エンゼルフィッシュの飼い方

エンゼルフィッシュの繁殖

繁殖はエンゼルフィッシュ飼育の最高の楽しみ

 エンゼルフィッシュを雄雌一緒の水槽で飼育していると、アマゾンソードなどの水草に、白い卵が産み付けられているのを目にするでしょう。エンゼルフィッシュの産卵はそれくらい普通に行われます。

 しかし、エンゼルフィッシュの繁殖が簡単かというとそうではなく、産卵されたタマゴをそのままにして放置しておくと、他の熱帯魚に食べられたり、水カビが生えたりしてしまいます。産卵された状態でそのまま孵化する確率はゼロに近いものです。どうせなら生まれた卵からエンゼルフィッシュがかえるように手を入れてあげて、繁殖できれば楽しいです。

エンゼルフィッシュのペアを作ろう

 熱帯魚の中でも、エンゼルフィッシュは繁殖が比較的容易なものの一つです。親子で連れ立って泳ぐエンゼルフィッシュの姿はとても感動するものです。

 エンゼルフィッシュはオスとメスを区別するのが難しく、意図的につがいを形成するのは不可能ですが、幼魚を5匹程度一緒に飼育していれば、エンゼルフィッシュの成長に従って自然とペアがうまれてきます。

 エンゼルフィッシュはペアができると、自分の相手以外の魚を追い回すようになります。観察をしているとすぐに分かるはずですので、エンゼルフィッシュのペアが成立したという目印にしてください。

飼育用の水槽に移して産卵

 エンゼルフィッシュのペアを発見できたら、そのペアのために新たに用意した水槽へ移しましょう。エンゼルフィッシュの繁殖用の水槽には、産卵場所となる葉の長い水草(アマゾンソードなど)を植えておきましょう。水草がすぐに用意できない場合などは、塩ビパイプを斜めに立て掛けておくことで、産卵場所として利用できます。

 エンゼルフィッシュのペアに十分な餌を与えて飼育していくと、しばらくして気に入った場所を見つけ産卵場所に決めます。ペアが口で産卵場所をつついて掃除をはじめると、産卵の1日〜2日前という合図です。

 エンゼルフィッシュの交配は、オスとメスが順番に産卵場所(産卵床といいます)をなぞるように腹部をこすりつけ、産卵と受精を繰り返すことで行われます。エンゼルフィッシュは、1回の産卵で300〜500個の小さな卵を産卵床に産みつけます。

産卵から孵化まで

 産卵が終了後も、エンゼルフィッシュのペアは、卵の中で息絶えたものを口で取り除いたり、タマゴに向かって胸ビレを使って新鮮な水を送りこんだり、かいがいしく世話をします。

 産卵後のタマゴを世話する様子は、かなり感動的な光景です。できればずっと見ていたいものですが、この時期は親がとても神経質になっている時期でもあります。できるだけそっとしてあげましょう。

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