巷の噂(2006年版)

新石垣空港問題、コウモリ用人工洞窟建設中(2006/12/28 八重山毎日新聞より入手)
コウモリの人工洞 年明けから本体設置工事へ

 カラ岳陸上地区で進められている新石垣空港建設計画は10月20日の起工式から2ヵ月余りが経過し、現地では環境対策などの工事が進められている。小型コウモリ類のために整備する人工洞設置工事は、人工洞本体を置く場所を掘り下げる床堀の作業が終了し、年明けから本体の設置作業が始まる見通しだ。ハナサキガエル対策として人工的に創出する生態系のビオトープは年明けに発注する計画。土木工事で除去されたヤシ類を別の場所に移植して、小型コウモリ類の飛翔ルート確保のために再利用する作業が並行して行われている。
 人工洞は、計画地内に生息するヤエヤマコキクガシラコウモリなど絶滅危惧種の小型コウモリ類のために設置するもので、事業費約9000万円。
 人工洞内の温度や湿度などを安定した状態に保つため、本体設置後に厚さ3メートルの盛土を行ったうえで植栽をほどこす。
 すでに生息が確認されている自然の洞窟や人工洞とえさ場との間には植栽を行い、飛翔ルートを確保する計画。
樹種の選定はまだ完全には結論が出ていないが、計画地内で行う土木工事によって再利用可能なヤシ類が除去された場合には、飛翔ルートに移植している。
 ビオトープは延長250メートルの水路などを整備して多様な生態系を創出していくもの。滑走路北端に近い海沿いの地点に設置する計画。
 より安い費用で効率的に作業を進めることができる施工方法を検討する試験盛土工事も進められている。同工事では、32トントラックなど特殊な工事車両も導入され、合理的な施工方法を選ぶのに必要なデータを収集している。

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山口地学会創立40周年シンポジウム開催(2006/12/23 西日本新聞より入手)
山口地学会創立40周年 ナウマンゾウの歯展示 23日山口市 記念式典でシンポも

 山口の地学研究をリードしてきた「山口地学会」(会長・加納隆山口大教授、131人)が23日、山口市湯田温泉2丁目のホテルニュータナカで、創立40周年記念の展示会やシンポジウムを開く。県内の地学関係では最も貴重な文化財とされる日本最大のカルスト(石灰岩)台地「秋吉台」関係の展示物も並ぶ。
 同学会は1966年に発足。秋吉台の歴史や石灰岩など県内の岩石を網羅した「山口県の岩石図鑑」(1991年)の編集は、県レベルの地学会の業績としては最高水準にある。このほか「新編山口県地質図」なども作成し、地学研究を通して地域の自然科学や文化の発展に貢献してきた。
 40周年記念式典では会員向けセレモニーの後、午後零時半から会員がお宝化石などを持ち寄った「展示会」がある。秋吉台の鍾乳洞で出土した30万年前のナウマンゾウの臼歯やオオヤマネコの骨、秋吉台で発見された世界的に有名なナガトサンゴの化石、世界最古の岩石など貴重な標本が並ぶ。
 午後2時からは、シンポジウム「大地の研究・普及・活用を考える−山口の地学40年の歩み」。同学会員5人が意見を交わす。展示会とシンポジウムの一般参加は無料。




米国洞穴映画「地獄の変異」DVD発売(2006/12/21 入手)
 2006年9月30日より日本公開されたアメリカ映画「地獄の変異(原題:THE CAVE)」が2007年2月21日にDVD発売されることがわかった。
 本作品は、ルーマニア・カルパチア山脈で発見された推定距離145kmのケイブシステムを初調査していた洞穴探検家が幽閉、そこへ地底環境に変異した様々な生物が襲いかかるというアクションホラー映画。
 監督・脚本は初監督となるブルース・ハント。出演は「コヨーテ・アグリー」のパイパー・ペラーボ、「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のコール・ハウザーほか。
 ブルース・ハント監督と製作スタッフによる音声解説、予告編付き。ソニー・ピクチャーズエンタテインメント販売。税込3990円、本編時間97分。ブルーレイディスク版4980円も同時発売。




「ケイビングジャーナル第27号」発刊(2006/12/20 入手)
ケイビングジャーナル第27号 日本洞窟学会の機関紙「ケイビングジャーナル」の第27号が発刊された。A4サイズ67ページ。600円(税込/日本洞窟学会会員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・特集 ケイビングクラブの実態
・日本洞窟学会第32回大会(東京大会)報告
・2006年度中四国ケイバーズミーティング報告
・南仏プロヴァンスの洞窟1
・槇島フランス日記
・Under Ground Stream
・日本の観光洞
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
・学会のページ(第62回評議員会議事録、日本洞窟学会第33回沖永良部大会案内)
 アンケート調査による特集記事「ケイビングクラブの実態」が掲載された。
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。




岩手県一関市の猿沢川が再び陥没(2006/12/12 岩手日報より入手)
陥没が両岸まで拡大 一関・大東の猿沢川

 川底の陥没が10月下旬から度重なっている一関市大東町の猿沢川で、陥没が両岸(幅約10メートル)にわたる規模まで拡大した。護岸堤の一部も崩れ、川の水は陥没地点に流れ込み、流れが寸断されている。県は修繕工事を業者に発注しており、近く工事に本格着手する見通しだ。
 現場は川口橋付近。2003年12月に大規模な陥没があった。今年7月にも2ヵ所で陥没が起き補修したが、10月下旬から補修地点の近くで新たに2ヵ所発生した。
 規模は徐々に広がり、ほかにも数ヵ所で発生。陥没の「点と点」が「線」となって両岸までつながり、河川を横断する形で溝ができた格好だ。川の流れは陥没地点で途絶えているが、下流部では沢水が流れ込み水量を維持している。
 地域住民によると、陥没地点の一帯は石灰岩の地層で、地下洞になっている可能性が高いという。県は陥没のたびに補修してきたが「完治」に至っていない。
 県南広域振興局千厩土木センターは金網に石を詰めた「布団かご工法」で陥没を修繕する。現段階で工事予算は約100万円にとどまっているため、一部となるが、状況を見て修繕を加える考えだ。
 現場は水田地帯で、通行量が多くはないが、同センターの菅原佐所長は「人的被害がないようにしなければならない。まず、陥没を埋めた上で、護岸堤の工事に入りたい」と対応を急いでいる。

※洞穴調査は予算の関係で先送りされている。
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7/13 岩手県一関市の猿沢川が陥没





ミシェル・ウィーが龍河洞訪問(2006/11/26 デイリースポーツより入手)
ウィーが傷心?の鍾乳洞見物

 男子ツアー、カシオワールドオープンに出場し、予選落ちしたミシェル・ウィー(17)は25日、国の天然記念物に指定されている高知県香美市の龍河洞を訪れた。昨年に続く予選落ちとあって悔しい休日のはずだが、そんなことはおくびにも出さず、日本の文化や名所に興味津々。普通の高校生に戻ってリラックスした様子で観光した。




ハナンダー洞窟で発掘調査(2006/11/21 沖縄タイムスより入手)
日本人の起源探る/南城の洞穴 国・県調査/「港川人」超す発見期待

 沖縄で新たな化石人類の発見を目指している国・県の共同発掘調査がこのほど、南城市玉城奥武の通称「ハナンダー洞穴」で始まった。20日までに2、3万年前に絶滅したリュウキュウジカなどの化石が数百点出土した。調査団長で国立科学博物館人類研究部の馬場悠男部長は「今後、人類の骨が見つかる可能性は十分ある」と期待する。
 調査は文科省の「更新世から縄文・弥生期にかけての日本人の変遷に関する総合研究」の一環。国立科学博物館、東京大学総合研究博物館と県立博物館が中心となり、化石の宝庫といわれる沖縄で、日本人の起源につながる新たな人骨発見を目指す。
 2007年秋に開館予定の県立博物館新館に、港川人骨2体が東大総合研究博物館から「里帰り」展示されることから、沖縄の更新世(約200万年前〜1万年前)の人類遺跡を探る共同研究が実現した。
 ハナンダー洞穴は、1万8000年前のものとされる港川人骨が発見された旧具志頭村(八重瀬町)港川遺跡に近い。05年度からの予備調査の中で、県側メンバーで各地の洞穴をフィールドワークしている「おきなわ石の会」の大城逸朗会長らの意見を参考に、最初の発掘場所に選ばれた。港川人は地層の裂け目から発見されたが、大城さんは「当時の人々がすみかとしていた場所があったはずで、有望な候補地の一つだ」と話した。
 13日に始まった発掘には、馬場団長、500万年前の最古のヒト・ラミダス猿人発見者の諏訪元・東大総合研究博物館教授らが参加。22日まで実施。今後も定期的に調査を続ける。2人は那覇市のてぃるるで23日に開かれる博物館新館・開館記念展プレイベントで、今回の発掘調査について講演する。




北海道最長「北海洞」が総延長470mに更新(2006/11/20 北海道新聞より入手)
北斗 鍾乳洞は総延長470メートル 地形などを調査 北大探検部など

 北大探検部のメンバーが9月に北斗市の戸切地(へきりち)川上流で発見した道内最長規模の鍾乳洞に18、19の両日、NPO法人日本洞穴ネットワーク(本部・東京)の代表らが訪れ、同部メンバーとともに鍾乳洞の形成や周辺の地形を調査した。
 藤民子理事長と中野茂樹理事で、同ネットワークは岩手県岩泉町にある長さ23.7キロの「安家洞」などを調査した実績がある。
 藤理事長らは、洞の中間地点を横切って流れている地下水を境に、洞内の広さや堆積している泥の質が異なることから、鍾乳洞が二つの年代に分けて形成された可能性などが考えられると推測。
 また、近くの沢では水が地下にしみ込み、流れが途切れていたところがあった。藤理事長は「水が地下にしみ込んでいるところは鍾乳洞ができやすい。新たな鍾乳洞の発見が期待できる地域は全国でも希少で、来年も調査に訪れたい」と話していた。
 また鍾乳洞の長さは発見時点で270メートルだったが、その後、北大探検部が複数ある支洞の測量を重ねた結果、総延長距離は470メートルとなった。

※関連記事
8/27 北海道最長となる新洞「北海洞」発見





KODOMOラムサール会議で秋吉台地下水系を発表(2006/11/19 西日本新聞より入手)
地下水の世界知って 子どもラムサール会議 ブロック交流始まる 小学生ら報告

 国際的な水辺を守るラムサール条約の意義を子どもの視点で見つめる「KODOMOラムサール」の近畿・中国ブロック湿地交流が18日、鳥取県米子市の米子水鳥公園で始まった。同条約に登録された「中海」(同県、島根県)そばの会場で、同ブロックや韓国からの参加者が、それぞれの環境保全活動を報告し、連携を深めた。
 「KODOMOラムサール」は、NGO(非政府組織)の「ラムサールセンター」(東京)などが、次世代を担う子どもに同条約の理念を伝えようと主催。環境省など後援。
 ブロック湿地交流には、近畿・中国地区の同条約登録地8ヵ所のうち「秋吉台地下水系」(秋芳、美東町)など5ヵ所をはじめ、韓国や沖縄などから約30人の小中高校生が参加した。
 交流会では、日本国際湿地保全連合の辻井達一会長が「人と湿地」の演題で基調講演。豊かな自然だけでなく、動物の狩り場や稲作の場として食べ物も提供してきた湿地と人の暮らしのかかわりなどを説明し、「これからもっといろいろなことができることがないか、考えてほしい」と呼び掛けた。
 各地からの報告では、秋芳町立嘉万小と美東町立赤郷小の児童が、秋吉台や鍾乳洞の世界を説明し「広い台地の下に豊富な地下水系があるのが不思議」と発表。中海や宍道湖、琵琶湖などの水辺環境の保全活動も報告された。




古文書から元祖河内ノ風穴を発見(2006/11/10 インターネット新聞JanJanより入手)
ついに発見! 元祖・河内の風穴 古文書に登場する幻の竪穴洞窟

 滋賀県を代表する洞窟のひとつとして広く知られている河内の風穴(滋賀県犬上郡多賀町)。江戸時代の地誌の中で、これとはまったく別の本当の「河内ノ風穴」がある、と記されながら、これまでその存在が確認されていなかった幻の洞窟を、愛知県に本部を置く探検愛好家グループ・J.E.Tの有志がこのほど発見した。
 地誌によると、当時「河内ノ風穴」と呼ばれていた洞窟は別の場所にあり、構造も横穴でなく竪穴であったという。地誌が風穴のあった場所として示す地域には、これまで他に竪穴洞窟が見つかっておらず、地元で言い伝えられている竪穴の存在場所とも一致することから、地誌に書かれた竪穴であるとみて間違いないようだ。
約250年前にまとめられた十巻からなる地誌「江左三郡録(ごうささんぐんろく)」には滋賀県東部から北部にかけての集落や村々の様子が詳しく描かれている。その中で河内地区の四つの村を紹介する部分に「河内ノ風穴」に関する記述がある。
 それによると、風穴は河内下村の裏山からやや離れたところにある「井の如き自然の穴」で、この穴の存在を知らない人は河内宮前村の「窟(いわや)」を風穴と呼んでいるが、本当の「河内ノ風穴」はこちらだ、と解説している。県の天然記念物に指定されている現在の河内の風穴は、ここでは「窟」と呼ばれている。
 この竪穴洞窟を発見したのはケイビング(洞窟探検)クラブ、J.E.T(本部愛知県一宮市)の会員有志5人。それまでにも多賀町内に勤務するJ.E.T会員や町立博物館が何度か調査を試みたが、発見には至っていなかった。そこで今回は、村に残る底なし穴の言い伝えをもとに場所を絞り込んで探索。ようやく木々に覆われた谷間の地表に直径約3mの真っ黒な穴がぽっかり開いているのを見つけた。
 その後の測量で、洞窟の高低差は約23mであることなどが分かった。ただ、洞窟底部には周囲から落ちたと思われる土砂が堆積しており、地誌が書かれたころにはもっと深い竪穴だった可能性がある。
 地誌の情報を提供するなどしてきた町立博物館は「地誌に記述があるのに場所が分からない洞窟として、その存在の確認がずっと懸案になっていた。今回ほぼこれに間違いないとみられる洞窟が見つかったのは実に喜ばしいこと。今後はこうした洞窟と人間とのかかわりがどのように変化してきたかなどについて検証を進めたい」と話している。




豪州、国内4位の水中洞穴発見(2006/11/8 ワールド・ワイド・ケイビング・ニュース・ネットワークより入手)
オーストラリアで4番目に長い水中洞穴が発見される

【オーストラリア連邦・南オーストラリア州発】
 ケイブダイバーであるアラン・ポリーニ氏(Alan Polini)とポール・ホージ氏(Paul Hosie)は、ナラボー平原の探検とBurnabbie Caveの測量の1週間遠征から戻った。
 洞穴は500m延長し、現在、調査した通路は2,750m(9,000フィート)以上。これはオーストラリアで4番目に長い水中洞穴である。
 この成果はオフマウント閉鎖式循環式呼吸装置(CCR:Closed Circuit Rebreather)の使用であった。実行された大部分のダイビングは3〜4時間。
 ダイビングの詳細、使用された器材と更新された洞穴の地図は、2007年1月のガビア山でのオーストラリア洞窟学連盟会議(Australian Speleological Federation Conference)ので発表される。




中国、南西部が石漠化(2006/11/7 Record Chinaより入手)
中国南西部で石漠化が深刻に 石と化した広大な土地−貴州省

【中華人民共和国発】
 近年、貴州省の石漠化問題が日々深刻さを増している。石漠化とは、もともとカルスト地形を土台とし、その上に土がかぶさり樹木が生えているような土地で、その土と樹木が失われ、石灰岩が露出する現象のことで、砂漠化にも劣らぬ重大な問題である。貴州省周辺の雲南省や広西チワン族自治州でも同様の現象が見られる。
 貴州省水利庁が2006年7月30日に公表したデータによると、貴州省の17万6000平方キロメートルに及ぶ土地は、カルスト地形がその73%を占め、軽度石漠化の面積は3万6000平方キロメートル、省の総面積の約20%となっている。このほか4万3714平方キロメートルの土地が、石漠化の危機に瀕している。
 石漠化は貴州省とその周辺で昔から起きてきた土壌流失による典型的な現象であり、経済の発展に比例して面積も大きくなる。生態環境の維持と人類の発展の間に、常に存在する矛盾がここにも現れている。




韓国慶尚南道知事が秋吉台を視察(2006/11/7 西日本新聞より入手)
08年ラムサール会議開催地 慶尚南道知事(韓国)が視察

 2008年にラムサール条約締約国会議が開かれる韓国・慶尚南道の金台鎬知事らが6日、地下水系が同条約に登録されている秋吉台(秋芳、美東町)を視察した。山口県と姉妹都市の慶尚南道には、国際的に重要な湿地を保全する同条約に登録された「牛浦(ウポ)沼」があり、金知事は地域振興策などで情報交換していく考えを示した。
 金知事ら8人は、開催中の国民文化祭やまぐち2006の視察後、秋吉台の草原と秋芳洞を訪れた。
 カルスト展望台で、秋吉台科学博物館の庫本(くらもと)正名誉館長が地下水系などについて説明。自然環境の保全と両立できる観光振興を目指す秋吉台地域エコ・ツーリズム戦略会議の山本時博議長が、同条約の理念である「ワイズユース(賢明な利用)」を生かし、豊かな自然環境を再利用していく試みを紹介した。
 金知事は「エコ・ツーリズムで地域が潤う施策を推進したい。先進地の山口県から学ぶことは多い」と情報交換で相互協力していく考えを伝え、山本議長は「一緒に考えて豊かな地域をつくりましょう」と答えた。




龍河洞熟成酒を搬出(2006/11/7 高知新聞より入手)
龍河洞貯蔵で熟成 1300本蔵出し

 香美市土佐山田町逆川の龍河洞で6日、洞窟内で熟成させていた日本酒約1300本を搬出する"蔵出し"が行われた。
 南国酒販協同組合(中村隆之理事長)が毎年貯蔵。同市や香南市の蔵元3社の「龍の舞」「龍の郷」「龍の夢」に加え、今年4月には試験的に宇宙酒「豊の梅」「松翁」も搬入した。
 貯蔵場所は入り口から約100メートルの場所にあり、一般には非公開の「ゆるぎの間」。内部の温度は年間を通じて15〜16度で一定している上、光が入らないため熟成に適している。
 この日搬出したのは1年物と3年物。組合員ら十数人が洞窟内に入り、20本入りのケースに入った日本酒をバケツリレーで運び出した。
 試飲した中村理事長は「どれも口当たりが丸くなっているが、特に宇宙酒は何とも言えないフルーティーな香りになっていて驚いた」。予想以上の出来栄えに満足そうだった。
 3銘柄の詰め合わせ(一年物4合入り=5000円、同一升入り=1万円、3年物4合入り=1万円)は、同日から同組合加盟店で販売。宇宙酒(4合入り1本=4000円)も同様だが、24本しかないため、取扱店や在庫など問い合わせは南国酒販協(0887・52・1730)。

※「龍の郷」は高木酒造株式会社製造(香美郡赤岡町)、「龍の夢」は株式会社アリサワ製造(香美郡土佐山田町)、「龍の舞」は松尾酒造株式会社製造(香美郡土佐山田町)。1999年より行われている。




英国、18世紀の記述から国内最大の竪穴発見(2006/11/6 デイリー・メールより入手)
ダービーシャー州でロンドンアイより大きい洞穴発見

【グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国・イングランド・ロンドン発】
 洞穴探検家はダービーシャー州(Derbyshire)のピーク・ディストリクト地区(Peak District)で、英国最大の洞穴を発見した。
 「タイタン(Titan)」は床から天井まで約459フィート(140m)と見込まれ、観覧車ロンドンアイとほぼ同じ高さである。
 地元の洞穴探検家であり、一流の地下探検家であるデイブ・ニクソン氏(Dave Nixon)は、大学図書館で18世紀の無名の研究者による記述を見つけた後、洞穴を発見した。
 1793年の新聞に、ジェームズ・プラムツリー氏(James Plumtree)はキャッスルトン(Castleton)近郊の有名な洞穴系リヴァイアサン(Leviathan)をしのぐ洞穴ネットワークを記述した。
 ニクソン氏と洞穴探検家グループは、入口が落石によって塞がれているに違いないと考え、岩を除去することにより、彼らは「タイタン」への長いシステムを発見した。
 ケイバーは入洞前に岩を取り除くことに3年を費やした。
 「それは問題でなく、多くの研究と激務であった。」と、ニクソン氏はBBCに語った。
 彼のチームはケイバーが懸垂降下できる人工シャフトを完成させ、困難な地下5時間の行程を省いた。
 洞穴は石灰岩を侵食する水によって何百万年にもわたって刻まれ、地下で深く落ち込む大滝を有する。




三角田洞で洞内清掃(2006/11/4 西日本新聞より入手)
地下水系の環境保全を 美東町のエコ・ミュージアム 三角田洞で清掃

 国際的に重要な湿地を守るラムサール条約に登録されている「秋吉台地下水系」を汚染から守るため、美東町の秋吉台エコ・ミュージアム(前田時博館長)は、一般参加者を募り、地元の鍾乳洞「三角田(みすまだ)洞」の清掃活動を行った。
 秋吉台地域の鍾乳洞は、雨水などが地下に流れ込む地下水系の入り口で、さまざまなごみが流入する。このため、同ミュージアムは、市民団体「秋吉台エコ倶楽部」などと連携し、洞窟の清掃に取り組んでいる。
 三角田洞(全長約300メートル)の清掃活動は10月29日にあり、小学生7人を含む15人が参加。ペットボトルや空き瓶、農業用ビニール袋、食品用トレイなど、大きなポリ袋5袋分を拾い集めた。コウモリなど洞窟の生き物も観察し、外から迷い込んだカエルやイモリを助け出した。
 三角田の洞内は、三角田川が流れ、流域のごみが集中する。前田館長は「条約登録地だけでなく、その上流部の水を守らなければ環境汚染は食い止められない」と説明。参加者は「洞窟にごみがあると初めて知った」「思った以上にごみが多くて驚いた」と話した。




中国、騰龍洞が世界最大級の洞穴に(2006/11/3 新華社通信より入手)
湖北省騰龍洞は世界最大の洞穴道=科学考察で証明

【中華人民共和国・湖北省武漢市発】
 中国地質大学の?(エン)志武教授が先ごろ発表した騰龍洞合同科学考察成果によると、測量作業を経て、湖北省利川市の「騰龍洞」の入口部分は奥行きが4000メートル、総面積23万平方メートル、容積1575万立方メートルで、中国および世界各地の大型洞穴との比較の結果、現在までに発見されデータが公表されている洞穴の中でも世界最大の洞穴道であることが分かった。
 1日、国内外の科学研究者で構成される騰龍洞合同科学考察隊は、騰龍洞の調査を終了した。今回の、騰龍洞およびその周辺地域の溶岩地質と洞穴観光資源の総合探査では大きな成果が得られた。探査の結果によると、騰龍洞の全長は59.8キロメートルで、1998年の52.8キロメートルという測量結果から7キロメートル延長した。また初歩的な計算では、洞穴の容積は全体で4000万立方メートル近くあるという。
 科学考察隊は、騰龍洞周囲の新しい洞穴および洞穴内の支洞を探索し、大量の鐘乳洞群を発見した。騰龍洞南端の天窓洞、劉家騰龍洞や古い川床の竪井洞穴、竜骨洞地下河は、いずれも探査や観光の価値がきわめて高い。
 また、騰龍洞支洞で初めて中期更新世の哺乳動物群の化石も発見された。10月30日、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所教授の黄万波氏の鑑定で、発見された化石の種類は主にジャイアントパンダ、トウヨウゾウ、カモシカ、そのほかクマ科、シカ科、ウシ科などの動物の化石と証明された。研究では、地質年代は少なくとも20万年前のものと確定されている。
 科学考察隊は、中国地質大学(武漢)、中国地質科学院岩溶研究所、欧州洞窟基金の28名の専門家からなり、英国、アイルランド、オーストラリア、ハンガリーなどからの18名の専門家も含まれている。科学考察は20日間行われた。

※2006年11月3日現在、総延長世界最大の洞穴はアメリカ「マンモス・ケイブ・システム」の590,629メートル。




イラン、アリー・サドル洞探検調査が行われる(2006/11/2 イスラム共和国通信より入手)
アリー・サドル洞探検調査

【イランイスラム共和国・テヘラン州テヘラン発】
 アリー・サドル洞(Ali Sadr Cave)を研究するため、洞穴探検家の国際的グループは、ハマダーン(Hamedan)行政区のKaboudarahangに到着した。
 探検隊のリーダーである英国人探検家サイモン・ブルックス氏(Simon Brooks)は、ドイツに拠点を置くイラン人洞穴探検家Sharareh Qazi氏と熟練した数名の洞穴探検家と共に、その空間を綿密に調査するためにこの北西部行政区に到着した。
 グループは洞穴地図の製作、新空間と地底湖を探索しているとJavad Giahshenas氏は語った。
 また、2006年3月に登山家によって発見されたKaboudarahangのShirin-Su地域でDoudza Caveを訪問することにもなっていると、彼は公表した。
 Doudza Caveはアリー・サドル洞によく似ており、グループはその空間の地図を製作する予定であると彼は語った。
 ウクライナ、ドイツ、ロシア、イギリス、イランの22名の洞穴探検家からなるそのグループは、最近、アブハジア自治共和国のクルーベラ(Krubera/Voronja)として知られている世界最深洞穴を発見したと、Giahshenas氏は更に語った。
 20日間の滞在中、探検隊はケルマンシャー州(Kermanshah)の深さ752メートルのPerav Caveも視察すると彼は語った。




ルーマニア、新人化石は旧人との混血の可能性(2006/10/31 西日本新聞より入手)
旧人と新人ハーフ?の化石 米などのチーム ルーマニアで発見35000年前の人骨

【アメリカ合衆国発】
 ルーマニアで見つかった約3万5000年前の人類化石から、現代人の祖先であるホモサピエンス(新人)と、絶滅したネアンデルタール人(旧人)が混血していた可能性があることが分かったと、米国などの研究チームが30日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。ネアンデルタール人は欧州で独自に進化し3万年前ごろに絶滅、アフリカからその数千年前に来たホモサピエンスに置き換わったとされるが、詳しい様子は謎のまま。研究チームは「単に置き換わったのではなく複雑な過程があったのではないか」としている。
 ただ、混血だったとしても、その人びとは現代人の祖先でないことはDNA解析から既に明らかになっている。
 化石は1950年代に洞窟から発掘され、初期の新人化石として保管されていた。研究チームがあらためて調べたところ、後頭部のこぶのような膨らみや、下あごと関節の形状などにネアンデルタール人の姿をとどめていた。
 一方、ネアンデルタール人の大きな特徴である両目の上の張り出しは小さく、頭頂部が丸いなどほとんどはホモサピエンスの形態で、両者の特徴を併せ持つことが判明。研究チームは、ほかの初期新人化石と比べても、特徴が混在する度合いが大きいことから混血の可能性があると判断した。

混血かどうか判断困難 近藤修東京大助教授(形質人類学)の話
 化石の形だけから混血かどうか判断するのは難しい。今回の化石がネアンデルタール人的な特徴を持っていることは否定できないが、その特徴が必ずしも系統を表しているとは限らず、混血が確からしいとまではいえない。専門家によって意見は異なるだろう。

※人類化石が発見されたのはPestera Muierilor(別名:Pestera Muierii - Women's Cave)。一部が観光化されている。




景清洞で洞窟コンサート開催(2006/10/29 入手)
 秋吉台の景清洞で洞窟コンサートが10月29日に開催された。
 このイベントは「第5回秋吉台リフレッシュパークまつり」の一環。恒例の洞窟コンサートのほか、秋吉台地下水系が国際的に重要な湿地としてラムサール条約に正式登録されたことを記念して写真パネル展や景清洞洞窟探検も開催された。




中国、国内最深洞穴は−983m(2006/10/29 ワールド・ワイド・ケイビング・ニュース・ネットワークより入手)
中国・秦興からのエキサイティングニュース−深さ983メートル!

【中華人民共和国・江蘇省泰州秦興市発】
 主に英国ケイバーからなるグループは、Lanmu Shu DongをQikeng Dongに接続した。Lanmu Shu Dongは昨年、Liuchi Aokou Xia Dongに接続していた。これによって高低差−983m、総延長19,024mの長いシステムになった。

※Lanmu Shu−Qikeng−Liuchi Aokou Xia Dongは世界高低差第85位で中国最深洞穴。




新石垣空港問題、建設許可取り消しの第1回口頭弁論(2006/10/25 朝日新聞より入手)
新石垣空港訴訟、原告は「人間だけ」に 東京地裁で弁論

 沖縄県石垣島の新石垣空港計画を巡り、予定地の共有地主などが国土交通相の設置許可処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が25日、東京地裁であった。原告側は「世界的に有名な白保のサンゴ礁や希少なコウモリなどの生き物に重大な影響を及ぼす」と述べ、設置許可は環境影響評価法などに違反すると主張した。被告の国側は請求棄却を求めた。
 提訴時には希少種のヤエヤマコキクガシラコウモリやアオサンゴも原告リストに名を連ねていたが、裁判所が自然物は権利の主体になりえないとの意向を示し、人間の原告がサンゴとコウモリの意向を「代弁」する形で主張することになった。

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韓国、済州熔岩洞はユネスコ登録の可能性大(2006/10/21 聯合ニュースより入手)
済州の世界自然遺産登録なるか、調査官が高く評価

【大韓民国・済州道発】
 世界自然遺産の候補地現地調査を担当する自然保護団体、国際自然保護連合(IUCN)のディンウォール常任顧問兼諮問官は21日に記者会見を行い、済州島の火山地帯が世界自然遺産に登録される可能性は高いとの見解を明らかにした。ディンウォール諮問官は、15日から済州島に滞在、文化財庁と済州特別自治道がユネスコ世界自然遺産に登録を申請した「済州火山島溶岩洞窟」を視察していた。
 世界自然遺産に登録されるためには「優れた普遍的価値」が認められる必要があり、これは科学的・自然的価値、完全性、保存管理状態で評価される。
 ディンウォール諮問官は、「漢拏山や万丈窟など、済州火山地帯の保存管理状態は大変すばらしい」と評価、済州島の自然遺産活用は世界的に見てもトップクラスで、遺産そのものの美しさと雰囲気に圧倒されだと、調査を終えての感想を述べた。ただ、ハワイなど他火山地帯との比較評価など登録に向けた手順はまだ残っており、「登録のすべての要素を備えているとは言えない」と、慎重な態度を見せた。
 ディンウォール諮問官はこの調査結果を報告書に作成し、来年1月ごろ開催されるIUCNパネル会議に上程する。世界遺産委員会はIUCNの評価報告書を基に、同年6月に開催される世界遺産委員会会議で登録の是非を確定することになる。

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あぶくま洞洞内コンサート開催(2006/10/21 入手)
 福島県田村市の市営観光洞「あぶくま洞」にて、あぶくま洞洞内コンサートが開催される。
 開催は12月10日〜2月4日の各日曜日。ホール「滝根御殿」にて、11:00〜11:30と13:30〜14:00の1日2回行われ、鍾乳洞と音楽家のコラボレーションを楽しむことができる。コンサートは無料だが、入場料がかかる。
 場所などの詳細は田村市役所・田村市観光ガイド参照のこと。




山大洞研が鐙峠の竪穴でゴミ回収(2006/10/17 西日本新聞より入手)
鍾乳洞で不法ごみ回収 地下水系 汚染から守れ 鐙峠の竪穴 軽トラック1台分も

 秋吉台国定公園内にある鍾乳洞で、ごみの不法投棄が後を絶たない。このため、山口大の学生でつくる「山口大学洞穴研究会」(飯田暁会長、13人)や市民団体「秋吉台エコ倶楽部」(吉坂雅隆会長、16人)が協力し、鍾乳洞の清掃活動に取り組んでいる。ラムサール条約に登録された「秋吉台地下水系」を汚染から守る地道な活動だ。
 同研究会は、地下環境の汚染を防ぐため、洞窟に潜るケイビング(洞窟探検)技術を生かし、鍾乳洞の清掃活動を実施。美東町赤の鍾乳洞「鐙峠(あぶみだお)の竪穴」を探険した際、大量のごみが不法投棄されていたことに気付き、今年4月にごみを回収した。しかし、拾いきれないごみが残った。
 そこで、秋吉台エコ・ミュージアム(美東町)と、その活動を支援する秋吉台エコ倶楽部も清掃活動に協力。やまぐち県民活動きらめき財団の助成を得て9月中旬、鐙峠の竪穴の清掃に再挑戦した。竪穴は深さ約30メートル。同研究会の会員が竪穴の底に降りてごみを袋詰めにし、地上に引き上げた。
 捨てられたごみは、未使用の散弾銃の弾、水道ポンプやパイプ、割れたガラス瓶、鍋、電気コードなど軽トラックの荷台1台分もあった。竪穴の入り口は金網(高さ約2メートル)で囲まれており、ごみは金網越しに投げ込まれたらしい。
 飯田会長は「4月の清掃後に捨てられたごみもあった。鍾乳洞は地下の世界の入り口。雨水が流れ込めば、ごみもそのまま地下深くに流される。ここで汚染を食い止めなければ」と話した。
 秋吉台エコ・ミュージアムは29日午前9時から、同町赤の鍾乳洞「三角田(みすまだ)洞」で行う清掃活動の参加者を募集している。小学生以上で定員30人。参加者には景清洞トロン温泉の入浴券と景清洞と大正洞の入洞割引券を贈る。同ミュージアム=08396−2−2622。




「ケイビングジャーナル第26号」発刊(2006/10/15 入手)
ケイビングジャーナル第26号 日本洞窟学会の機関紙「ケイビングジャーナル」の第26号が発刊された。A4サイズ85ページ。600円(税込/日本洞窟学会会員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・イベントカレンダー
・第31回日本洞窟学会大会(多賀町大会)報告
・第30回日本洞窟学会大会(平尾台大会)報告
・第32回日本洞窟学会大会(東京大会)速報
・安家洞の概要
・高等小學讀本にみる鍾乳石記述−続報
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
・学会のページ(第60〜61回評議員会議事録)
 大会特集号として、2004年平尾台大会、2005年多賀町大会、2006年東京大会報告を中心に掲載された。
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。





企画展「河内風穴の自然」開催(2006/10/14 入手)
 滋賀県犬上郡多賀町「多賀町立博物館・多賀の自然と文化の館」にて、平成18年度第4回企画展「河内風穴の自然」が開催されている。
 開催期間は10月14日〜12月3日。主催は多賀町立博物館、共催は河内観光協会、後援は多賀町観光協会。観覧料は無料。
 展示内容は、大地のあゆみ(近江カルストの歴史)、河内風穴の発見(江戸時代の文献:江左三郡録や測量図)、コウモリたちの素顔、洞窟はタイムカプセル?(周辺洞窟からの出土品の壺や獣骨)、洞窟の生き物たち、洞窟八景(写真コンテスト)、河内風穴を行く、イザナギプロジェクト、洞窟探検に行こう!(装備展示)など。
 Japan Exploration Team、東京スペレオクラブ、地底旅団ROVER元老院、NPO法人東洋コウモリ研究所などが協力している。
 場所や開館時間などの詳細は多賀の自然と文化の館参照のこと。




金武鍾乳洞産の古酒が酒類コンクールで入選(2006/10/13 入手)
 全日本国際酒類振興会主催の「2006年秋季全国酒類コンクール」で、泡盛部門第5位に金武酒造(金武町)の「龍・鍾乳洞貯蔵18年古酒」が選出された。
 コンクールは9月12〜13日に東京都内で開催。日本酒、焼酎、泡盛、地ビールの12部門に全国から計280銘柄が出品され、専門家や一般参加者によって審査が行われた。
 選出された古酒は、金武町の金武観音寺境内に開口する金武鍾乳洞(別称:日秀洞)にて熟成されたもの。通常の商品としては5年と12年の契約貯蔵を行っている。




龍泉洞、洞口から16年ぶりに流出(2006/10/13 入手)
 10月7〜13日、岩手県下閉伊郡岩泉町の町営観光洞「龍泉洞」が発達した低気圧の影響で増水、7日間の閉洞となった。
 7〜9日の日程で龍泉洞調査活動を行っていた調査員によると、6日早朝からの豪雨により、8日未明には1時間に30センチメートルの水位上昇が確認され、ピーク時には第3地底湖展望台の床から約3メートル地点まで到達。洞口からは16年ぶりに水流があふれ出し、洞口の鉄錠は急流によりかんぬきが抜けた状態になった。
 かつては豪雨の洞内影響が出るまでに3〜4日間かかったが、山の保水力減少により、現在は雨が降ってから1日半で増水の影響が確認されている。
 なお、安家地区の安家洞や氷渡探検洞の洞口からも16年ぶりの流出が確認された。




大境洞窟住居跡が4年ぶりに再公開(2006/10/12 中日新聞より入手)
大境洞窟住居跡 見学OK 氷見 補修終え4年ぶり

 日本初の洞窟遺跡である氷見市大境の国史跡「大境洞窟住居跡」の補修工事が終わり、約4年ぶりに内部が見学できるようになった。
 洞窟は1918(大正7)年、神社を改築した際に人骨や土器、石器などが多数出土した。専門家による調査が行われ、22年に国史跡に指定された。入り口は南西を向き、高さ8メートル、幅16メートル、奥行き34メートル。波によってできた海食洞で、縄文時代中期から中世までの六層の遺物包含層を持つなど歴史的に重要な遺跡として知られる。
 洞窟天井部に亀裂が生じたため、市は2002年12月に洞窟内を立ち入り禁止とし、昨年10月から補修工事を実施。内壁の岩盤を補強するロックボルトを打ち込んだほか、ロックネットを張ることで小石の落石防止を図った。総工費は7400万円。完工に伴い、10月1日から、洞窟内部は柵が立てられた一部を除いて自由に見学できる。
来年度は洞窟周辺の歩道や案内板設置などの整備を計画している。




新石垣空港問題、調査委員会が環境影響対策を指導(2006/10/11 八重山毎日新聞より入手)
工事の環境影響対策で調査委員会が新空港建設で指導・助言へ

 カラ岳陸上地区での新空港建設に関連して、環境への影響を回避・低減するための措置について専門家らが指導や助言を行う新石垣空港事後調査委員会(委員長・香村眞徳琉大名誉教授)の第1回会合が10日午後、八重山支庁で開かれた。委員からは、県が計画している地下水のモニタリングについて「工事実施区域から赤土を流さないことを示すためには、足りないのではないか」(大森保琉大理学部教授)との指摘があり、今後、県と委員側で調整していくことになった。海域生態系に関するモニタリングでも、工事による影響を把握しやすいように調査ポイントを変更・拡充するよう求める意見が出た。
 新空港建設に関連した工事は今月から始まっており、本年度は試験盛土や小型コウモリ類のための人工洞の設置、ハナサキガエル類の保全のために人工的に創出する生態系「ビオトープ」の設置などを計画している。

※一部抜粋
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新石垣空港問題、WWFが環境調査(2006/10/7 沖縄タイムスより入手)
WWFJ、環境調査へ/新石垣空港建設

 新石垣空港の着工を目前に控え、世界自然保護基金(WWF)ジャパンは6日、建設に伴う影響について、自主的な環境モニタリング調査に取り組むと発表した。工事の影響を追跡するモニタリング調査は、環境影響評価書に基づいて県が実施するが、WWFは「工事による異変を多角的にとらえるには、並行した自主調査も必要と判断した」という。
 調査は、(1)周辺海域のサンゴ類の被度(密度)、(2)カラ岳周辺の猛禽類類、(3)予定地内の小型コウモリ生息など6項目。今後、研究者の支援を得ながら、供用開始まで続けていく方針。
 昨年夏の「新石垣空港環境検討委員会」最終会合では、WWFメンバーの委員が、計画されたモニタリング調査について「十分な環境配慮がなされていない」と主張、調査項目や期間の拡充を求めていた。
 WWFジャパンの岡安直比自然保護室長は「着工後、予想外の環境影響が出る恐れもある。データを基に積極的に提言し、必要があれば工法や計画の見直しも求めたい」と話している。
 新石垣空港建設に向け、県は本年度から用地買収に着手しており、2012年度末の供用開始を目指している。今月20日には起工式がある。

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新石垣空港問題、コウモリ用人工洞建設工事開始(2006/10/7 八重山毎日新聞より入手)
コウモリ類保護で全国初/人工洞窟設置工事がスタート

 カラ岳陸上地区での新空港建設に伴い、ヤエヤマコキクガシラコウモリなど絶滅危惧種の小型コウモリ類が受ける影響を低減させることなどを目的とした人工洞の設置工事が6日、スタートした。コウモリ類を守るために人工洞を使う全国初の試みが始まることになる。新空港整備事業に伴う環境保全の取り組みは内外で高い関心を集めていることから、人工洞の効果を検証する作業も注目されそうだ。
 人工洞は、幅約30メートル、奥行き約50メートルで、空港敷地の北西側の約200メートル離れた旧ゴルフ場敷地内に設置する。来年3月までに完成する。事業費約9000万円。
 人工洞内は、6ヵ所の小部屋で区切られている。小型コウモリ類対策を話し合った小型コウモリ類検討委員会が2004〜2005年度に協議した結果を取り入れたもので、3種類の小型コウモリ類がいずれも利用しやすい仕組みになっているという。
 新空港の整備事業や運用が小型コウモリ類にどのような影響を与えるかを監視するために新たに設けられた新石垣空港小型コウモリ類検討委員会では、来年5月に開く第2回会合で、小型コウモリ類による人工洞の使用状況をどのように確認するかについて論議することになっている。
 八重山支庁によると、小型コウモリ類は出産・保育を行う5〜6月や、活動が落ち着く12月から翌年3月の間などに洞窟を利用する機会が増えることから、こうした時期の使用状況をどのように確認するかといった点などが論議されそうだ。
 人工洞から、付近の林地との間は、小型コウモリ類のえさとなる虫や果実などが付きやすい樹種を植えて結ぶ計画。今後、樹木の調達方法を決めたうえで、あらためて発注する。

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飛騨大鍾乳洞、発見40周年記念式典開催(2006/10/7 中日新聞より入手)
大鍾乳洞発見40周年祝う

 昨年、発見から40周年を迎えた高山市丹生川町日面の「飛騨大鍾乳洞」(中萩久夫社長)で6日、記念式典があった。地元や市から約180人が出席し、節目を祝った。
 同鍾乳洞は、1965年に故大橋外吉さんが発見し、3年後に開業した。全長は800メートル。大橋さんは96年に鍾乳洞を旧丹生川村に寄付、村と地元住民による第三セクターが運営してきた。合併後は、高山市などが経営に参画している。近年は市民の入場無料化や、施設の整備などを進めてきた。
 式では、中萩社長が「40年前の原点に立ち返り、観光地飛騨の一施設としてさらに良いサービスに努めていきたい」とあいさつ。
 大橋氏の妻フミエさんや地元日面の冨士井勉町内会長、25年以上勤めた元社員5人の代表花崎長伸さんに感謝状が贈られた。
 式典後、出席者は鍾乳洞を見学。年間通して10度前後というひんやりとした空気の中、石柱や石筍の織りなす別世界を堪能した。
 7、8日は午前8時から5時まで感謝祭があり、紫水晶の当たる抽選会や野外ステージが予定されている。




グルジア、クルーベラ洞が世界最深記録を更新(2006/9/30 ワールド・ワイド・ケイビング・ニュース・ネットワークより入手)
コール・オプ・ザ・アビス・プロジェクトニュース

 ウクライナ洞穴学協会(Ukrainian Speleological Association)及びウクライナ洞窟学&カルスト学協会(Ukrainian Institute of Speleology and Karstology)は8月19日〜9月20日、コール・オプ・ザ・アビス・プロジェクト(Call of the Abyss Project)としてアブハジア自治共和国アラビカ山塊の「クルーベラ(Krubera)」の探検を行った。
 参加者はリーダーYury Kasjan氏ほか、ウクライナとロシアの16名。新支洞を発見し、深さ−2158mまで更新した。 

※要約




英国洞穴映画「ディセント」DVD発売(2006/9/22 入手)
 2006年7月15日より日本公開されたイギリス映画「ディセント(原題:THE DESCENT)」が11月29日にDVD発売されることがわかった。
 本作品はアパラチア山脈の地下2マイル続く未報告洞穴で英国女性ケイバー6名が崩落により洞内拘束され、壁画、人骨、記された矢印と謎が深まるなか、地底人に襲いかかれるというホラー映画。竪穴降下、狭洞通過などのケイビングシーンは本格的。
 監督・脚本は「ドッグ・ソルジャー」のニール・マーシャル。出演は「CODE46」のナタリー・ジャクソン・メンドーサ、「マグダレンの祈り」のノラ=ジェーン・ヌーンほか。
 第8回ブリティッシュ・インディペンデント映画祭では最優秀監督賞&最優秀映画技術賞、第11回スウェーデン・ファンタティック・フィルムフェスティバルでは最優秀作品賞、プレミア誌では2006映画賞ベストホラー大賞を受賞。日本洞窟学会後援作品。
 メイキング、監督&キャストインタビュー、予告編、SPOTを収録した特典映像ディスク付きの2枚組。エイベックス・トラックス販売。税込3990円、本編時間99分。




1st World Speleological Games in Seville 2006開催(2006/9/19 入手)
男性スピード部門(30mSRT登攀)
1位 Zhdanovych Leksiy ウクライナ 00:46.38
2位 Cheridnichenko Daniil ロシア 00:50.94
3位 Pinheiro Ribeiro Samuel Tomas ポルトガル 00:55.86
女性スピード部門(30mSRT登攀)
1位 Medvedyeva Kateryna ウクライナ 00:54.05
2位 Pozdnyakova Larisa ロシア 01:16.74
3位 Medvedyeva Galyna ウクライナ 01:17.70
男性スタミナ部門(120mSRT登攀)
1位 Provalov Denis ロシア 05:35.46
2位 Zhdanovych Oleksiy ウクライナ 05:39.85
3位 Pinheiro Ribeiro Samuel Tomas ポルトガル 06:43.88
女性スタミナ部門(120mSRT登攀)
1位 Medvedyeva Kateryna ウクライナ 06:34.30
2位 Medvedyeva Galyna ウクライナ 07:35.97
3位 Pozdnyakova Larisa ロシア 07:50.42
男性SRTトラック部門(決勝戦)
1位 Cheridnichenko Daniil ロシア  
2位 Zhdanovych Oleksiy ウクライナ  
3位 Provalov Denis ロシア  
女性SRTトラック部門(決勝戦)
1位 Pozdnyakova Larisa ロシア  
2位 Medvedyeva Kateryna ウクライナ  
3位 Stepanova Sretlana ロシア  
【スペイン王国・アンダルシア自治州セビリャ県セビリャ発】
 9月14〜17日、スペイン・セビリャにおいてSEVILLA 2006 JUEGOS MUNDIALES(セビリャ2006世界ゲーム)が開催された。
 この大会はオリンピックに該当しない国際的スポーツの初の祭典。ケイビング、登山&クライミング、オリエンテーリング、エアロノーティクス(パラグライダー、スカイダイビング)、サブ・アクアテック・イベント(水中ホッケー、水中ラクビー、フィンスイミング)、ライフセービング、キックボクシング、ラグビー、パドルテニス、ポロ、ペタンク、バスクボール、ローラースケート、自動車レース、オートバイレース、パワーボートレース、ビリヤード、ボウリング、チェス、ハンティング、グレイハウンドレース、フィッシングの22競技が行われた。
 ケイビングは1st World Speleological Games in Seville 2006と題し、男女別にスピード部門(30mSRT登攀)、スタミナ部門(120mSRT登攀)、SRTトラック部門(決勝戦)が行われた。結果は右の通り。 
 また、同時に Federacion Espanola de speleologia(Spanish Espeleology Federation)主催によるSpeleo Forum 2006が開催された。




ネアンデルタール人、通説より6000年長く生存か(2006/9/14 産経新聞より入手)

【グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国・イングランド・ロンドン発】
 現生人類に最も近く、約3万年前に姿を消したといわれるネアンデルタール人が欧州で2万4000年前まで生存していた可能性があることを英領ジブラルタルの科学者らが提唱し、話題を呼んでいる。
 ジブラルタル博物館のクライブ・フィンレイソン博士がBBCテレビに語ったところでは、英国やスペイン、日本の研究者が、ジブラルタルにある洞穴の奥でネアンデルタール人が木を燃やしたとみられる場所の地層から発掘した木炭を分析、最近のもので年代が2万4000年前という結果が出たとしている。
 今回の結果は確定していないものの、科学者らは少なくとも2万8000年前まではネアンデルタール人がジブラルタルの洞穴で生活していたとみている。
 フィンレイソン博士は「ジブラルタルの洞穴がネアンデルタール人の地球上で最後の居住場所だったことがうかがえる」と話している。調査結果は科学雑誌「ネーチャー」最新号に掲載、17日まで開かれているジブラルタルの学術会議でも発表される。




米国、学生が地下水系浄化新技術をテスト(2006/9/11 WBKOテレビより入手)
マンモス・ケイブ(Mammoth Cave)の水

【アメリカ合衆国・ケンタッキー州発】
 テネシーの大学生は、ケンタッキーの洞穴を使って地下水系を浄化する新技術をテストしている。
先月、テネシー州立大学の学生は、彼らが開発した技術がより速く洞穴水系を浄化するのを促進できるかどうか見るためにマンモス・ケイブにいた。
 通常、自然浄化するのに20〜30年かかる。
 学生はドライクリーニング溶剤に類似した化学製品が、プロセスの速度を上げることができると考えている。
 環境エンジニアリング教授Tom Byl氏はフォート・キャンベル(Fort Campbell)にて、同じ技術が燃料分解を強化するのに役立ったと述べた。




米国、カリフォルニア州で新洞発見(2006/9/10 CBS13より入手)
セントラル・バレーの国立公園で新洞発見

【アメリカ合衆国・カリフォルニア州発】
 科学者はセコイア&キングスキャニオン国立公園(Sequoia and Kings Canyon National Parks)で新しい洞穴を探検している。
 その洞穴にはカーテンやソーダストロー、フローストーンがある。
 ペンシルバニア(Pennsylvania)に拠点を置く洞穴調査財団(Cave Research Foundation)は先月、洞穴を発見、小熊座 (ウルサ・ミノール/Ursa Minor)と命名した。
 科学者が作図、生物学的目録作成、写真撮影をする間、洞穴は閉鎖される。




日本経済新聞社が観光洞のお得度をランキング(2006/9/7 東海新報より入手)
滝観洞が日本経済新聞社による「お得に楽しめる鍾乳洞」で全国一位

 住田町上有住の鍾乳洞「滝観洞」は、日本経済新聞社による「お得に楽しめる鍾乳洞」のランキングで見事全国一に選ばれた。奥に広がる「天の岩戸の滝」は、29メートルの落差が洞内滝では日本一として知られており、関係者は新たな"一位"のお墨付きを喜び、「今後の入洞者増につながってくれれば」と期待している。
 同新聞社の調査は、「鍾乳洞の魅力といえば洞内の温度や長年の歳月が造りあげた景観など、外界の環境との大きな違いにある。それをお得に楽しめる鍾乳洞はどこか」と47都道府県の観光協会や観光連盟に間い合わせて行われた。
 一般観光客を対象にした53ヵ所の有料鍾乳洞のうち、照明が整っていて特別な装備を用意しなくても歩いて見学できるコースが300メートル以上ある鍾乳洞を選定。洞窟の距離を大人の入場料金で割って「お得度」の指数とした。
 その結果、全国一になったのが同町の滝観洞と白蓮洞で、160ポイントを獲得。
 次は井倉洞(岡山、120ポイント)小半鍾乳洞(大分、117同)不二洞(群馬、117同)郡上八幡美山鍾乳洞(岐阜、113同)龍河洞(高知、100同)秋芳洞(山口、83同)日原鍾乳洞(東京、83同)飛弾大鍾乳洞(岐阜、80同)面不動鍾乳洞(奈良、75同)と続いた。
 内容は、同新聞社が土曜日の朝刊と一緒に配達している生活情報週間紙「NIKKEIプラス1」の8月26日付(何でもランキング)で発表された。
 輝く全国一になった滝観洞と白蓮洞は、記事の中で「管理主体が同じで、一枚の入場券で入れる観光スポット。滝観洞の入り口に近づくと、中から冷風がふき出しており、残暑の厳しいこの時期でも一瞬「寒い」と感じるほどの涼しさ」と紹介。
さらに「最奥部では大きな空洞の天井にある大理石の裂け目から、落差29メートルの滝が轟音を響かせて落ちる。鍾乳洞の名前の由来となった滝で、さわやかな風を巻き起こしている」としている。
 全国有数の鍾乳洞地帯である県内からは、滝観洞と白蓮洞が一位になったが、国内の3大鍾乳洞とされる岩泉町の龍泉洞はベスト10入りできなかった。
 入洞料は大人800円、中高生600円、小学生400円で、20人以上の団体なら各100円引き。

※データもととなった洞窟の距離は観光部分の長さではなく、また実測距離ではなく概算(自称)数値も含まれている。




「天坑 神秘の巨大穴 天坑の謎に迫る」DVD発売(2006/9/6 入手)
 2006年3月、4月に放送されたNHKスペシャル「巨大穴 天坑 謎の地下世界に挑む」が9月6日に発売された。
 本作品は中国・広西チワン族自治区にある巨大竪穴「天坑」の探検番組。この地域へは20年前より立命館大学探検部が延べ8回の遠征隊を送り出した場所でもある。
NHK制作、エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ販売。税込3990円、収録時間109分。

<DVD解説より転記>
 中国南部の山岳地帯で、「巨大な穴」が次々と発見されている。最大のものは直径・深さ共に600メートルにおよぶ。
 2005年11月から中国地質科学院が行ったこの「天坑」の総合調査に取材班が同行した。その調査は、超高層ビルに匹敵する数百メートルの絶壁をロープ1本で下降し、巨大な穴の底に降り立つ過酷なものであった。調査隊が目にした「天坑」の底には、暖かく亜熱帯のような原生林が広がり、独特の生態系が育まれていた。さらに「天坑」の底には巨大な地下世界への入り口となる洞窟があり、20個もの「天坑」同士が地下洞窟で繋がっていることが明らかになってきた。




リュウキュウユビナガコウモリ、西表での調査必要(2006/9/6 八重山毎日新聞より入手)
 5日の第1回新石垣空港小型コウモリ類検討委員会では、予定地内で見付かった絶滅危惧種の1種、リュウキュウユビナガコウモリが繁殖する洞窟が確認されていないことについて、「西表島で調査する必要があるのではないか」(東清二委員長)などの意見が出た。
 委員らによると、沖縄本島や中国地方、紀伊半島などに生息するリュウキュウユビナガコウモリや、同種よりやや大きいユビナガコウモリでは100キロ以上の移動が確認されており、「距離からすると、石垣から西表までの移動はありうる」(委員の前田喜四雄奈良教育大教授)。
 小型コウモリ類の保全対策では、出産や保育などの繁殖や移動、冬期の休眠について生息状況や洞窟の利用状況を調べることになっている。繁殖している洞窟が未確認だと、こうした調査が不十分になるおそれがある。




新石垣空港問題、小型コウモリ類検討委員会が初会合(2006/9/6 八重山毎日新聞より入手)
コウモリ類への影響監視へ/人工洞 本年度中に設置

 新石垣空港の建設工事に伴う小型コウモリ類への影響を監視する新たな新石垣空港小型コウモリ類検討委員会(委員長・東清二琉大名誉教授、5人)の第1回会合が5日午前、八重山支庁で開かれた。
 同委は新空港建設工事が着工する本年度から供用開始後3〜5年間にわたる10年余りの間、小型コウモリ類が工事や航空機の飛行によってどのような影響を受けているか監視するとともに、本年度中に設置する人工洞の効果などを確認していく。
 ヤエヤマコキクガシラコウモリなど絶滅危惧種の小型コウモリ類3種は2003年1月、カラ岳陸上地区の予定地内に生息していることが明らかになったことから、県は「新石垣空港整備にかかる小型コウモリ類検討委員会」を設置し、8回の会合を通じて調査や保全策を検討してきた。
 2005年5月には、国交省が県がまとめたアセスに対しては、小型コウモリ類の保全を求める意見を提出している。
 この日の第1回会合では、新空港が来月着工するのに合わせて本格化する調査の日程を確認し、小型コウモリ類の生息状況や洞窟の利用状況、餌となる昆虫の状況などについて、空港が供用開始してから3〜5年後までモニタリングし続けることなどを決めた。
 人工洞窟については、来年3月までに設置を終えるとの計画が示された。
 小型コウモリ類に電波発信機を装着して移動経路を調べるテレメトリー調査が実施されなくなったことについては、NPO法人コウモリの保護を考える会理事長の向山満委員が「調査はまだ不十分だ」と不満を示した。同調査は2003年度から3年間、実施されてきた。

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6/15 新石垣空港問題、建設許可取り消しを提訴
2/8  新石垣空港問題、コウモリ用人工洞穴に疑問





韓国、インターネットで洞穴体験(2006/9/5 朝鮮日報より入手)
インターネットで洞穴体験

【大韓民国・江原道三陟市発】
 三陟市はインターネットを通じて幻仙窟(ファンソングル)、大金窟(デグムグル)、観音窟(カンヌングル)の神秘を体験することができる洞穴仮想体験システムを作る事にした。このシステムが構築されれば、ネチズン(Netizen、Network Citizenの略称)たちが直接洞穴を訪問しなくてもインターネットを通じて洞穴内部の秘境を鑑賞して説明を聞くことができるようになる。三陟市は単純な文書情報ではない興味ある教育・学術資料に活用されることができるように、今後はシステム製作にアニメーション技法などを適用する計画だ。
 また、三陟市はシステムが洞穴に対する総合情報センターの役目ができるように多様な資料と機能を取り揃える事にした。




韓国、ドリーネ未保護が洞穴に悪影響(2006/9/3 ニューシースより入手)
泉谷洞窟、ドリーネ保護不足で死んで行っている

【大韓民国・江原道東海市発】
 国内唯一の都心に位置した江原東海市の石灰岩「泉谷洞窟」が、上部にあるドリーネが保護されないために徐々に死んで行っている。
 石灰岩「泉谷洞窟」は全長1400mで形成時期は4〜5億年前。国内最長の天井溶蝕をはじめ、窓卦け型鐘乳石や石灰華など珍しいものがある。また、鐘乳石と石筍、石柱など20余種類の二次生成物で構成、学術的に保存価値を持つ。
 洞穴上部にあるドリーネの水は、洞穴が形成される地下へ染み込みながら石灰岩を溶蝕、洞穴を作るのに重要な役目をしている。しかし、一部の住民たちが泉谷洞窟の上部に農作物を植えるために土地を開墾したり、ドリーネを土砂で埋め立てたりして、こちらの機能がまともに発揮することができない実情だ。
 また、2002年台風ルサの時はドリーネに水があふれ、泥が洞穴内部に流入して近隣アパートに被害を与えると、洞穴保護のためにドリーネ周辺を整備するなどとして埋め立てた。
 これ以外にも、泉谷洞窟上部の山は自然保存のために都市自然公園に指定されているが、私有地につき農作物栽培のために開墾を拡大している。
 このようにドリーネが保護されなく、泉谷洞窟内部に生成される各種鐘乳石と石筍、石柱など二次生成物などに被害が発生する原因を提供しているという指摘だ。
 洞窟専門家たちは「洞穴上部のドリーネは洞穴を形成するのに重要な役目をするため、自然状態で保存するのが望ましい」と語った。
 市関係者は「ドリーネが形成された所の土地開墾を慎んでくれと数回要求したが受け入れられていない」「泉谷洞窟上部にあるドリーネを観光資源化する方案を検討の中だ」と語った。




ナショナルジオグラフィック9月号に洞窟記事掲載(2006/8/29 入手)
 ナショナルジオグラフィック日本版 2006年9月号の一項目に「パプアニューギニアの地下河川」が掲載されることがわかった。
 2006年1月、英仏米の合同探検チームの総勢12名がパプアニューギニアのニューブリテン島にある直径800mの陥没ドリーネ「オラ」を探検。地下250メートルの底から延びる巨大な洞穴、轟音を立てて流れる前人未踏の地下河川に挑む。106〜121ページ。
 日経ナショナルジオグラフィック社発行。税込980円。8月30日発売。




世界最深クルーベラ洞調査に日本人参加(2006/8/29 入手)
 7月29日〜8月14日の日程で、小池純氏(東京スペレオクラブ所属)が世界高低差第1位のクルーベラ洞(Krubera Cave)における調査プロジェクト「International Cave Exploration Team "Cavex"」に参加した。
 クルーベラ洞はグルジア・アブハジア自治共和国(アブハジア自治共和国はグルジアに属するが、グルジアからの分離・独立を求めてグルジア政府と紛争関係にある)の西コーカサス・アラビカ山塊に開口する世界最深−2,140mの竪穴。調査プロジェクトは世界最深洞窟の発見・探検、−2,000mへの到達、世界最深洞窟の更なる探検を目的として行われている。
 今回の調査期間は7月24日〜8月19日。リーダーMukhin Constantine氏(ロシア)他、ロシアを中心にウクライナ、イギリス、アメリカ、ポーランド、メキシコ、オーストラリア、チェコ、スペイン、日本から合計約45名が参加し、Game Over(−2,080m地点)での人工登攀による探検、Blue Sump(−1,775m地点のサンプ)の探検が目的とされた。
 小池氏は探検やリギング調整、装備運搬など延べ62時間の洞内活動を行い、日本人としては最深記録となる−1,430mまで到達した。




北海道最長となる新洞「北海洞」発見(2006/8/27 入手)
 2006年5月、北海道渡島支庁北斗市釜の仙峡(旧:上磯町)にて、北大学探検部により新たな石灰洞が発見された。
 今回発見された新洞穴は、既知の「釜の冷水窟(総延長約40m)」付近に開口しており、同探検部によるPORU PROJECT(PORUはアイヌ語で洞穴)の一環として発見されたもの。道内一長い洞穴になることを願って「北海洞」と命名された。発見当初、洞口は転石で埋まっており、除去して入洞したところ水流が確認された。第3次調査ではディギング作業を行い、二次生成物のある空間も発見した。
 測量の結果、主洞部だけでも総延長270mはあり、「中頓別鍾乳洞第1洞(総延長250m)」を越えて北海道最長洞穴となった。




日本洞窟学会第32回大会・東京大会開催(2006/8/27 入手)
 8月26〜27日、東京都渋谷区「東海大学代々木校舎」にて、「日本洞窟学会第32回大会・東京大会」が開催された。
 今回は洞窟巡検なしであったにも関わらず全国より約50名が参加。26日は記念講演会及び懇親会、27日は一般講演会及び総会が行われ、期間を通してポスター発表や写真コンテストも行われた。懇親会は洞窟風パーティー空間で行われ、参加者は都会の洞窟を楽しんだ。
 次大会は鹿児島県沖永良部島、2007年3月17〜21日の日程で開催される。




中国、花江カルスト砂漠化に総合対策決定(2006/8/25 新華通信より入手)
西南部カルスト砂漠化に対する総合対策を決定

 中国最大面積のカルストを持つ貴州省は、国の重点事業である「花江カルスト高原生態総合対策技術モデル」に基づき、専門家を集めて科学技術を結集し、西南部のカルスト砂漠化に対する総合的な対策を決定した。
 花江峡谷は貴州省西南部を流れる北盤江の花江地区の峡谷両岸にあり、カルストの面積は88%に達する。1990年代以前、この地域は農業生産が可能な条件がなく、利用可能な水資源も乏しく、干ばつ発生率は90%に達していた。農村経済は長年「貧しいほど耕さなくてはならず、耕すほど貧しくなる」という状態で、貧困人口が総人口の47.17%を占め、1人当たりの収入はわずか651元だった。
 プロジェクトチームの専門家で貴州師範大学地理・生物科学学院教授の熊康寧氏によると、専門家らはまず花江の2404万ムー(約161万ヘクタール)の土地を6段階の砂漠化等級で分類、そのうち重度の砂漠化で対策が必要な面積は1428万ムー(約96万ヘクタール)だった。花江峡谷の植生被覆率は2000年の21.4%から2005年には53.2%まで増加、平均土壌侵食指数は60.8%低下、中程度以上の砂漠化面積が47.07%から25.04%に低下し、農民1人当たりの収入は1606元まで増加した。
 ここ数年、貴州省の科学技術部門と専門家は、花江の生態環境における「水不足、土不足、森林不足」の状況を考慮し、水資源利用の合理化技術、農業における節水技術、森林再生技術、砂漠化防止技術、急勾配で耕作に適さない土地を森林や草原に戻す技術、エコ農業技術、特色ある生物資源開発と産業化技術、などを研究・開発し、「カルスト砂漠化高原峡谷エコ経済型整備モデル」という技術体系を構築した。また、科学技術プロジェクトの管理や生態科学技術モデル事業には、先進の監督・管理制度を積極的に導入し、政府、企業、農家、科学技術スタッフをつなぐ運営モデルを確立。省直属部門、大学・研究機関、地方政府、企業、農民の連携を実現する。
 熊氏は、「砂漠化する貴州カルストの生態環境整備と社会経済の持続可能な発展は、中国のカルスト地域に限らず、世界のカルスト地域にとってモデルになる」と考えている。
 カルストは石灰石、白雲石を主とする炭酸塩岩上に形成される地形で、主に地中海沿岸、中南米、東アジアに分布している。「中国南方カルスト」の面積は中国カルスト全体の55%を占め、貴州高原を中心とする貴州、雲南、広西、重慶などに広がっている。




CD「宇霊羅山」発売(2006/8/21 入手)
 岩手県岩泉町の観光洞「龍泉洞」がある石灰山「宇霊羅山」を題材にした演歌「宇霊羅山」のCDが8月21日に発売された。カップリング曲は「いわいずみ大祭り」。
 歌うのは桜みどり。作詞・作曲は佐々木みのる。岩泉町合併50周年記念曲。
【歌詞】
俺が生まれた 岩泉  町の自慢さ 龍泉洞  幸福守る 宇霊羅山は  夢をいっぱい くれる山  明日は帰るよ  故郷はいわいずみ
好きな町だな 岩泉  町の宝さ 龍泉洞  高く聳える 宇霊羅山は  今も昔も 変わらない  水の都さ 故郷はいわいずみ
北野みちのく 岩泉  人の目を引く 龍泉洞  町を見下ろす 宇霊羅山は  明日の力を くれる山  人がやさしい 故郷はいわいずみ
 ニューセンチュリーレコード発売。28分。1,334円(税別)。
 購入はAmazon.co.jpほか、岩泉町内売店にて。




秋吉台の山焼きは400年前から(2006/8/18 中国新聞より入手)
 日本最大のカルスト台地、秋吉台(山口県秋芳、美東町)の山焼きは約400年前の江戸時代初期に始まったことが、九州大大学院理学研究院の吉村和久教授や秋吉台科学博物館などの研究チームの調査で明らかになった。台下の洞窟にある鍾乳石を分析。森林が山焼きによって草原に変わった時期を特定した。古文書で江戸時代ぐらいとされていた開始時期を、初めて科学的に解明した。
 秋吉台の山焼きは毎年2〜3月、景観や環境の維持、観光イベントとして続けているが、本来は牧草地や耕作地の確保が目的。起源について、毛利藩の古文書には18〜19世紀、既に草原だったとあるが、山焼きの開始年代の記述はない。
 吉村教授は、鍾乳石は台地の石灰岩が森林や草原土壌の影響を受けながら地下水に溶け出し、洞内で長い年月をかけて再び固まってできる点に注目。鍾乳石の構成物質の違いを細かく分析することで、当時の地上の様子を再現しようと考えた。
 炭素に重さの違う2種類の同位体があり、森林由来か草原由来かでその比率が異なる理論を応用。鍾乳石のうち、洞窟の滴下水の石灰分が、底で徐々に固まった円錐状の「石筍」一本を採取し、分析した。その結果、表面から約8ミリの所で同位体比が大きく変わっていた。
 さらに、石筍は季節変化によって植物由来の有機物量が違うため、内部に細かな年輪のようなしま模様がある。石を幅1ミリ以下の板状にスライスし、特殊な顕微鏡で細かな年輪を数え、成長のスピードを計算すると、100年間で2ミリだった。このため8ミリ部分の約400年前に、地上の環境が森林から草原へ大きく変化したと結論付けた。
 秋吉台科学博物館の配川武彦館長は「これまで山焼きの時期を具体的に特定する研究はなかった。第一歩として画期的な成果」と強調。吉村教授は「調査はまだ一ヵ所のみで、局所的な山焼きだった可能性もある。面的に調査し、より詳しい人間と秋吉台のかかわりの歴史を明らかにしたい」と話している。




矢弓沢洞が入洞許可制に(2006/8/18 入手)
 2006年7月、群馬県多野郡上野村に開口する総延長225m+の横穴「矢弓沢(やきゅうさわ)洞」に立ち入り禁止の看板が設置され、入洞規制が行われたことが報告された。パイオニアケイビングクラブが管理人に渉外活動を行ったところ、地権者が事故防止や事故時の補償問題の観点から立ち入り禁止としたものであり、ケイビング活動の実績がある団体が自己責任において入洞する場合に限り、事前連絡して許可を取れば、入洞してもよいということになった。
 詳細・渉外方法はパイオニアケイビングクラブ・ニュース(洞窟/ケイビング関連)&お知らせを参照のこと。




プラネットアース「洞窟 未踏の地下世界」DVD発売(2006/8/11 入手)
 2006年5月にNHKにて放送された「プラネットアース 第3集 洞窟 未踏の地下世界」が8月25日発売になることがわかった。
 本作品は、神秘と美しさにあふれる地球の姿をNHKとBBCが5年の歳月をかけて撮影・制作した自然ドキュメンタリーシリーズ。誰もみたことのない地球の素顔を、美しいハイビジョン映像で描く。
 収録内容は、メキシコ「ゴロンドリナス・ケイブ」における−400mのスカイダイビング、ニュージーランド「ワイトモ・ケイブ」におけるグローワーム(ツチボタル)、マレーシア・ボルネオ島「ディア・ケイブ」における300万頭のコウモリとゴキブリとアナツバメ、メキシコ・ユカタン半島「セノーテ」における水中洞穴、メキシコ「ヴィラルース・ケイブ」における硫化水素ガス、アメリカ・ニューメキシコ州「レチュギヤ・ケイブ」における世界一美しいと言われるジプサム(石膏)結晶。
 税込3990円、収録時間59分。




小泉首相が秋芳洞訪問(2006/8/5 産経新聞より入手)
小泉首相、念願「山口・歴史探訪の旅」 秋芳洞に感動

 小泉純一郎首相は5日午前、山口県秋芳町を訪問し、日本最大のカルスト台地として有名な秋吉台と、約30万年前に誕生した鍾乳洞の秋芳洞を視察した。
 4日に同県下関市内で松陰の弟子の高杉晋作ゆかりの地を訪ね、歴史談義に花を咲かせた小泉首相。念願の「山口・歴史探訪の旅」の2日目も終始リラックスした表情を見せ、秋芳洞内では高さ15メートルの石柱「黄金柱」などを見学した。記者団には「こんなに壮大な物とは思わなかった。世界遺産に匹敵するんじゃないか」と驚いた様子。また、居合わせた観光客らから握手の求めに気軽に笑顔で応じていた。 

※一部抜粋




米国洞穴映画「地獄の変異」日本公開へ(2006/8/4 入手)
ポスター 2005年8月に本国公開されたアメリカ映画「地獄の変異(原題:THE CAVE)」が、9月30日より銀座シネパトスほかにて公開されることがわかった。
 本作品は、ルーマニア・カルパチア山脈のケイブシステムを初調査していたプロフェッショナルの洞穴探検家に地底生物が襲いかかるというアクションホラー映画。
 ほぼ同時期に製作され、7月に日本公開された英国映画「ディセント」と比較すると、設定や演出にB級感が強いが、ケイブダイビングシーンは迫力がある。日本配給会社は「川口浩探検隊」風に宣伝。
 監督・脚本は初監督となるブルース・ハント。出演は「コヨーテ・アグリー」のパイパー・ペラーボ、「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のコール・ハウザーほか。97分。ギャガ・コミニケーションズ配給。

※米国公式サイト http://www.sonypictures.com/movies/thecave/site/  日本公式サイト http://www.jigoku-movie.jp/




西国、Sistema del Alto del Tejueloが総延長世界22位へ(2006/7/29 ワールド・ワイド・ケイビング・ニュース・ネットワークより入手)
スペイン、Sistema del Alto del Tejueloが77Km!

【スペイン発】
 7月20日、SECJA(アルコベンダス、マドリード、スペイン)、WOM(ルーヴェン、ベルギー)、ACE Mataro(マタロー、カタルーニャ)からなるケイバー・グループは、Torca De BernallanとCueva de Los Morosを接続した。
 結果としてケイブシステムSistema del Alto del Tejueloは77,577km、深さ605mとなり、Systeme de Ojo Guarenaに次ぐスペイン第2位の大洞穴となった。
 Torca De BernallanとCueva de Los Morosの他に、Canto Encaramado(AER Ramalesにより90年代初期に調査)、Torca de La Canal-Rianon(SCD Dijonにより調査)、Cotero(ACE Mataroにより調査)がシステムに含まれる。




「桐ヶ台の穴」の化石は幼体ナウマンゾウ(2006/7/27 山陰中央新聞より入手)
 子どものナウマンゾウ化石 山口・秋吉台の洞窟で山口県のカルスト台地秋吉台で2005年に見つかった洞窟内で採取した化石1つが、子どものナウマンゾウの歯と確認したと山口大が27日、発表した。
 鑑定した北九州市立いのちのたび博物館の岡崎美彦学芸員によると、化石は約5センチで、形からナウマンゾウの臼歯と判断した。歯のすり減り具合から3歳程度の子どもと考えられるという。年代は不明。洞窟の深さ約40メートル付近にある「テラス」と呼ばれる平たん部で見つかった。
 岡崎学芸員によると、ナウマンゾウは約30万〜1万6000年前ごろに生息したとされ、「子どもの化石は珍しく、成長過程解明の手掛かりになるのではないか」と話している。




豪州、ジェノラン・ケイブが世界最古観光洞(2006/7/26 朝日新聞より入手)
シドニー郊外に世界最古の人が歩ける洞窟=研究チーム

【オーストラリア連邦・ニューサウスウェールズ州・シドニー発】
 オーストラリアのシドニー郊外にある洞窟が、人が歩いて入れる洞窟としては世界最古であることが明らかになった。
 この洞窟はシドニーの西、世界遺産にも登録されているブルーマウンテンズにある「ジェノランケイブ」で、家族連れにも人気の観光地。
 シドニー大学の研究員、アームストロング・オズボーン氏によると「ジェノランケイブ」は3億4000万年前のものだという。同洞窟はこれまで数千年程度の古さだと言われて来たが、実際は恐竜時代以前のものであることになる。
オズボーン氏によると、これまで最古とされてきた人が歩いて入れる洞窟は、米ニューメキシコ州にある洞窟で9000万年前のものだという。

※ジェノラン・ケイブス(Jenolan Caves)は複数洞穴からなる総称。観光洞として「Lucas Cave」「Imperial Cave」「Chifley Cave」「Orient Cave」「Temple of Baal Cave」「River Cave」「Jubilee Cave」「Ribbon Cave」「Pool of Cerberus Cave」、ケイビングツアーとして「Elder Cave」「Aladdin Cave」「Wiburd's Lake Cave」「Mammoth Cave」がある。コンサートや結婚式なども行われている。




満奇洞オカリナコンサート開催(2006/7/23 入手)
 岡山県新見市の観光洞「満奇洞」において22日、23日、満奇洞オカリナコンサートが開催された。
 演奏者はオカリナ・芹沢公大氏、キーボード・阿隅利子氏。自然の神秘の空間で、特有の音響でほかでは味わえない雰囲気を楽しんだ。




「龍泉洞の水」がスヌーピーとコラボ(2006/7/17 IBC岩手放送より入手)
龍泉洞とスヌーピーのコラボ

 岩泉町が誇る「龍泉洞の水」が今、全国から熱い注目を集めている。人気キャラクターとのコラボレーションがその理由で、世界一有名な犬、スヌーピーとタッグを組んでいる。
 日本三大鍾乳洞のひとつである龍泉洞。世界有数の透明度を誇る地底湖から採取される天然水、「龍泉洞の水」のラベルのなかで大きな存在感を示しているのは世代や国境を超えて人気のあのスヌーピー。岩泉町の道の駅いわいずみは、東北で唯一「スヌーピーの水」を取り扱っている。「スヌーピーの水」は300、500ミリリットルの2種類。特にも女性や子供に人気の商品で、パッケージと共に、様々な表情のスヌーピーの絵柄があしらわれているキャップ集めもファンにとってはたまらない楽しみのよう。スヌーピー関連の商品で「水」が扱われるのは全国で初めてだが、発売から1年が経過し、ファンからの要望に応える形で今月14日、新発売となる2リットルのペットボトルの生産が始められた。これまでの2種類の水と共に、道の駅いわいずみの店頭に並ぶことになる。

※「スヌーピーおいしい水」は、スヌーピーキャラクターを使用した商品の企画開発及び製造・販売を行う株式会社ナカザワコーポレーションが発売。龍泉洞土産店、龍泉洞温泉ホテル、関越自動車道・三芳PA(上り線)、嵐山PA(上り線)でも購入可能。




秋吉台エコ・ツーリズム確立へ(2006/7/14 西日本新聞より入手)
環境と観光の両立目指し エコ・ツーリズム確立へ 30日にモニターツアー

 秋吉台国定公園など雄大な自然に恵まれた秋吉台地域を舞台に、地域の自然や歴史に体験的に触れるエコ・ツーリズムのモデルコースづくりが進んでいる。自然環境保全と観光振興の両立を目指し、新しい形の体験型観光を地域ぐるみで育てていく試みだ。30日に一般参加者を募ったモニターツアーを行う。
 県の「秋吉台自然体験型環境保全モデル事業」(事業費300万円)の中核事業。昨秋、秋吉台の地下水系が国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録されたことから、モニターツアー開催(7月と10月)やエコ・マップ作製でエコ・ツーリズムのノウハウを蓄積することにした。
 これまでに、秋吉台地域で活動する自然愛護団体などに呼び掛け、実施主体となる「秋吉台自然体験型環境保全活動実行委員会」(委員長=庫本正・秋吉台科学博物館名誉館長)を設立。秋吉台のウォーキングなどを通じて、少人数の参加者を対象に密度の濃い自然体験を提供できるコースを検討したり、インタープリター(自然解説者)の養成に取り組んできた。
 今後、環境保全と地域振興を両立させる「ワイズユース(賢明な利用)」を提唱するラムサール条約の理念を踏まえたエコ・ツーリズムの理念を地域に浸透させていくため、首長ら行政を含む協議会を立ち上げる。本年度の事業終了後も、活動は地元で継続する方針。
 庫本委員長は「借り物ではない、秋吉台地域ならではのエコ・ツーリズムを築くことが大切だ。案内役のインタープリターやボランティアスタッフも地道に育てていきたい」と話している。
 30日のモニターツアーは「秋吉台探訪と洞窟(大正洞)探検」「洞窟(兼清洞)と湧水(弁天池)をさぐる」「森の植物と野鳥の観察」「秋吉台で過ごすロハスな1日」「太古の飾り石 化石標本の作製」の5コース。まだ定員に余裕のあるコースもある。参加費はコース別に無料から2000円。参加希望者は15日までに秋吉台科学博物館=0837(62)0640=へ申し込む。




岩手県一関市の猿沢川が陥没(2006/7/13 岩手日報より入手)
猿沢川2ヵ所陥没 一関市大東町

 一関市大東町猿沢の猿沢川の川口橋付近で12日、川底が2ヵ所陥没しているのが確認された。付近では2003年にも大規模な陥没が起きている。猿沢川とは表面上つながっていない南方約3キロの岩手名水20選の一つ、大清水(おおすず)は03年と同様に泥水が流れており、地域住民は「言い伝えのように、地下水脈がつながっているのでは」と推測している。
 陥没は1ヵ所が直径最大約4メートル、深さ約2メートル。もう1ヵ所は直径約2メートル規模で沈み始めた状態だ。付近の住民によると、9日ごろから沈み始め、12日朝、陥没が確認された。
近くに住む農業金拓男さん(64)は「過去には上流部の水田などが陥没したこともあった。またかと思った」と話す。

 猿沢川は砂鉄川の支流。砂鉄川とは同市東山町長坂地域で合流する。この合流地点の上流部で、大清水が砂鉄川に流れ込んでいる。
 猿沢川と大清水は表面上つながっていないが、地域住民によると、猿沢川の「異変」により、大清水に泥水が流れることがあるという。今回も4、5日前から泥水が流れ、大清水と砂鉄川の合流地点は赤褐色の濁水が帯状に広がっている。
 大清水は同市の上水道の水源の一つだが、浄水場でろ過処理しているため、問題はないという。




中国、貴州省にカルスト博物館建設へ(2006/7/13 チャイナネットより入手)
貴州省、茂蘭国家クラス自然保護区にカルスト博物館

【中華人民共和国発】
 伝えられるところによると、貴州省は茂蘭国家クラス自然保護区にカルスト博物館をつくることになった。「中国南部カルスト」世界遺産申請に取り組んでいる馬志軍氏によると、貴州省は茘波県に総面積20ヘクタールのカルスト博物館をつくり、館外にカルスト公園をつくることを考えている。現在、博物館用地の測量作業がすでに完了しており、展示エリアの企画や初歩的なデザイン、リスト編成及び2つの仮設展示ホールの整備作業が急ピッチで進んでいる。
 茂蘭国家クラス自然保護区は貴州省茘波県の東南部にあり、総面積は7万ヘクタール、1996年にユネスコ(国連教育科学文化機関)の「国際人・生物圏保護区ネットワーク」に組み込まれており、域内の森林カバー率は87.54%で、地球上の同じ緯度の地域の貴重な森林資源となっている。広域のカルスト原生林が集中しているため、茘波県の樟江と茂蘭はユネスコに「地球上の同緯度地域にある最後の緑のエメラルド」と称されている。




竜ヶ岩洞、第5洞口を天然冷風浴場利用へ(2006/7/13 静岡新聞より入手)
25年ぶり日の目「第5洞口」 浜松竜ヶ岩洞

 浜松市引佐町の観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞が、25年前に埋めた洞窟を掘り起こし、天然の冷風浴場として再利用する計画を進めている。鍾乳洞から噴出される冷たい風と水を生かした新たな観光スポットとして無料開放する意向で、来春のオープンを目指す。
 東海地区最大級の鍾乳洞として知られる竜ヶ岩洞は、昭和58年に一般公開された。数万年の歳月をかけてつくり上げられた鍾乳石群や地下水系がライトアップされた洞内は、多くの観光客でにぎわっている。
 夏場に訪れた人たちに、鍾乳洞ならではの冷水を使った「足水」を楽しんでもらおうという計画が持ち上がったのは今年4月。小野寺秀和支配人(53)が水の確保について思案していたところ、オープン前の57年に撮影された1枚の写真が目に留まった。
 そこに写っていたのは発掘時に見つかった7ヵ所の洞穴のうち、厚い岩盤に遮られてやむなく埋めた第5洞口。当初、洞窟の出口となるはずだった穴を利用しようと、写真を手掛かりに発掘作業を始めた。
 水道管を掘り当てるなど作業は難航したが、5メートルほどの深さまで掘り進めると土砂の中から25年ぶりに洞窟が出現。最深部にある「黄金の大滝」から水が流れ出る様子も確認された。洞窟の開発や調査などに携わった小野寺支配人は「1枚の写真から洞窟の位置を特定するのに戸惑ったが、ようやく日の目を見た」と顔をほころばせる。
 作業は年内いっぱい続く見通し。計画では、広場からすり鉢状に穴を掘り、らせん階段や手すりなどを取り付けて、底の部分に足水場を設置する。内部は約16度に保たれ、夏場は絶好のクールダウンスポットになるという。小野寺支配人は「マイナスイオンたっぷりの冷風を感じながら、天然水につかってもらいたい」と期待を膨らませている。




中国、南方カルスト世界遺産登録へ前進(2006/7/12 新華社通信より入手)
中国南方カルスト、世界遺産への登録目指す

【中華人民共和国・貴州省貴陽市発】
 「中国南方カルスト」は地球の自然変化が作る奇観だが、亜熱帯気候がその地形形成に大きな役割を果たしている。
 「中国南方カルスト」世界自然遺産登録申請プロジェクト専門家チームリーダーで、貴州師範大学教授の熊康寧氏によると、「中国南方カルスト」には古くて厚く、固い炭酸塩岩が広範囲にわたり分布しているほか、高温多湿な亜熱帯気候と季節風という、ほかのカルストにはない特徴を持っている。
 同氏によると、「中国南方カルスト」の炭酸塩岩層は厚さ1万メートル以上に達する。岩石は緻密で固く、穴が小さく、耐圧力が大きい。これらの特徴により、剣状、円錐状、タワー状、などの安定した地形が形成されている。
 長い年月の間に、「中国南方カルスト」では高温多雨の気候が地表を侵食し、地下でも化学的な侵食が起こった。地表と地下の両方で同時にカルスト形成が進み、剣状、タワー状の石林や、広範囲に広がる峰、大規模な崩壊によるすり鉢状地形など世界で最も多様なカルスト景観を形成することになった。「中国南方カルスト」は学術的価値があるだけでなく、美的観点からも価値がある。
 カルストは石灰岩と白雲石を主とする炭酸塩岩の分布する地域に出現する地形で、世界では地中海沿岸、ラテンアメリカ、東アジアに見られる。中国の炭酸塩岩露出面積は125万平方キロメートルで、そのうち「中国南方カルスト」が55%を占める。主に貴州高原を中心とする貴州、雲南、広西チワン族自治区、重慶などに広がっている。
 雲南省石林、貴州省茘波、重慶市武隆の共同申請により「中国南方カルスト」はUNESCO世界遺産センターの最初の審議を通過した。2007年の中国唯一の世界自然遺産登録申請プロジェクトとして、第31回世界遺産委員会会議での表決に臨む。

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2/24 中国、南方カルストをユネスコ申請へ





内間木洞まつり開催(2006/7/11 岩手日報より入手)
鍾乳洞体験 久慈内間木洞まつり

 久慈市山形町の内間木洞まつりは9日、同町小国の内間木洞周辺で開かれ、来場者は神秘的な鍾乳洞や自然豊かな山村生活を満喫した。
 イベントのメーンは、総延長が6キロを超える国内有数の鍾乳洞で県指定の天然記念物である内間木洞の一般開放。来場者はひんやりとした空気が漂う洞内に入り、ライトアップされた鍾乳石の造形を堪能した。
 久慈市長内町の会社員平谷雅宏さん(42)は「環境も整備されていて素晴らしいイベント。もっと開催をPRしてもいいのではないか」と語った。内間木洞内を散策した平谷さんの長女・真菜ちゃん(幸町保育園年中組)は「また探検したい」と楽しげだった。
 特設ステージで小国芸能保存会による郷土芸能が披露されたほか、カラオケ大会やイワナのつかみ捕りも行われ、会場には歓声が響いた。地域住民が豆腐田楽や煮しめ、イワナの塩焼きといった地域ならではの料理を準備して観光客を迎えた。
 同まつりは古里活性化を目的に年1回、小国自治会(宅石茂義会長)が中心となって開催している。宅石会長(64)は「今年は天気に恵まれ、多くの人に来てもらえた。豊かな自然と地域文化、伝統料理を楽しんでほしい」と満足そうだった。




四国カルストに風力発電計画が浮上(2006/7/5 毎日新聞より入手)
風力発電:カルスト県立公園の計画「慎重に」 県民環境部長が懸念

 三好大三郎・県県民環境部長は4日、西予市野村町大野ケ原、四国カルスト県立自然公園内に風力発電所を設ける計画が浮上していることについて「自然環境に大きな影響を与える」と懸念を示し、慎重な姿勢で臨むことを明らかにした。開会中の定例県議会で一般質問に答えた。
 県自然保護課や同市によると、発電所は県外のコンサルタント会社が計画。大野ケ原の通称「源氏ケ駄馬」の尾根付近に、東西約3キロにわたって風車20基を建設。風車は高さ60メートルの支柱に3枚羽根の回転翼(半径41メートル)を取り付け、1基あたり2000キロワットの発電を行うという。建設費約80億円。現場は同自然公園の原則として届け出だけで開発可能な地域。しかし県の判断で開発を禁止することもできるという。
 三好部長は「まだ構想段階。予定地が何度も変更されるなど計画は熟していない」としたうえで、建設に「送電鉄塔や取り付け道路と合わせて、自然環境と生態系に大きな影響が懸念される」と表明。具体的な協議や建設の届け出があった場合は「環境と景観保持の観点から慎重に判断したい」とした。




韓国、国内最大規模の石華確認(2006/6/30 Innolife.netより入手)
寧越郡洞窟で最大規模の石華発見

【大韓民国発】
 江原寧越郡ブンジミ洞窟とチョンリム洞窟などから、珍しい洞窟生成物である石華が、韓国では最大規模で発見され、洞窟生物が大挙棲息している事が確認された。国立環境科学院は、江原道一帯の13の洞窟に対する自然環境調査結果、チョンリム洞窟には石膏化された石華が最大規模で分布していると明らかにした。
 特に百合の花に似た石膏石華は、江陵玉溪窟に引き続き2番目に発見されたもので、学術的価値が大きいと付け加えた。
 環境科学院は、ファジョンビョンチャン洞窟と三角山洞窟など3つの洞窟からも、洞窟生成物と洞窟生物が確認され、詳細な調査を行う事にした。石華は炭酸カルシウムで成り立った鉱物が、地下水に解けて交ざった後、洞窟の壁や天井から染み出ながら作られるもので、無色か白で木の枝や松かさなど多様な模様を帯びている。




米国、41年振りにケイバーの遺体搬出(2006/6/26 タイムズより入手)
ケイバーの遺体、ついに搬出される

【アメリカ合衆国・ニューヨーク州発】
 アマチュア探検家の遺体が、洞穴探検による死亡後、41年振りに搬出された。
 ジェームズ・ミッチェル氏(James Mitchell)は1965年2月、ニューヨーク州ドルジビル村(Dolgeville)の洞穴でハーネスにぶら下がっている間、寒さにさらされて死亡した。
 竪穴下降時に動けなくなり、そこへ大量の冷水が浴びせられた。マサチューセッツの化学者であるミッチェル氏(23歳)の死は、安全性に対するより強い関心と救助隊の形成を促した。
 週末、彼の兄弟であるビル(Bill)は、 彼の遺骨とヘルメットの搬出に4時間を費やしたチームとともに「Schroeder's Pants Cave」から現れた。この出来事はドキュメンタリーのために撮影された。

※1965年2月13日、ジェームズ・ミッチェル氏はボストン・グロット・クラブ(Boston Grotto Club)の友人と共に「Schroeder's Pants Cave」に入洞。洞口より横穴約50m地点の竪穴(−23m)を約5m降りたところでスタック、死亡した。救助隊は石灰岩に竪穴をあけようとしたが、崩壊の恐れから断念していた。




沖縄戦平和学習がコウモリ生態に悪影響(2006/6/22 沖縄タイムスより入手)
平和学習ピーク コウモリ受難

 ガマ(壕)などをすみかにする絶滅危惧種コウモリの生態が脅かされている。外敵に敏感なコウモリにとって出産・子育て期が、沖縄戦を追体験するガマ内での平和学習のピークと重なるからだ。専門家は「平和学習でガマに入る人が増えていることでコウモリに悪影響を及ぼしている」と指摘。生物保護と平和学習の「両立」を訴えている。
 コウモリ研究者らはこのほど、八重瀬町で勉強会を開催、沖縄平和ネットワークのガイドらが参加した。レッドデータブックにある「リュウキュウユビナガコウモリ」の生態について、首里東高校の丸山勝彦教諭らが説明した。
 同教諭によると、小型コウモリは、季節ごとに限られた洞穴に集まり、5月から7月にかけて繁殖。同時期にすみかが騒がしくなると親が子を落下させ、死なせてしまう。繁殖は年に1回、1頭しか産めない。
 1986年に丸山教諭らが糸数壕(アブチラガマ)=南城市玉城=で行った調査では同コウモリの幼獣1000〜1500頭を確認。しかし、整備が進んだ現在、幼獣はおらず、繁殖洞となっていない可能性が高い。
 本島内で繁殖洞は同壕とは別の南部地域で1ヵ所のみとなっており、絶滅の恐れが高まると指摘されている。

 平和ガイドの大城和也さんは「コウモリの"平和"まで考えたことがなかった」と自戒を込め、「ほかの平和団体にも理解の輪を広げたい」と話した。ほかのガイドからは連絡会の設置や平和団体相互の共通認識を広めるために行政の後押しを求める声が上がった。




「自然保護の新しい考え方」発行(2006/6/21 入手)
自然保護の新しい考え方 浅見輝男編著「自然保護の新しい考え方 生物多様性を知る・守る」が発行された。A5サイズ144ページ。定価2800円(税別)。
 21世紀における自然保護のあり方を、さまざまな側面から考察。全9章からなり、微生物、昆虫、洞窟動物、植物、植物と動物、食料輸入が日本の環境に及ぼす負の影響、大気環境、農業から見た自然と人間の関係、自然の中での環境教育について扱われている。
 第3章「洞窟動物の生物多様性の保全」の著者は西川喜朗氏。洞窟研究の意義、洞窟の種類、洞窟動物の特徴、洞窟と洞窟動物の保全について述べられている。41〜56ページ。




韓国、新観光洞の名称は「大金窟」(2006/6/20 聯合ニュースより入手)
三陟ムルゴールドンググル、「テグムグル」で決定
 
【大韓民国・江原道三陟市発】
 江原道三陟市は20日、視聴状況室で審議委員会を開いて10月中旬頃、一般に公開予定である仮称ムルゴールドンググルの名称を「テグムグル(大金窟)」と決定した。
 三陟市は5月に1ヶ月間、市民と外地観光客を対象にムルゴールドンググルの名称を公募した。この公募には296件があった。
 三陟市新基面大裡里に位置した「テグムグル」は、三陟市が97年開放した幻仙窟に引き続き2番目に開発中の洞穴で、全長1.6qに石筍、石柱など多様な生成物と、滝や湖など秘境を誇っている。
 三陟市はこのなかに、洞口から内部600mまで一般公開する計画で、140mまでは42人乗モノレールを運行する予定だ。




和歌山県白崎海洋公園に海底洞窟(2006/6/18 紀州新聞より入手)
由良町白崎に巨大海底洞窟

 由良町大引、白崎海洋公園の半島先端にある通称「地蔵の鼻」付近に、「ホワイトウォール」と呼ばれる巨大な海底洞窟があることが16日に行われた町議会の玉置一郎議員の一般質問で分かった。洞窟上部の亀裂から光が差し込む情景は日本版「青の洞窟(イタリア)」と言えるほど幻想的で、同ポイントが開放されれば「日本屈指のダイバースポットになる」と玉置議員が指摘した。
 この洞窟は深さ約13メートルにあり、入口から横に5メートル伸びている。海の上から確認することはできないが筒状で5、6人が入れる円形の洞窟となっており、石灰岩の白い壁が織りなす姿から海外の有名スポット「グリーンウォール」に似せて白崎海洋公園で「ホワイトウォール」と名付けた。
 洞窟上部に亀裂があり、天候の良い日は海底まで光が差し込み、その情景はイタリア・カリブ海の「青の洞窟」のようで、同公園のダイバーも「紀伊半島では、こんなポイントはなく幻想的な気持ちになる」と言う。国内では沖縄にも同様の洞窟があるが、本土の海底ではかなりめずらしい。「ホワイトウォール」の存在は以前から海洋公園の一部ダイバーらに知られているが、水深があり潮流が早いため上級者ダイバーにしか潜れないポイントだという。
 一般質問の中で玉置議員は「潜水ポイントに開放されれば、国内屈指のスポットになり高収益も期待できる。早急に開放できるように大引漁協に申し入れしてほしい」と指摘し、中井町長は「文書を出すなどして解放を要請したい。そのポイントは漁協の許可をもらえないと利用することはできない」とし元田米一参事も「来年の漁協の総会にかけてもらうように要請したい。収益につながることなら最低限の努力をしたい」と述べた。




「ケイビングジャーナル第25号」発刊(2006/6/18 入手)
ケイビングジャーナル第25号 日本洞窟学会の機関紙「ケイビングジャーナル」の第25号が発刊された。A4サイズ58ページ。600円(税込/日本洞窟学会会員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・Under Ground Stream
・UIS in GREECE ギリシャ洞窟学国際会議参加レポート2
・高等小學讀本にみる鍾乳石記述
・洞窟書籍新刊紹介
・プロジェクトボード
・世界の大洞窟
・韓国ケイビング事情
・日本の観光洞(関ヶ原鍾乳洞篇)
・イベントカレンダー
・学会から(第58〜59回評議員会議事録)
 本号から千葉伸幸編集長に交代、45ヶ月振りに各団体の短期的活動報告であるプロジェクトボードが復活した。
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。




新石垣空港問題、建設許可取り消しを提訴(2006/6/15 東京新聞より入手)
希少コウモリ原告に提訴 石垣島・空港建設中止求め

 わたしたちを絶滅の危機から救って−。沖縄県・石垣島の新石垣空港建設をめぐり、環境保護団体のメンバーら約120人が希少種のコウモリやサンゴを原告に加え、国土交通省の建設許可取り消しを求める訴訟を近く東京地裁に起こすことを15日、決めた。
 訴状などによると、空港建設予定地とその周辺には、絶滅危惧種のヤエヤマコキクガシラコウモリなどが生息する洞窟が5ヵ所ある。計画のまま工事が進めば、うち3ヵ所が削られたり入り口がふさがれたりするほか、工事で赤土が海に流れ込み、サンゴも死滅する恐れもある。原告側は、沖縄県のずさんな環境影響評価(アセスメント)に基づく国交省の建設許可(昨年12月)は違法と主張している。

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2/8 新石垣空港問題、コウモリ用人工洞に疑問





韓国、龍淵(ヨンヨン)洞窟が夜間開放(2006/6/12 ニューシースより入手)
国内最高標高「龍淵洞窟」、夜間も開場

【大韓民国・江原道太白市発】
 韓国最高標高に位置した江原道太白市禾田洞の「龍淵洞窟」が、7月15日〜8月25日、午前9時〜夜10時まで夜間も開放される。
 龍淵洞窟管理所は12日、本格的なバカンスシーズンの7〜8月に夜間開放を通じて観光客に楽しんでもらう計画だと発表した。
 海抜920mに位置する「龍淵洞窟」は、多様な石筍やリズム噴水などで美しい景観を演出している。
 また、洞口まで運行される龍淵列車は、スリル満点な幻想的地下世界へ案内する役目で人気を博している。
 龍竜淵洞窟関係者は、「昨年夜間開場した結果、観光客6097人が訪問、1700万ウォンの入場収入と共に凉しい高原都市という特性を全国に広く知らせるのに大きく寄与した。」と自評した。

※「龍淵(ヨンヨン)洞窟」は江原道地方記念物第39号指定の石灰洞。長さ843m。洞内中央部にある50×130mのホールとリズム噴水、駐車場から洞口まで1.1kmを運行する無軌道列車「トランカー」(汽車型専用バス)が特徴。




仏国、最古の洞窟壁画と確認(2006/6/5 タイムズより入手)
洞穴顔「記録上、最も古い肖像画」

【フランス共和国発】
 フランス西部の洞壁から洞窟探検家によって発見された線画は、既知された最古の似顔絵であることが分かった。
 27,000年前の作品は、アングレーム(Angouleme)付近の「ヴィロヌール洞窟(Vilhonneur grotto」において地元の年金受給者Gerard Jourdy氏によって発見された。
 炭酸カルシウムに描かれ、顔の形状を与えるために壁の凹凸を利用、それは目と口に2本の横線、そして鼻の縦線を特徴とする。「この肖像画はユニークである。他にも線画はあるが、それらはより新しいものである。これは最古の似顔絵であろう。」と、フランス文化事業局(French Directorate of Cultural Affairs)のJean Airvaux氏は語った。
 動物や人間の遺骨と共に、コバルトブルーの手形などのいくつかの線画があるので、考古学者は特に「ヴィロヌール洞穴」に興味がある。
 西フランスにおける考古学地域責任者ジャン・フランソワ・バラタン(Jean-Francois Baratin)氏は、骨と線画の両方を含んでいる先史時代の洞穴は2例あると語った。もう一つはドルドーニュ(Dordogne)県キュサック(Cussac)にある。
 発見はJourdy氏によって11月になされていたが、現場を封鎖する2月まで秘密にされていた。科学的分析結果は金曜日に公表された。
 洞床から発掘された肋骨、大腿骨、脛骨がマイアミの科学者によって年代特測定、線画の制作時期としたと、バラタン氏は語った。
 これはドルドーニュ県の有名なラスコー(Lascaux)の洞窟壁画より約11,000年古いことがわかった。
 シャロント(Charente)県議会議長Michel Boutant氏は、「この顔はモディリアーニの肖像を思い起こす。」と語った。

※関連記事
2/6 仏国、25,000年前の洞窟壁画発見の可能性





「世界のカルスト・洞窟写真展」開催(2006/6/1 入手)
 6月1〜29日の日程で、福岡県平尾台「平尾台自然観察センター」にて「世界のカルスト・洞窟写真展」が開催された。撮影・解説は浦田健作氏。
 寒冷地、高山、乾燥地、熱帯、海岸、温泉など、世界の様々な環境で形成されたカルストと洞窟を紹介された。




イスラエル、新種生物8種発見(2006/5/31 スポーツ報知より入手)
イスラエルの大学調査団が洞窟内で新種生物発見

【イスラエル国発】
 イスラエルのヘブライ大は31日、同国中部の地下約100メートルの洞窟内にある水たまり周辺で新種の生物を発見したと発表した。調査団は「洞窟内の生態系を調べる手掛かりになる」と期待している。
 見つかったのはサソリやエビなどに似た水生と陸生の生物計8種類。いずれも色素はなく、目の機能も備えていない。最も大きなものは全長約5センチ。同大は欧州の研究者らに分析を依頼した。
 調査団は約1か月前、石切り場跡で全長約2.5キロの洞窟を見つけた。調査団の一人、ディメントマン教授(生態学)は「水生生物については2000万年前から生息していた可能性がある」としている。




防水デジタルカメラ/キャブリオに新製品発売(2006/5/26 入手)
 株式会社リコーから土木工事現場対応デジタルカメラ「Caplio 500G wide」が発売された。
 先代モデル「Caplio 400G wide」が324万画素・3.4倍デジタルズーム・ストロボ有効距離5mだったのに対し、813万画素・4倍デジタルズーム・ストロボ有効距離10mとグレードアップ。1cmマクロ撮影性能、3電源方式はそのままに、ブレ軽減機能を新たに搭載した。
 また、キャブリオシリーズが誇る耐衝撃性・防水(7級)・防塵(6級)性能に加え、−10℃の環境にも耐えられる耐冷仕様となった。
 価格は99,000円(税別)。

リコー製「土木工事現場対応デジタルカメラ」シリーズ一覧
機種名 発売日 特 徴 備 考
RDC-100G(現場監督DG-1のOEM) 1999年7月 108万画素/2倍デジタルズーム/防水(7級) 生産終了
RDC-200G 2000年6月 230万画素/光学3倍ズーム/防水(7級) 生産終了
Caplio 300G(現場監督DG-3ZへOEM) 2002年12月 324万画素/光学3倍&3.4倍デジタルズーム 生産終了
Caplio 400G wide(現場監督DG-4WへOEM) 2004年1月 324万画素/広角28mmレンズ  
Caplio 500G wide 2006年5月 813万画素/光学3倍&4倍デジタルズーム  





通り池が国名勝・天然記念物に重複指定(2006/5/20 琉球新報より入手)
「通り池」(宮古島) 国名勝及び天然記念物に

 文化財審議会(阿刀田高会長)は19日、夫婦岩で知られる景勝地「二見浦」(三重県伊勢市)を名勝にするなど計18件を新たに史跡、名勝、天然記念物に指定するよう小坂憲次文部科学相に答申した。県関係では、宮古島市下地島の「通り池」が国指定の「名勝および天然記念物」、糸満市の「喜屋武海岸および荒崎海岸」が国の登録記念物として答申された。登録記念物の登録は、九州・沖縄で初めてで、全国でも6件目。
 「通り池」は下地島の北西海岸に位置する大小2つの円形池で、地元では「トゥーイグー」と呼ばれている。2つの池は海底洞穴で海とつながっている。池にまつわる言い伝えや民話も残されており、地域にとっては身近な存在。1974年に県の天然記念物に指定。池と海がつながっているドリーネは極めて珍しく、地質上の価値も高い。

※一部抜粋
※「通り池」は「下地島の通り池」として県指定天然記念物(地質鉱物)に指定。直径55m・水深約40mと直径75m・水深約50mの2つの池からなる。琉球石灰岩に形成された鍾乳洞に海水が入り込み、海岸付近であったため波食によって鍾乳洞が削られ、2箇所の天井部が崩落して池になったと考えられている。





NPO法人秋吉台夢工房設立(2006/5/19 中国新聞より入手)
秋吉台 地下水系保全に力 地元商工業者NPO法人設立

 山口県秋芳町内の宿泊施設や土産物業者らが、自然保護と観光事業の両立するまちづくりを目指し、特定非営利活動法人(NPO法人)「秋吉台夢工房」を設立した。ラムサール条約に昨年11月に登録された秋吉台地下水系の保全に力を入れながら、観光の振興を図る。
 メンバーは町内の若手商工業者15人で、理事長にはユースホステル経営の猶野智和さん(39)が就任した。秋芳洞の2005年度の入場者数は約60万人で、ピークの1975年度の3分の1以下となった。NPO法人の設立は、てこ入れの核にする狙い。
 既存の建築物の建て替えなどに合わせ、秋吉台国定公園内の人工物を可能な限り減らし、地下水系の環境を保全する。同時に、宿泊、商業施設の集積を図り、鍾乳洞などカルスト台地独自の自然環境を紹介する施設、地下水に触れられる親水公園などをつくり、観光地としての魅力を高めるよう行政などに要望する。
 猶野理事長は「20年から30年先を見通した計画。地元の理解を得ながら、少しずつ進めていきたい」と意気込む。
 当面、地元商店街の観光マップ作製と、地下水系保全のため、合成洗剤からせっけんへの切り替えを訴える集会を予定している。




韓国、三陟市新観光洞の名称公募(2006/5/11 東亞日報より入手)
5億年の歴史を持つ三陟のムルゴル洞窟、9月公開

【大韓民国発】
 9月から、一般人に開放される江原道三陟市新基面大耳里(カンウォンド・サムチョクシ・シンギミョン・デイリ)のムルゴル洞窟。三陟市は市内で発見された50あまりの洞窟を観光資源として活用するため準備中だ。幻仙窟(ファンソングル)に次いで2番目で公開されるムルゴル洞窟は、5億年と推定される石灰洞窟で、03年に発見された。国内の他の洞窟より水が豊富だ。入り口に高さ8mの瀑布がある。長さは1.6kmぐらいで、観光客は入り口から600m程度を見ることができる。三陟市は今月末まで、洞窟の新しい名前を公募する。

※関連記事
4/12 韓国、三陟市の新観光洞開発進む 





仏国、ラスコー洞窟壁画のカビ汚染進む(2006/5/10 國民日報より入手)
「先史時代システィナ壁画」 ラスコー洞窟壁画毀損危機

【フランス共和国・パリ発】
 緻密でリアルな描写で「先史時代のシスティナ壁画」と呼ばれてきたフランスのラスコー(Lascaux)洞窟壁画がカビ汚染で毀損危機に落ち込んだ。
 週間タイム誌はヨーロッパ版最新号(5月15日付)を通じて「この5年間、致命的なカビがラスコー洞窟に拡散、人類芸術の進化論的アイコンと見なされてきた文化遺産が深刻な被害を被っている。」「フランス政府が国際的非難を憂慮、被害規模を意図的に縮小している。」と報道した。
 ラスコー壁画は旧石器後期の1万7000年前作られた岩刻画で、長さ1200mに至る石灰洞窟。あちこちに200余の象形文字や鹿などが描かれており、まるで現代会話を見るような錯覚を催すほどに芸術性を認められている。1940年発見直後、現場を見たパブロパブロ・ピカソが「モダン美術が成したことは何もない。」と言ったほどだ。
 ラスコー洞窟に広がったカビは「フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)」という種類で、2000年初めて現われた。当時、管理政府は観覧客が吐き出す湿気と熱による毀損を憂慮、巨額の換気施設を設置した。タイム誌・ヨーロッパ版表紙
 ところが工事途中、洞窟入口の屋根をなくしたことが裏目に出た。突然の豪雨に雨水と土砂が洞内に入ってカビが拡散した。遅れて管理政府がカビ除去を試みたが、効果はあまりなかった。
 それなのに管理政府は「カビは底に現われただけで、壁と天井絵はにじまなかった。」と明らかにしている。しかしタイム誌は最近の壁画状態を見た考古学者の言葉を引用、「これは嘘だ。」と責めた。

※タイム誌・ヨーロッパ版 記事:Saving Beauty




西湖コウモリ穴のギャラリー増築(2006/5/8 山梨日日新聞より入手)
西湖の「コウモリ穴」ギャラリーが一新 展示スペース増築、自然学習の場充実

 富士河口湖町西湖の「西湖コウモリ穴」のギャラリーがリニューアルした。建物を増築し展示スペースが広がり、新たな展示物も加わった。コウモリ穴周辺の自然を楽しみながら学べるように工夫されている。
 ギャラリーは木造平屋建てで、床面積は264平方メートル。1室しかなかった研修展示室は5室になった。リニューアルの事業費は8210万円。
 新たにコウモリやコウモリ穴、青木ケ原樹海についてのクイズに答えるタッチパネルや、葉の標本に付いたバーコードを読み取ると画面上でその樹木を解説してくれる設備などを置いた。
 床の一部はガラス張りにし、地表の溶岩を見ることができる。また、コウモリ穴内部をギャラリー内に再現。強化プラスチック製の全長約8メートルで、中にはコウモリの模型を展示し、洞穴を閉鎖している冬季(12月1日〜3月20日)でも洞穴内の様子が分かるようにした。
 5月中旬には、国土交通省富士砂防事務所から富士山の噴火や樹海形成の経緯などを説明する展示物が移転される。
 これまではコウモリの標本や写真、生態を説明するパネルなどを展示する程度だった。冬季の来場者が楽しめる設備がなく、近年増えているエコツアー参加者を収容できる研修室も不足していた。
 三浦吉彦所長は「コウモリや樹海周辺にある自然の学習の場として役立ててほしい」と話している。




救助委員会主催・洞窟救助トレーニング実施(2006/5/7 入手)
 5月3日〜7日、岩手県久慈市・内間木洞において、日本洞窟学会救助委員会主催の洞窟救助トレーニングが実施された。
 日本洞窟学会、東京スペレオクラブ、東山ケイビングクラブ、北海道大学探検部、二戸消防署など25名が参加。チロリアン・ブリッジなどを用いて横穴搬送などの訓練を行った。




米国、カマドウマの新種発見(2006/5/5 UPI通信より入手)
アリゾナの洞穴で新しいコオロギ発見

【アメリカ合衆国・アリゾナ州フラッグスタッフ発】
 アリゾナ州北西部のグランド・キャニオン−Parashant国定史跡(Grand Canyon-Parashant National Monument)において、調査員がカマドウマの新属を発見した。
 大学院生であり、アメリカ地質調査所南西部生物科学センター(the U.S. Geological Survey's Southwest Biological Science Center)の洞穴調査員であるジャドソン・ウィン(Judson "Jut" Wynne)氏と、Parashant国定史跡のカイル・ボイルズ(Kyle Voyles)氏が発見した。
 コオロギは環境に対する有益な生態学的貢献を提供。いくつかの種はしばしば洞穴生態系の分析要因となると、北アリゾナ大学が報告した。
 少なくとも5新種が本調査から特定され、博物館当局はさらに新種発見があるものと考えている。その発見は史跡内の24洞穴における生態学的調査でなされた。
 コロラド台地節足動物生物多様性博物館(the Colorado Plateau Museum of Arthropod Biodiversity)館長ニール・カッブ(Neil Cobb)氏は、北アメリカでのそのような新属の発見は珍しいと語った。
 「洞穴が極限環境であるので、洞穴節足動物は非常に特殊化され、おそらく一つのケイブシステムまたは地域の固有種である。彼らは極限環境を反映して興味深く変わった進化形状を発表する。」と、カッブ氏は語った。




帝釈峡:幻の鍾乳洞を住民組織が案内(2006/5/5 中国新聞より入手)
帝釈峡、神秘的な石灰岩の造形 住民組織が「幻の鍾乳洞」を案内

 「幻の鍾乳洞」と呼ばれる洞穴が、広島県神石高原町永野にある。国定公園の帝釈峡内。住民たちの案内で中に入ると、世界的にも珍しい石灰岩の生成過程などが垣間見える神秘の空間が広がっていた。
 約100メートルの絶壁に張り付く細道を下って帝釈川のほとりへ。川沿いに口を開く洞穴を、かがんで奥へと進む。壁一面にミルクを塗ったようにうねる鍾乳石や長い年月をかけて伸びた石筍が迎えてくれる。
 途中、はしごで30メートルほど上る難関も。その先の水たまりの縁を、白い石灰岩が彩っている。カルサイトテーブルと呼ばれ、水に含まれた石灰分が固まり、今も成長を続けているという。
 洞穴は延長740メートルを確認済み。戦前、県が調査して以降、忘れられていたが、1993年に住民が風もないのに揺れる草に気付いて洞口を再発見した。今は住民組織「ながの村自治振興会」が管理している。案内料は1日1万円、半日8000円。Tel0847(86)0215。




質志鍾乳洞、恒例の春まつり開催(2006/5/4 京都新聞より入手)
親子ら山菜など味覚に舌鼓 京丹波 鐘乳洞公園にぎわう

 京都府内唯一の鍾乳洞(府指定天然記念物)がある質志鐘乳洞公園(京丹波町質志)で3日、「春まつり」が催され、京阪神などから訪れた家族連れらが、地元産山菜などの味覚に舌鼓を打つなどにぎわいを見せた。
 春まつりは、地元住民でつくる「あけぼの会」(東利博会長、22人)が「来園者に質志鐘乳洞を知ってもらい、地元との交流も深めてもらえば」と毎年開き、今年で13回目。
 快晴に恵まれたこの日、会場には600人余が訪れ、地元産山菜のてんぷらが入った「鐘乳洞うどん」や、タケノコご飯などを並べた出店やフリーマーケットが人気の的に。魚釣りやモチつき体験もあり、子どもたちを喜ばせた。
 兵庫県尼崎市から来たという家族連れは「鐘乳洞はスリルがあり、楽しく、穴場的で良かった」と連休のひとときを満喫していた。




「洞窟科学入門」発行(2006/5/2 毎日新聞より入手)
洞窟科学入門:「地底の神秘」DVDで"探検" 大阪経法大の3教授が写真集 /大阪

  書籍版表紙大阪経済法科大学(八尾市)の沢勲教授、鹿島愛彦客員教授、大橋健教授の3人が、世界の主な洞窟の様子が分かるDVD−ROM「洞窟科学入門」(同大学出版部、800円)を出した。世界規模の洞窟の写真集は珍しい。
 沢教授らは66年から、世界の洞窟調査を続けている。これまでに調査したのは日本を含む7カ国の約300地点。撮影した写真は5000点にものぼる。
 DVDには、河内風穴、秋芳洞(日本)、ビレモツ窟、幻仙窟(韓国)、カズムラ洞窟、サーストン洞窟(米国)、ゴーレリの溶岩洞窟(ロシア)、石花洞(中国)、土ボタル洞窟(豪州)など、約380点の写真を収録している。学術写真の中で、一般の人にも興味を持ってもらえそうな写真を選んで編集したという。同じ内容を、本としても出版した(1890円)。
 沢教授は自宅に「沢ミニ洞窟」を造ったことでも知られる。沢教授は「洞窟には古代の壁画が残っていたり、埋葬場所であったりするので、人類のルーツでもあり、ターミナルでもある。写真を見て、神秘的な地底探検の疑似体験をしてみてはいかが」と話している。
 問い合わせは大阪経済法科大学(0729−41−8211)。

※形式はDVDではなくCD−R。5月15日確認。




滝観洞、安全祈願祭開催(2006/4/29 東海新報より入手)
五葉地区の滝観洞 観光シーズン迎えて入洞者の安全祈願

 本格的な観光シーズンを迎え、住田町の住田観光開発(株)(千田明雄社長)は28日、上有住の五葉地区にある鍾乳洞「滝観洞」の入洞者の安全を願う祈願祭を現地で催した。
 祈願祭には同社関係者と地区民合わせて20人が出席。神事で千田社長はじめ町産業振興課の吉田光也主幹、千葉滋夫議長らが玉串を捧げて今後の無事故を願った。
 悠久の時が刻んだ自然の造形美「滝観洞」は、入口から約880メートルの場所に高さ約60メートル、周囲50メートルもの空間が形づくられていて、天井の大理石の裂け目から滝が流れ落ちている。その滝は「天の岩戸の滝」と呼ばれ、周囲に「ゴー、ゴー」と響きわたる水の音は、古代からの呼び声のよう。
 隣接している「白蓮洞」は、滝観洞とはまったく異なった様相。洞内には「大広間」と呼ぶ空間があり、リムストンプール、つらら石、洞穴サンゴ、フローストン、石筍、カーテンといった鍾乳洞ならではの光景が広がっている。
 洞内には白蓮観世音菩薩、六地蔵尊菩薩、千手観世音菩薩、水子地蔵尊、子育地蔵尊菩薩、延命地蔵尊菩薩が祀られている。洞の呼び名は女流歌人・柳原白蓮にちなみ、入口には歌碑「神代よりかくしおきけむ滝つ瀬の世にあらはるるときこそ来つれ」がある。
 休憩に利用できる観光センターでは、どんぶり物や麺類などのほか、ジンギスカン鍋を提供。また、館外では名物「滝流しそば」を味わうことができる。そばは、長さが3メートルほどの竹筒を流れてくる風流なもので、暑さが増してくるこれからのシーズンにはもってこいだ。
 滝観洞と白蓮洞の入洞料は、大人800円、中高生600円、小学生400円で、20人以上の団体なら各100円引き。幼児は無料。白蓮洞は必要ないが、滝観洞に入洞する際は備えられたヘルメットを着用し、長靴をはくこと。
 滝観洞は大人がゆっくり歩いて1時間弱で往復できる。自分でしっかり歩ける幼児なら、保護者付きで入洞が可能。問い合わせは滝観洞観光センター(電話0192−48−2756)へ。




飛騨大鍾乳洞、洞内でウド栽培(2006/4/28 中日新聞より入手)
飛騨大鍾乳洞でウド栽培 新たな見せ場に

 高山市丹生川町にある全長約800メートルの「飛騨大鍾乳洞」(中萩久夫社長)で、新たな見せ物としてウドが栽培されている。薄暗い鍾乳洞の中に浮かび上がるほんのり色づいたウドの姿が、訪れた人の目を引いている。
 ウドが育てられているのは、入り口から200メートルほどの第1洞と第2洞の間。軍用トンネルや鉱山跡でウドが栽培されているのをヒントに、中萩社長が発案した。
 3月半ばに試しに植えたところ、約60株が30〜40センチまで順調に生育。4月半ばに新たに80株を植えた。第1弾の株は18度である程度まで育ててから、年間通して10度前後の鍾乳洞内にプランターごと移した。初めから鍾乳洞内に植えて育てた第2弾は、第1弾に比べ成長が遅いという。
 長沼伸彦支配人(37)は「目立った石がなかった部分に新たな見せ場ができた」と喜ぶ。「まだ試行錯誤の段階だが、冷蔵庫で株を管理して、年間を通じて見学できるようにしたい。土産物としての販売も考えている」と話した。




秋吉台上の建造物は最小限へ(2006/4/28 西日本新聞より入手)
秋吉台観光整備 「建物、徐々になくす」 施設は最小限に 交付金事業推進協

 秋吉台の観光拠点施設整備事業の在り方を見直す「秋芳町まちづくり交付金事業推進協議会」(会長=猶野和則・同町観光協会長、20人)の第2回会合が26日、同町の秋吉公民館であった。「秋吉台上の建造物を徐々になくしていく」ことなどを柱とした基本方針を了承し、最小限の施設整備などについて小委員会で検討していくことを決めた。
 会合では、同町観光協会の「秋芳の里 観光活性化委員会」がまとめた中間報告書で、山口大の長畑実教授と地域興しマイスターの山本周作氏(いずれも協議会メンバー)が、それぞれ提案した活性化策に着目。
 長畑教授は、秋吉台の豊かな自然を舞台にエコ・ツーリズムの理念を具体化する「フィールドミュージアム構想」を提唱。9月に閉鎖する若竹山荘跡地に町が計画する観光拠点施設「観光交流センター」については「観光ボランティアが常駐したり、台上の景観を展望できる必要最小限の施設に抑える」とした。
 また、山本氏は(1)秋吉台を自然に返す(2)秋吉台上の建造物は徐々になくしていく(3)観光のにぎわいは(秋芳洞入り口の)広谷地区でつくる―という基本理念を町と住民が共有できるかどうか、を問い掛けた。
 会合は、2人の提案を了承。小委員会を設け、秋吉台の自然環境を核にした地域づくり論議の中で、施設の位置付けや役割など具体案を策定していく方針を確認した。
 同協議会は、町が2007年度の着工を目指す観光交流センター(事業費5億3000万円)の見直しなどを目的に設置。国の補助事業のため、計画を変えた場合は7月に事業変更を国に申請しなければ、来年度の着工は難しくなるという。




龍河洞、洞窟貯蔵酒1250本搬入(2006/4/25 高知放送より入手)
龍河洞に「洞窟貯蔵酒」搬入

 この「洞窟貯蔵酒」づくりは地域の特性を活かした日本酒のオリジナルブランドを作ろうと6年前から地元の酒販組合が取り組んでいるものです。きょう、組合員などが新酒およそ1250本を龍河洞の中へと運び込みました。組合員たちは狭く細長い鍾乳洞の中をはうように歩きながら酒瓶の入ったケースを慎重に運んでいました。今年は、定番の3つの銘柄に加え、宇宙を旅した酵母で作った土佐宇宙酒も24本搬入されました。洞窟貯蔵酒は半年から3年かけて熟成させた後、店頭に並ぶことになります。

※定番の3銘柄とは、土佐山田町・赤岡町の蔵元3社による「龍の舞」「龍の夢」「龍の郷」。問い合わせは南国酒販協同組合(088−863−2790)へ。




小笠原沈水カルスト、世界遺産登録に向けて視察(2006/4/19 公明新聞より入手)
小笠原諸島を世界遺産に

 東京都議会公明党の「小笠原諸島視察団」(中島義雄団長=都議)は18日、前日に引き続き東京・小笠原村で、世界自然遺産登録に向けての視察活動を展開した。
 この日は、父島の南西にある南島にチャーター船で渡島。南島は、珊瑚礁の隆起や沈降によってできた沈水カルスト地形の島で、小笠原を代表する景勝地。アオウミガメ、カツオドリ、オナガミズナギドリなど繁殖地として重要な所で、小笠原国立公園の特別保護地区になっている。
 しかし、過度の観光客の立ち入りによって植物が傷められ、海へ土砂が流出するなど貴重な自然に影響が出ていた。
 視察団は、定められた経路に沿って、ドリーネと呼ばれるくぼ地や、ラピエという鋭く尖った岩が見られる独特のカルスト地形や、赤土流出によって破壊された植生の回復状況などを視察。同行した都、村の担当者から説明を受けるとともに、世界自然遺産登録に向けた課題と今後の対応などで意見交換した。
 視察を終えた中島団長らは、「美しい小笠原の自然を早期に世界遺産リストに登録すべきだと痛感した。そのためにもエコツーリズムなどの施策と、入島制限など徹底した自然保護を両立させていく必要がある」と語っていた。都議会公明党は、今後も小笠原諸島の貴重な自然の保護へ力を注いでいく方針だ。




凝灰洞:溝ノ口洞穴で恒例岩穴まつり開催(2006/4/13 南日本新聞より入手)
洞穴で奴踊り、軽妙に/曽於・財部の中谷小児童

 曽於市財部町下財部の溝ノ口洞穴(県指定天然記念物)周辺で9日、岩穴まつりがあり、近くの中谷小学校の児童たちが、同市指定無形民俗文化財となっている伝統芸能「奴(やっこ)踊り」を軽妙に舞った。集落住民による「棒踊り」も披露された。
 奴踊りに参加したのは新1年生を除く14人。今年2月から放課後などを利用し猛特訓を積んだ子どもたちは、紫を基調にした装束に白い鉢巻きを身に付け、顔には花化粧を施し、軽快なテンポで奏でられる太鼓と三味線にあわせ踊った。2年生で奴踊り初体験の小園優月君と吉村康介君は「最初は緊張したけど、何とか最後まで踊れてよかった」と話していた。
 溝ノ口洞穴は、凝灰岩でできた全長224メートル、幅14メートル、高さ約9メートルの自然の大穴。奴踊りは、お釈迦様の誕生日にあたる4月8日に踊りを奉納したのが由来で、中谷地区の子どもたちが郷土芸能として伝承している。




韓国、三陟市の新観光洞開発進む(2006/4/12 江原インターネットニュースより入手)
5億年の歴史おさめた三陟ムルゴル洞窟開場準備盛り

【大韓民国・江原道発】
 三陟市が開発中の洞窟が8月開場を控え、開場準備が盛んとなっている。
 三陟市が2003年、3年間の探査の結果に発見した洞窟はおおよそ5億年の歴史を持っており、洞窟内部に湖と滝が絶えず流れる特徴を持っている。
 また、洞窟破壊を最小限した工法で開発され、太古の神秘をそのまま収めていて自然な見どころがふんだんだ。
三陟市は洞窟の前まで進入できるようにモノレールを設置、老弱者のような観光客たちも易しく観光できるように便宜施設を作る計画であり、1日観光客を1000人以内に制限して良質のサービスを提供するようにするなど、洞窟が三陟地域の新観光名所と位置づくように満を持している。




横濱ケイビングクラブ創設(2006/4/3 入手)
 4月、新ケイビングクラブ「横濱ケイビングクラブ」が創設となった。現在会員数は5名。
 会費や定期的会合はなく、3ヶ月に一度、新宿で開催されている関東ケイバーミーティングにて計画立案、土日祝日を利用してケイビング活動を行う。
 現在、クラブ員を募集しており、関東地方在住の成人が対象。CRAケイビング保険(或いはそれに準じる保険)加入が必要となる。
 問い合わせは事務局:牧野浩典delta_makino@yahoo.co.jpまで。




竜宮穴、水神祭で水の恵みを祈願(2006/4/2 西日本新聞より入手)
水の恵みを祈願 湧泉「竜宮穴」の水神祭 美東町植山

 美東町植山地区の田畑を潤す水源となっている湧泉「竜宮穴」の水神祭が1日、同地区であった。雨をつかさどるとされる竜宮穴の水神に、今年の水の恵みを祈願した。
 カルスト(石灰岩)地形の秋吉台では、雨が地中に染み込むため、農業用水の確保が難しい。山あいにある植山地区では、竜宮穴などの湧泉からわき出る地下水が貴重な水源となっている。
 水神祭は、毎年この日に同地区の9世帯の持ち回りで催している。当屋(とうや)と呼ばれる今年の当番は会社員の中島秀敏さん(47)。中島さん方では、秀敏さんの母親マサ子さん(71)が海や山の幸、米、お神酒などの供え物を盛った質素な祭壇を設け、僧侶が読経した。マサ子さんは「去年は水が少なく、田植えができない田んぼもあった。今年は水に恵まれますように」と話した。
 竜宮穴は、冬場は水位が下がるが、夏場は洞窟の入り口まであふれる水を水路で周辺の田畑に導く。大干ばつの時だけ大量の水を噴出することから、竜宮城に通じているとも言い伝えられる不思議な洞窟だ。




安家洞、総延長約23,700mに更新(2006/3/31 岩手日報より入手)
総延長が23.7キロ 岩泉・安家洞

 岩泉町に広がる日本最長の鍾乳洞・安家洞の総延長が従来の12.7キロから2倍近い23.7キロに上ることが、特定非営利活動法人(NPO法人)日本洞穴探検協会(千葉県、山内正理事長)の調査で30日までに分かった。14年間で28次にわたる調査を行った結果で、5月に東京都で開かれる日本地下水学会で発表される。
 同協会は、独立行政法人産業技術総合研究所(茨城県)の丸井敦尚主任研究員(地下水学専攻)と安家洞の調査研究に取り組み、1992年から探検と測量を実施。14年間で延べ494日、延べ8451人を投入した。調査を基に安家洞の平面図、縦断面図を作成。平面図やデータを精査し総延長を割り出した。
 調査期間中、96年には支洞の砂山連洞(2.6キロ)、瞬華洞(1.2キロ)を発見している。山内理事長は「安家洞は狭い場所と広い場所の差が大きく、測量装備をその都度変える困難があった。長年にわたる関係者の協力に感謝したい」としている。丸井主任研究員は「鍾乳洞全体の正確な測定を行っており、地下水の流れる道筋や将来、洞穴が延びる方向も予測可能となっている。世界的に見ても大変な労作だ」と話している。

安家洞
 岩泉町安家のジュラ紀石灰岩層に発達した鍾乳洞。1975年に国天然記念物に指定された。愛媛大が59〜61年に学術調査し、総延長8キロを確認。ジャパン・ケイバーズ・クラブU(後の日本洞穴探検協会)の92〜04年調査で総延長は12.7キロに更新した。一部が観光洞として公開されている。総延長第2位は鹿児島県の大山水鏡洞の9キロ。




円錐カルストが沖縄海岸国定公園に編入(2006/3/29 琉球新報より入手)
カルストが国定公園に 本部半島の945ヘクタール

 世界的にも貴重な円錐カルストが形成されている本部半島のカルスト地域が28日、沖縄海岸国定公園に編入された。新たに公園区域となったのは本部町山里、今帰仁村今泊を中心とする945ヘクタール。規制の最も厳しい特別保護地区(78ヘクタール)をはじめ、第一種から第三種までの特別地域、普通地域に区分けされる。
 国定公園への編入に伴い、同地域の自然保護とともに、利活用を図る施設計画も追加された。計画では、本部町山里若地原に博物展示施設を設けるほか、園地、野営場、案内所、植物園などを設置。沿線のカルスト峰を鑑賞する車道や、今泊集落と今帰仁城跡を結ぶ探勝歩道なども設ける。
 本部半島の円錐カルストは、円錐の丘群と不規則な形のくぼ地群が分布する世界最北端の地域。公園指定は、カルスト産地の採石計画に住民が反対し、乱開発に歯止めを掛けようと、本部町と今帰仁村が県に要請し実現。本部町役場は「県、地域を含め、話し合って施設整備を図りたい」としている。




大山水境洞、総延長約10,200mに更新(2006/3/22 南日本新聞より入手)
知名・大山水鏡洞 総延長1万200メートルに  探検隊「別水系と接続」

 知名町にある国内2番目の長さの鍾乳洞「大山水鏡洞」の総延長が1万メートルを超え、約1万200メートルに達したことが21日、沖永良部島洞窟探検隊の調査で分かった。調査に参加した亀戸ケイビングクラブ(東京)の牧野浩典代表は「別の大きな水系に接続した。夏の調査で日本一を目指したい」と話している。
 調査は15日から19日まで実施。昨年末に見つかった新通路の調査を進めた結果、約550メートル先で幅約30メートル、高さ15メートルの別水系の洞窟に接続した。接続地点まで測量したところ、総延長は1万メートルを超えたという。昨年末の調査では約9700メートルだった。
 同洞窟は1969年、総延長1468メートルと報告された。94年以降、大学の探検部や民間ケイビングクラブで構成する同探検隊が調査。総延長の更新が進み、国内最長の岩手県・安家洞(1万2736メートル)に迫っている。




大山水境洞、公開講座で調査報告発表(2006/3/14 南日本新聞より入手)
知名・大山水鏡洞 新通路で日本一も  現在国内2位、総延長9714メートル

 知名町上平川や久志検一帯に広がる九州最大の鍾乳洞「大山水鏡洞」で新たな通路が見つかり、総延長で山口県・秋芳洞を抜き国内2位になったことが分かった。12日、奄美群島の世界自然遺産登録に向け鹿児島県が同町で開いた公開講座で、沖永良部島の洞窟調査を続ける亀戸ケイビングクラブ(東京)の牧野浩典代表が明らかにした。牧野代表は「未測量の部分もあり、近く実施する調査で日本一になる可能性は高い」と話している。
 同洞窟は1969年、総延長1468メートルと報告された。94年以降、大学の探検部や民間ケイビングクラブで構成する沖永良部島洞窟探検隊の調査で、別の洞窟との接続や新通路が判明。総延長9150メートルとなり、山口県・秋芳洞(8790メートル)を抜き国内2位になった。
 昨年末の調査では9714メートルまで延びた。未測量の部分を含めると1万メートルを超えるのは確実で、国内最大の岩手県・安家洞(1万2736メートル)に迫っているという。
 牧野代表は公開講座で「昔から知られた安家洞や秋芳洞と違い、沖永良部ではいまだに新発見が相次いでいる。まさに21世紀の秘境」と話した。
 講座では一般向けの大山水鏡洞探検や、鹿児島国際大学の船越公威教授の洞窟をねぐらにするコウモリについての講演もあり、鍾乳洞の観光利用や地下に水を供給する森林の重要性が指摘された。




2006年中四国ケイバーズミーティング開催(2006/3/13 入手)
 3月10〜13日、山口県秋吉台において、中国・四国地方の定例親睦会「中四国ケイバーズミーティング」が開催された。本年は山口大学洞穴研究会が主催。
 過去最大となる81名が参加、鐙峠の竪穴、平原の穴、寺山の穴、サンゴの穴、大正洞、中尾洞におけるファンケイビング、中四国部長会議などが行われ、会場の秋吉台科学博物館・第二講座室は連日大賑わいとなった。




米国、フロイド・コリンズ事故映画を製作(2006/3/10 WBKOテレビより入手)
洞穴探検家映画

【アメリカ合衆国発】
 ハリウッドは、サウス・セントラル・ケンタッキーにおける洞穴探検家のレスキュー映画を製作している。
 映画はオハイオ州ビーバークリーク(Beavercreek)のロバート・マレイ氏(Robert Murray)とロジャー・ブラッカー氏(Roger Brucker)によって書かれた「Trapped!:The Story of Floyd Collins」が原作。
「マンモス・ケイブ(Mammoth Cave)」近郊の「サンド・ケイブ(Sand Cave)」におけるフロイド・コリンズ氏(Floyd Collins)の失敗したレスキューに関するものである。
 本を書くためにブラッカー氏は、1977年に閉鎖された洞穴に忍び込み、2週間にわたるレスキューを再現した。
 76才のブラッカー氏は洞穴に関する4冊の本を書いおり、洞窟調査基金(The Cave Research Foundation)の共同創設者。
 パラマウント・ピクチャーズによる映画は、監督・主演ビリー・ボブ・ソーントン氏(Billy Bob Thorton)の予定。

※洞窟調査基金(The Cave Research Foundation)公式ページはこちらへ。




平尾台で恒例の野焼き(2006/3/6 西日本新聞より入手)
平尾台で春告げる「野焼き」

 日本有数のカルスト台地として知られる北九州市小倉南区の平尾台で5日、春の訪れを告げる「野焼き」が行われた。
 地元住民などでつくる平尾台野焼き委員会や消防署職員、警察官約300人が参加して午前10時半、山頂付近から火入れ。30分後にはふもとからも点火されると、バチバチと音を立てながらオレンジ色の炎が帯状に走り、約380ヘクタールを焼いた。
 石灰岩が露出した「羊群原」に近い茶ケ床園地では、市民約200人が間近で野焼きを見物。黒く焦げた草原の中に白い石灰岩が浮かび上がると、「春がやってくるね」「白黒のコントラストがきれい」などといった声が聞かれた。
野焼きは山林火災の防止や害虫駆除などかねて毎年実施されており、早春の風物詩として親しまれている。




インド最長のケイブシステム発見(2006/3/3 ヒンドスタン・タイムズより入手)
亜大陸最長のケイブシステム発見

【インド発】
 インド亜大陸で最も長いケイブシステムが、洞窟学者の国際チームにより、メガラヤ州(Meghalaya)のジャンティア・ヒルズ(Jaintia Hills)地区で発見された。
 チームは長さ22.20km以上のケイブシステムを発見、それは同地区に存在しているもう一つのシステムの記録21.55kmを凌ぐ。
 「総延長22202.65mの単一ケイブシステムを形成する「Krem um im-Liat Prah ケイブシステム」が、現在までインド亜大陸で知られている最も長い洞穴である」と、本日、チームメンバーが記者会見で語った。
 イギリスから17名、スイスとデンマークから各2名、オーストリアとアイルランドから各1名、インドから5名のメンバーからなるチームは、Nongkhlieh地域付近Shnongrim Ridgeの洞穴エリアで3週間半を過ごした。
 この発見は、21.55kmと測定された「Kotsati Umlawam」という、亜大陸で最も長いケイブシステムの記録を凌いだと、メガラヤ州の有名な洞窟学者B.D.Kharpran Dally氏は語った。2月7日から3月1日の間、チームは39洞を探検、新通路15498mを製図、写真撮影をした。製図した39洞のうち36洞は新洞、3洞だけは以前に部分的に調査されたケイブシステムであったと、彼は語った。
 チームメンバーのひとり、イギリスの生物学者テレンス・M・ホイッティカー氏(Terence M Whitaker)は、ジャンティア・ヒルズ地区が亜大陸で最も洞穴が集中していると語った。これらの調査で新しい水生動物が確認された。




英国、ゲイピング・ギル・システムで洞穴救助(2006/2/28 ヨークシャー・ポストより入手)
洞窟探検家が苦難の後に救出される

【グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国発】
 週末、女性洞窟探検家が60フィートの洞穴に閉じ込められ、病院に空輸された。
 日曜日午後9:30、ヨークシャー・デイルズ(Yorkshire Dales)のクラハム(Clapham)近郊、広大な「ゲイピング・ギル・システム(Gaping Gill system)」の一部であるBar Potに非常呼集がかかった。
 ノース・ヨークシャー(North Yorkshire)警察は、ヨーク大学ケイブ&ポットホーリングクラブ(York University Cave and Potholing Club)の7パーティーの1つの20歳女性が体力消耗して地表到着困難になっているとの連絡を受けた。
 洞穴救助機構(本拠地クラハム)のチームA21は、イングルバラ(Ingleborough)の斜面下にある深さ360フィートのゲイピング・ギル・チャンバー(Gaping Gill chamber)入口南の現場に送られた。
 救助隊9名は地下へ行き、女性をクライミングハーネスで地表まで上げることができた。
 捜索救出ヘリコプターは処置する病院へ女性を空輸するために召集。イギリス空軍シーキングは、疲れきり低体温に苦しむ洞窟探検家をランカスター王立病院へ連れて行くために、スコットランドにあるイギリス空軍Kinloss基地から120マイルを移動した。
 洞穴救助機構スポークスマンのスティーヴ・ハースト氏(Steve Hirst)は、女性が60フィートの竪穴の底で窮地に陥っていたと語った。
 「パーティーは遅れてかなりの長旅になった。彼女が含まれていたという身体的性質を過小評価していたかもしれないと私は思う」「救助隊が到着する前、女性はしばらくの間ハーネスでぶらさがっていた」「彼女は低体温症だった。我々がシーキングを要請した理由は、我々が完全には彼女の状態を理解したというわけではなかったということであった」とハースト氏は語った。

※60フィート=約18メートル。
※ゲイピング・ギル・システム(Gaping Gill system)とは、ヨークシャー・デイルズのイングルバラに開口する総延長14,700mのケイブシステム。洞口はGaping Gill、Bar Pot、Flood Entrance Pot、Rat Hole、Disappointment Pot、Stream Passage Entrance、Wades Entrance、Car Pot、Ingleborough Cave、Beck Head Caveの10ヶ所がある。
※York University Cave and Potholing Club公式ホームページはこちらへ。





米国、観光洞マンモスケイブが改修工事(2006/2/24 WBKOテレビより入手)
マンモスケイブ 

【アメリカ合衆国発】
 マンモスケイブ国立公園はモデルチェンジが行われている。
 公園は600万ドルの新照明システムを導入。900以上の新しい照明が洞内に設置され、不必要な植物成長を減らしていると、公園チーフは語った。
 また、観光客用の新たな安全システムは進行中。
 プロジェクトは2007年3月前に終わる予定である。




「ケイビングジャーナル第24号」発刊(2006/2/24 入手)
ケイビングジャーナル第24号 日本洞窟学会の機関紙「ケイビングジャーナル」の第24号が発刊された。A4サイズ66ページ。600円(税込/日本洞窟学会会員には送付)。内容は以下の通り。
・スペレオニュース
・UIS in GREECE ギリシャ洞窟学国際会議参加レポート
・2005 Korea-Japan Caving Festival報告
・コーカサスの氷河洞
・仏国ベルコール地区巡見記
・大山水境洞の報告
・日本の洞窟書籍(一般書籍1)
・Under Ground Stream
・足立山系に点在する小石灰洞
・日本洞窟学会第31回大会(河内大会)速報
 ギリシャ、韓国、ロシア、フランスの4ヶ国海外洞穴事情が報告されている。
 日本洞窟学会会員以外の購読希望者は、ケイビングジャーナル編集部caving_journal@cj.dojin.comまで。定期購読年3冊分2700円も可能。




中国、南方カルストをユネスコ申請へ(2006/2/24 チャイナ・ラジオ・インターナショナルより入手)
「中国南方カルスト」、世界自然遺産を申請

【中華人民共和国発】
 「中国南方カルスト」はこのほど中国国務院から2007年世界自然遺産申請項目と決められ、その申請資料はユネスコ・国連教育科学文化機関世界遺産センターに正式に渡され、専門家の審議を待っています。
 この「中国南方カルスト」は貴州、雲南、広西チワン族自治区、及び重慶の各種類のカルスト地形からなり、中国の重要な観光資源となっています。




万野風穴案内板に落書き(2006/2/22 静岡新聞より入手)
「万野風穴」説明板に落書き 富士宮市

 富士宮市山宮の国指定天然記念物「万野風穴」の説明板にスプレー塗料で落書きされているのが21日までに見つかった。市教育委員会は「悪質ないたずら」と重くみて、富士宮署に被害届を提出した。
 市教委によると、高さ約3メートル、幅4メートルのステンレス製の説明板の表面に、青色のスプレー塗料で落書きされていた。市振興公社の職員が発見して市教委に届けた。市教委は専門業者に修復を依頼する予定で、被害額は18万円に上るという。
 「万野風穴」では平成15、16年度にも風穴の入り口のフェンスを破られ、中で火をたいた形跡が見つかっている。市教委は相次ぐいたずらに歯止めをかけようと、厳正な対応で臨むことにした。
 「万野風穴」は富士山の噴火の際に流出した溶岩流によってできた洞穴。「大日穴」とも呼ばれ、富士山信仰の修行場になっていたとされる。大正11年に国の天然記念物に指定された。




英国洞穴映画「ディセント」日本公開へ(2006/2/21 入手)
ポスター 2005年7月に本国公開されたイギリス映画「ディセント(原題:THE DESCENT)」が7月下旬、シネセゾン渋谷ほかにて公開されることがわかった。
 本作品は、アパラチア山脈の地下2マイル続く未報告洞穴で英国女性ケイバー6名が崩落により洞内拘束、そこへ謎の生物が襲いかかるというホラー映画。部分的に洞内ロケも行われたと推測され、竪穴降下、狭洞通過などのケイビングシーンは本格的。
 本国では週間興行ランキング3位、第8回ブリティッシュ・インディペンデント映画祭では最優秀監督賞&最優秀映画技術賞、第11回スウェーデン・ファンタティック・フィルムフェスティバルでは最優秀作品賞、プレミア誌では2006映画賞ベストホラー大賞を受賞した。
 監督・脚本は「ドッグ・ソルジャー」のニール・マーシャル。出演は「CODE46」のナタリー・ジャクソン・メンドーサ、「マグダレンの祈り」のノラ=ジェーン・ヌーンほか。R−15指定。99分。トルネード・フィルム配給。

※英国公式サイト http://www.thedescentthemovie.co.uk/  日本公式サイト http://www.descent.jp/




秋吉台で春を告げる恒例の山焼き(2006/2/19 日刊スポーツより入手)
 日本最大のカルスト台地で知られる秋吉台国定公園(山口県秋芳町、美東町)で19日、春の訪れを告げる恒例の山焼きがあり、観光客ら約1万5000人が冬枯れの草原を舞台にした炎のショーを楽しんだ。
 午前9時半、のろしの合図で地元の住民ら約1000人がふもとから一斉に点火。炎は音を立てながら約1500ヘクタールを燃え広がり、真っ黒になっていく草原に無数の白い石灰岩が浮かび上がった。
 山焼きは、牧草の芽吹きを促す農作業として約650年前に始まったとされ、今では観光行事として定着、早春の風物詩になっている。
 秋吉台は間もなく新芽が吹き、5月には緑の草原に生まれ変わる。
 同県萩市から来た公務員宮崎雄一さん(21)は「火が広がるに連れ景色が変わって感動的」と話した。
 大阪府から友人と来た大学生梅木光伸さん(23)は「去年の夏に来て山焼きを知った。季節によって違う表情を見ることができ満足」と話した。




豪州、観光洞クリスタル・ケイブで破壊工作(2006/2/19 デイリー・テレグラフより入手)
心ない破壊者は古代洞穴に損害を与える

【オーストラリア連邦発】
 心ない破壊者は、パース市(Perth)近郊の国立公園において、数千年前の世界的に有名な洞穴生成物を破壊した。
 破壊者は施錠された屋根開口部からヤンチェップ国立公園(Yanchep National Park)のケイブシステムに浸入、少なくとも12個の鍾乳石と石筍を破壊した。
 パースの50km北にある国立公園責任者レイ・デ・ジョング氏(Ray De Jong)は、破壊は無意味であると語った。
 洞穴の最も有名なものの1つであるエレファント・フットと呼ばれる大鍾乳石を、破壊者は故意に壊した。破壊は「クリスタル・ケイブ(Crystal Cave)」において、豪州東部夏時間の金曜日午後4:30から土曜日午前9:00の間に行われた。
 攻撃は事前計画され、洞穴の最も古くて有名な石灰生成物のいくつかを攻撃目標としたように見えると、デ・ジョング氏は語った。
 破壊者は屋根開口部を覆っているボルトを取り外すのに長い時間を費やし、屋根から洞床まで4メートルを飛び降りたと、彼は語った。彼らは同じ道で立ち去ったが、警察は彼らがロープを使用したかもしれないと考えている。
「これらは世界で最も重要な洞穴である。歴史的には西オーストラリア州で発見された最初の洞穴であった。」と、彼は語った。
 「クリスタル・ケイブ」は1年に最高10万人の訪問客を引きつけ、西オーストラリア州で最もアクセスしやすい洞穴である。
 ヤンチェップ国立公園のスタッフは破壊のニュースで動揺していたが、本日、洞穴を観光客に開放した。
警察は事件調査中で、市民からいくつかの手がかりをすでに入手している。




米国、ジュエル・ケイブが世界総延長第2位へ更新(2006/2/17 キャスパー・スター・トリビューンより入手)
洞穴がより大きくなる

【アメリカ合衆国・サウスダコタ州カスター発】
 探検家は「ジュエル・ケイブ(Jewel Cave)」の公式距離を延長、世界最長洞穴リストの第2位とした。
 洞穴の公式延長はポイント間の距離ではなく、探検や測量された全ての累積的距離であると、ジュエル・ケイブ国立記念物本部長トッド・ジュース氏(Todd Suess)は述べた。より長い1日探査においては、ケイバーは入口から洞奥にあるメインキャンプまで6〜8時間を費やすことがある。それから未踏地域へもう3時間移動、そこで彼らは6〜8時間働き、それからメインキャンプに戻ると、国立公園局は語った。
 他の洞穴探査は1日活動だが、彼らは生産的である。
 「より長い活動では洞穴の離れた末端部へ進む」「日帰り活動は洞内のより近い地域へ行く。しかし、全く異なる方向にある洞穴の異なる区画に侵入するかもしれない。」と、ジュース氏は水曜日に述べた。
 ニューメキシコからの国立公園局洞穴専門家は、最近延長した探査に関したブラックヒルズ地域の3人のケイバーに加わった。
 「あなたは誰もこれまで行かなかった場所を見るようことになる。」「あなたがそこへ到着するとき、それは月に足を踏み出しているニール・アームストロング氏(Neil Armstrong)のようである。」と、ヒル市の洞穴ボランティアであるラリー・シェーファー氏(Larry Schaffer)は述べた。
 ケイバーは華氏49度に一定した洞穴にヘッドライト、食料、プロテインバー、特別装備のような重要なものだけを持って行く。
 「精神的苦痛を終えるのに我々は1時間40分かかった。」「それは1000フィートの匍匐...長い道のりである。」と、カールズバッド国立記念物(Carlsbad, N.M.)スタン・アリソン氏(Stan Allison)は述べた。
 洞穴の境界地図を作ることは、洞穴の生態系バランスに影響を及ぼす農薬使用または穿孔のような地上活動から、それを保護するために重要であると、ジュース氏は述べた。

※世界洞穴総延長ベスト5/2006年1月19日付
1.マンモス・ケイブ(Mammoth Cave)  アメリカ・ケンタッキー州
 総延長590,629m
2.ジュエル・ケイブ(Jewel Cave)  アメリカ・サウスダコダ州
 215,507m
3.オプティミスティチェスカヤ・ケイブ(Optimisticeskaja Cave)  ウクライナ・ukrainskaja
 214,000m
4.ヘルロッホ(Holloch)  スイス・ムオタ
 191,909m
5.ウィンド・ケイブ(Wind Cave)  アメリカ・サウスダコダ州
 191,077m





韓国、観光洞高氏洞窟をリモデリング(2006/2/13 京郷新聞より入手)
寧越「高氏洞窟」、テーマ型観光洞窟で

【大韓民国発】
 江原寧越の「高氏洞窟」が215億ウォンの予算を投入されて、テーマ型観光洞窟などにリモデリングされる。
 江原道は施設が古く、観光コンテンツとプログラムが不十分で魅力を喪失した寧越郡河東面津別里素材「高氏洞窟」を観光・文化・体験型観光洞窟へリモデリングすることにしたと13日明らかにした。
 来年まで完了する「高氏洞窟」リモデリング事業は、テーマ洞窟造成と観光地施設、洞窟生態体験館、高氏洞窟家族ホテル建立などで、区分して開発される。
 テーマ洞窟には生態学習、洞窟の光、洞窟の音、洞窟冒険など4種テーマを主題にしてそれぞれのゾーンを作り、生態体験館には洞窟一帯にサムジ公園と洞窟内生存する生物などの生態展示、体験館を造成する。
また、135億ウォンを投資して高氏洞窟家族ホテルを今年の上半期中に着工、現在55室規模の2軒のモーテルに過ぎない劣悪な宿泊施設を改善する計画だ。
 これ以外に洞窟内照明と造形を改め、洞窟入口に象徴造形物を設置するなど洞窟の内外部を全面開発する予定だ。
 「高氏洞窟」は1974年以後、30年余りの間開放され、年間35万名以上の多くの観光客が訪れたが、施設が古く老朽化、最近になって20万名以下に大きく減少するなどの影響を受けている。
 江原道関係者は、「高氏洞窟と隣近したドン江と優秀な自然環境などを連携、開発して他地域と差別化、独特のテーマ観光地で作る計画」と語った。

※215億ウォン=約26億3800万円 135億ウォン=約16億5700万円




内間木洞穴群「レザーケイブ」調査実施(2006/2/12 入手)
 2月11〜12日にかけて、岩手県山形村内間木地区にて「第52次内間木洞調査委員会プロジェクト」が開催された。その一環として3回目となる「レザーケイブ」測量を実施、総延長297.0m・高低差35.5mと判明した。
 内間木洞穴群のひとつ「レザーケイブ」は、これまで総延長127m(立教大学探険部, 1973)とされていた。この再測量調査では、1/100測量、第2洞口及び新洞部の発見により約2倍に延長。総延長は付近に開口する「水道穴」「下の岩穴bQ」を抜いたことになる。
 2004年5月には洞内気象測定も行われ、洞外20℃時に洞口付近5.7℃、最奥部7.9℃と計測され、複数洞口による典型的な煙突効果が立証された。
 今後の課題としては、洞内水流が「内間木洞」のどの水系と接続しているのか確認調査が行われる予定。
 「レザーケイブ」は鉱物マウンテンレザー(セピオライト)が豊富なことから命名され、最奥部には4mの滝がある。




山形村最後の内間木洞まつり開催(2006/2/11 デーリー東北新聞より入手)
山形村内間木洞で氷筍観察会

 岩手県指定文化財の山形村「内間木洞」の氷筍観察会が11日、現地で開かれ、住民や県内外の生物科学愛好者が地面から生えているように見える珍しい氷の柱「氷筍」を見学し、雪深い村の誇る自然美を堪能した。きょう12日も「内間木洞まつり」と銘打ち、観察会が開かれる。
 「内間木洞」は総延長6350メートルで、国内4番目に長い鍾乳洞。洞内外の気温差により水滴が凍って、入り口付近に氷筍が出来上がることで知られ、見ごろの毎年2月に年1回だけ公開されている。同村は今年3月6日に市町村合併で久慈市となり、村としての観察会は最後となる。
 氷筍は気象条件により毎年違った姿を見せる。今年は本数は少なめだが透明感にあふれ、高いもので約2メートルに迫るほか、例年はできないエリアでも確認された。
 岩場から生えるように立つ姿は文字通り氷のタケノコ=B気温約7度に保たれた洞内で、見学者が腰をかがめて移動し「すごくきれい」「コウモリがいるよ」などと感激したり写真に収めたりして、神秘の空間を楽しんでいた。

※2006年2月現在、国内総延長順位は安家洞、大山水鏡洞、秋芳洞、河内風穴に続く第5位。総延長公式発表は6013.8m(2002 岩手県山形村内間木洞調査報告書)。




新石垣空港問題、コウモリ用人工洞穴に疑問(2006/2/8 八重山毎日新聞社より入手)
新石垣空港コウモリへの影響危惧/国際自然保護連合専門部会ハトソン氏が会見

 国際自然保護連合(IUCN)コウモリ専門部会の前議長を務めたトニー・ハトソン氏が7日、県庁で会見し、新石垣空港建設地内の洞窟に生息するコウモリ類の視察結果を報告。「工事の影響を危惧している。何らかの方法でコウモリが残れるよう願っている」と述べた。
 IUCNでは、建設地内の洞窟に生息する3種の小型コウモリのうち2種類を絶滅危惧種に指定。ハトソン氏は「コウモリは時期によって洞窟の利用の仕方が違う。キクガシラは繊細で滅びやすい」と指摘し、人工洞については「ヨーロッパでもつくられているが、利用されているのはごくわずか」と否定的な見解を示した。
 ハトソン氏は3日から5日にかけ、研究家らで組織する「石垣島の希少種コウモリの生息状況を調査する学術委員会」(委員長・船越公威鹿児島国際大学教授)のメンバーらと生息状況を調査した。夏季にも実施し、冬・夏の調査結果をまとめ公表することにしている。




半崎大鍾乳洞と小竜洞、接続を確認(2006/2/6 入手)

 鹿児島県沖永良部島「半崎大鍾乳洞」が「小竜洞」と接続、総延長1,314mに延びたことが、12月28日〜1月4日にかけて行われた2005−2006沖永良部島洞窟探査調査(亀戸ケイビングクラブ・東海大探検会・東洋大探検部・早大探検部合同)の報告で分かった。
 「半崎大鍾乳洞」は2002年第10次沖永良部島洞窟探検隊(CL牧野浩典)がヒアリングにより発見。第11次隊報告書で総延長1,065mと報告していた。「小竜洞」は2001年第9次沖永良部島洞窟探検隊(CL神谷英俊@東京学芸大学冒険探検部)が発見。しかし、唯一報告書未発行により調査成果が空白となっていたもので、このたび再測量が行われた。
 詳細は「(仮)沖永良部島洞窟探検隊第14次報告書」で発表される予定。




仏国、25,000年前の洞窟壁画発見の可能性(2006/2/6 CBSニュースより入手)
25,000年前の洞窟壁画?

【フランス共和国・パリ発】
 有名なラスコー(Lascaux)の洞窟壁画よりも古いと思われる洞窟絵画が西フランスで発見されたと、シャラント(Charente)県当局が日曜日に語った。
 文化事業局の初分析によると、壁画が約25,000年前に製作されたことを示唆していると、洞窟があるヴィロヌール(Vilhonneur)市長アンリ・デ・マルケルス氏(Henri deMarcellus)はラジオ局France-Infoで述べ、年代は更なる調査によって確かめられると語った。
 ヴィロヌールの森林にある洞窟を調査しているケイバーが12月に発見したと、地方紙シャラント・リーブル(Charente Libre)は土曜日に発表した。
 最初の調査が行われるまでニュースは保留にされていたと、地元当局がラジオで語った。
 「この最初の専門的報告が確認されれば、ラスコーとスペインのアルタミラ(Altamira)に変化をもたらす科学的年代結果がここで発見されたことになる。」と、地方自治体長官Michel Boutant氏はラジオ局France-Infoで語った。
 南西フランスのドルドーニュ(Dordogne)県モンティニャック(Montignac)にある有名な「ラスコー洞窟」は、洞窟絵画で最もすばらしいうちの1つと長く考えられた。この芸術年代は、北西スペインのアルタミラの洞窟壁画などを13,000年間後退させる。
 しかし、南東フランスで1990年代半ばに発見され、旧石器時代の動物壁画約300例を特徴とする「ショーヴェ洞窟(Chauvet cave)」は、場合によっては31,000年前までさかのぼる。

※「ラスコー洞窟」は1940年に少年4人によって発見。壁画は約15,000年前とされている(諸説あり)。「ヴェゼール渓谷の洞窟壁画群(Decorated Grottoes of the Vezere Valley)」として1979年に世界文化遺産登録。
※「アルタミラ洞窟」は1868年に狩猟者によって発見、1879年にマルセリーノ=デ=ソウトウラによって壁画が発見された。壁画は約14,000年前とされている(諸説あり)。当時は保存状態の良さと壁画の質の高さから旧石器時代のものと認められなかった。「アルタミラ洞窟(Altamira Cave)」として1985年に世界文化遺産登録。
※「ショーヴェ洞窟」は1994年にJean-Marie Chauvet氏らによって発見。壁画は最古の約32,000年前とされている(諸説あり)。





韓国、スサン洞窟が天然記念物指定(2006/1/29 Innolife.netより入手)
南済州スサン洞窟が天然記念物に指定

【大韓民国発】
 済州南済州郡城山邑スサン里にある「スサン洞窟」が、天然記念物に指定された。
 南済州郡は文化財庁が「スサン洞窟」を国家指定文化財の天然記念物第467号に指定したことを3日明らかにした。長さ4.520メートルの大型溶岩洞窟である「スサン洞窟」は、済州島に分布する溶岩洞窟のうち、天然記念物第342号と第98号にそれぞれ指定されている「ビルレモ洞窟」と、「萬丈窟」の次に長い洞窟である。
 洞窟内部は溶岩柱石、溶岩棚、溶岩鐘乳、溶岩橋など、各種の溶岩洞窟生成物がよく発達しているばかりではなく、済州島の形成史を解明できる石英捕獲物と、様々な火成岩で構成された捕獲岩が多量に算出されていることから学術的価値がとても大きい。南済州郡は専門家の調査を経た後、保護・管理対策を用意し、新たに整備してから観光客と一般人に公開する予定である。




竜ヶ岩洞、恒例の節分祭開催(2006/1/29 静岡新聞より入手)
「鬼は外」1年の無事祈願 引佐・竜ヶ岩洞

 浜松市引佐町の観光鍾乳洞・竜ヶ岩洞で29日、毎年恒例の節分祭が開かれ、観光客や地元住民らでにぎわった。
 施設内に設置した特設ステージで、午前と午後の2回にわたって豆まきが行われた。戸田達也所長や小野寺秀和支配人をはじめ、今年年男、年女を迎えた従業員らが壇上に上がり、豆やもち、菓子などを投げて1年間の無事を祈った。




イワタメクラチビゴミムシをつがいで発見(2006/1/25 朝日新聞より入手)
イワタメクラチビゴミムシ3年ぶり発見採集

 世界でも松江市八束町の洞窟「竜渓洞」でしか確認されていない昆虫「イワタメクラチビゴミムシ」を昨年11月、島根大学の教授や大学院生が3年ぶりに発見し、2匹を採集した。1970年にこの洞窟で初めて発見されて以来、8、9例目の採集で、近く論文で報告するという。
 発見したのは、同大学生物資源科学部の星川和夫教授(55)=昆虫生態学=や同大学院修士1年の新部一太郎さん(23)らの研究チーム。昨年11月17日に洞窟内を調査していたところ、石の下につがいとみられる同ゴミムシ2匹を見つけた。
 体長約3ミリで、長年にわたり洞窟の中にいたため、目が完全に退化している。トビムシなどを食べていると思われるが、「生態については全く分かっていない」(星川教授)という。過去には70年に2匹、79年に2匹、97年に1匹、02年に2匹の計7匹が見つかっているが、つがいで見つかったのは今回が初めてという。
 星川教授らは月に1、2回、洞窟内の生態を調べている。発見した日も真っ暗な洞窟内で、ヘッドライトの明かりを頼りに県自然観察指導員を含む3人で、生物調査をしていた。見つけた時は「別の虫ではないか」と思ったが、大学に持ち帰り、同ゴミムシと判明。星川教授は「やっとつがいが見つかり、感動した」。新部さんは「久しぶりに新鮮な喜びを感じた」と振り返った。
 今後の研究について、新部さんは「洞窟内の生態系は非常に特殊で、未解明の部分が多い。今回の発見を足がかりにして、研究を続けていきたい」と話している。




韓国、観光洞泉谷(チョンゴク)洞窟は営業好調(2006/1/25 ニューシースより入手)
都心の泉谷洞窟、市財政寄与

【大韓民国・江原道東海市発】
 江原東海市は全国で唯一に都心に位置した「川谷天然洞窟」が、開館10年間の収入が37億7300万ウォンであったと25日明らかにした。
 東海市施設管理公団によれば、1996年5月に19億2000万ウォンの事業費をかけて開館された「泉谷洞窟」は、昨年は延べ32万1000人、2004年の31万7000人より4000人増えた。
 1996年開館から10年間の観光客数は287万人余りで、収入は37億7300万ウォンに至って市財政に大きく寄与している。
 都心に位置した「泉谷洞窟」は総延長1.4kmで、700mを開発。窓卦け型鐘乳石と石筍などが壮観である。
また、調査により黄金コウモリが棲息しているとされ、しんぼう強く待つ観光客たちが増え、地域経済にもたくさん寄与している。
 このことにより、今年の事業費10億ウォンをかけて洞穴内部を約200mほど追加開発。洞穴展示場をリモデリングして自然学習体験場も構える計画だ。
 市関係者は 「都心に位置した泉谷洞窟はアプローチが良好で、入場する観光客たちが増えている」「泉谷洞窟を始め、管内観光地を連携、四季全天候型観光地を造成する計画」と語った。
 一方、2008年開催の健康エキスポと連携、「泉谷洞窟」を始め鯨化石博物館、武陵谷、妄想湫岩海水浴場を四季全天候観光地で造成する計画だ。

※37億7300万ウォン=約4億5000万円 19億2000万ウォン=約2億3000万円 10億ウォン=約1億2000万円




韓国、済州溶岩洞をユネスコ申請へ(2006/1/23 中央日報より入手)
済州火山島・溶岩洞窟、世界遺産登録を目ざす

【大韓民国発】
 「済州の火山島と溶岩洞窟」が、早ければ来年6月にユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録される。文化財庁(庁長:兪弘濬)と済州道は、23日「済州火山島と溶岩洞窟」をユネスコ・世界自然遺産に登録するため申請した、と伝えた。世界遺産は文化遺産と自然遺産に分けられ、韓国には石窟庵(ソクルアム)、宗廟(チョンミョ)、水原華城(スウォン・ファソン)など7件の文化遺産がある。
 自然遺産としては済州道が初めて。漢拏山(ハンラサン)の天然保護区域などが含まれた「済州火山島と溶岩洞窟」は01年に世界遺産の暫定目録に登録された。それ以降、学術調査と専門家の検討などを終えており、今回外交通商部を通じてユネスコに正式に申請するのだ。登録は、ユネスコの専門家が行う現地調査など世界遺産委員会(WHC)が定めた審査過程を経て、07年7月ごろ最終的に決まる。




桐ヶ台の穴、採集化石はニホンオオカミと同定(2006/1/21 共同通信より入手)
洞窟でニホンオオカミ化石 山口・秋吉台、骨や歯

 日本最大のカルスト台地、秋吉台(山口県秋芳町、美東町)で昨年新たに見つかった洞窟内で、山口大の調査団が採取した化石の一部が絶滅種のニホンオオカミの骨や歯だったとの鑑定結果が21日までにまとまった。
 鑑定した北九州市立いのちのたび博物館の岡崎美彦学芸員らによると、化石の大きさは3〜5センチで計3点。あごの骨と歯で、歯の大きさの特徴からニホンオオカミと判断した。年代は不明。比較的小型と推定している。
 洞窟の深さ40メートル付近にある「テラス」と呼ばれる平坦部で見つかった。付近には、骨折した部分が治癒したタヌキの大腿骨などもあった。
 岡崎学芸員は「鑑定したのは表面にあった化石だけで、今後の調査でさらに古いものが見つかる可能性が高い」と話している。




大山水鏡洞、総延長10km以上と確認(2006/1/19 入手)

 鹿児島県沖永良部島「大山水鏡洞」が総延長9,714m+に延びたことが、12月28日〜1月4日にかけて行われた2005−2006沖永良部島洞窟探査調査(亀戸ケイビングクラブ・東海大探検会・東洋大探検部・早大探検部合同)の報告で分かった。
 「大山水鏡洞」は、1969年に横浜市立大学探検部が発見した「第二洞」に別洞と思われていた「リムストーンケイブ」が接続(2004年1月)、以来次々と新洞部や別洞接続箇所が確認され続けている。昨年9月のマスコミ発表では総延長9,150m+とされ、本調査において未測量支洞を加えた推定データとして総延長10,000メートルを超えることも確認された。
 また、「半崎大鍾乳洞」も別洞との接続が確認され、推定総延長1,500mとなることが分かった。
詳細は「(仮)沖永良部島洞窟探検隊第14次報告書」で発表される予定。




カメラ/現場監督シリーズ生産終了(2006/1/19 入手)
 耐衝撃性、防水性、防塵性に優れ、洞内活動記録用カメラとして重宝されてきた工事写真撮影用カメラ「現場監督」シリーズが、3月末日をもって生産終了となることが分かった。
 これはコニカミノルタフォトイメージング株式会社のカメラ事業撤退を受けたもので、アフターサービスはソニー株式会社に業務委託される。
 現場監督シリーズは1988年にコニカ株式会社から発売。以来、18年間に渡って14機種が発売された。最終モデルはDIGITAL現場監督DG−2とDG−5W。




米国、カリフォルニアの洞穴で新種生物発見(2006/1/18 クロン4より入手)
洞穴探検家が2ダース以上の新種発見

【アメリカ合衆国・カリフォルニア州セコイア国立公園発】
 どんなに我々がこの惑星を知っていると思っていても新種は出現し続ける。
 3年間に渡り2つの国立公園の地下にある洞穴探検を終えた生物学者は、クモ、ムカデ、サソリのような生物27新種と他の動物を発見したと語った。
 「あなたはルイスとクラークが未発見領域の地図を作成するといった感覚を得ることでしょう」と、ある生物学者は語った。
 新種の一つはダンゴムシと類縁であり、半透明で内臓が見える。長い足と身体より大きいあごも持つ。小さな蛍光オレンジクモも発見された。
 洞穴生物学者は、多くの人々がどこでこれらの生物が「生命の木」に適合したか解明しようとしていると語った。

※ルイスとクラーク 1804〜06年にかけてジェファーソン大統領の命をうけてアメリカ大陸横断を初めて行った探検家。メリウェザー・ルイスとウィリアム・クラーク。




三角田洞で冬眠コウモリ観察会(2006/1/11 西日本新聞より入手)
鍾乳洞で冬眠のコウモリ 間近でそっと生態観察 秋吉台エコ・ミュージアム

 秋吉台エコ・ミュージアム(美東町赤)は9日、冬眠中のコウモリの観察会を開いた。家族連れなど16人が参加し、鍾乳洞の天井からぶら下がって冬眠しているコウモリの姿を間近に眺めた。
 同ミュージアムが開催している自然観察会のひとつ。コウモリの生態を研究している山口大理学部の松村澄子助教授が、秋の終わりに皮下脂肪を体重の3分の1も蓄えて冬眠に入るコウモリの生活などを説明した後、同町内の鍾乳洞「三角田(みすまだ)洞」に移動した。
 参加者はヘルメットにヘッドランプ姿で入洞。松村助教授の案内で、飛膜で体を包み込んで眠り続けるキクガシラコウモリや、壁のすき間にもぐりこんで冬ごもりするモモジロコウモリを観察した。洞内の気温は3度。「元気に春を迎えてね」とそっと呼び掛ける子どももいた。




近畿圏ユビナガコウモリ、白浜海食洞が出産拠点の可能性(2006/1/11 紀伊民報より入手)
近畿一円200キロの旅 ユビナガコウモリ 白浜の洞窟が出産拠点 1万5000匹が飛来

 白浜町三段壁近くにある海食洞窟で生まれたユビナガコウモリ(ヒナコウモリ科)が、200キロ以上離れた福井県上中町の鳥羽川隧道(208キロ)や滋賀県多賀町の「河内風穴」(200キロ)まで移動していることが、コウモリ研究の第一人者である奈良教育大学付属自然環境教育センターの前田喜四雄教授グループの調査で分かった。同大学紀要に発表された。前田教授は「近畿で他に繁殖洞窟が見つかっておらず、白浜海食洞窟に近畿一円の妊娠コウモリが集まってきている可能性がある」と話している。
 前田教授らは、2003年と04年の8月にこの洞窟を訪れ、生後約1ヵ月〜1ヵ月半の幼獣計1358匹に標識を付けて放した。03年9月から04年12月にかけて、紀伊半島を中心とした近畿一円の洞窟やトンネルなど計25ヵ所の洞穴で調査し、14ヵ所でユビナガコウモリの生息を確認した。
 このうち、上富田町の旧新川導水路、奈良県下北山村の下桑原旧導水路、同県桜井市上之宮の吉野川分水36隧道、三重県紀伊長島の旧三浦隧道、同県阿児町の甲賀防空壕、鳥羽川隧道、「河内風穴」の7ヵ所で標識の付いた個体を確認した。
 「河内風穴」では2年間に3個体という複数の確認があり、幼獣の長距離移動は偶発的なものではなく、通常行われていることを裏付けているという。
 白浜町の海食洞窟は、ユビナガコウモリの繁殖洞として古くから知られ、町指定の天然記念物として保護されている。6月中旬から下旬にかけて妊娠した雌コウモリ約1万5000匹が飛来し、出産と子育てをする。1匹の雌は1匹の子どもを産むことから、親と合わせて最大で3万匹にまで膨れ上がる。8月中旬から下旬にかけて他の洞穴に移動することも知られている。しかし、生まれた幼獣の移動様式や移動先はまったく分かっていなかった。
 前田教授は「近畿だけでなく四国の東半分くらいから見つかるユビナガコウモリの出産と子育て場所にもなっている可能性もある。今後、四国を含めた紀伊半島周辺の調査が必要になる」としている。
 白浜町教委では「前田教授が活動範囲を明らかにしてくれている。今後も天然記念物として手厚く保護していきたい」と話している。




第19回龍泉洞水まつり開催(2006/1/9 岩手日報より入手)
厳寒に水しぶき 龍泉洞みずまつり

 岩泉町の第19回龍泉洞みずまつり(同実行委など主催)は8日、「龍泉洞」などで開かれ、下帯姿の男性による水払いや龍舞行列で活気に包まれた。
 水払いには、「龍泉洞」からくみ上げた水を同町中心部まで届ける岩泉御水搬送隊の9人が参加。龍泉洞入り口そばの龍泉の池を囲んだ男衆は厳寒の中、「えいっ」という掛け声とともに勢いよく冷水をかぶり身を清め、しぶきが飛び散るたびに観客から声援が送られた。
 龍舞行列は、今年15歳となる岩泉中の生徒63人が参加。立志式の後、全長35メートルの龍を担ぎ町内を練り歩いた。




内間木洞が洞内改修工事(2006/1/8 岩手日報より入手)
氷筍見学より安全に 山形村

 山形村は本年度、神秘的な氷筍の造形で知られる同村小国の県指定天然記念物・「内間木洞」と洞窟周辺の環境を整備した。入洞者が安全に、より細かく洞内を見学できるように階段や通路を新設・改修した。洞窟エリアは同村が誘致に取り組む学習旅行の体験拠点の一つで、関係者は村を訪れる人の増加に期待している。
 「内間木洞」は洞窟延長が6350メートルで全国5位。冬季に発達する大規模な氷筍群や、コウモリなど希少な生物がいることで知られる。
 環境整備事業は同村が県総合補助金を活用し、事業費1900万円で実施した。洞内整備に加え、県道から洞窟への案内板や説明板の設置、休憩所の改修などを行った。
 洞内整備は計8ヵ所。壁面に大規模な鍾乳石が発達する「内間木富士」の前に、入洞者がすれ違えるよう階段を2本並行して新設し、踊り場も設置。一般の入洞者にとって最奥部となる「神秘の門」付近には回遊できる階段を取り付けた。手すりを両側に付けたり、スポットライト、蛍光灯も増設した。
 環境整備は、増加が見込まれる首都圏や仙台圏からの中学、高校生らの学習旅行の受け入れ態勢強化が狙い。洞窟は従来、滑りやすい、暗い、すれ違えないなど安全、見学上の課題があった。一方、整備に伴う洞内の景観や環境の悪化、生物への影響という心配材料もある。
 同村ふるさと振興課の谷地彰さんは「見学時はインストラクターが付き、工事はコウモリの生息地に照明を当てないなどできるだけ配慮した。安全に洞窟の素晴らしさを感じてもらえると思う」と強調している。
 「内間木洞」は調査教育目的の「観察洞」で、入洞は同村教委への申請が必要。今冬の申請なしでの一般開放は2月11、12日に行われる。
 問い合わせは同村教委(0194・72・2111)へ。




インドネシア、洞窟絵画に性差(2006/1/5 AFP通信より入手)
洞穴芸術:men and women each did their own thing

【フランス共和国・パリ発】
 インドネシアの洞穴の壁で見つかったステンシルによる手形の分析は、先史時代の男女がこの謎の芸術形式に関しては性を混ぜないほうを選んだことを示唆した。
 フランスの国立科学研究センター(CNRS)からの専門家は、印を製作した手が男性か女性かを明らかにするために、新しいコンピューターモデルを用いてインドネシアの「the Gua Masri II cave」に残された手形を分析した。
 男性穴居人が与えられた場所で彼らの手形を集め、女性は別の場所に手形を付けたことが分かった。
 「この発見は先史時代の男性が女性と異なる儀式を催したことを示している」と、フランスのCenter for Research and Documentation on OceaniaのJean-Michel Chazine氏が今週、AFP通信に伝えた。
 「調査結果は、以前の思案よりも、女の役割がはるかに重要だったことを示唆している」と、彼は述べた。そして、原始社会の女性が魔術師またはシャーマンの役割をしたかもしれないと述べた。
 新しいソフトウェアは、指外周と人差し指の長さを比例することによって、手の所有者の性別を計算することができる研究に基づく。
 これらの2本の指は、女性の一つの等しい長さだが、彼らの長さの大きい違いが男性の中にある。
 インドネシアンチーム・フランコによって1990年代にボルネオ高地の石灰岩で見つかった2つのGua Masri洞穴は、8,000〜20,000年前であると思われる何百ものステンシルの手形がある。
 CNRSの考古学者は、フランスのペッシュ・メルル( Pech Merle)とコスケール(Cosquer)の洞窟、アルゼンチンのクエバ・デ・ラス・マノス(Cueva de las Manos) 、インドネシアの他の洞穴で他の手形を確認している。




小笠原・沈水カルストを世界自然遺産に推薦(2006/1/4 朝日新聞より入手)
小笠原諸島を世界自然遺産に推薦へ 環境省

 環境省は4日までに、固有の生態系が残る小笠原諸島(東京都小笠原村)を世界自然遺産の暫定リストに推薦する方針を固めた。07年初めまでに東京都、同村と協議して国内的な議論をまとめた上で、ユネスコに対し、08年1月にも正式に推薦する。登録されれば、93年に登録された白神山地(青森、秋田県)と屋久島(鹿児島県)、昨年登録された知床(北海道)に続いて、国内4番目となる。
 小笠原諸島は亜熱帯に属し、父島列島、母島列島など約30の島からなり、東京都心の南約1千キロに位置する。これまで、一度も大陸と陸続きになったことがないため、独自の生態系を保っており、自生種の植物は約4、5割が固有種とされている。
 動物学的にも貴重な地域とされ、特別天然記念物の鳥、メグロや、オガサワラオオコウモリ、オガサワラトンボなど固有種、希少種も多い。しかし、外来生物法の特定外来生物に指定されたイグアナの仲間のグリーンアノールなど移入種の分布拡大が問題になっており、対策が求められている。
 父島の南西部にある南島には、「沈水カルスト」と呼ばれ、雨によって溶食された石灰岩地形が海底に沈んで約2万年前に現在の形になったとされる地形があるなど、貴重な天然の地形も残っている。
72年には国立公園に指定された。
 東京都は父島の洲崎地区に空港建設の構想を持っており、同省は都と空港建設と生態系保全の面での調整を進めるとしている。
 同省は03年、「世界自然遺産候補地に関する検討会」で、知床のほかに、小笠原諸島と琉球諸島(鹿児島、沖縄県)を「基準に合致する可能性が高いと判断された地域」として挙げていた。


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