猫の消化器系の病気に関する豆知識情報。猫の病気は早期発見と適切な措置が大切です。

大切な愛猫が普段と異なる様子がみられたときには、早期に獣医さんへ相談しましょう。

猫の病気と症状について

猫の胃腸炎

 

食欲不振

 

食事の量が減った場合、あるいは全く食事をとらなくなることが、食欲不振です。全く食べない場合は「食欲廃絶」とも呼ばれます。病気の中には、異常に食欲が高まるもの、食べても食べても痩せるものなどもありますが、これら特殊なものを除いて、ほとんどの病気で食欲不振が起こります。したがって、ここでは個々の病気をあげることはとてもできません。大切なことは、病気以外の原因で食欲が落ちているのかどうかを見きわめること、いつまで待ってよいかの判断、食欲がないときどのようにして家庭で食べさせるか、の3点であると思います。


食欲不振と判断する基準としては、まず普通に食べている量というのはかなり一定したものであるはずで、これがばらつけば食欲不振のはじまりと考えられます。本当の食欲不振ならば続くのが普通で、1食分食べなかったというのはあまり重大な問題ではないでしょう。そのような場合には、食べる気配がなければ片づけて、次の食事の時にまた新しいものをやってみます。また食欲不振と判定するための「食べていない時間」も年齢によって違います。食欲がないのが、1-2カ月齢の幼猫では8時間以内、2-3カ月齢では12時間以内、3-4カ月齢では16時間以内、1歳以上の成猫で24時間以内であれば、とくに異常ともいえません。

 

食欲不振であるということになったら、まず正常な行動としての食欲不振かどうかを調べてみましょう。何かをこわがっているとき、落ちつかない場合、興奮している時に食欲はなくなります。また環境の変化、たとえば引っ越し直後、旅行中、旅行から帰ってきた、などという場合も同様です。それから繁殖期です。雌猫が発情中、あるいは雄猫でもそばに発情した雌がいる場合、食事ものどを通らないというのは理解できるでしょう。また雌猫の分娩の前後は食欲がなくなります。すなわち、「食事どころではない」という状況がないかどうかまず調べてみることです。

 

次に食事そのものの問題です。一部の猫では、昨日まで食べていたものを飽きてしまうということもあるようです。またいつもと違うものをあげた場合にも拒否することはよくあります。それから、食事の量に注意してみてください。前の食事でたくさん食べ過ぎて、まだおなかがすいていないということもあるのです。いつも一定の量を与えているかどうかをチェックしてみてください。多めに与えた場合、残ったものはあまり魅力的な臭いではなくなるようで、新しいものに変えてやるだけで食べ始めることもあるでしょう。また冷蔵庫から出したばかりの冷えた食事は嫌いな猫も多いようです。あるいは学習してしまって知恵がつき、食べないでいるともっとおいしい食事が出てくると思っている猫もいます。おいしいはずの缶詰も毎日では飽きてしまって、上にドライフードのふりかけをかけてくれるまで待っていよう、などと考えているのです。

 

ここまでの原因ではないということがわかったら、つぎに考えるのが病気です。病気といっても単に熱がある、消化器系(口から胃、腸まで)、その他の病気による腹痛や他の部位の痛みなど様々です。口内炎で口が痛くて食べられないということもあるでしょう。元気がなくてうずくまっている様子ならば、熱や痛みがあると考えられます。ここで区別するべきことは、食欲不振だけなのか、他の症状を伴うのかということです。熱以外にも下痢、嘔吐、血尿などないか注意してみましょう。これによってすぐに病院に行くべきかどうかが違います。

 

食欲不振と他の症状がみられる場合には、救急の症状を除き、24時間待ってみて、おさまらないならば病院に行くべきです。また症状がなくても、食欲廃絶、あるいは水をのまないというのが36時間続いたら、病院に行くべきです。また完全に食欲はなくなっていないが、食欲不振(低下)が72時間以上続くならば病院に行ってください。


とくに太った猫の場合、絶食が許されるのは36時間までということをしっかり覚えておいてください。これを過ぎると、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝という病気になります。これは急激に起こって、全身的に衰弱し、黄疸が出ることもよくあります。これはとくに猫に起こる病気なので、人間の基準でまだいいだろうなどと考えていては危険です。


病気の症状がない場合、24時間を過ぎた時点から、家庭内で食べさせる努力を試みてもよいでしょう。この場合には、ただでさえ食欲がないのですから、その他の条件でさらに食べる気を失わないよう、以下のことに気をつけます。まず落ちついて食べられる環境を作ること。これは横で犬がじゃましたりしないような環境のことです。次に食器に気をつけること。これは使い慣れたものであればよいのですが、汚れていないことが条件です。前の食事の残りがついたりしていてはいけません。また深いおわんはひげがさわるので平たいものにかえるのがよいでしょう。食事は多すぎないよう、いかにもおいしそうにもりつけてください。マグロの缶詰のようないい臭いがするものを使うのも効果的かもしれません。自分が病院に入院しているときに、山盛りのまずそうな食事が出たらどう思うか考えてみましょう。それでも食べなければ、あやしながら、口の所に持って行くのも方法です。これでだめならば、食事は10分以上出しておかずに片づけます。そして小量づつ、頻繁に試してみましょう。

 

病院に行った場合には、食欲不振の原因を突き止めるため、様々な検査が行われます。また絶食時間が限度に達している場合には、強制給餌という方法がとられます。これには、注射器で流動食を入れる簡単なものから、口から胃にチューブを入れたり、食道に穴をあけてチューブを入れたりするものまであります。


猫が食べないというのには何か原因があるはずです。食事の状態、飲水の状態、便や尿の状態を毎日チェックするのは飼い主の重大な役割です。病気を早く発見するためにも、いつも気を配っていたいものです。

 

▼こんな時はすぐ病院に

 

・病気の症状と食欲不振が24時間続いてみられた
・他の症状はないが、全く食べない、全く水を飲まないのが36時間続いた
・他の症状はないが、食欲が落ちて72時間経っても改善しない

 

▼食欲のない猫への食事の与え方

 

・静かな環境で
・きれいなお皿で
・できれば平たいお皿で
・小量のおいしそうなものを
・よい臭いのものを
・冷たくなく熱くなく(やや温かい程度がよい)
・一部の猫は薄い酸味が好き
・あやしながら口へ
・食べない場合は10分以内に片づける
・小量づつ、頻繁に

 

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