槍ヶ岳〜北穂高

約37年ぶりに槍ヶ岳に挑戦 !! 若かった時にテントを担いで上高地から一気に殺生ヒュツテまで登り途中の雪渓で足に痙攣が起き、バテバテの苦い経験しか残らなかった槍ヶ岳。それでも、何処から見ても圧倒的なシンボルとしてそびえている槍ヶ岳・・・今回は山小屋利用とコースも変更してゆっくりと登ることにしました。最終的には比較的利用者の少ない新穂高からのコースで初日は車中泊、山小屋で2泊の3泊4日のコースを設定して出かけました。
新穂高温泉に8/5日の夕方到着、混雑する蒲田川沿いの駐車場も比較的いい場所が空いていました。川向かいの深山荘の露天風呂に入り、狭い車で就寝しました。夜中、雨の音で覚め明け方までかなり強く降りました。
8/6日、蒲田川の水も増水し少し濁りが入っていました。この後の天気は回復する予報だがなかなか雨が上がる様子もなく覚悟を決め傘をさして出発しました。バスターミナルのトイレで用を足している間で雨も上がり登山届けを出した頃には雨の心配もなく足も軽く軽快に歩くことが出来ました。今日の宿泊予定の槍平小屋まではコースマップで4時間の行程、ゆっくりと5時間の行程でも13時には着く予定、1時間程歩くと穂高平小屋に到着、チョツトの休憩が40分ほど休んでしまいました。牛乳を飲みながら庭を見るとヨツバヒヨドリ花がかなりまとまって植えてあるのが目に入り、聞いてみると、良くチョウが来ているとのことでした。アサギマダラのお話をすると興味を示してくれましたが、逆に鳥の写真などを見せてくれ足止めをくってしまいました。ここで後から来たシンガポールとポーランドの2人の青年と出会い、話しを聞いてみると今日中に槍ヶ岳まで行くとのこと、オイオイ、チョツト無理でないの?私の前を歩いてはいるもののチョツト心配でしたが途中の槍平小屋で考えたら・・・そんな事を話しながら私もそうしょうかな? でも槍平小屋には予約してあるし・・・2時間程で奥穂高への登山道分岐点の白出沢出会に10時頃到着、この真上が奥穂高である。ここで2人の外人が昼食を取っていました。オイオイ本当に大丈夫・・・あなたは食事しないの・・・私はもう少し後から・・・たわいもない会話をしながら私も小休止、ここからは単調な林道とも別れ沢づたいの林間のコースに入りました。1時間30分ほどで滝谷出合に到着、ここで昼食を取ることにしました。この真上が小説「氷壁」の最後のシーンになった壁である。食後、空模様が怪しくなってきたので先を急ぐことにしました。途中、藤木レリーフやヒカリゴケを見ながら雨に遭うことなく13:10分に今日の宿、槍平小屋に到着しました。すでに、到着している人や槍ヶ岳からの下山者がいました。天候が今一と言うこともあって、すでにチェツクインしていました。只、2人の外人はいなく3時頃のカミナリと激しい雨には無事を祈るばかりでした。


新穂高温泉P

小説氷壁の舞台

ヒカリゴケ

藤木レリーフ
8/7日早朝、外を見ると小雨が降っていた。只、予報では天気は回復するとのことを信じて雨具を着用、午前6時30分槍を目指すことになりました。予定では槍ヶ岳山荘まで5時間の行程なのでゆっくり行っても6時間位、午前中に到着予定である。10分も歩かない内に雨が上がり霧もあちこちで切れまが出だし、空には青空が表れるようになり雨具も不要になりました。槍平から2時間程で樹林を抜けて西鎌尾根からの分岐点に到着、いよいよ、飛騨沢から槍への斜度が増してくる。普通は後何qとの表示ですが、ここのコースは標高を100M単位で表示板に掲示してあり面白いなと思いました。10時頃になると槍ヶ岳からの下山者と出逢うようになり、その中で昨日の外人たちと出逢いました。2人とも興奮冷めやまずで流暢な日本語で槍ヶ岳の様子や満足感で一杯の様子を話してくれました。
この急斜面はきついジグザクの道ですが高山植物が咲き誇っているのでポケット図鑑とカメラを使っての鑑賞を兼ねながらゆっくりと登り飛騨乗越に11時頃に到着しました。ここで念願の槍が目に飛び込んできました。ここから、今日の宿泊予定槍ヶ岳山荘まではテント場をへて15分で到着しました。宿の受付を済ませガスコンロだけを持って槍の山頂を目指しました。12時、念願の槍の山頂でコーヒーを沸かして飲むことが出来ました。下山して山荘のテラスで先ずはビールで乾杯 ! 37年前のテント場が直ぐ下に見え懐かしく思いました。ここで、明日の下山を変更、もう1泊して明日は南岳を経て北穂高に縦走、時間に余裕があれば涸沢まで下りることに決定。妻にメールをして山荘からの360度の展望や日の入りを楽しみました。

エゾシオガマ

飛騨沢

飛騨乗越より

槍ヶ岳山頂

山頂より

まさに岳 !!

常念岳

夕日の槍
8/8日、早朝5時、槍の右から出る日の出に感動 !!今日はキレット越えや鎖場の縦走コースで地図上では8時間の行程である。昨日、急遽変更したコースで危険な場所もあり気を抜けないことを肝に命じて早朝の5時40分に出発する。やや風があり寒さを感じながらも霧や雲もなく360度展望出来る尾根を大喰岳、中岳、南岳を経て南岳小屋まで一気に縦走、予定より30分以上早く7時30分に到着する。ここで、かなり気温も上がってきたので長袖から半袖のシャツ着替え、ここまで世話になったストックをザックに収め気合いを入れての岩場とキレット越えに挑戦する。1昨年は北穂高から涸沢岳、奥穂高と縦走し、その魅力に取り憑かれ、一度は奥穂高〜ジャンダルム、西穂高を計画したが単独での縦走は危険と判断して断念 ! 今回はその延長線上の一部である。来た道を振り返るとりりしい槍の姿が見える。キレットや飛騨泣きと称する核心部で結構スリルもあり気が抜けない。こんな緊張感を味わいながら途中のコルでコーヒータイムを取り、北穂高への最後の登りである。滝谷からのそそり立つ岩場を見ながらの急登は結構きつく、北穂高山荘に10時30分と予定より1時間以上早く到着する。テラスでは生ビールが・・・後、もう一踏ん張りで涸沢だ・・・我慢して喉の渇きをアイスコーヒーとスナック菓子で休憩、北穂高岳山頂からの槍は奥穂高岳からの槍と並んで、その眺望は最高である。その写真を収め涸沢に向かって早々に出発する。涸沢着13時、ヤッター!! 叫びたいのを押さえ、缶ビールと涸沢ヒュツテ名物「おでん」で乾杯!! (生ビールを注文したかヘリコプター待ちでした。夕食時にはバッチリと生を飲みましたよ。)

槍&御来光

南岳より

南岳を振り返る

北穂への登り

雷鳥の親子

北穂山頂

おでん

カッパ橋&穂高
今回で3回目の涸沢・・・何時来ても素晴らしい眺めで圧倒されます。翌朝8/9日、涸沢に別れを告げ上高地に下山、バスで新穂高温泉に移動して帰宅。
今回は37振りの槍ヶ岳と急遽変更した槍〜北穂への縦走、天候にも恵まれ最高でした。何時行っても暖かく向かえてくれる山・・・そして、送り出してくれる家族に感謝しながら記録を閉じます。