山口県の秋芳洞で、観光用の照明に使われている蛍光灯の熱などの影響で植物が生い茂り、貴重な鍾乳石を壊すおそれが出ているため、照明が、光や熱の量の少ない発光ダイオードに切り替えられることになりました。
 3億年以上かけて出来た巨大な鍾乳洞で知られる秋芳洞は、国の特別天然記念物で、国際的に貴重な水辺の保護を定めたラムサール条約にも登録されました。
 しかし、洞内の観光用の歩道には280基近い蛍光灯や水銀灯が設けられ、これらが出す光や熱で温度や湿度が上がってシダなどの植物の根が張り、貴重な鍾乳石を壊すおそれが出ています。
 このため、山口県の産業技術センターと地元の秋芳町は熱の量を65%以上も抑えられる白色などの発光ダイオードに照明を全て切り替えることを決め、効果を試した上で2年後にも工事を始める方針です。
 秋吉台科学博物館の配川武彦館長は「観光と環境保護の両立につながることを期待しています」と話しています。
環境省によりますと、世界的に貴重な自然の保護に発光ダイオードを利用する取り組みは珍しく、注目を集めそうです。




恒例の平尾台野焼き開催(2007/3/4 日テレNEWS24より入手)
北九州市の平尾台 春の野焼きが行われる

 九州最大のカルスト台地、北九州市の平尾台で4日、春の野焼きが行われた。
平尾台は、石灰岩が長い年月を経て作り出したカルスト台地。4日は地元の消防や自衛隊など約300人が参加し、4日午前10時40分に山肌に火をつけた。
 野焼きは、病害虫の駆除や大規模な山火事をあらかじめ防ぐため毎年行われていて、平尾台では春の風物詩ともなっている。今年の野焼きでは390ヘクタールを焼くことにしている。




日原鍾乳洞キティが新発売(2007/2/24 入手)
 サンリオ株式会社の人気キャラクター:ハローキティに「東京限定 奥多摩 日原鍾乳洞」バージョンが発売されていることがわかった。
 バリエーションはファスナーアクセサリー、根付、プチタオルが各420円(税込)、ボールペン、シャープペンが各525円(税込)。ハイキングスタイルのキティがつらら石のようなものにしがみついている。
 ご当地キティとしては、秋芳洞キティに続いて2例目の洞穴もの。




恒例の秋吉台山焼き開催(2007/2/24 共同通信より入手)
春を迎える炎の祭典 山口の秋吉台で山焼き

 日本最大のカルスト台地で知られる秋吉台国定公園(山口県秋芳町、美東町)で24日、春の訪れを告げる恒例の山焼きがあり、早朝から詰めかけた観光客らが冬枯れの草原に広がる炎の祭典を楽しんだ。
 午前9時半、地元の住民ら約1000人がのろしを合図に一斉に点火。炎の帯が約1500ヘクタールの草原を覆い、焼け跡に羊の群れのように無数の石灰岩が浮かび上がった。
 山焼きは良質な牧草を得るための農作業として始まり、現在では草原の維持を兼ねた早春の風物詩として親しまれている。近年は地元住民の高齢化が進み、学生らのボランティアを募って実施している。当初18日の予定だったが悪天候で延期された。
 秋吉台には間もなく新芽が芽吹き、新緑の草原が観光客を迎える。




沖縄南部の洞穴で沖縄戦戦没者遺骨回収(2007/2/18 沖縄テレビ放送より入手)
本島南部で遺骨収集

 沖縄戦戦没者の遺骨収集作業が、昨日と今日の2日間沖縄本島南部で行われ多くの遺骨が見つかりました。
 今回で34回目の金光教による戦没者遺骨収集は全国から70人が集まり、沖縄戦の激戦地となった糸満市の摩文仁や八重瀬町の具志頭で作業が行われ森の奥や、壕として使用されたと思われる洞窟に入り、丁寧に土を掘り返しました。今回も遺骨の他、戦時中の物と思われる遺品も数多く収集されました。2日間の作業では摩文仁でほぼ完全な形の遺骨2柱が発見されました。これまで延べ1万3000人が作業に携わり1300柱の遺骨が収集されています。




大瀬洞で自然観察会開催(2007/2/17 熊本日日新聞より入手)
天井にコウモリ無数 「大瀬洞」を探検

 球磨郡球磨村大瀬の鍾乳洞「大瀬洞」で17日、自然観察会があった。数え切れないほどのコウモリが天井から寄り添うようにぶら下がって眠る様子などを見学。めったに見られない光景に、参加者は息を飲んでいた。
 自然観察会は、熊本南部森林管理署が人吉球磨の自然に親しんでもらおうと昨年4月から6回の計画で開催しており、この日が最終回。約30人が参加し、環境省希少野生動植物保存推進員の乙益正隆さん(75)=人吉市=が案内した。
 大瀬洞は、同村の観光鍾乳洞「球泉洞」の近くにあり、自然のままの形で残っている。奥行きは約100メートル。3億5000万年前から鍾乳石の形成が続いており、2万匹のコウモリが生息しているとみられる。
一行は懐中電灯やヘッドライトの明かりを頼りに洞内へ。途中、天井からつり下がる石筍などを観察しながら奥へ進んだ。
 最奥部はホールになっており、天井から頭を下にしてコウモリがびっしりとぶら下がっていた。寒さを避けるため、身を寄せるようにかたまって眠るという。足元の岩の下に、洞窟特有のヤスデなども確認。洞内の生態系を垣間見た。
 洞窟周辺では、石灰岩地帯に分布が限られるクマガワイノモトソウなどの植物も観察した。
 参加したあさぎり町の主婦山下イサ子さん(62)は「こんなにたくさんのコウモリを見るのは初めてで驚いた。探検をしているようで、わくわくした気分になった」と話した。




中国、千年以上眠っていた地下河川を発見(2007/2/15 人民日報より入手)
河南省西峡県で千年以上眠っていた地下河川見つかる

【中華人民共和国発】
 河南省西峡県双竜鎮小水村でこのほど、千年以上眠っていた地下河川が見つかった。
 このほど見つかった伏牛地下河川は、鐘乳洞に繋がる地下水路という珍しい景観を呈している。地表面から地下河川に200メートルほど入ると、カルスト地質の地形が広がる。地下河川の両岸は様々な奇態をなす石筍、石峰、千姿百態の鐘乳石が散らばり、カラフルな照明に照らされ、まるで幻想的に煌めく筍や玉仏や滝のようだ。
 この地下河川は現在、500メートルほど開発されており、洞窟内の最も広い所には約100人が入ることができる。また、船に乗って両岸の景色を観賞することもできる。




内間木洞で氷筍観察会開催(2007/2/14 岩手日報より入手)
発見「氷のツクシ」 久慈で観察会

 久慈市山形町小国の内間木洞まつり・氷筍観察会(小国自治会主催)は11日、現地で開かれた。市内外から約150人の観光客が訪れ、洞穴内部や氷筍など自然の造形美を楽しんだ。
 氷筍は洞穴の天井部から滴り落ちた水が冷やされて凍り、つらら状に上に向かって成長したもの。今冬は冷え込み不足から高さ60センチ〜1メートルと例年に比べて小型だが、地面からツクシのように生えて見えるユニークな造形は健在で、来場者は総延長6350メートルともいわれる洞穴内を探検しながら氷筍をじっくり観察した。
 クマ汁や豆腐田楽、手打ちそばなど地域住民による郷土料理も人気。観察会で体が冷え切った観光客は、われ先にと温かい汁物を求めていた。
 札幌市から家族で訪れた志村和樹君(西岡小2年)は「氷筍は初めて見たが、触ると表面がつるつるして気持ちが良かった。洞穴内は暗くてコウモリがいたりして探検するのがすごく面白い」と満喫した様子だった。




三原ホルニトケイブを一般公開(2007/2/13 読売新聞より入手)
天井から根が数百本…三原山の火山洞窟、島民も初見

 1951年の伊豆大島・三原山の噴火で、流れた溶岩の内部にできた火山洞窟が13日、一般に公開された。
 洞窟は、約1200度の溶岩の表面が固まり、内部のガスなどが放出された後に生じた空洞。円すい状の隆起(ホルニト)の中に空洞ができているが、ホルニトは国内では極めて珍しいという。人がやっと通れるほどの穴から下りると、幅12メートル、奥行き18メートルほどの空間が出現。伊豆諸島に自生するタデ科の植物「ハチジョウイタドリ」の根が天井から数百本垂れ下がる光景が、ライトに浮かび上がった。
 島民の小林友子さん(64)は「近くをよく散歩しているが、洞窟には気付かなかった。根が無数に伸びる光景は神秘的」と話していた。




西国、カナリア諸島の溶岩洞で死亡事故(2007/2/12 News.com.auより入手)
カナリア諸島の洞穴で窒息した探検家が発見される

【スペイン発】
 救助隊は日曜日、スペインのカナリア諸島の地下洞穴で窒息した6名の遺体を発見したと、スポークスマンは語った。
 6名は科学者と自然環境組織のメンバーを含む30名のグループの一部で、土曜日にテネリフェ(Tenerife)の洞穴を探検していた。
 ほとんどの者はなんとか自力で出ることができたが、8名は急性呼吸困難で早朝に救出され、病院に搬送された。
救助隊は午後なってから最後の6名を発見。男性5名と女性1名で、男性のうちの1名はイタリア人であった。
 「私は6名の死を確認し、我々はこれまで5名を取り出した」と、救急隊のスポークスマンは語った。
 行方不明者が地下1500〜2000メートル(5000〜6500フィート)であったため、救助隊のアクセスが非常に難しかったと、彼女は語った。
 検死があるまで公式死因は確かめられないが、毒ガスというよりむしろ酸素不足のように見えたと、彼女は語った。
 「トンネルは非常に狭い。空気が少ないうえに大きなグループであった」と、彼女が語った。
 モロッコ沖、テネリフェの火山島にある地下迷宮は地元住民に知られている。
 いくつかは19世紀に掘られたトンネルで、しばしば火山ガスで満たされたと、EL PAIS誌は語った。
 テネリフェのテイデ(Teide)山は、ヨーロッパの活火山の1つである。




「富士山の謎と奇談」発行(2007/2/12 入手)
 静岡新聞社より富士山研究本「富士山の謎と奇談」が発行された。著者は「富士山の洞穴探険−怪奇と伝説」の遠藤秀男氏。
 本書は同著者の「富士山よもやま話」における富士山の文化に関する章を抜粋、加筆した静新新書シリーズ8。
 「第3章 溶岩洞穴の怪」には、鎌倉へ通じる富士山の洞穴−人穴怪奇、人穴の修行者−富士講の黎明、精進お穴に死す−富士信仰の極地、お胎内(洞穴)の神秘、老婆を捨てたバンバア穴が二つ、が書かれている。
 新書判。定価840円(税込)。




第7次龍泉洞測量調査が行われる(2007/2/12 入手)
 岩手県下閉伊郡岩泉町の観光洞「龍泉洞」で10〜12日、7回目となる龍泉洞測量調査が行われた。
 主催は日本洞穴学研究所。本調査は2005年より行われており、ケイブダイビングを除く再測量が目的。
 今回は第3地底湖および第4地底湖付近から延びる天井竪穴3本のアタックが行われ、いずれも水晶宮と同一レベルである水面から+60m地点まで延びていることがわかった。




秋吉台のテングコウモリ生態、ハイライト研究で報告(2007/2/12 西日本新聞より入手)
蛾3種、草原で初確認 ハイライト研究で報告 山口大理学部

 山口大理学部が独自性の高い研究を支援するハイライト研究に指定されている「秋吉台 現在・過去・未来」の中間報告があった。秋吉台に生息するテングコウモリが洞窟を利用する時期や3種類の蛾が草原で初めて確認されたことなどが明らかになった。
 研究代表者の松村澄子助教授(動物行動学)によると、秋吉台のテングコウモリは、春季(1月〜5月)のみ冬眠や子育てで洞窟を利用し、ほかの季節は主に林で生活していることが分かった。捕獲した個体に小型の電波発信機を付けて放し、動きを追跡して調べた。
 また、蛾の生息調査で、23科42亜種373種を確認。希少種のダイセンセダカモクメなど3種類が初めて見つかった。秋吉台の蛾類図鑑作製の基礎資料として期待される。
 「秋吉台 現在・過去・未来」は、秋吉台を生物や地学など多角的な視点で分析する理学部横断的な研究。地球科学分野では、鍾乳洞「桐ヶ台の穴」の調査で秋吉台の形成過程の解明などに取り組んでいる。
 松村助教授は「秋吉台の生物や鍾乳洞、地下水などを秋吉台科学博物館と協力で総合的に研究し、地域共同型研究として成果を発信していきたい」と話した。
 2007年度のハイライト研究には、「秋吉台 現在・過去・未来」が継続指定された。このほか、世界一とされる原生動物ゾウリムシの株数保有や「岩国市立ミクロ生物館」との連携を生かした「環境保全教育活動の実施」(研究代表者・藤島政博教授)が新規に選定された。




スロヴァキア、メアンダー社が「CAVER IN CAR」ステッカー製作(2007/2/10 入手)
 スロヴァキアのケイビング・ギア・メーカー メアンダー(MEANDER)社が、ステッカー「CAVER IN CAR」を製作した。
 このステッカーのオリジナルは2002年に地底旅団ROVER元老院が製作したもの。Gustav社長にプレゼントしたところ大好評で、「Is it possible to use this designe and sell in Meander?」との問い合わせに地R元が快諾してこのたび製作する運びとなった。
 色は赤と黄の2種。




米国洞穴映画「ザ・ケイヴ」DVD発売(2007/2/7 入手)
 2004年のアメリカ映画「ザ・ケイヴ(原題:WITHIN)」が2月7日にDVD発売された。
本作品は中央アジアの砂漠ギジルクムにてケイビングを行う男女8人が幽閉、何者かに襲われるというパニックホラー。
 監督・脚本はオラトゥンデ・オスサンミ。出演は「ボディ・ショット」のシビル・テムチェンほか。
 日本版予告編付き。ポニーキャニオン販売。税込3990円、本編時間81分。




新石垣空港問題、3月目処に人工洞完成(2007/2/6 八重山毎日新聞より入手)
人工洞設置、3月めどに完成 新石垣空港  小型コウモリ類対策検討委員会が5月に現地視察

 カラ岳陸上地区での新石垣空港整備に伴い、小型コウモリ類対策のために整備する人工洞設置工事は先月末からコウモリ類の通り道となるボックスカルバートを設置する作業が始まり、人工洞の姿が徐々に姿を見せ始めている。工事が順調に進めば、人工洞は3月いっぱいで完成する見通し。5月には、新空港の工事や運用が小型コウモリ類に与える影響を監視する新石垣空港小型コウモリ類検討委員会(委員長・東清二琉大名誉教授)の第2回会合が開かれるのに合わせて、委員らの現地視察が予定されている。
 小型コウモリ類を保全するために人工洞を設置する方法は前例がない。完成後は、小型コウモリ類を保全するうえで人工洞がどの程度の効果を上げるかが試されることになる。
 人工洞は、ボックスカルバート58個などをつなげてつくった小型コウモリ類の通り道に、コウモリ類がぶら下がる部屋を6ヵ所設ける構造。部屋はおおむね4メートル四方で、屋根は高さ3メートルのドーム型。屋根には、凹凸を付けて、小型コウモリ類がぶら下がりやすいようにする計画。人工洞の上部は厚さ3〜4メートルの盛土を行い、植栽する。
 ボックスカルバートの設置作業は先月の雨で1週間程度遅れており、先月29日になって始まった。今後、作業が順調に進めば、来月上旬には通り道や部屋がすべて完成し、3月いっぱいで盛土や植栽を終える。
 人工洞周辺では、新空港整備工事に伴って除去したヤシ類やアコウ、ガジュマルを移植して飛翔ルートを確保する作業も行われている。

※関連記事
1/13 新石垣空港問題、建設位置再検討を要望
1/1  新石垣空港問題、本年度はコウモリ保全対策





インドネシア、「ホビット」は新人類?(2007/1/30 AFP通信より入手)
インドネシアで発掘された「ホビット」は新人類?−米国

【アメリカ合衆国・ワシントンD.C.発】
 2003年にインドネシアのフロレス(Flores)島で発掘された1万8000年前の頭骨などが、人類に極めて近い新種のヒト族のものだと科学的に立証する論文が発表された。
 論文はフロリダ州立大学(Florida State University)のディーン・フォーク(Dean Falk)人類学部長の研究チームによる「通常の人間と小頭症の人間の脳に関する研究」で、29日発行のNational Academy of Sciencesに掲載される。

・身長わずか1メートル、女性の骨格
 フロレス島の洞窟から完璧な状態で発見された骨格は、女性ものとみられ、身長が1.06メートルとかなり小柄で脳のサイズが現代人の3分の1しかないことから、最古の人類は3万年前に存在したネアンデルタール人(the Neanderthal)とするのが通説する人類学者らの間で論争を呼び起こした。
 科学的には「ホモ・フロレシエンシス(Homo Floresiensis)」と呼ばれる骨格の主は、英国の作家、J・R・R・トールキン(J.R.R. Tolkien)のファンタジー小説「指輪物語(Lord of the Rings)」に登場する小人にちなんで「ホビット(the Hobbit)」との愛称を持つ。
 科学者の多くが骨格はピグミー(民族)のものか、頭骨が通常より小さい小頭症の人類のものとみている。小頭症はウイルスで脳の発育が阻害される病気。
 一方、頭骨の三次元コンピューター解析を試みたフォーク博士は、サイズは小さいが人間の脳としては完璧で「人類のものと分類できる」としている。
 古代人類の脳・神経研究の第一人者である同博士は、インドネシア考古学センターなどからなる国際研究チームを率いる。同博士は「フロレス島で発掘された骨が「小頭症」だとする説に反論する証拠がある」と自信を示す。
 研究チームは、「ホモ・フロレシエンシス」の脳を健康な人間10人および小頭症患者9人の脳と比較、脳の表面の形状、しわ、血管などをコンピューターで再現した結果、「非常に進化した脳」であることが判明したという。

・道具を使用する知識も
 骨格を発掘した考古学者チームは、骨格とともに火を使用していたとみられる高度な「道具」も発見されている。
フォーク博士は「あんなに小さな脳では道具が作れたはずがないと人々は言うが、洗練された新人類であってはなぜいけないのか」と疑問を投げかける。
 「「彼女」はどこから来たのか、祖先や親類は誰なのか、そして人類の進化とどのような関連があるのか。これらの疑問の解明は、6万4000ドル(約780万円)の価値はある」と述べ、「そこが、この発見で最も面白い点だ」と強調する。




県立山口図書館で秋吉台資料展開催(2007/1/28 中國新聞より入手)
登録から1年で秋吉台資料展

 山口県秋芳、美東両町にまたがる秋吉台地下水系が、ラムサール条約登録から1年を迎えたのを記念する資料展が2月27日まで、山口市の県立山口図書館で開かれている。秋吉台周辺の動植物や鍾乳洞などカルスト台地特有の地形を紹介する書物約80点を展示。秋芳洞開発の父と呼ばれる英国人エドワード・ガントレットが明治−大正期に作成した「秋吉台山洞穴略図」の複製などが並んでいる。
 
普天間宮洞穴で「サイエンスIN鍾乳洞」開催(2007/1/22 琉球新報より入手)
洞窟は自然、歴史の宝 鍾乳洞内でシンポジウム 普天満宮

 沖縄の鍾乳洞の成り立ちや信仰、文化を考えるシンポジウム「サイエンスIN鍾乳洞」(おきなわ石の会主催、大城逸朗会長)が20日、宜野湾市の普天満宮鍾乳洞で開かれた。聖地として日ごろは公開されない同宮の鍾乳洞の中で行われ、参加者はライトに照らされた岩石や、つらら石からしたたる水音など幻想的な雰囲気の中、議論を楽しんだ。
 パネリストは元高校教師の下謝名松栄さん、北谷町教委の島袋春美さん、普天満宮宮司の新垣義夫さんの3人。大城会長がコーディネーターを務めた。
 大城さんは鍾乳洞の成り立ちや生物多様性を解説し「洞窟は自然を解明する鍵を握っている。沖縄戦では多くの県民の命を救った宝の存在だ。近年、ごみを捨てるなど宝を軽視している。若者に洞窟研究をしてほしい」と述べた。
 下謝名さんは県内各地の鍾乳洞で採集したカンムリグモなどの標本を示し「暗く湿気のある洞窟でしか生きられない生物も多い」と生物研究の面白さを紹介。島袋さんは県内の鍾乳洞で見つかる遺跡を時代ごとに解説し「県内の洞窟は約800あるそうで、遺跡調査はまだまだだ」と今後の研究の必要性を訴えた。新垣さんは同鍾乳洞の聖地としての歴史を紹介し「洞窟は学問の総合博物館だ」と述べた。




岩手県一関市の猿沢川陥没、地下に洞窟か(2007/1/21 岩手日報より入手)
地下に空洞か 一関市大東の猿沢川

 一関市大東町の猿沢川で昨秋以降、川底の陥没が相次いでいる。県はその都度修繕しているが、新たな陥没が次々と発生。周辺は石灰岩地帯で、地下空洞の存在を指摘する声もある。石灰岩地帯で発生する地表の陥没は、地下に鍾乳洞などが存在する場合、「陥没ドリーネ」と呼ばれる。専門家は猿沢川もこの現象の可能性が高いとみており、抜本解決には打つ手がない状況だ。
 猿沢川の陥没は川口橋付近に集中する。2003年に大規模な陥没が発生したほか、今年7月にも陥没。県南広域振興局千厩土木センターは自然石を金網に入れた「布団かご工法」で修繕したが「完治」に至らず、昨年10月以降にも付近で陥没が相次いだ。
 12月には陥没地点がつながる形で両岸約20メートルにわたる溝もでき、護岸堤の一部も損壊。修繕したが、護岸堤とのり面の間の土砂が流され空洞化したことで、年明けにかけて今度は両岸ののり面3ヵ所も陥没し、今月16日に修繕を終えた。
 地元住民によると、過去には水田や上流部分で陥没がみられ、農機が沈んだこともあるという。猿沢川の近くに住む金長喜さん(89)は「60年前から陥没はたまに発生しており特に驚かないが、人的被害だけが心配だ」と話す。
同センターによると、現場一帯は古生代の二畳紀(2億8000万年〜2億5000万年前)の石灰岩地帯。同地帯の地表の陥没は他県でもみられ、国定公園に指定されている秋吉台が広がる山口県秋芳町もその一つだ。
秋芳町では十数年前、河川の川底が陥没し、現在も水田や道路の陥没が相次いでいる。日本洞窟学会員で、秋吉台の地盤の研究に携わる同町の秋吉台科学博物館の配川武彦館長は、この現象を「陥没ドリーネ」と説明。猿沢川のケースも「地下の空洞が原因である可能性が高い」と分析する。
 猿沢川とは表面上つながっていないが、陥没に伴い南方約3キロの岩手名水20選の一つ、大清水(おおすず)の水が度々濁る。地下でつながっているとの言い伝えもあり謎は深まるばかりだ。
 配川館長は「石灰岩地帯の地中は長い時間をかけ雨水に削られるため、地下水系が複雑な形でつながっている可能性がある」と推察する。陥没ドリーネの抜本解決は不可能として、修繕については「水系や自然に影響を与えない方法が望ましい」との見解だ。
 県南広域振興局千厩土木センターの伊藤正美災害復旧対策課長は「地中の把握は大規模な調査が必要で、現実的には不可能。完治は難しく、陥没の都度埋めるしかない」と頭を悩ませる。
 陥没ドリーネとは 石灰岩地帯でよく起こる現象。地下に鍾乳洞などがあると石灰岩の浸食で、地表や川底に小規模の陥没ができる。配川館長によると、大雨などで空洞内部の地下水の水位が上昇し上部が削られ、地表の重さに耐えられなくなることなどが要因と考えられるという。




ルーマニア、古代欧州人は現生人類とネアンデルタール人の可能性(2007/1/16 AFP通信社より入手)
骨は語る、現生人類とネアンデルタール人の関係−米国

【アメリカ合衆国・ワシントンDC発】
 15日に発表された研究結果によると、ルーマニアで発見された4万年前のものと思われるヒトの頭蓋骨から、古代欧州人には現生人類とネアンデルタール人、その「両方の血を引いている」可能性があることが明らかになった。
研究結果の詳細は、今週発売されるProceedings of the National Academy of Sciences誌に掲載される。ルーマニア南西部の洞窟で発見された頭蓋骨の破片が、今回の発見をもたらしたという。この頭蓋骨は、これまでに欧州で発見された古代人の骨片のなかでは最古のものと考えられている。
 発見された破片は頭がい骨の形に修復され、「Oase 2」と名づけられた。東欧で発見されたこと、さらに4万年前のものと見られることから、当初ネアンデルタール人の頭蓋骨と考えられたOase 2だったが、現生人類の頭蓋骨と同じ比率を持っているほか、ネアンデルタール人の頭蓋骨とは異なる特徴が多数見受けられた。たとえば、額が平らであったり、臼歯が大きかったりといった特徴である。
 研究グループのひとり、ブリストル大学のJoao Zilhao教授は「これらの特徴から、ヒトの進化過程についていくつかの重要な疑問点が浮かんでくると思います」と指摘する。Zilhao教授はこれを「逆進化」によるものだろうと見ている。
「ユーラシア大陸西部に分布していくなかで、現生人類がネアンデルタール人と接触したことのあかしだろう。その結果として、ネアンデルタール人の原始的特徴と、過去の遺伝子プールなど、さまざまな特徴を備えた古代人が誕生したのだろう」(Zilhao教授)
 Oase 2の骨片は、2003年から2005年にかけてZilhao教授とワシントン大学のErik Trinkaus教授らがルーマニアのPestera cu Oase(骨の埋まった洞窟の意味)で実施した発掘作業の際に発見された。当時の声明では、「欧州大陸に最初に分布した現生人類がどのような姿形だったのかを示す最高の証拠」とされている。
 現生人類とネアンデルタール人の交雑があったと最終的に結論づけるには、より多くのサンプルが必要だとしながらも、研究メンバーらは、Oase 2の骨片は「アフリカからユーラシア大陸へとわたった現生人類とネアンデルタール人の間で生物学的・文化的交流が頻繁に行われていたことの新たな証拠」だとしている。
 3万5000年前に絶滅したとされるネアンデルタール人は、進化の過程上、ヒトにとって最も近しい生物と言われる。身体的特徴としては、ヒトよりも小柄ながら、ヒトよりも大きな脳を持っていたとされている。




新石垣空港問題、建設位置再検討を要望(2007/1/13 琉球新報より入手)
「新石垣」建設位置の再考を コウモリ類に重大影響

 新石垣空港建設予定地内の洞窟に分布する絶滅危惧種コウモリ類について大学教員などで構成する「カラ・カルスト地域学術調査委員会」(代表・舩越公威鹿児島国際大学教授)が独自に調査した結果を12日発表し、県新石垣空港課に提出した。「新空港建設による絶滅危惧種コウモリ類への重大な影響は避けられない」と厳しく批判。建設位置の再検討とともに、県の調査には不備があるとして再調査を求め、あらためて環境影響評価を行うよう要望した。
 調査は2006年の2、6、9月に建設予定地内にある7洞窟で実施。目視やバットディテクター(コウモリの出す超音波を識別し個体を見分ける機械)などを用い調査した。県の調査報告書で「コウモリの利用は困難」としていた1洞窟にヤエヤマコキクガシラコウモリの生息が確認されるなど新たな発見があったとしている。
空港建設予定地内には近い将来に絶滅の危険性が高いとされる「絶滅危惧1B類」の「ヤエヤマコキクガシラコウモリ」「カグラコウモリ」「リュウキュウユビナガコウモリ」の3種が生息。県はこれらのコウモリが多く生息する北側の2洞窟を保全し、工事にかかる洞窟については「人工洞窟を設置する環境保全措置を実施する」などとし、「影響は少ない」としている。
 これに対し同調査委員会は、新たな「ヤエヤマコキクガシラコウモリ」の生息確認のほか、人工洞窟は「事例のない非科学的な対処で効果は全く期待できない」とし、北側2洞窟の保全にも、生息環境として洞窟全体が重要と説明し「洞窟郡全体の重要性を評価しておらず極めて問題」と批判している。
 新石垣空港課の職員は「検討はするが、計画の変更についてはなんとも言えない」と述べた。

※関連記事
1/1  新石垣空港問題、本年度はコウモリ保全対策





防水デジタルカメラ/BIGJOBシリーズに新製品発売(2007/1/13 入手)
 富士フイルム株式会社から工事現場用デジタルカメラ「BIGJOBシリーズ」の新型モデルが発売された。
 今回新たに発売された「BIGJOB HD−3W」は、先代モデル「BIGJOB HD−1」が310万画素、最高感度800、ストロボ有効距離5m、1.5型モニターだったのに対し、604万画素、最高感度1600、ストロボ有効距離10m、3.0型モニターグレードアップ。グローブなどを着けたままで操作できる大型ボタン類も搭載。防水(7級)に防塵(6級)性能も加わった。
 価格はオープン(50,850円〜69,800円)。

富士写真フイルム&富士フイルム製工事現場用カメラシリーズ一覧
機種名 発売日 特 徴 備 考
WORK RECORD 28 1993年10月 防水(7級)/28mmレンズ/ストロボ有効距離14m 生産終了
WORK RECORD OP 1993年12月 水深1m/28mmレンズ/ストロボ有効距離14m 生産終了
BIGJOB DS-250HD 1998年3月 150万画素/防水(7級)/28mmレンズ/単焦点タイプ 生産終了
BIGJOB DS-260HD 1999年3月 150万画素/防水(7級)/光学3倍ズーム/ストロボ有効距離5m 生産終了
BIGJOB DS-230HD 2000年2月 150万画素/防水(7級)/28mmレンズ/光学3倍ズーム/ストロボ有効距離5m 生産終了
BIGJOB DS-270HD 2002年2月 220万画素/防水(7級)/28mmレンズ/ストロボ有効距離5m 生産終了
BIGJOB HD-1 2004年2月 310万画素/防水(7級)/光学3倍ズーム/28mmレンズ/ストロボ有効距離5m 生産終了
BIGJOB HD-3W 2007年1月 604万画素/防水(7級)/光学3倍ズーム/28mmレンズ/ストロボ有効距離10m  





第6次龍泉洞測量調査が行われる(2007/1/7 入手)
 岩手県下閉伊郡岩泉町の観光洞「龍泉洞」で1〜6日、6回目となる龍泉洞測量調査が行われた。
 主催は日本洞穴学研究所。本調査は2005年より行われており、ケイブダイビングを除く再測量が目的。
 今回は水晶宮の未記載通路、第3地底湖付近から+65度傾斜で延びる竪穴、第4地底湖付近から上層へ延びる竪穴などを確認。
 第3地底湖付近からの竪穴は比高+35m地点で狭洞となっており、その先には洞幅数mの通路が視認できたものの通過できなかった。また、第4地底湖付近からの竪穴も更に続いているのが確認されたが、時間切れとなりアタックを断念した。
 次回は2月に実施。今回確認された通路のディギングや人工登攀による調査に加えて、第3地底湖〜第4地底湖の上層ルートよりさらに上層へ延びる通路への人工登攀を行う予定。




奄美大島と沖永良部島で写真展「沖永良部の洞窟」開催(2007/1/7 横濱ケイビングクラブより入手)
 2007年1月5日(金)〜21日(日)まで、鹿児島県奄美大島の奄美パーク(奄美市笠利町節田)と、沖永良部島和泊町歴史民俗資料館(和泊町根折)にて「奄美群島の世界自然遺産登録に向けた取り組み」として、写真展「沖永良部の洞窟」が同時開催された。
 主催は鹿児島県と奄美群島広域事業組合。




仏国、ペツル社ケイビングスーツ生産中止(2007/1/6 入手)
 フランスのクライミング・ギア・メーカー ペツル(PETZL)社が、ケイビング用オーバースーツやインナースーツの生産を中止していることがわかった。
 生産中止となったのはナイロン製スッド(SUD)、PVC製スティックス(STYX)の2種類のオーバースーツと、バリストレッチ(BURYSTRECH)、クリマ(CLIMA)の2種類のインナースーツ。すでにPETZL社やアウトドアショップのEXPE社などのカタログには掲載されていない。
 日本国内では株式会社アルテリアが輸入代理店となっているが、今後は在庫のみの販売となる。在庫の問い合わせはinfo@alteria.co.jpまで。




秋吉台で冬眠コウモリ観察会を実施(2007/1/6 西日本新聞より入手)
コウモリの冬眠を観察 秋吉台エコ・ミュージアム 年1回鍾乳洞で案内

 秋吉台国定公園のビジターセンター「秋吉台エコ・ミュージアム」(美東町、前田時博館長)は、全国的に珍しい冬眠中のコウモリの観察会を年に1回、地元の鍾乳洞で開いている。専門家の案内でデリケートな冬眠への影響を最小限に抑え、冬ごもりの姿をそっとのぞきこめる。
 秋吉台には、キクガシラコウモリやモモジロコウモリなど6種類のコウモリが生息。秋吉台科学博物館(秋芳町)を中心にコウモリの研究が盛んで、生態を熟知した専門家も多い。
 同ミュージアムは、この恵まれた環境に着目。2001年に冬眠の観察会を始めた。超音波の鳴き声を聞く活動期の観察会は各地にあるが「冬眠中はほかにないでしょう」と、コウモリ博士の異名を持つ庫本正・同博物館名誉館長(69)は話す。
 ただ、冬眠は単なる眠りではない。コウモリ研究の第一人者で、観察会を案内する松村澄子・山口大大学院助教授(59)によると、ぎりぎりまでエネルギーを抑え、命懸けで春を待つ冬眠の妨害は「コウモリの死活問題になりかねない」。
 沖縄県・西表島では、観光業者がエコツアーの名目で子育て中のコウモリの観察会を繰り返したため、繁殖地が放棄された事例もある。「生態を熟知したガイドがいなければ、観察会は生息地を荒らすだけになる」(松村助教授)。
 このため、観察会は「学術的観察調査」として美東町教委の許可を得て実施。参加者は松村助教授の座学を受け、鍾乳洞の天井から逆さまにぶら下がったり、岩の割れ目に潜り込んだりして越冬する姿を静かに眺める。
 観察場所の「三角田(みすまだ)洞」には、国際的に重要な水辺を守るラムサール条約に登録された"地下の川"も流れる。環境の保全と活用の両立を目指す同条約の理念「ワイズユース(賢明な利用)」を受け、前田館長は「冬眠の神秘や生態系を見つめる場にしたい」と観察会の意義を説明する。




中国、洞穴破損の影響で地盤沈下(2007/1/6 レコードチャイナより入手)
鍾乳洞が破損、地盤沈下で住民が避難−広西省梧州市

【中華人民共和国発】
 2007年1月4日、広西(こうせい)梧州(ウージョウ)市の海傑(ハイジエ)村では、地盤沈下のため、42世帯約300人もの住民が仮設テントへと避難した。安全が確保されるまでの間、住民たちは仮設テントでの暮らしを余儀なくされる。
 地盤沈下が発生し始めたのは、2006年12月29日の午前1時ごろのこと。村の広い範囲で地盤沈下が発生し、多くの建物で壁に亀裂が走ったり、損傷などの被害が出ている。建物の倒壊の恐れもあることから、この日、住民たちの緊急避難が行われた。なお、死亡者は出ていない。
 調べによると、村の地下には巨大な鐘乳洞が存在しているという。この鐘乳洞の一部が破損し、内部の地下水が流れ出たため、鐘乳洞内部の圧力が変化し、広範囲の地盤沈下を誘発したと見られている。




龍泉洞キャラクター商品が新発売(2007/1/4 入手)
 岩手県岩泉町の観光洞「龍泉洞」でキャラクター新商品「龍ちゃん」が発売されていることがわかった。
 「龍ちゃん」は龍をモデルにした龍泉洞のマスコットキャラクター。これまでのウサギコウモリグッズに加えて、龍泉洞限定商品が増えたことになる。
 バリエーションはキーホルダー、根付(紐は水色、ピンクの2種)、ボールペンで各400円(税別)。




大山水鏡洞が総延長10,483m+αに更新(2007/1/4 横濱ケイビングクラブより入手)
 鹿児島県沖永良部島の大山水鏡洞が2007年1月調査で、総延長10,294m+αから10,483m+αへ更新された。
 詳細や測量図は3月発行予定の沖永良部島洞窟探検隊第15次報告書(横濱ケイビングクラブ発行)で発表される。




沖永良部島の魔氷洞を確認(2007/1/4 横濱ケイビングクラブより入手)
 魔氷洞の洞口付近はここ15年間に実施された大規模な基盤整備と道路改修工事に加え、洞口のすぐ脇に貯水池が築かれるなどの工事により付近の様子が大きく変わってしまい、洞口の位置が特定できず、消滅した可能性があると報じられていたが、2006年12月31日に横濱ケイビングクラブにより再び存在が確認された。洞口を取り囲む用に設置さられていたフェンスもそのままの状態で残されている。




南ア、肥満女性が観光洞で拘束(2007/1/3 ペニンシュラより入手)
愛のトンネル、肥満女性が洞穴ではまる

【南アフリカ共和国・ケープタウン発】
 太りすぎの女性が元日の約12時間、有名な南アフリカの洞穴で他の23名とともに動けなくなったと、当局が昨日語った。女性は正午過ぎに「愛のトンネル」で動けなくなり、滑車の助けを借りて午後11時30分に自由になったと、西ケープにあるカンゴー・ケイブス(Cango Caves)マネージャーのヘイン・ガースナー(Hein Gerstner)氏は語った。
 「彼女は本当にとても大きな女性であった」「彼女はガイドに切符売り場でそのツアーは困難かもしれないと事前に警告されたにも関わらず、彼女は行くと言ってゆずらなかった」と、彼はレスキュー隊に叫んだ。「我々は表面をなめらかにするために潤滑剤を使い、彼女を持ち上げるために滑車を使った」「彼女は結局ストレッチャーで運び出された」と、ガースナー氏は語った。
 女性の後ろで別のトンネルに閉じ込められた23名は、救助作業の間、毛布、水、チョコレートバーとバケツを与えられた。開放後、女性は処置のために近くの病院へ連れて行かれ、すぐに退院した。他の者の危害はなかった。




新石垣空港問題、本年度はコウモリ保全対策(2007/1/1 八重山毎日新聞より入手)
新石垣空港が着工 2013年の供用開始目指す

 カラ岳陸上地区での新空港建設は昨年10月に起工式を行い、2013年3月の供用開始に向けて工事が始まった。新空港問題は、計画スタートから30年を経て、大きな節目を迎えた。同11月の知事選では「工期短縮」を打ち出した仲井真弘多氏が当選。本当に工期は短縮されるのか。「ゼネコンが参入して地元企業から工事を奪うのではないか」との不安に対して、仲井真知事は県議会で「もっともなことだ」と答弁するなど、工期を短縮するのか、しないのか、はっきりした方針は示していない。
 総事業費420億円の新空港建設は現行計画では工期を2012年度までの7年間としている。本年度から2012年度まで用地造成を行い、2009〜2012年度に舗装工事、2008〜2011年度に照明工事、2010〜2012年度に建築工事を行う。
 本年度は環境対策関連が中心。小型コウモリ類を保全するための人工洞設置と移動経路の植栽、ハナサキガエル類の保全のために人工的に創出するビオトープの設置、工法の効率性などを調べる試験盛土を行っている。
工期短縮について、最大のネックは「用地取得」との見方がある。
 県は、土地共有による反対運動(トラスト運動)の参加者からの用地取得について、土地収用法の適用を辞さない構え。同法の手続きに入るには、トラスト運動の参加者との間で十分に用地交渉を行うことが前提になるし、手続き着手から用地取得までには3年程度は必要とみられている。
 このため、7年間の工期のかなりな部分を用地取得に費やさなければならない可能性があり、大幅な工期短縮は難しいのではないかというのだ。
 県は昨年の12月定例会で「工期短縮が可能な施工方法の採用を視野に、地元企業への優先発注にも十分に配慮しながら取り組んでいく」(首里勇次土木建築部長)と答弁し、工期短縮の可能性を探る方針を示した。
 ただ、「7年工期というのは、環境が一気に変化するのを避け、生態系に負担がかからないようにするという配慮があってのものだったはずだ」(環境検討委員)として、工期短縮が環境面への配慮をおろそかにするのではないかという懸念も出始めている。


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