上信越の百名山の旅
2010年7月19日() 〜20日(月、海の日)    Bergen単独行
記録
7月19日() 平標山
 
越後湯沢駅ー(レンタカー)ー12:00元橋登山口…15:0平標山山頂…17:00登山口ー苗場山、和田小屋(泊)

Bergenは上信越の名山ー苗場山ーを登る計画を立てた。
淀屋橋のSHさんと、3つの名山を登る計画を立てていたのだが、生憎の悪天候の為、急遽中止したのだった。

今回は、些か贅沢だが、新幹線とレンタカー利用である。
短時間で効率的な山登りが出来た。暑さは最高だったが天候にも恵まれ、思いのほか感激の旅でした。

新幹線利用なので、早朝からの出発である。
今日は和田小屋までの予定であったが、それでは時間が余る。新幹線の中で地図を見ながら、平標山の登山を思いついた。


レンタカーはホンダのFITであった。
国道17号線の結構急な上り坂を、神楽みつまたスキー場を経て元橋登山口に到着。

駐車場には車が異常に多い!?

今日は天気予報と異なり、天気もまあまあ?
「楽しみですね」
登山口のカウンター
駐車場から、舗装された林道を暫く歩くと、いきなり急登が始まる。
最初はブナ林の中の九十九折りの登山道である。
「今日は蒸し暑いですね。飲料水が足れば良いのですが?!」

曲がりくねった狭い道には、木の根が出ている。
昨日夕方が雨だったのか、じっとりとした粘土質の道は滑りやすい。
送電線の鉄塔に出会う頃には潅木帯に出る。
欝蒼としたブナ林
ここからも急登の連発である。
所々に木の階段や木道が出てくるが、次第にはっきりした稜線になる。
前方に次第に傾斜が緩やかな斜面が広がってくると、松手山の山頂でした。ここは正面に平標山の最後の斜面(?!)が前方に拡がり、中々良い雰囲気です。
しかし、天候がいまいちです!
「次第に霧が出てきました。それにしても、急な登りですね」
下山の人々が大勢列をなしています。
今日は決して悪くはない天気予想であるが、山の上では案の定ではないか?
松手山にて

それでも、最初は緩傾斜である。
次第に傾斜が強くなります。
対岸に苗場山の全容がうっすらと見える地点に、漸く到着しました。
予想より小ぶりな印象ですが、地形図を確認して見ますと間違いありません。左下には苗場スキー場の姿も見えます。
バブル期に作られたタワーも見えています。

「この調子なら、何とか(登頂の)目処が立ちそうですね!」
そうです、此処からは1時間以内でしょう。
下りの人たち
やがて、極めて急な木道階段の斜面を登りますと、前方にピークの連なる稜線の山並みが見えてきました。
でも、ガスが出ていますので、何所が本峰か分りません。
「百名山ですから、まだまだ試練はあるのでしょうね!」
と、妙に感心する。

この辺りはしっかりした踏み跡があるので迷うことは無いが、
霧や悪天候の際はやはり注意が必要である。
ハクサンフウロ
「あっ、あそこが山頂でしょうか?
遠くにそれらしいピークが見えていますよ」
いよいよ本峰への登りです。

近そうに見えるのですが、中々歯ごたえがあります。
最後はやや捲きながら到達した山頂は、本当に平そのものでした。
遠くに山頂が見えます
山頂で、谷川岳方面から縦走されてきた若者に、お会いしました。
もうばてばてで、今夜は平標の山小屋に泊まるそうです。
写真を撮り合いしました。

「明日も天気だといいのですが」
と思いながら食事をして、お互いに下山を始めます。

途中で2人組のパーティーが登ってきます。
私でもかなり遅めの出発なのに、これはどうしたことでしょう?
「相棒の脚が痙攣して遅くなりました」
滑りやすい登山道です。
天気がもう少し良いと、穏やかな気持ちで下れるのでしょうが、そのうちに雨が降ってきました。急な下りの木道は、滑りやすくて要注意です。
平標山山頂にて
松手山から携帯電話で、和田小屋に連絡を入れます。
ここからの急傾斜は、先行していた登山者を追い越しながら、先を急ぎます。
「明日は苗場山に行きます」
と、お話して先を急ぐ。

今日の泊まりは、苗場山の和田小屋である。
登山口には、暗くなる前に到着できた。
「思い立ったにしては、幸先の良い出だしでした」
最後の下りの手前、松手山にて
7月20日(月、海の日) 苗場山

5:00起床6:30出発…10:00苗場山山頂ー12:00和田小屋登山口

神楽みつまたスキー場の駐車所脇から、和田小屋へ至る林道が始まる。
舗装された立派な道であるが、対向車に注意だ!
和田小屋はスキー場内のメインの基地である。
地下には温泉もあり、快適な小屋である。

今日は新潟泊まりである。
山頂まで4時間ほどかかりそうなので、朝食後早々に出発です。
祓川登山コースは苗場山のメインルートで、よく整備されていました。

昨日はスーパーで買い物もできずに平標山に向かったので、昨晩の寝酒もなく、侘しい夜であった。疲れた脚と薄い布団の加減でぐっすりと眠れず、うたた寝しただけであった。
苗場山付近
それでも今朝は元気一杯!
晴れているのが何よりもよい。
和田小屋の駐車場はかなり高度が高く(1380m)、直ぐ裏がリフト乗場である。
「右奥の峻峰が、昨日登った平標山ですね。
谷川方面の山も見えて、此処からは素晴らしい景色ですね!」


写真を撮ろうとして気が付いたのだが、なんとバッテリー切れである。
前のNikonなら単3だったので補充が効いたのだが、今回は新調したRicohで専用電池だ。しかも充電器も持って来ていない。
帰ってからスケッチする良い機会だと、前向きに考える。
和田小屋
スキー場のリフト乗り場の草地から尾根の末端に取り付く。
下から眺めれば、比較的簡単にスキー場の上まで辿り着けそうである。
(これが甘い見通しであったのは、途中で嫌と言うほど思い知らされた!)

最初は緩い斜面であるが、次第に九十九折りの急傾斜になってくる。
「昨日の平標山の斜面に比べたら、(泥んこでない分)楽ですね!」
先行していたパーティーにどんどんと追い付き、追い越してゆく。
右斜めに神楽峰山頂方面が見える。
「此処は(下から見上げる以上に)上り下りがあるとおじさんが言ってましたね」
昨晩と今朝、食卓で同席した、写真が趣味という方が申されていました。

幸いにも、今日は雨の心配はないようです。
今日は苗場山山頂までの往復なので、14時頃までには何とか小屋まで戻れるだろうと思うが、地形も次第に厳しくなってくる。
神楽峰より苗場山
途中、「下ノ芝」を通るが、なんとも貧相な湿原である。
ここから「上ノ芝」まで直ぐだろうと、休憩せずにピッチを上げるが、なかなかである。漸く稜線に到達したが、その標識はない。
「またここから樹林帯の緩やかな登りですね」

一見すると平坦な尾根のようなのですが、結構傾斜があります。
やがて前方が大きく広がって、伸びやかな湿原が現われました。
「ここが上ノ芝ですね」この先は傾斜も緩やかで、尾根を捲き気味に神楽峰まで登ります。
遠くの谷川岳方面や、直下の谷筋の景色がよく見えます。

尾根を回り込むと、一旦急な下り坂で、その先には山頂に向かう最後の急な壁が聳えています。ふと見ると、足もとに水の流れが!
「此処がかの有名な雷清水ですね。冷たくて、最高の旨さですね!」

漸く鞍部に到着です。この辺りはお花畑なのですが、まだ花には早いようです。
「よし、最後の登りですね!」
雷清水
幸いにも、見かけよりは楽な登りでした。
最初は樹林帯の中、続いては急なガラ場の登りですが、足もとはしっかりしています。最後に急なルンゼ状の岩稜帯を登りますと、前方に広大な湿原が見えてきました。ようよう、頂上台地に到達です。
「此処まで結構早く着きましたね」

先を急いだので、ゆっくりと周りを見る暇もなかったのだ。
頂上の三角点を確認し、自然センターの前でゆっくりと休憩する。

下りは先を急がず周囲を眺めながらだったが、結構早くに和田小屋に到着。湯沢で温泉に入り、新潟に着いたのは16時前だった。
山頂の湿原