地底旅団ROVER元老院の生い立ち

序章 早稲田大学ローバース


「ボーイスカウト府中第2団」にケイビングを伝播したのは、当時所属していた、もしくは所属していた方の友人が「早稲田大学ローバース」だったという伝承がある。
1980(昭和55)年頃に小袖鍾乳洞群に入洞したらしい。
となれば、真の原点は「早稲田大学ローバース」か?

 

第壱話 ボーイスカウト府中第2団ローバー隊
小袖鍾乳洞第4洞
1994年 左から雨宮・千葉・佐々木・小塚・池谷

「地底旅団ROVER元老院」の原点は「ボーイスカウト府中第2団」にある。

ボーイスカウトの大学生年代である「ローバー隊」では、1984(昭和59)年からほぼ毎年、新歓企画として山梨県小袖鍾乳洞群でのファンケイビングを行ってきた。
活動内容は「小袖鍾乳洞第1洞」での身体ならし、そして「小袖鍾乳洞第2洞」〜「第4洞」の通り抜けである。

この当時のスタイルは、ドカヘルに雨ガッパ。そして、袖口や足首にはガムテープ。測量図も持たず(というか洞穴に地図があるなんて夢にも思ってない)、代々の言い伝えを頼りにひたすらスズランテープを引っ張っりながら進んで行くのである。
そんな調子だから「小袖鍾乳洞第1洞」と「第7洞」が連結しているなんてことも知らなかった。

記録によると、「小袖鍾乳洞第2洞〜第4洞」を1〜3時間30分で通り抜けていたようである。
ただし、1993(平成5)年は「小袖鍾乳洞第4洞」へ抜けることができたものの、その接続部から中層部へ行くことができずに通り抜け失敗している。

旅団員では、1992(平成4)年に村野み・雨宮(退団)・小塚(退団)・池谷(退団)、’93(平成5)年に千葉、’94(平成6)年に細野が初ケイビングを体験した。
なお、新歓ケイビングは1996(平成8)年が最後となった。

 

第弐話 熊猫輪駆部隊
倉沢鍾乳洞
1997年 倉沢鍾乳洞(馬の背)

「熊猫輪駆部隊」とは、1992(平成4)年に千葉・池谷が発足させた四輪駆動車会である。
メンバーは男女7名、延べ台数9台。

当初は林道や廃道、オフロードパーク走行会がメイン活動であったが、1995(平成7)年に蟷海妃簔社「ケイビング 入門とガイド」が出版されたことにより、同年に千葉が「倉沢鍾乳洞」へ入洞する。
これを契機として、四駆会にも関わらず1995年に「ちょうちん穴」、’96年と’97年に「倉沢鍾乳洞」でファンケイビングを行っている。
なお、「倉沢鍾乳洞」では「杏林大学フィールドアドベンチャークラブ」と遭遇、世の中にケイビングを行う団体があることを初認識する。

旅団員では、千葉・池谷(退団)・小塚(退団)が所属していた。
なお、「熊猫輪駆部隊」は本業の走行会が減ってきたため、1997(平成9)年に解散している。

※熊猫=×パンダ ○ジャコウネコ

第参話 地底旅団ROVER元老院


石舟沢出合
1999年 石舟沢鍾乳洞(地R元第14回CAVING)
「ケイビング入門とガイド」が出版されて以来、千葉が個人的に奥多摩、五日市、奥多野、葛生などでファンケイビングを繰り返していた。
しかし、入洞許可制洞穴での個人渉外は限界があり、どこか入会させてくれるケイビングクラブはないかと模索し始めた。

近郊では「亀戸ケイビングクラブ」「江戸川ケイビングクラブ」「パイオニアケイビングクラブ」があることは知っていたが、クラブ概要がわからなかったり(今日のように誰もがインターネットという御時世でもなかった)、入会資格が一見さんお断りだったりした。それに近郊と言っても、千葉にとっては下町や山向こうの話である。
入会できないならば作ればいい。
こうして1997(平成9)年6月28日、千葉・雨宮(退団)・池谷(退団)でアウトドアクラブを発足させた。

クラブ名称は、千葉がありきたりのネーミングを嫌い、そして他団体にいち早く印象づけ、また暗にケイビングクラブ化するのをねらって"地底旅団"とした。
そして雨宮は、発足者3名ともボーイスカウト現役指導者(=ローバー隊OB)であり、ローマ帝国元老院のように現役ローバー隊に陰の圧力を与えていたため"ローバー元老院"と命名した。
つなげてみると「地底を徘徊するボーイスカウトローバー隊OB」となり、書体を意識して"地底旅団ROVER元老院"とした。

発足直後、池谷がカンボジアへ行くこととなり2名に減少、そこでローバー隊後輩である細野を強制入団、第1回CAVINGを実施する。
これらの話を聞き、ケイビングをしてみたいという声がスカウト関係者から複数あがる。
そこで97年12月、ボーイスカウト府中第2団とガールスカウト東京28団(兄妹団)内で募集&強制召集、村野み・小塚(退団)・赤木(退団)・小園(現:斉藤)・黒田(現:千葉)が入団して8名で本格的に活動を開始した。

この頃のケイビング知識・資料は、「ケイビング 入門とガイド」、水島明夫氏や各役場から送ってもらった資料のみ。
すべてが独学でのスタートであった。(文責 千葉伸幸)

 
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